『1000年先も』
1000年先もずっと君と居たい。
そう思っていた筈なのに……。
そんな思いは露と消えた。
「ごめんなさいね」
「……なんといえばいいか、わからない」
彼女はとても綺麗な笑顔で言った。
「あなたの子が出来たの。私だけでなく、この子も愛してくださるわよね?」
……僕は君だけで良いと思っていた。
だけど、うん。
1000年先もずっと君たちと居たい。
僕はそう思った。思えた。
——たとえ、彼らが100年しか生きない人間で。
——僕が、あと1000年生きるエルフだったとしても。
おわり
2/4/2026, 8:24:42 AM