『1年前』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
昨日書くのすっかり忘れちゃったので、
今日と昨日のお題2つ使って書く。
1年前にキミが言ったこと、覚えてる?
“来年またここに来れたらいいね”。
あの時のキミは嘘偽りなくそう思ってただろう。分かってるよ、それは僕も信じてたから。でも色々あって、環境が変わったり価値観が少しずつずれていった。キミが言った、“来年ここに”来ることは叶わなかった。
それでも、あの日の僕らは間違いなく幸せだったよ。あんなふうになってしまったけれど、それは必要な選択だったんだ。何より、2人で出した答えだったんだから、何も後悔なんかしてないんだよ。
これで良かったんだ、大丈夫。
悔いなんか、これっぽっちも。
あれから1年経ったわけだけど。相変わらず僕はパッとしない日々を過ごしてるよ。キミが大好きだった本、1年かけてようやく読み終わったんだ。叶わない恋に溺れる女性の話。もしかしてキミは、あの話の中の女性と自分を重ねていたんだろうか。物語の中では、恋に破れてひっそりと出ていく展開だった。キミも、いつのころからか僕から気持ちは離れていて、僕の前から姿を消す頃合を伺ってたのかな。
そんなことを今さら思って、したくない後悔をしてる。僕の気持ちは1年前から止まったままだ。まだどこかでキミの姿を探してる。早く解放されたいのに、いつまでもキミの面影を追い掛けている。
ナツキとフユト【13 1年前】
「フユトは1年前の今頃、何してた?」
「今とほとんど変わらないよ。ナツキは?」
「いろいろあって、親とモメて、家にいられなくなってさ」
「それで?」
「いい感じになってた、今の恋人の家に転がり込んだんだ」
「お前って波乱万丈だな」
「そうなんだよー」
「そこ、うれしそうに言うところじゃないぞ」
「えへっ」
(つづく)
1年前
私は2020年の秋頃から毎日、日記をするようになった。
恥ずかしいけれど、
去年、2023年の6/16日(金)6/17日(土)に、
気になる人からLINEのやり取りしていた日。
時間はさて置き、こんなLINEが来たの
『奈々、寝ましょうね』
『奈々、どうした?』
『お疲れ。もう大丈夫?』
『ねえ、奈々、無理しないでね』
『寝ようよ』
など
すごくすごく恥ずかしい事だけど、、
去年の2023年6/17日(土)当時、23歳。
私だけが一日中、1人だったこともあり、
2021年度の中島健人anan雑誌で付録として付いていた
アダルトビデオを初めて鑑賞した日でもある。
中島健人特集で、[当時のドラマ、彼女はキレイだったを観ていた為でもある。]anan雑誌を購入しただけなのに、アダルトビデオも付録として付いていたから
他のanan雑誌に、平野紫耀、大橋和也、
King & Princeなどのanan雑誌を持っている。
アダルトビデオに関して、私は、とても
観たい関心と、抵抗感がした。
AVって、アダルトビデオのことだよね?
今でも未経験なので、アダルトビデオを通して
ラブラブな行為中、男性が好きなスチュレーションも
出てきた。結構、勉強になったけど
観ている私も恥ずかしくなって赤面になったし、外方を向いたり、、
私はロマンチスト
女友達、男友達にも職場の先輩にも、
オシャレなカフェで購入した花束をプレゼントして
相手の全員が、すごく嬉しそうに笑顔だったから
きっと、上手くできる。………
それに、中学、高校生ぐらいから
恋愛シュミレーションアプリ
[鏡の中のプリンセス]
[天下統一恋の乱]
今はもうしていないけど、
[イケメン幕末]
[イケメン戦国]などで、そうゆうシュミレーションが出てきた。
午後13時1分までアダルトビデオを鑑賞中に、
キャンドルばかり出てきたし、夜にやるとき
キャンドルあった方が良いのか(ふむふむ)
と、勉強になった。
恥ずかしい出来事を話しました
1年前大好きな人の母校に入学した
だけど思ってた高校生活はなくて疲れだけが
たまっていった
自分より可愛くて勉強できる子がたくさんいる
友達にも嫉妬ばかり
テストの成績も悪くて
これって自分だけなのかな?
もっと楽に生きたいな
息苦しい
『好きな本』
「好きな本を選んで、感想文を書きましょう。
読む本は、なんでも構いません」
ここはとある小学校。
子どもたちに宿題が出されました。
読書感想文です。
ですが、この年頃の子どもたちは、本を読むより外で遊ぶのが大好き。
遊ぶ時間が減ってしまう読書に、子どもたちは不満の表情を浮かべます。
その子供たちの中に、一際嫌そうな顔をした子供がいました。
『鈴木 太郎』という少年です。
ですが嫌そうな顔をしているものの、太郎は読書が大好きな読書少年です。
時間さえあれば、いつも本を読んでいます。
そして太郎は感想文を書くことも得意。
通販サイトに、レビューを書いたことは一度や二度ではありません。
ですが彼は、心底不快そうな顔をしていたのでした。
いったいなぜでしょうか?
それは、太郎が好きな本というのは、主にラノベ、ライト文芸と呼ばれるもの。
学校の感想文で、ラノベの感想を書くというのは、推奨されていないどころか、嫌がられます。
かつて太郎は、自らの経験を生かし、張り切って感想文を書いたことがあります。
ですが結果は散々でした。
正面から嫌味を言われたこともあります。
読むのも書くのも好きな太郎でしたが、学校の読書感想文だけは嫌いでした
『何でもいい』は、得てしてなんでもは良くないのです。
そんなこともあってか、太郎は感想文をでっち上げるようになりました。
正直に書いても評価されない、不条理があることを学んだのです。
彼は、他の子供より少しだけ大人なのです。
休憩時間になってから、太郎は『今回はどうやって乗り切ろうか』と考えていました。
その時です。
一方的に太郎の事を気に入っている、『佐々木 雫』という女の子が近づいてきました。
雫は太郎に親しげに声をかけます。
「ねえタロちゃん、何の感想文書くの?
いつも読んでるやつ?」
「適当にネットで落ちているやつを書く。
あ、でもAIが話題になっているから、今回それにしてみるかな……」
太郎の答えに、雫の目が見開かれます。
「タロちゃん、そういうの良くない、良くないよ!」
雫は感情を露わにして、抗議の声をあげます。
ですが太郎の表情は曇ったまま、眉一つ動かしませんでした。
「そうは言うけどさ、俺が読むのはラノベだぞ。
大人は嫌がるんだ」
「それは……」
雫は言葉に詰まってしまいました。
雫は、ラノベの事を詳しくは知りませんが、大人からどのように思われているかは知っていました。
「怒られるくらいなら、適当にでっち上げる。
その方がお互い幸せなのさ」
「タロちゃん……」
「雫こそ、何を書くんだ?
その本の感想探すから、教えてくれ」
「ダメだって言ってるでしょ!」
◆
この2人のやり取りを、聞いていた人間がいました。
読書感想文を宿題に出した張本人、担任の『香取 翔子』です。
翔子は、教室にある教員用の椅子に座り、憂鬱な気持ちで二人の様子を眺めていました。
翔子は、本は読みますがラノベを読むことはありません。
しかし、そんな彼女も、ラノベがどういう扱いなのかは知っています。
太郎の言う通り、『ラノベは本ではない』と思っている教師が多いことは事実。
なので、ちゃんと感想文を書いて欲しいという気持ちがある一方で、太郎の書きたくないという気持ちも分かってしまいました。
ですか、翔子は文字通りの意味で『好きな本』を読んで、感想文を書いて欲しかったのです。
それが翔子の偽らざる本心なのですが、口で言っても太郎の心には届くことはないでしょう。
クラスを受け持ったばかりで、まだ信頼関係が構築されていないからです。
翔子は悩みました。
どうやったら好きな本を読んで、感想文を書いてくれるのか……
授業の準備もそこそこに、打開策を考えているとチャイムが鳴りました。
次の授業が始まります。
翔子は覚悟を決め、教壇の前に立ちます。
「授業を始める前に一つ、みんなに伝えたいことがあります。
さっき言った読書感想文のことです」
子供たちは動揺します。
一体何を言われるのか、まるで分からないからです。
「感想文ですが、先生も書きます」
子供たちから「えっ」「どういうこと?」と声が上がります。
宿題というものは子供がするもの。
決して大人がするものではありません。
子供たちは、翔子は何が言いたいのか分かりませんでした。
そして翔子は、騒めく教室でも聞こえるよう、はっきりと大きな声で宣言しました。
「そして先生の読む本は、銀魂です」
子どもたちは息を呑みます。
それは漫画で、しかもギャグ漫画……
およそ読書感想文には向かないと思われる本でした。
子供たちは、今聞いたことが信じられず動揺し始めます。
もちろん翔子の作戦です。
権力の象徴である教師が、漫画で感想文を書く……
教師が率先して例を示すことで、子供たちに自由な選択肢を与えることができると踏んだのです。
「先生は銀魂が好きです。
学生時代、ずっと読んでました。
好きすぎて、自作の小説も書いたことがあります。
ですがここでは、これ以上は語りません。
感想文で書いきたいと思います」
翔子は、しっかり間を取って次の言葉を言います。
「先生は好きな本を読んで、感想文を書きます。
みんなも、好きな本を読んで感想文を書いてください。
みんなの感想文を楽しみにしています」
クラスの子供たちは驚きつつも、ホッとしたような顔をした顔もちらほらありました。
『好きな本を選べない』と悩んでいた子供は、太郎だけではなかったのです。
そして翔子の言葉を聞いた太郎は思いました。
『困ったな、選べないぞ』と……
太郎の頭の中にたくさんの好きな本が浮かんでは消えます。
太郎は、好きな本がたくさんあるのです。
「困ったなあ、本当に困った」
太郎は誰にも聞こえない声で小さく呟きます。
ですが言葉とは裏腹に、太郎の顔は輝いていました。
普段の彼からは想像ができないほど、太郎はやる気に満ち溢れていたのでした。
1年前の今日のこと鮮明に覚えている人はいるのだろうか。
正直思い出そうとしても思い出せない。
辛い思い出があっても、嬉しい思い出があっても、正確な日付なんて誰も知るよしもない。
あの日感動した、夕日のこと覚えている?
あぁ覚えているよ
真っ赤な空に真ん丸の光が私たちが終わるように静かにゆっくり沈んでいったよね。
なんだよ急に
本当は好きだった。
なんて今さら言うこともできず、1年前の今日、撮った最後の一枚を眺め、心の中のあいつにまた好きと伝える。
『1年前』
1年前、僕はどれくらいの大切な思い出を作ったんだろう。
きれいな景色を見たり、友達といろいろなことを話したり、嬉しいことがあったり…
そうやって何かを経験するたびに「一生忘れないでいたい。」と思う。実際、今僕の中にはたくさんの思い出が残っている。…でも、全部じゃない。時間が経てば、過去の思い出は薄れていき、そして消える。
僕は怖いんだ。そうやって大切な記憶がどんどん消えていくのが。嫌な思い出なんていらない。そんなものじゃなくてもっといい思い出を取っておきたい。
きっと去年の僕も同じことを考えていたんだろう。
…覚えてないけど。
一年前といえば…
転職して三ヶ月足らずの時期
そして
上司によっていつの間にか申し込まれてた研修のオンライン受講をしていた頃だったか…
ホントに謎…
普通本人に確認するよな?
断るつもりはもちろんないけど
申し込んでいいかどうかくらい聞くべきだと思う
まあ受けるからにはちゃんと受けてやったよ
オンラインやから勤務時間外や休日返上で動画とにらめっこ
レポートびっしり埋めて提出したよ
そして受講証明もらったよ
同じ研修の申込みをしていた上司がいた
その人はというと
まさかの受講方法自体把握できていなかったという
嘘だろ?
しかもそれが発覚したのは締め切り3日前
慌てて家事の片手間で動画見てレポート書いて提出したそうな
それでも受講証明もらったらしい
そんなんで通るん?
真面目に受けた私がバカみたいやんか
なんか腑に落ちなかった
それから一年経とうとしている今
更に転職して別のところにいる
今回も研修の申し込みしたけど
今の上司は勝手に申し込むなんてことはせず本人がするシステム
いやそれが普通だと思う
先日無事に受講資格をもらえた
今回は会場で受ける方式だが変わらず真面目に受けるだけだ
せっかく受けるんだ
絶対に証明書もらってやる
あなたと出会ったのはもう二年くらい前??
ありきたりな部活の後輩と先輩。
先に私あなたの事を好きになったんだよね、
そこからわたしが猛アタックしてあなた付き合ったんだよね、
それが一年前???
付き合って直ぐにあなたは
飲酒運転の車に轢かれて、、、
帰らぬ人のなった。
その日は私の誕生日で、私と貴方の付き合った記念日でもあったんだよね。
今日からちょうど1年前の今日はあなたと私の大切な日。
#1年前
1年前から、
素敵な出会いがあった?
悲しい別れがあった?
新しい発見があった?
何か失ったものはあった?
今、幸せですか?
1年前
1年前は高校1年生で、入学から2ヶ月ほど経ち、高校生活に少し慣れてきた頃だった。
あまり友達を作るのが得意ではなかった私は、友人関係に不安があったが、話しかけてくれたクラスの女子がいたため、その子と仲良くなることができた。
高校1年の間にできた友達はその子一人だけだけれど。
思い描いてた高校生活とは違うなぁと思った記憶がある。
休みの日に友達とちょっと遠くへ遊びに行ったり、体育祭や文化祭のあとで打ち上げ行ったりとか、いわゆる「青春」ってやつ?
私自身、そんなことできるキャラじゃないから高校入っても中学とそんなにやってることは変わんなくて。
1年たった今、私は高校2年生になった。
2年生になってできた友達は、一人。
友達は量じゃないよね。
「青春」っぽいことはちょっとだけできた。
だけど、臆病で恥ずかしがり屋で消極的で面倒くさがりなところは、1年前となんにも変わっていない。
純粋で真面目すぎるところも、1年前となんにも変わっていない。
1年前の朝だった。君が起きて来なかったのは。
いつものように朝日が差し込む部屋で、
君は幸せそうに眠っていた。
君の部屋には空っぽになった睡眠薬の瓶。
手首から流れていた血。頬には泣き跡。
身体中には他人から付けられたような打撲の痣。
「疲れた。おやすみ。」とだけ書かれた遺書。
君は、どれだけ苦しんでいたのだろうか。
何故、気付いてあげられなかったのだろうか。
君を苦しめていた人達は、今日を当たり前に享受する。
君の死が生きている人達の記憶に残ることは無い。
君のいない日常は、涙が出るほど変わりなかった。
早く君の元へ逝きたいんだけど、眠るのが怖くて。
君を憶えている人が居なくなるのが、恐ろしくて。
僕も君の様に忘れ去られてしまうのが、寂しくて。
もう少しだけ、夜更かししていてもいいかな。
『1年前』
──1年前、
私、何してたっけ。
そう考えると、苦しい思い出しかない。
友達に容姿をからかわれ、罵詈雑言。
テストの点が悪いだけでバカと言われ、
部活も馬鹿にされ、
さらには勉強の努力さえも否定された。
受験生だったこともあり、危機感はあったが、ここまで言われるとは思ってもいなかった。
やる気は失せたが、そんなことをしている場合ではない、と深夜に必死にやっていた気がする。
今までの成績もあり、推薦は貰えなかったが、一般試験で合格した。
その、私を馬鹿にした奴らとはほぼ同じくらいの偏差値の学校。
それに、そいつらの学校よりも校風、文化、行事は充実している。
もう彼らにはぐうの音すら言わせない。
もう、彼らが私を振り返る頃には、そこに私はいない。
その、はるか前に進んでいるから。
もう、私は彼らが思う、私じゃないから。
1年前と、いつまでも振り返っていればいい。
その間に、私は1年後まで進んで行くから
一年前の夏も暑かった。
ソーメンを啜る夜にふとそう思った。めんつゆから持ち上げたソーメンを一時停止させて、それからめんつゆの中に帰した。生たまご入りのめんつゆ、おばあちゃんには受け入れてもらえなかったな。信じられないものを見る目で見られて、でも別に何をいうこともなく、一緒にソーメンを食べたっけ。
隣でカランと氷が鳴った。グラスいっぱいの水に緩んだ氷が鳴いたのだ。クーラーが効いた部屋でも、グラスは結露から逃れられない。冷たい水で喉を潤す。
一年前の夏、おばあちゃんがいない初めての夏だった。なんだか夏が空っぽになって、私にはもう夏は来ないのだと思った。実際にはそんなことまったくなくて、また夏は来て、私はこうやってソーメンを食べているけど。
一年前、一年前、一年前が積み重なって、ほんの一年分の過去を見ながら、きっと私は未来へ行くのだろう。
一年前の私が、一年前を見て泣きじゃくっていたように。今の私がソーメンを啜っているのを、来年の私は思い出すだろう。……たぶん。
「1年前」
1年前の自分に
悔いがないか
わからない
だけど前に進んでいる
そんな自分が
ちょっと好き
「傲慢で強欲、おまけに怠惰で嫉妬深い、貴方のその性格は最悪だけれど、絶対的な王者の素質、そのカリスマ性、『生徒会』の役員としての才能は天才と呼ぶしかない」
丁度1年前、私は共に生徒会として活動してきたA先輩にそう云われた。
その言葉は決して私を褒めたものでは無い。
自分の力を過信して、傲慢に振舞ってきた私の性格を非難する言葉だった。似たような言葉を私は先生にも云われたことがある。才能があると云うことは、良い事だ。私は先輩や先生から云われたその私の所謂『才能』を誇りに思っている。ただ、私の場合、その才能に性格が追いつかなかった。
私は生徒会活動に於いて、何時もその輪の中心に立ってきた。生徒会として何をすべきか、生徒会としてどう振る舞うべきか、私は分かっていたのだ。
みんなが私を賞賛してくれた。
だからこそ、自分の力を過信してしまった。
私はA先輩にそう云われた時、泣きそうな気分になった。
自分の性格が良いなぞおもったことない。だけれど、人にいわれるのは、しかも、ずっと憧れていた先輩にいわれるのは、また、訳が違ったのだった。
私は傲慢です。
私は強欲です。
そして、私は怠惰で、成功する友達に嫉妬ばかりしています。
才能を持ち出したとしても、私は周りの他のみんなの人望には勝てません。
私は変わりたかった。
絶対的な王者の背中を見せて後輩を導いてきたそのやり方ではなく、優しく寄り添い、仲間として、同志として接せる人になりたかった。
だから1年間、努力し続けた。
少しは変われたかしら。
良い先輩に、なれたのかしら。
私に才能を教え、そして私の性格を非難したA先輩は私のことを胸を張って『あの子は僕の後輩だ』と云ってくれるだろうか。
私は先生が誇れるような模範的な生徒になれたのだろうか。
1年前、私は変わろうと決めた。
まだ変われていないかもしれない。それでも、ああ、後輩たちよ。
先輩と呼ばれるに値しない私だからこそ、いえる。
私を反面教師としなさい。
私のように自分の力を過信して1人で突き進まないようにしなさい。
私は変わる、今から変わる、変わりたい。1年前の私と違う素晴らしい人間に。
その時までさようなら、また1年後までさようなら。
またお会いしましょう。
さて、グッドバイ。
4『一年前』
一年前……と言えば、僕がようやく中学三年生という肩書きに慣れた頃だ。
今思えば、あれだけ面倒くさかった中学校生活も「楽しい」と言える範疇にはあった。
毎週の日曜日は、友達と夜遅くまでゲームをしていた。明日学校がある、なんていう現実は無視して。
ところが、高校一年生になった今、そんな日常は大きく移り変わっていた。
周りの友達は、一年前と変わらずゲームを長時間楽しんでいるようだし、僕は進学を目指しているわけだからゲームをするなんて暇は当然ない。
諸行無常という概念をあれほど意識していたというのに、結局後悔を避けることはできなかった……。
六時間授業で死にそうにっていた自分が、今では七限まで余裕ときた。
すべては変わってしまった。
たった一年で、何もかも。
全くもって情けない。
そもそも、僕は小学校六年間と中学校三年間で満足していたのだ。
少しマセたことを言うが、甘酸っぱい青春も、友情の素晴らしさも僕は知った。責任を果たすこと、勉強することの辛さも学んだ。
勿論、本場の社会で生きる人達の辛さは、僕には想像できない。
この世に未練などもうない。叶えたい夢はあるけど、それは将来的に楽であるからに過ぎない。
目前にある希望にすがり溺れるのは、人の常ではあるが、僕にはその希望すら見えないようだ。
鬱になって、けれど社会は僕を待ってくれない。
また一週間もすれば、二度目の考査が始まる。
――おっと、日曜日がもう後数時間で終わってしまう。
まだ勉強をしないとな……。
〝 1年前 〟
今から丁度1年前、飼っていた
猫が永遠の眠りについた日だ。
その時は信じられなかった。
とにかく泣くしかなかった。
そこから1年たった今、いつまでもくよくよして
いられないので、写真に写る猫に話しかけてるんだ。
今日あった嬉しいこととか…明日の予定とか。
毎日毎日、風の日も雨の日も絶え間なく。
自分自身、凄く悲しいが、それよりも
飼っていた猫が一番悲しいはず。
だがら今日も生きる。そして、写真に写る猫に
会いに行く。
1年前
1年前の私
今の私より未熟であった
たくさんの人に会い
たくさんのお仕事をさせてもらって
少しずつ学んで身にして考えて付に落として
私は私らしくなれるように
生きている
1年後の私も私らしく生きている私を好きでいる状態
であって欲しいなぁ
と願いながら
私は私を今日も生きるのだ
1年前の私がたくさんの経験をしてくれたから
今の私は私を好きでいる現実に
ありがとう
と伝えたい
イチネンマエ…。
貴方と縁側デお茶を飲ミ始めて一年デスね。
ワタシも貴方モ飽きないものです。
ああ、もう座布団がぺったんコ。
今日は一年振りニ歩きましょうカ。