『0からの』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
0からの。
何度も思う。0からやり直したいと。
でも、0って戻るだけなのかな?
0ってなんなんだろ。
今の人生じゃない人生を送ってみたいな。
でも、自殺するんじゃなくて死ぬ時までみんなで笑ってたい。
そんな日が来ますように。
【0からの】
「ゼロイチができるなんて凄いね」とよく言われる。何もないところから何かを創造することだ。
描画、作曲、設計、創作など。
きっとわたしはそういう作業が得意なのだろう。
だけど1から10に、10から100にすることの方が何倍も難しいことだとわたしは思う。
1を損なわずに何倍にもしていくのだ。人の目を引くにはその力が必要だ。
ただ作りだすなんて、小さい子でもできる。
例えば泥だんご。泥さえあれば丸くすることはできる。それをいかに大きく、綺麗に、価値のあるもののように見せるかは創造力よりも応用力が必要なのだ。
わたしは泥だんごを作ることはできる。
だけど、価値のある泥だんごの作り方がわからない。わたしが作った泥だんごを価値のあるものに見せられる人にお願いするしかない。付加価値をつけるのが上手な人に。
例えば言葉があるだろう。「この泥だんごは、世界で1番大きい川の泥を使ったものです」
例えば知恵があるだろう。「この泥には沢山の栄養素が含まれています」
考え方を少し変えると、何を0とするか、ではないだろうか。
何もない泥だけの状態を0とする。
泥だんごの状態を0とする。
みんなゼロイチをやっているのだ。
0からのスタートは決して無の0ではないのだ。
■ 0からの
“0”とは何だろうか
ただの数字だろうか
それとも失う事だろうか
それとも何もない事だろうか
それとも終わりの事だろうか
ただの数字は
数学者が発見した “0” という概念で
失う事は
何かが有ったという事で
何もない事は
“何もない”という事が有るという事で
終わりの事は
何かを始めていた過去が有るという事で
ならば “0” とは
“1” の後にできて
過去に何かが有って
今は何もないが有って
始めたことが終わった という事で
つまり “0からの” は その先があるという事
何かからの “0からの” 何かであるならば
“0” は “無” ではなく “無限” であって
“1からの” が本当の “無” なのかもしれない
“0からの”って 何て素敵な始まりなんだろう
そんな事を考えながら今日は眠る
今の自分はあの子の何も知らない。
笑った時のえくぼがかわいい
学校に遅刻して行った時たまたま一緒になった子。先生に怒られちゃうかもねって、振り返って揺れるポニーテールと、笑ったその笑顔が可愛くて。漫画のヒロインのようで、その日から自分はその子の事が忘れられなくなった。自分はこんなにも単純なのかと驚いた。
全然知らないのに気になるのはおかしい。
知らないから気になるのか。
とか、そんなことを考えながら
学校に向かう信号を待っていると
「今日は遅刻じゃないね。」
後ろからあの日と同じ笑顔で話しかけてきた。
たった2度目の会話なのに何故こんなに特別に思えるのだろう
「春野くんが見えたから一瞬また遅刻したかと思った。」
なんで名前を知っているんだ。
「名前知りたくて教室回っちゃった。」
自分は名前すら知らないのに、向こうから気になった?こんな事で浮かれて自分はなんて寂しい奴なんだろう。
「自分は、名前知らなくて、その、ごめん。名前教えてくれませんか?」
これが今の自分の精一杯の言葉だった。
0だと思っていた距離があの1日のおかげで今日の言葉のおかげで少しずつ進み出している。
0からの跳躍、100からの転落。一歩ずつの歩みは難く、踏み外すは一瞬。歩道の白線は踏んでもいいが、一線は超えちゃあいけないよ。
わしゃ金もうけヘタなのよね
てか、金もうけって汚いことだと思っちゃってるのよね
なんでかな?
人生リスタートできれば変わるのかな?
でも、そんなに変わんなくてもいいか
そこそこ楽しいし、うれしいし
今日なんてプチハッピー満載だったし♪
#0からの
放課後の教室、机の上には、進路希望調査の紙。
「てぁ〜俺たちまだ高二じゃん」
「もう、高二だけどな」
「まーだ進路のこととか考えたくねぇ・・・高木は?大学、どこ行くの?やっぱ東大?」
「まだわからない」
「だよな〜俺なんてどうせ、私立文系の大学行って、テキトーに満足いくまで遊んで、就職して、この狭くて暑くて空気がベットべトした国で一生を終えるんだろうな」
俺はなんとなく下を向いた。わかってるつもりだったけど、やっぱこういうのは、口に出すと辛い。
きっと、俺は高木みたいに頭もよくないし、他の才能もないから、ここじゃないどこかへは、多分一生行けない。
「俺は・・・お前は、そうはならないと思うぞ」
俺は高木の横顔を凝視したが、西陽で逆光になっているため、表情がよく見えない。
「・・・なんで?」
「お前は、すごい奴だからだよ。新学期、クラスの奴らから距離を置かれていた俺に、お前が話しかけて、そこから段々と俺も輪に入れるようになっていった」
「はぁ?そんなの、別にフツーだろ」
「誰にでもできることじゃない」
しばらく、静寂が空間を満たした。
「あのさ、高木は大学行って、どうするんだよ、その後は」
俺よりもはるかに頭のいいコイツが何になるのか、どういう風に将来ってものを捉えているのかが気になった。
「俺は・・・国をつくる」
「くに?国って、あの、日本とかアメリカとかそういうことか!?」
「ああ、言ったのはお前が初めてだ。荒唐無稽なのはわかっている。笑ってもいいぞ」
「笑わねーよ!すげぇじゃん!お前、やっぱホントにすごい奴だったんだな!」
「え・・・」
高木は俺の反応が意外だったのか、驚いてズレた眼鏡の位置を正した。
「国をゼロからつくるってさ、どんな感じなんだろーな。高木は、どういう国をつくりたいんだよ?」
「俺は・・・いろんな奴が自由に好き勝手に生きられる国をつくる」
高木は一瞬だけ凶悪そうな光を目に浮かべた。
こんなに表情豊かなコイツは初めて見るかもしれない。
「そ、それって無法地帯を作るのか?」
「かもな」
そのとき、最終下校時刻を告げる放送が流れ、俺たちはバタバタと荷物をまとめる。
俺の夢は、いつか見つかるのだろうか。
俺の友達はいつか、本当にどこかの国の王様にでも、こいつならなっちまうんじゃないか。
今日の高木は、なんだかそう思ってしまう雰囲気があるのだ。
「何ぼーっとしてんだ。早く帰るぞ」
考えごとをしたまま突っ立っている俺を高木が振り返る。
「お、おう」
俺は、慌てて高木の学ランを追いかける。
何故か、その背中は、まったく知らない奴のもののように、その時の俺には思えた。
【0からの】
【創作】【宵(よい)と暁(あかとき)】
2/21 PM 8:00
「そういえば、お母さん。
こないだ宵ちゃんたちの家に
お泊まりに行った時、
夕月(ゆづき)さんが、昔、お母さんに
『ちゃんと守護聖様を攻略して』って
怒られたって言ってたよ~」
「……そんなこともあったわね。
好感度が上がると、執務室に会いに
行った時の台詞が変わっていくし、
デートにも誘われまくるはずなのに、
なんでそういうとこ気にせずスルー
なのよって、当時は頭抱えたわ」
「宵ちゃんも乙女ゲーを乙女ゲーとして
プレイしてくれなかったりするんだよね。
真夜(よる)くんもギャルゲー対応力無いし」
「親子揃って、面倒見いいくせに
恋愛系ゲームが下手ってどういうこと……」
「ところで、お母さん」
「今度は何?」
「毎回レベル1からのリスタート、
くじけそうです」
「毎回レベル1から、マップやダンジョンも
毎回違う、それがローグライクゲームの
醍醐味ってものでしょうが」
「ちょっとまだ醍醐味より辛さが勝ってる」
「ローグライクゲームは前回の失敗が
必ず次回以降に活かせるじゃない。
敵の行動パターンを覚えて、どう動いて
どう攻撃する、または回避すればいいか、
どのアイテムをどのタイミングで使うか。
キャラがレベル1に戻っても、プレイヤー
自身の経験値はずっと貯まっていくの。
ターン制なところも、アクションや
格ゲーよりは、暁に合ってると思うけど」
「でもー、強くなった武器とかが
無くなっちゃうの、結構絶望するよ?」
「……冒険の書が消えて、何十時間分の旅が
0からのやり直しになる絶望を知らない
小娘が何か言ったみたいね?」
「声も笑顔も怖いですごめんなさい!」
「いいのよ、別に。
私にとって冒険の書で絶望したことも
今となってはいい思い出なんだから」
「(言い聞かせてる感……!
むしろお母さんのトラウマなんじゃ……)」
今日は疲れたから・・・・・・
そんな日はゆっくり休んで気持ちをリセット
明日から、またゼロから・・・・・・なんて言わないけど、新しい気持ちで始めよう。
「何度でも始められる」。
そんな風に考えることができるよる。
天体が動いて見えた。
確かに地球は回っているのだと、はっきりわかるように。
#0からの
私は現在ライバー活動してるけどどうしたらもっとリスナー増えるのか、もっと見てもらえるのか、推しライバーがいるからこそ憧れの部分が多く悩んできた。
なぜなら自分には強みや得意なことがないから。
けど、やっとたどり着いた答え『推し』
配信自体は0からのスタートでは無いけどようやく出た自分の配信スタイルの答えがわかった以上、そのスタイルに合う配信をして行きたいし『お話する』ってことをどんどん成功させていきたい。
『夢中になれる何かがある/推しがいる』人は私の配信来てね!……………………って宣伝を沢山していきたい!!
2023/2/21
《テーマ : 0からの》
0から何かを生み出すことはとても難しいだろう
だけど、僕はその才能が、その才能だけがある
生み出された何かを見て屁理屈しか見出せない僕は
0から何かを生み出すと言う才能だけがあった
白紙の紙に
ペンを走らせて文を綴ることが得意だった
真っ白な、何もないところに
僕の、僕だけが書ける文を綴るのが好きだった
例えるなら、子供の頃、雪が積もった早朝
まだ、誰も踏んでない雪を踏む時くらい楽しくて好きだった
誰の評価も気にせず文綴るこの瞬間が、
この瞬間だけが大好きだ
題名 : 0の評価
転職を考えている
というよりも「しなくてはいけない」
と言った方が正しいのだが
求人サイトを眺めていても目は滑るばかりで
どうにも重い腰が上がらない
今の仕事はお世辞にも好きとは言えないので
いっそ全く違う職種に就いてみようかと
興味の湧く仕事を調べてみた
決して楽とは言えず
どちらかといえば世捨て人のような仕事だが
毎日項垂れながら仕事をしている今より
そこにいる自分は随分と
生き生きしているように思えてしまった
僕を束縛するものは何だろうと考えた時
一番最初に『目』を想起する
親からの目
世間からの目
隣人からの目
そしてそれらを気にし過ぎながら生きている
僕自身の目
それらと完全に決別する事は難しい
まっさらな0からのスタートなど
過去が数珠繋ぎになっている限りは
到底できないように思えてしまうが
ここでまた目に怯えてしまえば
負けてしまえば
僕は僕を生きていると言えるのだろうか?と
懇々と考え込んでしまうのだ
0からまた始められるのならば
今度は悔いのないようにやりたい。
0から積上げる
−からより楽じゃん♪
0を怖がらない
そんな勇気を持てた年代もあった。
いまは少しの+で満足しよう。
…
0は人によって違う価値観をもっているんですね。
私にとっての0は不安なのかも。
0からの、0は
過去と未来の真ん中みたいだな。
0:00分のような。
昨日と今日の境目を繰り返して。
リセットなのかリスタートなのか。
待ちきれない明日もあれば
いつかの失敗やトラウマがぶり返して
布団に包まったまま
朝を恨めしく思う日もある。
0からの、0は
時たま垣間見るような
人生の穴みたいだな。
誰しもみんな0からの、ってことあると思う。
私も、高校に入って0からパソコンで表を作ったり、0から布を切って作品を作ったりしている。
産まれたときだってそうだと思う。
0から初めて声を出して泣いたし、0から初めて歩いたりしただろう。
誰にでも0からのこと、ある。
みんな始まりは意外と同じだったりするのかも。
食事なんて箸を口元に運ぶ作業だし
お風呂に入るのさえ時間の無駄な気がするし
もうひとつも相手がいなけりゃ生産性がない
する必要が感じられない
正直価値を感じられない
意義はなに意味はなに、それをしてなんになる?
生きる意義はなに生きる意味はなに、息をしてなんになる?
始めようとしなければなにも始まらない
でも始めたら終わりがくる
「あんなに頑張ったのに」なんて絶対言いたくない
だったらなにも頑張らなければいい
そうならないための努力をすればいい?
簡単に言うがそんな思考にそもそも至れない
幼稚園時代から染み付いた諦観
「○○ちゃんはあんなに上手いのに、
どうしてお前はそんなに下手くそなの?」
はあ。娘さんが不良品で可哀想ですね
そんなふうに言う人間のために頑張るなんてばからしい
そんな言うなら下手くそのままでいい
正直全部めんどくさい
今更頑張るなんて泥臭い真似したくない
0からリセットしてみたい
でも0からスタートするのもめんどくさい
だからこのまま生きながらえる
生きるということは死ぬということ
死に急ぐようなことはしないけど
ゆっくりそれをまっている
ふたたび0になるそのときを
「0からの」
Ⅰ はじまり
どうしてこうなってしまったのだろう。
こんなつもりじゃなかったのに。
どこで間違えた?どこで失敗した?
考えても、考えても、分からない。
ただ分かるのは目の前に広がる事実だけで、私は何も出来なかった。
「こりゃー、酷いな」
その場に立ち尽くしてどれくらいの時間が立ったのだろう。
誰かの声がしてはっと意識を戻す。
けれど目の前に広がる光景は何一つ変わっていなくて、これは現実なのだと嫌でも実感してしまう。
そもそもこの光景を誰かに見られたらまずいのではないだろうか。
見つかった後、どうなるかは目に見えている。
とりあえず隠れなければ。
薄暗い部屋、滴り落ちる雫の音、無数に散らばる何かの破片、そして沢山の………。
部屋を一周見渡すが隠れられそうなのは横倒しになったロッカーくらいだろう。
別の部屋に行ければ隠れる場所は幾らでもあるが
さっきの声の大きさから察するに多分近くにいるだろう。
不安はあるがロッカーに身を潜めることにした。
しばらくするとコツコツと足音が聞こえてきた。
足音がだんだん近ずいてくる。
そしてピタッと足音が止む。
そのせいか何かが滴り落ちる音がやけに大きく聞こえる。
「隠れても無駄だぜ、分かってんだからな」
鋭い声が小さな部屋に響く。
アイツの声だ。悪寒が走る。震える体を何とか抑え息を殺す。
足音が近ずいてくる。
まずい、開けられたら全てが終わってしまう。
心臓の音がやけに大きく聞こえる。
まるで全力疾走した後かのように鼓動も脈も何もかも早くなる。
お願い、開けないで。
もう0からのスタートは嫌だ。
必死に願う。しかし願いは届かなかった。
「もう一度0から初めよおぜ!な、リリス?」
アイツの楽しそうな声。止まらない震え。
終わった。絶望の音がした。
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*小説練習の一環としてリレー小説?に挑戦してみようと思います。
どこまで続くか分かりませんがなるべく長く続けたいです。
1つのお題に500字くらいの目安で書いていきます。今日が第1章?になります。
展開も構成もキャラも全く考えていない上に、
その場のノリと勢いだけで書くので、上手くまとまるか不安ですが、良ければお付き合い下さると嬉しく思います。
ねぇ、そこのあなた、記憶を消したくはない?
……何とぼけた顔してるのよ、そこのあなたよ、
あーなーた。
え、なんでそんなこと聞くかって?
あなた、非常に疲れた顔をしているからよ。
それも、人間関係で。
私なら、そんなあなたの悩み、解決することが出来るわ。
……え、嘘っぽいって?
まぁ、確かに急にそんなこと言われたら信じないのも当然よね。
じゃあ、名刺だけ渡しておくわ。
辛くなったら、苦しくなったら、リセットしたくなったら、またこの路地裏へおいで。
いつでも待っているから。
ちなみに、私が消せる記憶はただ一つだから。
あれもこれも欲張らないようにね。
〜0からの〜