『1000年先も』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
「1000年先も」
地球は生きているだろうか
人間はいるだろうか
山積みになっていく
環境問題
誰もが一度は
考えたことがあるのでは
1000年先‥
自分はとっくに死んでいる
どうでもいいこと
そう思えるのは
限りなく無責任な考えだ
分かっている
でも頭の片隅に
そういう考えが消えない
#Kiss
とうとう彼を解放してあげた。
言いたいことは山ほどあったけど、
大好きだったし可愛い人だから、
最後まで優しい言葉だけを
届けることにした。
「〇〇ー!怒ってなくてよかった〜!」
って、あなた本当に素直だね。
今まで恥ずかしくて言えなかったけど、
「あなたは可愛い」って
最後は私が言ってあげる。
お互いに近づきすぎちゃったね。
お互いに適切な距離の測り方がわかってなかったね。
そんなことしたくなかったのに、
お互いに傷つけ合うことになっちゃったね。
バイバイした最後の夜、
kissはあなたの国では挨拶だって知ってたけれど、
メガネの奥に隠れた
大きくてキラキラした目を見つめながら、
あなたの発音を真似をして
「Grazie」と微笑むことしかできなかったな。
《1000年先も》
書けたら書きたい
2026.2.3《1000年先も》
1000年先も一緒にいよう。
時間が過ぎたら、そのあとは?
また1000年分予約するんだよ。
【1000年先も】
隣りにある優しげなその顔をふと見上げる。
あぁ彼は今日も隣りに居るんだなぁ。
「なに?そんなにまじまじと人の顔を見て」
あまりに見つめ過ぎたのか視線に気付かれてふんわり笑われる。
「いや別に」
「ただ…」
「ただ…?」
言葉を区切ったおれの言葉を反復するように呟かれて顔を覗かれる。
「お前は隣りに居るんだなぁって」
「何だよそれ」
軽く笑ってそれから。
「いつでもお前のそばにいるよ。当たり前じゃん」
当然のように深く笑う。
普通に考えたら掴んではいけなかったその手を掴んでしまったあの時。
永遠なんて全然信じてないしある訳ないと今も普通に思うけど。
「お前とならずっとずっとその先もどこにだって行ける気がするわ」
離そうとする手をしっかり握り返されてしまったから。
おれは幸せだよって胸を張って言えるから。
どんなに迷ってもお前の隣りを歩み続けたい。
まっすぐと目を逸らさず見つめてると。
目の前の彼の顔がこれでもかって崩れるように笑って強く抱き締められた。
これからもずっとずっとお前と一緒に居たい。そう願うよ。
(1000年先も)
1000年も100年も10年も1年も
長い目で見ればそんなに変わらない
あなたがその世界にいるなら
何年後だって私は変わらない
1000年先も変われない
1000年先も
「追儺《ついな》を執り行う」
宮司の言葉に、集まった者たちが一様に騒めいた。
「鬼ではないのだぞ!?」
「神を相手に意味はあるのか?」
「誰が方相氏《ほうそうし》の役を行うというのだ」
誰もが皆、不安を口にする。疲弊した彼らには、これ以上足掻く力は残されていないのだろう。
それを理解していながらも、宮司の表情は変わらない。強い意志を湛えた澄んだ眼差しで一同を見つめ、誰もが口を閉ざした後、ゆっくりと口を開いた。
「方相氏の役は我が子が負う。招いた神を祀った責は、我が一族で果たそう」
酷く静かな声だった。そこに哀しみの色はない。表情と同じく澄んだ響きが、部屋に落ちる。
「本来ならば私が執り行うべきことなのだろうが、厄移しの形代《かたしろ》を作らねばならない。それにこの子の方が適役だ」
いつの間にか、宮司の背後には方相氏の四つ目の面を被った子供が控えていた。何も言わず、微動だにしない子供に方々で息を呑む音がし、次いで先程よりも大きく周囲の騒めき出す。
「馬鹿なことを!」
一人が叫ぶように宮司の言葉を否定する。それを皮切りに、宮司を止めようと皆が必死に声を上げた。
「考え直せ!責などと……神の恩恵を享受した我らも同罪だろうに」
「この神社は村の拠り所なのだ。どうかその血筋を途絶えさせないでくれ」
「どうしても追儺を行うというならば、わしらが方相氏の役を担う。だからどうか……!」
だが皆の懇願にも宮司の表情は変わらない。控える子供も姿勢を崩すことなく、困惑し嘆く者たちの姿を見据えていた。
「私が父に願いました」
不意に、沈黙を保っていた子供が告げた。宮司と似た静かで迷いのない声に、辺りは一瞬で静まり返る。
「追儺の形を取りますが、村から追いやった後は封じます。厄が漏れ出てくることがないようにしっかりと閉じます」
子供の覚悟に、誰も声を上げることはできない。
止められぬのだと、理解してしまったのだ。自身の無力さに誰もが唇を噛み締め、強く拳を握り締めた。
「私ならできます。私は――だから」
行燈の灯りが揺らぐ。中の蝋燭の芯がじじ、と音を立て、炎を揺らめかせる。
「三方を柊で囲い、残る一方を……」
炎の揺らぎに合わせて、方相氏の面に陰が落ちる。
悲壮な覚悟を決める子供の代わりに、怒り、哀しみに暮れているようだ。
「私が村を守ります。それが十年でも、百年でも……たとえ千年先であっても、鬼の厄を閉じてみせます」
部屋の隅で彼らの嘆く声を聞きながら、燈里《あかり》は目を伏せ、繋いだ睦月《むつき》の手を握りしめた。
「鬼はー外!福はー内!」
楽しげな子供たちの声に、燈里はびくりと肩を揺らした。
節分の今日は、あちらこちらで豆まきのイベントが行われている。楽しげな街の様子とは裏腹に、燈里の気持ちは重く沈んでいく。
今朝見た夢の内容が頭から離れない。宮司の目が、方相氏の面を被る子供の声が、節分を楽しむ街を見る度脳裏を過ぎていく。
嘆息して、燈里は手にした買い物袋を持ち直した。気分転換に一人で買い物に出たが、徒労に終わったようだった。
「燈里ねぇ!」
不意に睦月の呼ぶ声が聞こえて振り返る。学校帰りの睦月が燈里に駆け寄り、どこか沈んだ顔をしてごめん、と呟いた。
「朝も言ったけど、気にしないの。夢を見ただけで、特に何かが起こったわけじゃないんだから」
「でも、わたしが見た夢に燈里ねぇまで巻き込んで……」
俯く睦月の頭を撫でながら、燈里は大丈夫だと繰り返す。
ただどこかの村の、いつかの一場面を見ただけだ。朝から落ち込む睦月に何度か伝えるも、彼女の罪悪感は少しも軽くはならないらしい。
恐ろしい体験をしたのは睦月も同じ。むしろ燈里が方相氏の姿を見る時には側に睦月はいたが、一番初めの方相氏との接触の際には彼女は一人きりだった。
数日前の怯えていた睦月の姿を思い出し、燈里は表情を暗くする。
「私のことより、睦月は大丈夫なの?学校では何もなかった?」
睦月と共に帰路に就きながらの問いかれば、睦月は首を振って力なく笑った。
「何もなかったよ。ただ今日は節分だからあちこちで豆まきの声が聞こえて落ち着かなかったけど」
燈里も先程似たような経験をしたばかりだ。急に恥ずかしさが込み上げ、頬が赤く染まる。
「仕方ないよ。鬼は外って聞くと、あの方相氏が思い浮かぶから」
「燈里ねぇもなの?」
「ついさっきね。豆まきのイベントをしてたのを聞いて」
睦月と目を合わせて燈里は笑う。
張りつめていた空気が少しだけ和らぐのを感じて余裕ができたのか、燈里は手にした買い物袋を睦月に向けて掲げ軽く揺らした。
「今日は節分だから恵方巻を作るよ」
「やった!お手伝いは任せてね」
「気にしなくていいのに」
笑い合いながら、道の角を曲がる。見えた家の前で、冬玄《かずとら》が落ち着きなく待っている姿を認めて、睦月はどこか揶揄い交じりに声を上げて笑った。
「ちょっとだけ買い物にでただけなんだけどな」
「相変わらずの心配性だよね。それでいて肝心な所はぐずらもずら《ぐずぐず》先延ばしにするんだから」
「睦月……」
流石に言い過ぎだとは思うものの、あながち間違いではない。そう思い、燈里は何も言えずに苦笑して歩み寄ってくる冬玄に手を振った。
「燈里」
「心配しなくても――」
大丈夫。
そう続けるはずの燈里の言葉が不自然に止まる。
「燈里っ!」
目を見開き硬直する燈里を睦月ごと庇うように、冬玄は一瞬で二人の前に立ち振り返った。
「鬼は外、鬼は外」
「例の方相氏か」
誰にも気配を悟らせることなく、方相氏は佇んでいた。
手には柊の葉のついた枝を持ち、鬼は外と無感情に繰り返している。
「村から外へ、遠くへ追いやれ」
右側から声がした。視線を向ければ、同じように方相氏の姿をした子供が柊の枝を手に立っている。
「柊立てて、転じて内へ」
「四方を打ちて、閉じ込めよ」
左側と背後から、声がした。
「鬼は外」
正面の方相氏がざり、と音を立てながら一歩距離を詰める。一呼吸遅れて、三方から土を踏み締める音が聞こえた。
いつの間にか四方を囲われていることに、冬玄は忌々しげに舌打ちする。
せめて燈里と睦月だけでも。
そう考え、冬玄の影が揺らぎ始めた時だった。
「――違う」
正面の方相氏の動きが止まった。
「まだ堕ちてはいない。鬼ではない」
ざわ、と、三方の気配が揺れる。
戸惑いを露わに、それぞれから声が上がる。
「鬼と同じ匂いがする」
「気配も同じ。神と人と、混じっている」
「違うというならば、鬼はどこに?」
困惑する冬玄たちを気にかけることもなく、同じ、違うと方相氏たちは口にする。
ふと燈里の脳裏に浮かぶのは、今朝見た夢のこと。
神を相手にすると誰かが言っていた。厄が漏れ出ぬように閉じると方相氏の役を担う子供も言っていたはずだ。
同時に思い出すのは、去年の梅雨の時期のこと。とある寺で見せた冬玄の異様な姿に、燈里の口からあぁ、と呻くような声が漏れた。
「鬼は外」
騒めき、困惑する気配を静かだが鋭さを持った声が鎮める。正面の方相氏は冬玄を見据えたまま、声を上げる。
「鬼を追わなければ。漏れ出る厄を閉じなければ」
その声を合図に、三方の方相氏がそれぞれ散っていく気配がする。それを見届け、正面の方相氏もまた止める間もなく遠くへ駆けていってしまった。
「――どういうことだ?」
困惑を強める冬玄に、燈里は何も言えなかった。
冬玄が恐ろしいわけではない。
ただ、揺らぐ冬玄の影に、言いようのない何かを感じていた。
20260203 『1000年先も』
「いつまでも焼肉を腹いっぱい食える俺でありたい」
隣を歩いていた山野は、突如として切実な願望を吐露した。俺はそれ以外の言葉も特に思いつかず「あ、そう」と返した。ミント味のガムを噛みながら、こいつまた何か言い出したぞ、と思う。
「でも生きてたらさ、いつかは終わりが来るよな。カルビなんてすぐ食えなくなっちゃうんだよ俺たち」
そう語る山野の声音には、悲壮感が滲んでいる。
たしかに、今でこそ俺たちは若い。ピチピチの20歳であるので、胃も強い。今日だって、食べ放題でばっちり元を取ってきた。
けれども歳を重ねるにつれて、俺たちはだんだんとカルビから遠のいていき、たぶん最果てにはぬか漬けとかに行き着くのだろう。
夜道を歩きながら、俺は「それもまた人生なんじゃない」と言った。明滅する街灯の横を通り過ぎる。
「それでも俺は、10年先も100年先も1000年先も、ずっと焼肉を食い続けたい」
山野は言った。それなら勝手にすればいい。元気なおじいちゃんを目指してくれ。1000年も経ったら、さすがに飽きてしまう気もするけど。
「1000年後の焼肉屋ってどんな感じかな」
「全自動肉焼きロボットが肉焼いてくれる」
「技術進歩してるなぁ」
「もしくはゼリー状の肉もどきが出てくる」
「ディストピアになってるじゃん」
妙な方向に話が転がっていく。例えば、こいつとこんなふうに意味のない会話をして、いたずらに時間を溶かす夜は、あと何年続くのだろうか。そんなことをふと思った。
【テーマ:1000年先も】
「君の笑顔で1000年生きれるよ」
そんな事を彼は言っていた。
「何馬鹿なこと言ってんの」って言ったけど本当は嬉しかったのは秘密。
「りさー」
「なあに」
二人で夜のブランコを漕ぐ。
大人になってからブランコなんて漕いだこと無かったけど、晃が寄りたいとこがあるって言って連れてこられたのがここ。
「俺さー」
そう言ってこっちを見た晃は泣いていた。
「…」
「え、なんて、?」
「余命宣告があったんだ」
続けて晃が言う。
「でもりさと過ごしてたら越せたんだ」
「どういうこと、?」
「本当は1ヶ月前にはいなくなってる予定だったんだ」
晃が涙声で言う。
「でも、りさの笑顔で越せたんだ」
「何で今言うのよ、ばか、ばかだよほんと」
「ごめん…でもほんとだっただろ?」
「唐突すぎて受け止めれないけど、なんで先に言ってくれなかったの」
私もつられて泣き声になる。
その時の晃が1番綺麗だったと今でも言える。
「病気を言ったらりさの笑顔が見れなくなるだろ?」
「おれは居なくなっても1000年先で待ってる」
1000年先も
続いているかは
わからないけれど
もしかしたら
誰かの30世代後の
子供達が
学校で習うかもしれない
歴史の授業
昭和平成令和
その後も続く
この令和
長いし退屈だよと
言われるくらい
平和だといいと
勝手に思う
もし本当に遠い未来
君が生まれて来るのなら
探してはあげない
追いかけてあげない
君の力で辿り着いて
でも本当に遠い未来
君が生まれ変わるなら
隠れたりしない
逃げたりしない
君が望むなら辿り着ける
‹1000年先も›
旅立つ友に花束を
その道程に晴天を
振り返る友に花束を
並んだ初心を無くさぬよう
消え行く背中に花束を
まことの友よ願わくば
その身に満ちたる愛の音を
‹勿忘草(わすれなぐさ)›
1000年先も人は同じ事を悩み繰り返し続けるのだろうか
過去の人もそうだったのかなと思うと少し元気が出る
揺れるカーテンの先に
庭の草木が揺れている
日が沈んで登って行く
花が枯れて咲いて行く
白い小花が咲いている
二人の庭の上に虹を映して
君と住んだ家の軒先で
貴方が何時も見守っている
去った赤い花
残った青い花
咲いた白い花
全部、君がくれたんだよ?
咲いては枯れ
枯れては繋いで行く
一つの花から
別れては逢って行く
それは一生繰り返す
君のくれたこの花は
何十何千年先も多分
ずっと咲いているんだよ。
そろそろ私も時頃だ
庭の白い花を摘んで
少しの青い花と共に
君の眠る隣にでも置こうか。
題材【勿忘草】【1000年先も】より
育てやすそうです。勿忘草は、色によって意味が違うそうですね。このままだと知らないと分かりにくいと思うので、書いておきます。
赤:真実の友情、誠実な友情
青:真実の愛、誠の愛
白:私を忘れないで
「1000年先の地球」と検索窓に入力すると、
なにやらAIがそれっぽい文章を吐いてくれる時代になった昨今です。
ナイヤガラがどうとか、ラシュモアがどうとか、
環境については様々AIも出力するようですが、
はてさて、人類の技術革新はどうなっておるやら。
と、いう早々のお題回収モドキは置いといて、
今回のおはなしのはじまり、はじまり。
「ここ」ではないどこか、別の世界で、
1000年邪悪世界菌なる集合生命体がおって、
(お題がお題なのでしゃーない)
邪悪世界菌は邪悪なキノコのように、いくつかの世界に胞子を飛ばして、菌床を広げて、侵食して、
1000年かけてじわじわと、本体たる親玉へ、エネルギーを送信して世界を食いつぶすのでした。
邪悪世界菌を倒すには、胞子を滅却しても、菌床を全部取り除いても、無駄なのです。
すべてを操っている親玉を滅ぼすことで、やっと、菌にやられてしまった世界は救われるのです。
1000年先も平和でいるためには、打倒親玉が急務であったのでした。
「ククク。今日も菌床どものおかげで、新鮮で美味い世界が食える」
何処にも繋がっていない世界を根城にして、
すべての世界からの航路と通信と偵察を遮断して、
邪悪世界菌の親玉が、その日も他の世界のエネルギーを、魂を、菌床から吸い取っておりました。
「俺様は無敵だ。誰も俺様には勝てない。
誰も、俺様にたどり着くことはできない」
ふふふ、ふはは、ふはははは!
下等世界の知恵をも吸収した邪悪世界菌は、
お題どおり、まさしく「1000年先も」、
ありとあらゆる世界をペロリ、食らい尽くすつもりでおったのです
が。
まぁ得てして
こういう危機的災害級脅威というものは
だいたい1000字1500字近辺の短いおはなしの前では
だいたいもって、最終的に無力でして。
「すべての世界を食らってくれる!
ははは!ははははは!はh」
「あらァかわいらしいマリモ!
小ちゃいわ!小ちゃい!」
「は?」
ズモッ!
とつぜん、1000年邪悪世界菌が隠れておった世界に亀裂が入り、世界の切れ目からうぞうぞと、
■■■色に輝く宇宙タコの足が、手が、
次々全部で8本入り込んできて、
そして、直径10cmの邪悪世界菌を、世界から引きずり出してしまいました!
「貴様、どこから来た!どうやって俺様のアジトに辿り着いた!離せ!」
「やだぁアナタ、マリモのくせにピーピー鳴くの!
じゃあアナタ、ピーちゃんと名付けるわぁ」
「俺様は1000年邪悪世界菌だ!
貴様など、俺様の胞子で食らい尽くしt」
「あら眩しいのね?アタクシが眩しくて、ピーピー鳴いてるのね〜?」
「やめろ!やめろ!俺様に光と空気を当てるな!
俺様を俺様の世界から出すなぁぁ!!」
10cmくらいしか無い邪悪世界菌です。
1000年先も安泰だと思っておった世界菌です。
だけど悲しきかな、空気と光を嫌う邪悪世界菌は、
自分の隠れ家たる世界を引き裂かれ、自分自身をそこから取り出された途端、
まるで細胞核が細胞壁を失ってしまったように
ポロポロ、ぱらぱら、崩壊してしまいました。
しゃーないのです。
短いおはなしなのです。
強い凶悪生命体なんて、すぐ消えてもらわないと困るのです。
「ピーちゃん!ああ!ピーちゃぁん!」
完全に跡形もなく崩壊して、結果として成敗されてしまった1000年邪悪世界細菌は、
宇宙タコの■■■な光によって徹底的に除菌・殺菌されてしまいました。
じき、親玉につられて、邪悪世界菌の胞子も菌床も無力感・崩壊してゆくことでしょう。
「あなたとの出会い、アタシ、忘れないわ……」
何も知らないのは「ピーちゃん」を殺菌してしまった宇宙タコだけ。
「ピーちゃん」が崩れて消えてしまった理由を、100年先も、1000年先も、
知ることは、ないのでしょう。 おしまい。
【1000年先も】
あんたらにされたこと、言われたこと、
きっと1000年先も忘れないわ。
でも、今のわたしが強くあれるのは、
よくいえばあんたらの"おかげ"だから、
1000年経っても許さないし忘れないけれど、
恨むことだけは、しないであげる。
ただ、人を傷つけた分だけの罪は、
1000年先も背負ってね?。
100年先も覚えてるかな〜
ドブカスがぁという言葉を。
ボクはいつまで生きるのだろう
みんな死んでいくけれど
どうやらボクは死なないらしい
うっかり口にしてしまった
この池の水は
どうやら不死の薬らしくて
それに気づいたのは
200歳をこえたあたりで
どうやらボクは死ねないらしい と
1000年先も
その先も
ずっとずっと
生き続けなくてはならないなんて
この池の水を
誰か飲んでくれないかな と
考えたりもしたけれど
ボクと同じ思いをするならば
この池なんてなくなってしまえ と
こころから おもうのだ
1000年先も
3度目の自殺に失敗したとき、
私は死ねないのだと悟った。
「うわー、なんでこれで大丈夫なの?」
私はスマホを叩きながら呟く。
水を溜めた洗面台に放り投げたスマホを見つめながら。
30分は少なくとも漬けておいたはずなのに何故か普通に作動している。思わず嘘だろと言ってしまった。防水性能で済ませていいのかこれは。仮にも貴方精密機器ですよね?。スピーカーは少し雑音が混じっていたが、YouTubeの水抜き音を6周ぐらい流してたら治った。嘘だと言ってくれ。逆に怖いわ。
「はっ、ご褒美ってか?。神さまは好きな子にちょっかい出しちゃうタイプなのかね?」
くたばれ!!!!!!!!!!!。
はぁ…。思わず…。でも声に出さなかったのは偉い。うんうん。
さて、私は自殺に失敗したわけだが。
1回目は縄跳びの縄で首を吊ろうとして失敗。
2回目は包丁で首を切ろうとして失敗。
3回目は風呂場で手首切って死のうとして失敗。
着実に死に近づいてるようで遠のいてますね。うん。
いやだって怖いんだもん。切れないよ。痛いのいや。
せっかく遺書(第一発見者になるであろうおじいちゃんへの謝罪)も書いたのに…。……後から見るとただただ恥ずかしいな…。自殺前に心の準備で部屋整えたから本当にただ部屋の掃除しただけになっちまったよ。
どうしちまうんだよ。どうもしないけど。
「あ〜、私は安心してんのかな。失敗して」
分からない。どうだろう。涙も出なかったし、誰にも自殺しようとしてたことはバレてないから分からない。
きっとみんな、私が自殺を何回も試みてるなんて知らない。知らずに、私の隣にいて、私がもしかしたらその時いなかったかもしれないなんて毛ほどにも思ってないことを考えたら、変な気持ちになる。
ぼんやりと、ぼんやりと思う。
きっと1000年先も私は死ねないと。
償いだろうか。
枷だろうか。
こんな歳にこんな馬鹿げたことを思ってるなんて、自分でも笑えてくるが、そう思えて仕方がない。
私が自殺に失敗したことの理由が欲しいのだろうか。
こんなもので理由になってしまうのか。
あぁ、私はなんでこんなことを考えなきゃいけないんだろうか。
全部全部悪い夢だったら良かったのにな。
すれ違う度に、君の香りを思い出す
一番乗りの君は、素肌が綺麗で、それでいて
自信がなさそうだった。
僕が1000年先へご案内するから
遠慮なく来てよ
それでも、頑なに動かない
どこか似ている僕たち
決して、愛さない姿勢で2人は成り立っている
面白さと切なさが幾つも交差する中で
君だけ真実を秘めている
いつからか、楽しみを忘れた小鳥は
君のためだけに飛ぶのだろう
僕は、それを1000年先まで見守ろう
夜空に星があるように
君には僕が必要で。
公認の浮気と触れ合う肌が、心を互いに
模索する
愛してないのに。
心がそれを求める。
笑いあった日が今日から億光年続くよう
近く触れ合い、遠くで待っている
1000年先も、愛してた
『1000年先も』
1000年先もずっと君と居たい。
そう思っていた筈なのに……。
そんな思いは露と消えた。
「ごめんなさいね」
「……なんといえばいいか、わからない」
彼女はとても綺麗な笑顔で言った。
「あなたの子が出来たの。私だけでなく、この子も愛してくださるわよね?」
……僕は君だけで良いと思っていた。
だけど、うん。
1000年先もずっと君たちと居たい。
僕はそう思った。思えた。
——たとえ、彼らが100年しか生きない人間で。
——僕が、あと1000年生きるエルフだったとしても。
おわり