『0からの』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
辛くて、苦しい、この時間はいつまで続くんだろう。
もう我慢したくないと思っても、あともう少し、頑張らないといけない。
あともう少し、もう少し、自分を騙してたのも、もう限界。
それなのに、強引に立ち上がらせようとしてくる影がある。
嫌だ、もう疲れた。そう言っても、誰も聞いてくれない。
もう少し、もう少し。
励ましの言葉に絶望してる。
あなたは私の味方? 敵? それを判断することも、もう辛い。信じて進むしかない。どうして私はこんなにも行きたがっているのだろう。
無慈悲に、私の命がこの世界に繋ぎ止められている。
死んでしまいたい。
たったそれだけの私の心を拒絶するために、影が私の体を、むりやり動かして、生きろと言う。
痛い、苦しい。どれだけ弱音を吐いて、愚図って、文句を言っても、受け入れて貰えない。暴言を吐いたって、許してくれない。
この手は掴まれたまま。
嫌われようと頑張っても、
救いようがないと思われようとしても、
痛くて苦しい程に、強く、生かされる。
死ねないのは、そのせい。
死んでもいいよと、誰も言ってくれないせい。
なのに、そのことが、どうしてこんなにも、
0からのスタートって言うよね。
いつもそんな気持ちがいいもんだ。
いつの間にか色々持ちすぎて
守らなきゃなくなる。
朝、目を覚ますと決まって昨日と同じ天井が見える。
そこまでは当たり前だ、別にいい。
スマホのロック画面を開く。そこに表示された日付は昨日ときっかり同じ、2月21日を指していた。
昨日と同じ。ありえない。
そこで私は溜息を着く。この日を迎えるのは何回目だろうか。と
私は毎日21日を迎えている。
いつからだったか、何回目の21日か、そんなことも忘れてしまうほどにずっと前から。
カーテンから差し込む日差しも、会社に向かう時にすれ違う人も、流れるニュースも全部おなじ。
社会は規則的に、21日を毎日こなしている。
21日を毎度迎える私が飽き飽きするほどに。
きっかけがなんだったのかはわからない。だから、繰り返す21日のトリガーが何なのか見当もつかない。
繰り返す21日をこなしていくうちに、どうやら私は頭が狂ってしまったようで、自分が会社に通う人間で、女で、どこに住んでいるのかぐらいしかわからなくなっていた。
つまり、最初の21日にどんな気持ちで目覚めて、どんな気持ちで今までの日々を過ごしていたのかすら分からなくなっていたのだ。
何となくそりゃ、そうだろうなと思った。だって、最初の21日から、自分の自我と感情だけは蓄積されるのに周りは一向に変わらず、淡々と全く同じ日をこなすのだ。同じ21日を0から。
気が狂って、記憶が飛ぶのもわかるだろう。
頑張って思い出そうとしたら、最初の21日の時に自分が凄く楽しみな気持ちを持っていたような気もするし、酷く憂鬱な気持ちだったような気もしてきた。
でも今の私からしたら、もう最初の私がこの日をどんな気持ちで迎えたかなんて正直どうでも良くなってしまっていた。
21日が繰り返された当初は、明日の自分のことも思って、規則正しく過ごしていつも通りに会社に通っていた私だった。でももう、同じような日々には嫌気がさしてしまったのだ。
こうして私は、今回の21日からは責任など全て放棄して全てやりたいようにやる事を心に決めてしまった。
手始めに、段々と嫌気がさし始めていた面倒臭い会社を辞めた。そして、部屋の掃除をすることにした。
繰り返される同じ日の中じゃあまり把握出来ていなかったが、どうやら私は自分の部屋を掃除できないほどに追い込まれていたらしい。
部屋の中は荒れ果てていて、あちらこちらに自分の生活の堕落っぷりを指し示すような惨状が広がっていた。
そんな部屋を掃除している途中、一つのアルバムを見つけた。今の私には、当然、見覚えがない。
ペラりとページをめくってみて、写真を目に入れた瞬間流れ込むようにして記憶が流れ込んできた。
家族や友人、大切な人との暖かい記憶、自分がどんな人間であるかを知れるような日々の記憶が。
そして、同時に私は思い出した。自分がどんな思いで、最初の21日を迎えたかを。
思い出した途端に、泣き出したくなった。本当の私が迎えた最初の21日に感じていた絶望を思い出して、気づけなかった、自分が自ら手放してしまった日常と自分自身の大切さにようやく気づいて。
あぁ、どうしても明日が迎えたい。
自らの手から手放してしまった、絶望のあまりに投げ出してしまった命をもう一度迎えたいと強く願った。
とたん、眩い閃光に私は身を包まれた。
身を包んだ光は私の身体をふわりふわりと浮かせていって、いつの間にか現れたトンネルの出口のような場所へと私を導いた。段々と出口は近づいて、そこをくぐり抜けたと同時に、、、
パチリと音がするように私は目をあけた。
今度は、見覚えのない部屋の天井だった。
胸にはぺたぺたと線の繋がったシールが貼られていて、線を辿ると電子機器が私の鼓動に合わせてピッピっと規則正しく脈を打っている。
ジャっと勢いよく、仕切りのカーテンか何かが開けられる音がして、白衣を着た女性が入ってきた。女性は、私の顔を見て目を見開いた。
目を覚ましたかと、名前を呼ばれて驚かれるが、私は彼女に一番に聞きたいことがあった。
長いこと口から水を摂取してないせいで酷く喉は乾いていたが、何度か声にならない声を出したあと、私はようやく彼女に大事なことを尋ねることが出来た。
「今日、は、何、月何日で、すか。」
彼女はそんなことよりも私の健康を早く確かめたかったようだが、質問にはすんなりと答えてくれた。
「4月6日です。」
彼女の答えを聞いてようやく私は不安が払拭された気持ちになった。
あぁ、やっとだ。
やっと、私は21日では無い日を0から始められる。
――望むのは。
お題【0からの】
「0からの」
知らないことを知るのは楽しい。
勉強や知識でも、仕事でも、人でも、なんでも。
私の知らないことが世界にはたくさんある。
そのことが、私は嬉しい。
0からのスタート。
ここからが私の第2の人生だ。
_______________
何もかも、嫌いだった。
特に、何でもかんでも理由をつけて何かを分類する人間達は嫌いだった。
社会に貢献してる人間は偉い人。
犯罪を犯す人間は、悪い人。
間違っては無いかもしれない。
けれど、私はこういう独断と偏見で、人の事を決めつける人間が嫌いだった。
私だって、世間一般的には偉い、と言われる人達から見たら、邪魔な存在なのかもしれない。
複雑な環境の中で育った私には、戸籍がなかった。
元は、優しい両親の元で世間一般の普通の家庭で育つ予定だった。
だが、父親は信号無視の車に轢き逃げをされ、緊急で搬送されるも他界。
母親も二人目の出産で脳の血管が切れ、二人目と共に他界。
母片の肺癌の祖父と胃癌の祖母に引き取られるも、二人ともステージ4の末期癌。
そして、私は7歳の頃に誘拐され、犯人に地元とは程遠い県の孤児院に捨てられ、私が戻ってきた頃には二人とも他界していた。
そんな環境で育ってきて、当然戸籍など手に入れられる筈がなく、警察に一時保護をしてもらい、今は親戚のお兄さんの家で暮らしている。
「お兄さん、食器洗っておくね」
「あぁ、ありがとう、みのり」
ここに来てからすぐに名前をつけてもらった。
10月生まれの私に10月は実りの秋だから、みのりなんだって。
付けてもらった時に、安易すぎてちょっと笑っちゃったよね。
_______________
これでおしまいっ!
思いつきませんでした。
周りより少し、遅れてのスタートだった。
一歩後ろで、みんなの背中を追いかける日々。
先生は褒めてくれるけど、
やっぱり劣等感が付き纏う毎日だった。
それでもみんなに追いつきたくて。
少しでも早く、みんなと同じ土俵に立ちたくて。
その一心で頑張ってきた。
まだ肌寒い、ある晴れた日の午後。
みんなを集合させた後、
先生が、私の名を呼んだ。
「来年度の部長は、〇〇さんです。」
-0からの
0からの始まりで、親しい人とでも嫌いな人とでも繋がることの出来るものってなーんだ?
高校2年生の4月、まだそれぞれが探り探りで、コミュニティを形成しかけている時期だった。原文ママとはいかないけれど、クラスメイトの彼女が出したのはそんな問題だった。やることがないのでスマホを弄っていたところを見つかり、暇潰しの相手として選ばれたらしい。
「正解出来たら、ご褒美上げる」
「解答権は?」
「三回。一回間違える毎にヒントあげる」
親切な設計の問題だった。昼休みの遊びとしてはかなりマイノリティな気もするけれど、あいにく、これ以外にやることもない。
「じゃあまず一回目。趣味」
「ファイナルアンサー?」
頷きを返すと、長ったらしいタメの後に彼女は手でバツをつくった。文章の意を酌むなら『趣味』が分かりやすいと思ったけれど、そう安易にはいかないらしい。
「ヒント1、それは持っている側の人間と持っていない側の人間がいて、君は持っている側の人間です」
持っていると言うからには、持つものなのだろう。そういう意味では『趣味』も持っていると言える。しかしながら、他人が見て断定出来るものでは少なくともない。
「難しいな」
「簡単ではないかも」
話を聞いていたのだろう、彼女の友人達があれこれ耳打ちをしていた。反応を見るに、答えられた人間はいなかったようだ。
「二回目、」指をピースにして「人間関係」。
「ぶっぶー」
甘ったるい効果音だった。しかしそれはいい。どうせ分からないので、ヒントを貰うための捨て解答だ。
「ヒント2、それに言葉は含まれていません」
0から始まり、どんな人とでも繋がって、自分が持っていて、言葉の含まれないもの。
なるほど。
「3回目、電話番号」
「正解。よく分かったね」
「あれだけヒントを出されればな」
聞こえるようにため息を吐きながら、「つまんないの」と彼女は言った。
「というか、電話番号って全部0から始まってるわけではなくないか?」
家の電話番号とか、極端な話をするなら110番だって電話番号なわけで。
「そんな屁理屈をこねる奴には、ご褒美上げない」
「全くもっておかしな話だな。110番は電話じゃない、SOSだ」
これも屁理屈に入るのだろうか。
「まぁ、大したものじゃないんだけどね。はい」
言いながら、彼女から渡されたのは一枚の紙切れだった。白紙ではなく、11桁の番号がハイフンで3つに区切られて羅列されている。
「……、今どき電話?」
彼女はメッセージアプリをやっていないのだろうか。
「うるさい。嫌なら返してよ」
「いや、ありがたく頂くけど」
失くすことのないよう、スマホのケースに差し込んで入れる。
「今日の9時くらいは、暇だから」
「そっか」
「うん」
暇つぶしは終わって、0からの関係が、1つ始まったみたいだった。
ゼロからのスタート。
ずっと続けてきたものから卒業する。
また新たに再スタートする。
これは、人生にかけるものでもある。
挫折を知って、また新たに挑戦する。
その繰り返しの連鎖。
心の傷を癒すため、何もないとこで、
またスタートする。
少しは、背伸びがしたい。
なにかに なろうと、もがく日々。
憧れてたものを失う覚悟。
そういったことが、自分を強くする。
素敵なことがありました✨(*˘︶˘*).。.:*♡
ハートの中がいっぱいいっぱいになり空回りしちゃう。
こんな、ボクは、キライだ。(。>﹏<。)
何故、上手く言ったのに空回りしちゃうんだろう……。
魔法のランプのヘルパーさんとカラオケに行った。AKB48のヘビロテを歌った。
何とも、言えない顔をされてられるなぁ〜🙏(^_^;)
大好きなめいちゃんの『物の怪の類』を歌った。
ヘルパーさんは、拍手👏を下さいましたε-(´∀`*)ホッ
嬉しかった〜(*^^*)🎶
『勉強になるわ~』と、言われた。ボーカルが『何処がなの?!』と、訊いた。
ヘルパーさんは、ドラムをされていて、この歌は4分かつされているんやねぇ〜、と、言われた。
うわぁ~、すごいなぁ〜と、ボクは想った。後は、free!のEVERBLUEの歌を歌った。
声優さんもめいちゃんも、すご〜い、超えられないが高くてすご〜いな〜⭐✨と、リスペクトでいっぱいになった。
ボクは、空回りすると、自分を責める(。>﹏<。)どうしたらイイのか。参ってしまう(@_@)
大好きな人から、返事をもらっただけなのに……(。>﹏<。)舞い上がってしまった。(。>﹏<。)
空回りしてしまう。そんな自分がキライだな〜。素直に、嬉しい〜❤けれど……。何故か、しっくり来ない。(´;ω;`)ウッ…
心を込めて。手紙を書いた、その返事。それだけ、ーー。
『あんず、ありがとう〜☺』と、書かれた。ダメだぁ~(@_@)名前を呼んでもらっただけです。
また、空回りしている。嬉しい〜(≧∇≦)bと、想った。😯❢次も、頑張ろうって想っているんだ、ボク。
プレッシャー……。😢なんだ。ボクのままじゃないから、空回りしたり自己嫌悪しているんだね。
こうやって、言葉に出して。気付くボク。ダメだな……。ぴえん🥺
鏡よ、鏡よ、答えちゃって。ボクでも、私でも、いっぱいから。吾らしくいられますように。
『アコガレスターティングブロック』を最後に、歌った🎤🎶🎶🎶
不器用で、すぐコップの中がいっぱいいっぱいになり泣いたり迷ったり、😯❢自分を見失っているのかな?!
まっすぐで、不器用で、いっぱいいっぱいも、あんずなんだネ。
外は、雨が降っていますーー。上手く、受け止められないあんずはと、付き合っていかなくちゃネ。☔マイペースを大事にしなきゃ(*^^*)🎶
終わり
「0からの」という言葉は、心を軽くさせる。
なにもないところからどこにも行けるから。
どこに行くのも自由。道なんてない。
「0からの」という言葉は、心を重くする。
どこに行けばいいのかわからないから。
今いる場所に囚われてしまうから。道なんてない。
0は私を揺さぶるの。
はじめの一歩
その一歩めを進むにも
まずは何もない0がある
物事って 何もない0からの積み重ねなんだな
そんな単純な事に
このお題で改めて気がついた
そういえば これも0からの気づきかも…
#0からの
もうちょっとで
ここに引っ越して
1年だ。
引っ越してきた時
この街に
わたしの
知り合いは
ほぼ
ゼロだった。
買い物しても
散歩しても
みんな
知らない人ばかり。
まさか
1年で
習い事を始めて
仕事を見つけて
夫の同僚たちと
互いに家を行き来するような
仲になる
なんて
想像もつかなかった。
あぁ、
わたし
頑張ったなぁ。
良い人たちに
恵まれたなぁ。
#0からの
『零の匂い』
朝起きて 全てまっさら 記憶の断片サラダに混ぜた
顔を洗えば 更にまっさら 新人類の誕生だ
通勤路には早送りの人々の群れ 目的の場所は限り無く零に近い
0からの
0の概念の発見は
数学を大きく発展させたらしい
自分は知らない ということを知っている人が
知恵者らしい
世の中の物 人の心への執着を捨てることで
気付きを得るらしい
何も無いことを 本当に認めることは
案外難しいのかもしれない
2024/02/21
小さなトキメキが
恋していることを
教えてくれました
心の中で育てるよ
キミの好きなとこ
たくさん見つけて
おおきく育てるよ
美しい花が咲く頃
プレゼントするね
それからはじまる
キミとボクの物語
『0からの』
からだひとつで
なんにももたないで
この世界に偶然やってきた
なくちゃならない
ものなんて
そんなに多くはないの
からだひとつで
なんにももたないで
この世界に偶然やってきた
やらなくちゃいけない
ことなんて
そんなに多くはないの
あの日とおんなじ心で
もう一回始めようか
ゼロから、ゼロから
0からの
「君を殺して私も死んで、全部0からやり直そう。」
少女は、笑うような泣くような顔や声や手で、
僕の目をじっと見つめる。偽物の黒い瞳は、その真意を隠そうとする。瞼が腫れたように見えたけど、少し不自然なアイラインのせいかもしれなかった。
「そんなに、うまくいくかなぁ。」
僕の声も揺れていた。でも、わざと大げさに笑ってみたりした。
「最後は、めぐみさんでもパパでもなくて、君の記憶で終わらせたいの。だめ?」
君の甘い声に、僕の負けだと思った。
来世がもしもあるなら、ヒトでも、イヌでも、ネコでも、カエルでも、なんでもいいから、君と同じ星の同じ国で何の心配もなく生まれますように。
三、二、一、、、ぜろっ
♯0からの
「どしたの?」
教室の目の前で立ち止まっているクラスメイトに
声を掛ける
「入りずらくて…」
「なんかあったの?」
暗い顔をする彼女に思わずそう言う
「昨日彼氏と別れたんだよね。ちょっと気まずくて」
「気にしてもしゃーないじゃん!入ろ」
教室のドアを開く
すると教室の喧騒が止まる。
「おい。急に別れようって言うから何かと思ったら、
そいつとできてたのか?」
睨みつけてくる男に食って掛かろうとする彼女を抑える。
「はあ?教室に入りずらいって彼女困ってたよ?この感じ
だとでけー声で愚痴でも言ってたりした?」
周りの反応を見るに正解だろう。
「へー、そんだけ短慮ならそりゃ振られるわ。他にも
色々やらかしてるんじゃないの?」
顔を赤くする男に周りの視線は冷たい
「もう喧嘩するのも嫌なのよ。これ以上株を下げたくない
なら1からどころか、0からやり直しなさい」
中々厳しい再出発となりそうだ。
0からの
もうすぐ大学生活が始まる。地元から離れたところに進学したから知り合いはいない。0からのスタートだ。
𝐆𝐚𝐦𝐞 𝐨𝐯𝐞𝐫!
あなたは しんで しまいました!
またゼロから 人生 スタート!
がんばってくださいね^^