『1つだけ』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
・・·・・· 1つだけ ・・·・・·・・· ·・・·・・·・・·・・ · ・・·・・ ·・・· ・・·・・
·・・·・・·・・·・・·・・· ・ Je suis en train d'écrire. ・·・・· ·・・·・・·・・・・·
『ひとつだけ』
花が嫌いだ。
確かに美しいとは思うが、見ていると赤の他人と目が合ってしまったような居心地の悪さを感じてしまう。目を逸らしたくなる。花言葉なんてもってのほかだ。有名どころだろうとさっぱりわからない。
…ただ。
ひとつだけ、向日葵の花言葉だけは知っている。
教えてもらったんだ。夏の日に。
無数の花がこっちを見ている気がする。
あの目で見ている。
また、夏が来る。
1つだけ
季節の移ろいを感じながら、風を感じる。
ついこの間まで寒かったのに、気付いたら春が来た。
桜もそろそろ終わりかな。
"はぁー、会いたいなぁ。"
ふと頭をよぎるのは1つだけ。
願わくばあなたが幸せでありますように。
そして、どうかこれからも想い合えますように。
桜の精に願ってみる、満月の夜。
健康でなければお金は得られず、お金がなければ愛も冷める。何かを得ようとすると何かを失う。それならボクは運命の人と巡り会いたい。2人なら失ったものを補い合えるから。今は何にもできないダメ人間。でも大切な人が出来たなら頑張れるかもしれない。何処までも楽観的な希望的観測に過ぎないけれど、すがる藁さえない現状だと、そんな妄想に寄り添うしかない。
題『1つだけ』
お題:1つだけ
後日あげるのでお題とスペース保存しておきます。
『1つだけ』
※BL
「もし、何か一つあの世に持っていけるとしたら、きみは何にする?」
「酒」
「きみらしい答えだ」
「そういうお前は」
「きみを連れていけたらいいのに」
「道連れにする気かよ」
「そうなっちゃうかな、やっぱり。うーん、さすがに一緒に死んでくれとは言えないから、別なものを考えよう」
「いいぜ」
「え?」
「一緒に死んでやる」
「……そっか、ありがとう」
そう嬉しそうに笑った癖に、あいつは一人で死んだ。オレに生きろと呪いの言葉だけを残して。
卒業式をとうに終えて、私は春休みを持て余していた。親の許す限り、気の向くまま、ぷらぷらと町中を歩き回ることすらあった。平日に知り合いと会うことは滅多になかろう。高を括って、私はありえない路地に入り込んだ。河原の草原をひた走った。
そうしていると、生き慣れた田舎があたかも出先の見知らぬ街のような、奇妙な印象を醸すことがあった。私はその現象を散歩の醍醐味と呼んだ。
ある時、ふと思い立って桜を見に行った。家から歩いて数十分の場所に、江戸の昔から大桜が生えていた。
「桜の下にひとりでいると、やがて気が狂う。」とはよく言うが、そんなことはあるまいと思った。
桜の下には、防火水槽を示す標識が1本突っ立っていた。何とはなしにそいつへ寄りかかって、私は長い間こずえを仰いでいた。美しかった。上気した爪のような花びらがちらちら、ちらちらと、道や私や標識の上へ降りて来る。花曇りの空に、木の輪郭は滲んでいる。もう満開を過ぎていた。赤紫の葉がまだらに芽吹いている。それが妙に醜かった。切り傷にぷくりと染み出た、血の玉みたいだったので。
そのうち飽きて、私は桜を眺めるのを辞めてしまった。感傷を頭の内で言語化するだけの装置にでもなった気分であった。靴元に落ちていた、柔らかそうな花を選んでタオルハンカチに包んだ。手ずから持ち帰ったそれらは百科事典へ挟んだ。
今年の春、私は十七になる。
何の因果か、その直前に当たる今、坂口安吾の「桜の森の満開の下」を読んだ。
すっかり押し花になったであろう、あの時の桜を引っ張り出す気にはならない。
1つだけ
怖い。
1つだけしか選べない人生が怖い。
進む道も1つに絞って。
職業も1つに絞って。
一緒に歩む人も1人に決めて。
覚悟を決めて選択しないといけない。
怖い。怖くてたまらない。
わたしを助けて欲しい。
何になりたいの?
どうなりたいの?
わたしはどうすればいいの?
1つしかできない選択を、わたしは踏み出せない。
そんな勇気はない。
間違えたくないよ。
幸せになりたい。
人生を、決めたくない。
怖い。自分で決められない。
怖い。怖くてたまらない。
そんな自分が1番嫌い。
もしも願い一つだけ叶うなら
君の側で眠らせて
どんな場所でもいいよ
あなた、いのちは大切にしなさい
代わりに私のを持って行って
1つだけ
" 1つだけ .
もし、この世の中で1つだけ守れるとしたら
貴方は何を守る?
自分?好きな人?大切なもの?思い出?
結構難しいよね、笑
その守りたいものや人が誰かは分からないけど
自分にとって替えにならない存在なんだろうなって。
どう?貴方の守りたいものはあった?
ひとつだけ
ひとつだけ欲しいもの
「ひとつだけ」と言われると、逆に何も思い浮かばないなあ。
欲しい洋服、欲しいCD、欲しい食べ物、、、
たくさん欲しいものはあるのに、「ひとつだけ」と思うと選ぶことが出来ない。
それってもしかして、本当はどれも欲しくないのかも。
それとも、私が単に優柔不断なだけなのか。
1つだけ
欲張りで
優柔不断な私には
それを決めるのが
至難の業
【貴方は1つだけ叶う願いがあるなら何を願いますか】
『健康』『幸福』『金銭』『知識』
……幅広い選択肢がある中で【1つだけ】となると
迷ってしまいますよね
『健康』を手に入れたとして病気にならない保証は無い
『幸福』を手に入れたとして満足できるかは分からない
『金銭』を手に入れたとして必ずしも幸せとは限らない
『知識』を手に入れたとして人を救えるとは言いがたい
何を望み願っても欠点はついてくる
なんの代償もなしに願いなんて届くはずがない
【1つだけ】なのであれば
私はきっと『信頼』を得るでしょう
誰かの信頼を得ることは
次の利益に繋がると思いませんか?
青く淡い光の残滓を灯らせている西の地平線が、既に闇に染まった夜の大地にゆっくり溶けてゆく。涼しくも心地よい風がゆったりと吹く廃倉庫郡の合間にオレンジの光とゆらめく影が踊る。そのそばに座り込んで、エンリは錆びついた缶を必死に開けようとしていた。
焚き火に照らされた指先が真っ白になる程力を込めるものの、その蓋は全く動く気配はなかった。込めた力が限界を迎え、エンリはため息に似た深呼吸をした。後方を見やり助けを求める。
「レマ……これ開かないんだけど…」
バックパックの整備をしていたレマールが腕を止めた。道具を置いて立ち上がる彼に、邪魔しちゃったかな、という罪悪感が一瞬浮かぶ。
「貸してみろ」
彼の大きな手に缶を渡すと、何故かひどく小さいもののように見えた。自分が持っていた時にはあんなに固くてどうしようもない存在だったのに、レマールの手に渡るととても弱そうに映る。
彼が両手を添えると、力を入れる素振りも無かったのに、缶はぎしと軽く擦れる音を立ててすんなり開いた。
何も言わずに手渡されたそれを受け取った瞬間、甘い香りが胸に入り込んできた。わ、と声が漏れる。
「レマ、これお菓子だよ!」
「良かったな」
思わず立ち上がったエンリを、微笑ともなんともつかない表情で一瞥し、レマールは元の作業に戻っていった。
香ばしく魅惑的な、いつか口にしたような気もする、この匂いはなんというお菓子だっけ。
缶の裏を叩くと、案外簡単にお菓子は取り出せた。完全に固まっていてお世辞にも食べやすいとは言い難いが、見た目には怪しいところはない。大収穫だ。
指に力をかけるとこれまた案外すぐに割れた。きれいな半分こ。レマールもお腹が減っているに違いない。なんせ今日は一日中歩いたというのに、合成機は壊れてしまうし食料プラントも見つからないしで、朝から何も口にできていないのだから。廃倉庫でこれが見つかって良かった。
きっととても美味しく感じるに違いない。
「いらん」
差し出すや否や。レマールの反応は早かった。
エンリは食い下がったが、レマールは受け取ろうとしなかった。
「今日手に入ったのはこの一つだけだろう。明日が今日よりマシになる保証はない」
「それは……そうだけど…」
なおも納得できないというふうなエンリにレマールは向き直した。
「俺に食事は必要無い。何も食わなくても1か月くらいは平気だと何度か言ったはずだ。……だがお前はそうじゃないだろう」
「そ、そうだけど、そうじゃなくて!」
この人は本当に。
なんでも正しいけど、全部間違ってる。
「一緒に、食べたいの」
だどんなに美味しいお菓子でも、1人で食べたら全然楽しくない。でも、これも私のわがままだ。また迷惑かけてないかな…。
「………そうか」
レマールの返事は、心なしか少し遅かったような気がした
「……それでも、お前が全て食べるんだ。すまないが、知っての通りもう医療キットが底をついてる。次倒れた時には助けられるか分からない」
炎でがちらちら反射するレマールの瞳は、私をみているようでもあり、どこか遠くを見ているようでもあった。真剣な目だった。
また、困らせたんだ、私…
「……じゃあ、隣で食べても良い?」
「ああ」
半分不貞腐れて、割った片方のお菓子を口に入れる。
噛むごとに、素朴ながらも深い味わいが広がっていく。劣化もあまり進行していない。おいしい。
でもやっぱり、レマにも食べて欲しかったな、と懲りずに思う。
「うまいか」
作業を止めないままにレマールが問いかける。うん、と口に含みながら答えると、そうか、と曖昧な返答。
「後で欲しかったって言ってもだめだからね!」
うっすらと頬に笑み。私は見逃さなかった。
風が一際強く吹き、炎が燃え上がる。各々の影を無機質な壁に投げかけ、そして二度と同じ形には戻らずにゆらめき続ける。
冬の、ある夜だった。
-「一つだけ」
一つだけ言わせて欲しい。
面白くない人は嫌いだ。
"面白い"という概念の定義は完全に個人的主観に基づく。
接していて興味をそそられる人、未だかつて知らない世界を見せてくれる人、笑いのセンスが独特な人、など完全に主観だ。
それらの何も持ち合わせない平々凡々な世界を生きているだけの人を見ると、哀れみの目で見てしまう事は多々ある。
仕方ないことだ。そんな生き方を自分はしてきたのだろう。他人の人生を評価して、自己評価を底上げして、生きていることを実感して人生を築き上げてきたのだろう。
己の機嫌取りという側面を意識すると"面白い"の中身も見えてくる。
自分という人間へ愛が向いているかということなんだと思う。
愛を欲しているのだなあと恋愛や結婚を物見しているときも実感するが、ここでもその深層心理にたどり着くとはなんとも軽薄な性格タイプ診断。
もう面白くあれなんて贅沢は言わない。
あなたらしくいて頂いてよろしい。
ただ一つだけ。
愛をください。
合わない人に自分を合わせる時間は、命の無駄遣い。
たった1人の『自分の言葉をそのまま受け止めてくれる人』がいれば、残りの人間関係は全部オプションでいい。
1つだけ
指折り数えて幾千年。
たっぷり一年かけて
一つの指を折るのです。
気が遠くなるような作業は
加速する意識であるばかり。
今更やり直すには
曲げられた指が重たすぎる。
もしひとつ願えるなら、
ピントの合った一秒間がほしい。
[1つだけ]
ある日、神さまが言った。
「1つだけです」
欲しがる者たちは何を得ようか考えた。
財産、知識、愛しい人、健康、強さ…
「では、欲しいもののところへ並びなさい」
人は並んだ。
得た。
「なぜ、並ばない?」
神さまは並ばない一組の家族に尋ねる。
「欲しいものはないのか?」
家族の長は答えた。
「私達は命をいただきました。命があるからこの体があり、家族がおります。何を求めるかならば幸せです。今、幸せですので何もいりません」
人はまた望んだ。
更に更にもっともっと
神さまは何も与えなかった。
約束は1つだけだから。
1つだけ、欲しいのなら
それは推しですか
推しと過ごせる時間がもっと欲しいですね
推しが笑顔で毎日過ごせるような
そんな日常が欲しいです