1件のLINE』の作文集

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1件のLINE』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

7/12/2024, 1:38:48 AM

<ねえ、今日おわんなくない?)
もう寝ようとしていた、夜の事、
カナの一件のLINEで気がついた、時計がおかしい
27:10
画面の左端の数字、それは今日の時刻のはずだ。
だけどこんな数字は無いはずなのに。
画面を上から下へとスワイプし、
今日の日付を見る、7月11日、
おかしいそれは昨日のはずだ。
今日がまだ終わらない
部屋の時計も止まっていて、
窓の外は雲でずっしりと重くて、暗い
カナにラインを送る。
(本当だ!なんでだろう>
なんでだろうねとLINEを送り合って外を見てよく分からなくて一階に降りた。
階段がいつもより静かな気がする。
木製の手すりは冷たく、夏にしては肌寒い、
上着を取りに行くのも億劫で、私はただ足を進めた。

リビング、こんな夜に来た事は
多分とても久しぶりで、あれは確かお父さんだ、
お父さんと夜更かしをしてテレビを見た。
テレビ...
リモコンを探す、
だけど暗くてどこにあるかわからない、
電気をつけて
起きてるのがお母さんにバレるのも嫌だったから、
テレビに近づき、電源を押した。
つかない
もう一回押す、まだつかない、
つかないな...
ばっしっと叩いてみる。起きてと急かすように、
音だけついた、
今度は撫でてみる、早く早くと私を起こす母のように
ぼんやりと、光が溢れ、
それは輪郭になり、映像になった。
だけどほとんどの番組が再放送で、
明日...7月12日の内容はやってないみたい。
ピコン!
元気な通知音と、
スマホにカナからの通知がやってきた。
  
<やばい!テレビつかん!)
<怖すぎ!)
          (叩いたらついたよ>
<マジ?)
         (撫でると映像もつく>
<本当じゃん!すご!)

ありがとう!の元気なスタンプが送られてくる。
このホラーな状況でも、元気なのがカナらしい。
横から、淡い光がさす。
きっと月明かりだ
さっきまで曇っていたはずだが、少し晴れたらしい
雲はするりするりと
月の前を通り過ぎ、そして月が、空に現れた
月の形が...いつもと違う
いや正確には同じだだけど、角度が違う
空にあるはずの三日月は、いつもと違い、横になっていた。
まるで夜に眠る瞳のように。
もし、ずっとこんな感じで、
このまま明日が来なかったら、
どうなるんだろう。
きっと農業とか出来なくなって、
みんな大慌てで、
戦争とかが起きて
きっと学校は休みだな、
ちょっと場違いな嬉しさが顔を出す。
ピコン!

通知、カナからだ
<明日が来んかったら、明日学校休みじゃない?
やったー!)
「ふっ」
呼吸がそのまま笑いに変わる、
外はこんなに暗いのに、心はこんなに幸せで、
カナと一緒だったら、
明日が来なくても
別にいいや

今日は、多分世界が、ちょっとおかしい。
多分みんな眠っている、明日もテレビも月も、
そして“今日”は夜更かししてる。私とカナと一緒に

『一件のLINE』

7/12/2024, 1:35:32 AM

【1件のLINE】

「いっぱい迷惑掛けてごめん」
それが彼女からの最後の、たった1件のLINEだった。

その日は連日の残業で疲れ切っていて玄関で泥のように眠っていた。
LINEの数分前に掛かってきていた彼女からの電話にも気づけなかった。

翌朝、不在着信とLINEに気づいて連絡した時にはもう、遅かった。
彼女は自宅であるマンションの8階から飛び降りて亡くなっていた。
その日のうちに恋人である私の家には警察が訪ねてきて事情聴取を受けた。
彼女とはどんな感じだったのか、死ぬ前の様子はどうだったか等を詳しく聞かれた。

数日後。
私は彼女の部屋を片付けていた。
本棚の奥から鍵の掛かった日記帳が出てきた。
悪いとは思ったが、中身が気になり鍵を開けることに決め、彼女の誕生日や交際記念日など、思いつく番号をひたすら試すが開く様子はない。
4桁のダイヤル式の鍵とにらめっこしていると、ふと昔の会話を思い出した。

「え?好きな数字?」
「うん。ほら、1とか100とか777とか…色々あるでしょ?」
「いきなりだなぁ…あ、1個だけあるかも」
「お?何々〜?」
「あたしは―――」

…あんたとあたしの誕生日を足して2で割った日。

ゆっくりとダイヤルを回し、数字を揃えていく。

―――カチャン。

鍵が、開いた。
私は覚悟を決め、ゆっくり日記帳を開いた。

日記帳はちょうど1年前から始まり、主に職場でのセクハラや同期などから受けた輪姦被害について書かれていた。
写真や動画を撮られているから警察には行けない。
コトがコトなだけに誰にも相談できない。
写真などをネタに何度もホテルへ連れて行かれた。
…段々と心が壊れていくのが文章からでも痛いほど伝わってきた。
文章の最後には決まって「彼女を心配させない」と書かれていた。

死ぬ直前に書かれたであろう最後のページには沢山の涙の跡。
震えた字で「ごめん。耐えられない。愛してる。」…とだけ。

私は彼女が死を選ぶ程まで追い詰められていたことに気づいてあげられなかった最低な恋人だ。

もう返事の届かないトーク画面を開き、スマホのキーボードを叩く。

『気づいてあげられなくてごめん。今から迎えに行くね。愛してる。』

送信ボタンを押してスマホを閉じ、ベランダに立つ。

外はもうすっかり夜で心地よい風が通り過ぎる。

この世に彼女が居ないのなら、もう私の生きる理由は、未練はない。

「そろそろ迎えに行きますか」

深呼吸をした私は柵を乗り越えた。

7/12/2024, 1:12:24 AM

【お疲れ様です。……】

 仕事を忘れて過ごしていたはずなのに、これだよ。しかも私だけ休みの日に限って仕事のライングループが稼働する。
 パキパキとメッセージが続けて届く。中途半端なタイミングで既読や返信をするのは、話を折ってしまう気がしてタップできない。

 いや、本当は家にいてまで仕事したくないだけである。

 通知が鳴らなくなったスマホのホーム画面を見つめる。メッセージがいくつか重なっているらしい。仕事のラインだ、本当はすぐに返信しなきゃいけない。
 頭では分かっているけど、休日の私は抵抗したい。もう少し、仕事を忘れて過ごしたい。でも内容が気になるのも事実。もしかしたら私がやらかしたかもしれないから。

 私は震える指でそっとメッセージを長押しした。ホーム画面上でメッセージの全容が浮かび上がる。内容は引き継ぎ事項で、すぐに返信が必要ではなさそうだ。
 私はホッとして画面から指を離した。既読はまだついていない。もう少しだけ、動画見よう。


『1件のLINE』

7/12/2024, 1:07:03 AM

1件のLINE


未読無視


とってつけたような私の名前

お元気ですか?だって。笑える。


何も思ってないくせに

いい人ぶってんじゃねー

7/12/2024, 12:47:22 AM

『1件のLINE』

〘おはよー〙
急に送られてきた君からのLINE。
まさか君からだと思わなくて秒で付けてしまった既読。
でも、なんて返せばいいのか分からなくて無言のまま。
だけど君からの追撃はなくて
とりあえずの【おはようございます】

【おはようございます】
5分後に返ってきた君からのLINE。
まさか返信があると思わなくて既読にしてしまった。
ただ認識してほしくて送っただけの挨拶。
何か話したかったわけじゃなかったから無言のまま。
何故か敬語なのが面白くて、〘なんで敬語?笑〙

〘なんで敬語?笑〙
10分後に返ってきた君からのLINE。
なんだが弁明しないといけない気がして既読をつけた。
話したことない君にいきなりタメ口はと思ったから。
そう言えばよかったんだけど。
それだとすぐに会話が終わる気がして、【なんとなくです】

【なんとなくです】
すぐに返ってきた君からのLINE。
なんとなくにです、が付いてるのが面白くて既読をつけた。
でもなんて返信すればいいのか分からなくて。
今思えば変なこと言わなくてよかったなって思うけど。
他の人にやるノリで、〘ふーん?〙

〘ふーん?〙
ちょっとしてから返ってきた君からのLINE。
続くと思わなくて反射的に既読をつけた。
対人能力が皆無な自分にはなんて返せばいいのか分からなくて。
今思えば変なこと言わなくてよかったなって思うんだけど。
朝の電車の時間も迫ってたから咄嗟に【じゃあ電車なので】

【じゃあ電車なので】
割とすぐに返ってきた君からのLINE。
返ってきたそのLINEを見て、既読をつけた。
自分も電車の時間だということに気づいた。
朝の準備のほんの少しの時間の会話がなんだか面白くて。
咄嗟に返した〘また学校で!〙


「え…」
『おはよー笑』
「…おはようございます笑」

7/12/2024, 12:43:54 AM

1件のLINE

君のトナリいいですか?

男は図書館で手話の本を手に、やっとその手話をマスターして、何時もの喫茶店窓際で本を読む彼女に伝えた。

 3ヶ月前よく考えてみたらもっと以前から、彼は彼女を気づけば目で追っていた。

彼の友人がそのことに気づいて彼にこう言った

「あのこ、いい感じだよな、でも耳きこえないらしいぜ 声かけた奴が言ってた」

その時から、彼は手話の勉強をした。

彼女に気持ちを伝えたいと思ったから。
そして、やっと今日彼は彼女の前に立ちこう手話で話しかけた。

「君のトナリいいですか?」

彼女は、その白くて細い手に乗る本から顔をあげ彼と彼の気持ちが聞こえる大きな手を見つめて微笑んだ。

伝えたい想いは声にならない

二人の恋がはじまる

幾千もの想いをその手は語った…
語っても伝わらない、手では伝え切れない
伝えたいたったひとつの気持ち。

「…もう、いいよ」

彼は、ため息混じりの言葉を吐いた、ちょうどあの日から1年の季節が流れていた。

「君のトナリいいですか?」
戸惑いながら「ど、どうぞ」と、頷いた。

「映画は、スキですか?」
覗き込むように、彼のまだ下手くそな手話に笑いながら 「アクション映画が好き」と返した。

「今度、映画行きませんか?」
彼の手の向こうにある瞳を見つめながら「ウレシイ」と彼女は伝えた。

あれから1年どれだけ言葉を尽くしてもその手は伝えたい想いを伝え切れなかった。空回り擦れ違う気持ちと気持ちがぶつかり軋んだが音は彼女には届かず、それが彼女を傷つけ彼を苦しめた。

「もう、いいよ…」

彼が、ため息混じりに吐いた言葉は手は語らなかったが、彼女の心に届いて彼女の手は語るのを止めた。

街には雪が降っていた、彼は彼女に背を向けて彼女のアパートを出た。

それから、暫くして彼に届いた知らせは彼女が故郷に帰るという知らせ。

彼は友人たちと酒を飲んでいた。

1件のメールが届いたことに彼は気づいた。

「最後のメールなのに
 言葉が見つからないよ」

彼女からだった。

「誰からだよ、見せろよ」友人がそう言い終わる前に彼は走り出す。

「恋だな」友人が頷いて見送った。


雪の中電車を待つ彼女にあのメールの返信が届いた。

「君の、トナリいいですか?」

息のあがった彼がホームの端に立っていた。

伝えたくなる、伝えたかった

1件の想い…by KDDIってガラケー時代のAUのCMを創作してみました。

メールがLINEに変わっても
伝えたい1件のLINE
ひとつの気持ちは変わらないと信じています。

あれから何年?

令和6年7月12日

心幸

7/12/2024, 12:30:09 AM

《1件のLINE》
あー、疲れた。
5限までみっちり講義があった今日は、移動も含めて本当にバタバタした日だった。
当然今日までのレポートが大量にあったし、出された課題も。やってもやっても終わらないな。
帰ったらまずは洗濯機回しながら発達心理学のレポートの確認しておかないと。
明日はバイトもあるから早めに寝ておきたいんだけどな。

溜め息を吐きながら寿司詰めの満員電車に詰め込まれる。
ぎゅうぎゅうに押し潰されながら今夜の予定を考えていると、ポケットのスマホがぶるぶると震えた。
この震え方はLINEだな、とロック画面の通知を見た。

『今はまだ 眠れ 
 時は 未だ いたれん』

え?何これ?意味分からないんだけど?

しかもアイコンは夜の森に浮かぶ月で、名前は絵文字の月。
私こんな人と繋がった覚えないんだけど。自動追加もID検索もオフにしてるのに。
うわ、何怖過ぎるでしょ。

背筋がゾッとするような恐怖に見舞われて、最寄り駅で降りたら即座に月のアカウントをブロックした。
今は潜り抜けて友達追加出来るようになってるのかな、本当に気持ち悪い。

怪しいアカウントを消したけれど、心に残る恐怖を押さえ付けながら、頼りなさげな街灯を辿って自宅へ急ぐ。
最後の角を曲がろうとしたその時、スマホがぶるぶると震え始めた。今度は通話だ。
誰だろう、とロック画面を開くと、夜の森に浮かぶ月のアイコン。

どうして?さっきブロックしたはずなのに?

あまりに不可思議な状況は、理解の範疇を超えている。
そのせいかな、何故だろう。心の中から恐怖が消えている。
それどころか、むくむくと好奇心が湧いてきた。

いつもなら絶対に取らないであろう、未知のアカウントからの通話をオンにする。
いったいどんな相手が掛けてきてるのか。

「…もしもし?」

スマホを耳に当て応答する。
まず聞こえてきたのは、音だった。

ザ…ザザ…

いわゆる砂嵐。
こっちの電波は申し分ない。そうなるとあっちの電波状況かな?
にしても、ここまでの砂嵐はそうそうないけど。

耳に付く音に眉根を潜めていると、やがて微かにだけど声が聞こえてきた。

「……くは……ここ……います……叶う……会いた……」

知らない男の人の、柔らかく優しい、それでも強く希うような声。

知らないはずなのに、聞いたことがないはずなのに。
どうしてか、ひどく心惹かれる懐かしさ。
声の主を求める想いが、魂の奥底から滾々と湧き出てくる。

不思議な想いに胸を鷲掴みにされたかと思えば、頭の中がぐらりと揺れ、一瞬視界が暗転する。
倒れる!と身体の芯に力を入れて目を瞬かせれば、そこは先程までいた自宅への夜道ではなかった。

黄金色のパイプのような金属で出来た建造物。
その建造物の至る所から吐き出される煙。
道路は補正されてはいるけど、歩道と車道の区別もない。
道行く人の服装は、何だろう。女の人はクラシカルなドレス? 男の人はシルクハットや羽付き帽子を被り、マントやチュニックを身に着けてる。
自動車なんて走ってない。電車なんか通ってない。
コンビニ? 何それ? といった感じの街並み。
ここはどこなの?

その黄金色に圧倒されていると、また視界が暗転。
私は、元いた道路に戻っていた。

それに安心して曲がり角を曲がると、通りの奥の街灯に照らされて立っている見知らぬ男の人が私を見てた。

まず目に付いたのは、見たこともない服だった。
モーニングとフロックコートの中間のような、背中部分の腰から下が長めの、硬めの素材で出来たジャケット。
肩にはまるで鎧の肩当てのようなパーツが同素材で付けられてる。
ボトムスは普通のスーツのようだけど、膝から下は金色の硬質な脛当てを装備してて。
腕には同じ金色の腕輪を袖の押さえに付けている。

そして目に入ったのは、その表情。
凄く整った中性的とも言える顔は、寂しさで曇っていて。
スッと通った鼻梁の下にある薄い唇は、何かに耐えるように引き結ばれていて。
細い眉は悲しそうに寄せられて、涼やかな目から放たれる視線は乗せきれないほどの切なさで溢れていた。
男の人にしては長めの髪が、風にさらりと揺れる。

さっきの通話の声は、この人のものだ。
根拠はない。それでも確信できる。
この人は、かけがえのない人だ。

彼を見た私は、無性にそちらへ行きたくなった。
知らない人のはずなのに、心が引き寄せられる。
慰めたい。悲しみを取り除きたい。笑顔にしたい。

声にならない願いを口に含みつつ身体を前に出そうとしたけれど、足は動いてくれない。
その瞬間、目の前を車が一台通り過ぎていった。

そして気が付けば、そこには誰もいない街灯がぽつりとあるだけだった。

今のは何? 幻?
額に手を当てて呆然とする。
そうでしょう? だってあんな街並み、見たことがない。
今やスマホで色んな情報が手に入る。それこそ世界中の都市の画像も自由に閲覧できる。
それなのに、あんな街並み見たことない。

あんな男の人だって…見たことない。

なのにどうして、こんなに胸が苦しいの。
会いたくて会いたくてたまらないの。

今まで経験したことのないやるせ無さを持て余しながら、私はスマホの通話記録を見つめていた。

7/12/2024, 12:10:26 AM

僕はクラスメイトの矢野さんが好き。可愛いしお茶目な性格だ。
ミステリー好きという共通点もあって、同じ本を読んで感想を分かち合うのが楽しい。
最近読んでいる本はアクロスティックで事件を解決する話。
"行の最初の文字をつなげて読む"という暗号の話でとっても面白い。

楽しい会話がこれからも続いたらいいなと思って、勇気を出して告白したんだ。
昼休みに屋上で
「好きです。彼女として付き合ってください」と伝えて、教室に戻ったら矢野さんからこんなLINEが来た。

『午後の授業って眠くて
 面倒くさいよね』

これってアクロスティックなのかなとも思ったけど、僕は「そうだね」と普通に返事をした。

その後は、気まずくなることもなく相変わらず矢野さんとは普通の友達だ。

「一件のLINE」

7/12/2024, 12:02:07 AM

「君は遅刻癖があるから。」と。
起こすために毎朝、LINEが1件送られてくるらしい。
正直、1件という所に起こす気があるのか、ないのかわからない。でも、あいつらしいと思った。
だから意地を張って、こちらも、1件しか送らないようにしている。
毎朝それを楽しみにして早起きしているなんて気づかれたくないし、通学中に既読をして返事をする。
意味が無いような同じやりとりが毎日。しましまに蓄積されていく。


「君は遅刻癖があるから。」なんて君に頼られるしっかり者のふりをしていた、本当は自分も朝が苦手なのだ。宣言したからには、格好をつけていたかった。
君が死んだ日から、ふきだしの形をした1件の一方的な問いかけは答えを失ってしまった。
明日、起きる意味はあるのだろうか。

7/12/2024, 12:01:21 AM

〈お題:一件のLINE〉ー評価:無し

何かの間違いで、死別した彼からLINEが来たら今度こそ伝えたい。

彼のSOSに気が付けなかった。
彼の「普通を装った」下手な演技に騙された。
綻びなんて思い出せば出すほど出てくる。

人伝いに聞いた死が、彼を知った最後の一言でもあった。

「おはよう」というたわいもない一件のLINEが最後のチャンスだったのだ。

7/11/2024, 11:56:05 PM

夜中に通知の音で目が覚める。
スマホを確認すればLINEが1件来ていた。
こんな夜中に?と嫌な予想が頭をかすめる。
通知を開く。
そこには『ねぇ?』の一言。
あ〜開かなきゃ良かった。
いつもは『おーい!』とか『あのさ?』しか言わないコイツが『ねぇ?』と言ってくる時は決まって何かしらで病んでる時。
そんな時に既読をつけようものなら2時間は死にたいの言葉に付き合わねばならない。
明日も朝早いのにここから2時間は死にたいに付き合うのかとげんなりする。
はぁ…
『なに?どうしたの?』

7/11/2024, 11:49:07 PM

1件のLINE



わたしは職場の先輩から勧められて 
職場の先輩の知人とLINE交換したけれど



『お金貸してください』


と言う、前代未聞の言葉のメールが届いた。
私は、ドン引きしては、初対面で会うのに
なぜ、初対面で人にお金を貸さないといけないのか。



高校卒業した18歳の子だったけれど、
18歳で、いろんな経験をしているはず
なのに、なぜお金を貸さないといけないのか?


わたしは18歳のときには
恋愛も、豊川市の専門学校で、寮生活をしていたし、
豊田市にある障害者向けのグループ施設で
自立する為に交通手段をグループと、
調べて1泊2日したことがある。
赤池駅や、豊田市駅まで自分の足で歩いたり、
寮生活も自立と一緒だと思う。
豊川市の寮生活すると、洗濯物しないといけなかった
から。だから今、職場で洗濯物干しを経験したことがあるから、好きなタオル干しやっているかもしれないと
思った



『金ない』
『出かけても良いけど金ない』


うーん…


交通手段も、お金がいる。
名鉄バスも地下鉄も、


『タリーズ行って、映画見に行って、スターバックスにも行きたい』


『帰りは18時には帰らないといけない』

タリーズは赤池プライムツリーか、豊田市駅に行かないといけないし、だとすれば、映画もスタバにも行きたいなら豊田市駅周辺が良い。


だけど、その子は、赤池プライムツリーが行きたい。


と、LINEではなくて直接言葉で伝えて来たことを覚えている。

その子は、厳しい親に育てられたのかな?と思ったけれど、先輩から聞くと、その子は、知的障害者だと聞いた。

豊田市駅に行くけれど
お金がいるよ。と私が伝えたら
お金ない。と、、


お年玉で貰ったお金を使えば?と、伝えても
お金は両親に管理されている。とか…


そこまで厳しいのか?

私の両親は、結婚する前に
いろんなことに使っていた。と、聞いた。

バイト、お年玉で、
得た金を、旅行や、交通費、食事代として

お金は、働いて得るけれど
お年玉で貰ったお金は、大切に管理してね。と、
私にお年玉で貰ったお金を自ら管理している。
もう、お年玉を交通費として全部使ってしまったけれど





その疑問が私の頭によぎった。

7/11/2024, 11:45:48 PM

昨日は、新しい曲を作ってみた。アドバイスをもらったりして、完成に近づきつつある。
なんかワクワクする😄

7/11/2024, 11:43:34 PM

1件のLINEでだってかわることがある
ことばは救いにもなるが、傷になることもあるから

7/11/2024, 11:43:28 PM

しまった

彼女からのLINEを既読スルーして
ほったらかしだ

彼女からの毎日の熱烈なLINEに多少たじろいで居る

私は昨日の彼女からのおやすみLINEを見たきり
ほったらかしのまま寝てしまい

今から仕事に出るところだ

寝て居る間
数時間にわたって彼女から鬼電がかかって居た

付き合って2ヶ月目に入るが
ここまで酷いとは思わなかった

朝からまた着信

彼女だ

…もう知らん

私用のスマホは家に置いて
仕事に出た


ー仕事から帰宅すると
テレビをつけて風呂に入った

あー …女って面倒だなー

風呂で独り言を愚痴ると

部屋に置いてあったスマホからLINEの通知音が鳴った

風呂から出て
パスタ料理を作る

パスタを茹でて居るうちに
フライパンで
レモン果汁 生クリーム ほうれん草 チーズ 鶏肉の
パスタソースを作る

LINEの通知音

スルーしてパスタを盛り付けると
塩胡椒を振って

テレビを見ながらパスタを食べる

隠し味は醤油だ

なかなか美味しかった

ほったらかしのスマホを手に取ると
LINEを確認した

あれ?

全て送信取り消しになって居て読めない

少しすまない気持ちが湧いて来た

ごめん 忙しくて疲れてたんだ

と彼女にLINEする

既読がついた

彼女から一件のLINEが入る

わたしもパスタ食べたい

ーは?

ふと窓に気配を感じ
恐々…窓に目をやると

彼女が窓に張り付くようにして
こちらを見て居た

7/11/2024, 11:41:57 PM

そろそろ
来るかなぁ
と思ってた。





誕生日に
手紙を書いて

目の前で
直接
読まれるのは

恥ずかしかったから


また
明日
読んでね


と伝えた。






多分
手紙を
読んでくれたんだと思う。






どんな反応だろう?

泣いちゃった?



喜んでくれてたら

いいな。


#1件のLINE

7/11/2024, 11:40:59 PM

朝起きたら”一件のLINE”

『眠れない』

息子からのSOS


ゲームをやめれない

夜眠れない

朝起きれない

学校に行けない


少しずつ元気になって

3年が過ぎたけれど

まだ 眠れない

助けてあげたいのに

まだ 方向がわからない

7/11/2024, 11:24:05 PM

1件のLINE


(本稿を下書きとして保管)


2024.7.11 藍

7/11/2024, 11:21:01 PM

上司の顔色ばかり気にしている毎日がしんどい。1件のLINEがあると楽しみで直ぐに既読してしまう。

7/11/2024, 11:18:56 PM

一件のLINE


『お前の恋人、無防備すぎ』

なんて。
幼馴染からの一件のLINE。
しかも、写真付き。

送られてきた写真は、俺の恋人が幸せそうな笑顔で、幼馴染に抱きついているところで。
それを自撮りして送ってきたみたいだった。

俺の恋人と俺の幼馴染と、俺の三人は同じ高校の同級生で。
今は俺だけが違う大学に通っていて。

恋人と幼馴染は今日、大学のサークルの飲み会だったらしく。
完全に酔っている恋人が、幼馴染に絡んだのだろうけど。

当然、そんなの面白くない。

俺以外の男に簡単に触れさせないでほしい。

なんて、無防備な恋人に対しては心配になるし。
見せびらかすようなLINEを送ってきた、幼馴染には苛立ちが募って。

俺は。

『どこにいるの?すぐ、そっち行く』

と、幼馴染に飲み会の場所を聞き出し。
急いで、恋人を向かえに行く。

「あ、やっとホンモノが来てくれたぁ」

なんて。
俺が行くと、酔った恋人の彼がふにゃりと笑って。
俺へと両手を広げてくるから。

「もう、飲み過ぎだよ。君、お酒強くないんだから」

本当はもっと、注意したい気持ちがあったけど。
ご機嫌で笑う彼が可愛くて、俺は思わず抱きしめてしまう。

「おっせぇーぞ。ホンモノの彼氏サン」

こいつ、ずっとお前の名前呼んでたんだぜ。
何かムカついたから、写真送ってやったんだ。
と、幼馴染がお酒片手に言う。

どうやら、あの写真も、酔った恋人が幼馴染と俺を間違えて抱きついてのことらしい。

……そうか、てことは写真の、彼のあの幸せそうな笑顔は、俺に向けられたものだったのか。

「顔、ニヤけてるぞ」

キモい、なんて。
幼馴染に冷めた視線を浴びせられるけど。

嬉しいんだから、しょーがないだろ。

今もニコニコとご機嫌で、俺の腕に自分の腕を絡めて離さない、可愛い恋人。

そんな彼の頭を撫でて、俺は。

「帰ろっか、俺達の家に」

すると、ニコニコの彼はもっと顔を輝かせて。

「うん!帰ろっ!」

抱っこして、と。
俺に甘えてくるのも、可愛い。

だから、俺は彼を背中におぶると。

「相変わらず、仲がよろしいことで」

そう言って、酒を煽る幼馴染に。

「ヤケ酒は程々にしとけよな」

「……うっせ。言われなくてもわかってるっつの。てか、俺は酒弱くねぇーから」

「まぁ、それもそうだな。でも無茶な飲み方はするなよ」

なんて。
俺は知っているから。

幼馴染も、俺の恋人である彼のことが好きだったことを。

だからきっと、俺と彼の関係を見て、傷付いているに違いない。

どうか、早く幼馴染にも素敵な恋人が出来ますように。


                    End

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