絵凪

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「君の笑顔で1000年生きれるよ」
そんな事を彼は言っていた。
「何馬鹿なこと言ってんの」って言ったけど本当は嬉しかったのは秘密。

「りさー」
「なあに」
二人で夜のブランコを漕ぐ。
大人になってからブランコなんて漕いだこと無かったけど、晃が寄りたいとこがあるって言って連れてこられたのがここ。
「俺さー」
そう言ってこっちを見た晃は泣いていた。
「…」
「え、なんて、?」
「余命宣告があったんだ」
続けて晃が言う。
「でもりさと過ごしてたら越せたんだ」
「どういうこと、?」
「本当は1ヶ月前にはいなくなってる予定だったんだ」
晃が涙声で言う。
「でも、りさの笑顔で越せたんだ」
「何で今言うのよ、ばか、ばかだよほんと」
「ごめん…でもほんとだっただろ?」
「唐突すぎて受け止めれないけど、なんで先に言ってくれなかったの」
私もつられて泣き声になる。

その時の晃が1番綺麗だったと今でも言える。
「病気を言ったらりさの笑顔が見れなくなるだろ?」

「おれは居なくなっても1000年先で待ってる」

2/4/2026, 9:23:00 AM