麦わら帽子』の作文集

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麦わら帽子』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

8/11/2023, 11:58:44 AM

期待しすぎたから麦わら帽子を深く被る

きみの顔なんて見えないように、はやく、歩く

8/11/2023, 11:56:41 AM

お題『麦わら帽子』

 主様が13歳の夏は水の都・ヴェリスに来ている。貴族の依頼で祭りの警備のためにデビルズパレス一同でやって来たのだけれど、道中主様はずっと不安そうだった。
「畑の野菜、大丈夫かな? 留守中にちゃんと水遣りしてもらえるって本当に信じていいの?」
「はい、大丈夫ですよ。屋敷の世話をしてくれるようグロバナー家にはきちんと話を通していますから」
「でも、アモンのお庭は……」
「そちらもきちんと頼んでいますから大丈夫です」
「だけど貴族との約束だなんて……」
 このやりとりを何度しただろうか? 主様は本当に貴族のことが好きではなく、全然信頼もしていないらしい。まぁ、今までが今までだっただけに、貴族への心象が言い訳はないのだけれど。
「それよりも主様。そろそろヴェリスに到着いたしますよ。ヴェリスに着いたら真っ先に日焼け止めクリームを塗りますからね。あと、麦わら帽子もお忘れなく」
 麦わら帽子と聞いて、お顔の色がパッと晴れた。
「うん、海だもんね。紫外線から目を守るためにもツバの広い帽子は欠かせないんだよね?」
「はい、その通りです」
 そう、主様は13歳にして初の海辺の旅だ。仕事2割くらいで、あとはめいっぱい楽しんでいただかなくては。

8/11/2023, 11:53:00 AM

麦わら帽子

麦わら帽子を被った
お人形さんと…

向日葵の花畑
に行ったの

見渡す限り…
向日葵に囲まれて

夢心地…

8/11/2023, 11:50:37 AM

「だってさ、難しくない?」
「分かる」
私たちは、麦わら帽子を持っていない。雑貨屋に売られていたそれを見て、そんな会話が始まった。
「普段使いできる人は上級者だなって思っちゃう」
「被るとしたらやっぱり海とか?夏って感じの場所に限定されるよね」
「ねー」

だけど、可愛いな。そう思っているのは彼女も同様なのか、麦わら帽子から目を離さない。かと思えば、麦わら帽子を両手で掴んでそのまま私の頭に被せた。びっくりして思わず、わっと声が出る。
「あ、サイズぴったりだね」
彼女自身も片手でひょいと色違いのそれを頭に被せており鏡を見て「私似合う」と自画自賛していた。
もう、と私は呆れながらも釣られて鏡を見る。
そこには夏があった。
「……」
少しすると彼女は「よし」と言って、今度は私の頭から麦わら帽子を取っていった。そのまま陳列棚に戻すと思ったのに、2つ抱えてレジのある方へ向かうものだから慌てて追いかける。
「え、ちょっと」
「つまり、」
分かったよね?と言わんばかりに偉そうに振り返った彼女は、私の目を捉えてニッと笑う。
「一緒に海に行こ!ってこと」

また歩き出した彼女の機嫌のよさそうな後ろ姿を見て、一瞬呆ける。そんなの私だって。
スタスタと早足で横に並び、彼女を肘で小突く。
ぎゃあ、と笑ったその腕から麦わら帽子を1つ抜き取って、同じ台詞を言ってやった。


/麦わら帽子/

8/11/2023, 11:48:54 AM

お題:麦わら帽子

あの夏の日

君はひまわりを見ていた。

僕が誕生日の日にあげた麦わら帽子を被って。

本当はまだ一緒にいたかった

けど君は僕から離れていった。

麦わら帽子が風で飛んで行ったのと同じように

僕の恋は終止符を打った。

8/11/2023, 11:48:26 AM

「麦わら帽子」

そよ風が吹いた時

ヒラヒラ動くワンピースと

風で落ちかけた麦わら帽子

「セーフ!」

息があい笑いあった

「海に飛んでったらどうしようかと思ったよ笑」

そう君が言った途端さっきより強い風が吹いてきた

ギリギリ抑えれそうなところで麦わら帽子は海に落ちてしまった

「あっ、」

どうしようと考えていたら君が

浅瀬に入っていた

「取ったー!!!」

嬉しそうに笑う君

「麦わら帽子には紐かなにか付けようね笑」

「次の夏の時は紐がある麦わら帽子を持ってくるね!」

そう言って君は麦わら帽子をまた被り

楽しそうに走った

8/11/2023, 11:47:19 AM

麦わら帽子


 夏が来ると思い出す、麦わら帽子のお姉さん。

 私が六歳の頃家族で遊園地に遊びに行って、迷子になった時、助けてくれたよね。 
 分けてくれたポップコーン、どんなお菓子よりも美味しかった。

 ありがとう、お姉さん。

 私、今日からここのキャストになるよ。

 今度は私が案内したいな。

 また、あの麦わら帽子で遊びに来てね。

8/11/2023, 11:43:31 AM

「老若男女、お前の持ち主はどんなひと?」

夏物語のひと欠片を
砂浜に置き忘れられた
麦わら帽子だけが知っている

拾い上げて砂を祓う

昼間の灼熱を和らげた西日を
スッと透過する鍔(つば)からの光は
何処となく
優しい夏の終わりを感じた。


#麦わら帽子
(申し訳ありません。今日のお題は何度か描き直してます。納得のいく一文って難しいですね)

8/11/2023, 11:38:20 AM

麦わら帽子

小さい頃一緒に遊んだ女の子。
名前も年齢も住所も何も知らなかった。
遊んだのはたったの1日だけ。

麦わら帽子の君がひまわり畑で笑ってる。
いつも笑顔で楽しそうに全力で生きる君を見て、僕も自然と笑顔になる。

君のパワーはすごいね。
君みたいに輝いて生きたい。
そう思ってたよ。

また会いたい。


君は今どこにいる?
またいつか君の笑顔を見せてね。

8/11/2023, 11:35:40 AM

テーマ:麦わら帽子 #271

向日葵畑の空の上から麦わら帽子が飛んできた。
「すいませ〜ん」
オレが拾うと右の方から女性の声が聞こえてきた。
向日葵畑から一人の小柄な女性が顔を出す。
「すみません。ありがとうございま……」
その女性はオレを見てぎょっとした。
ぎょっとされるのも無理ない。
オレはよく目立つ。
なぜならオレはヤクザ。
「あ、サーセン」
オレはすぐに麦わら帽子を差し出す。
まただ。
なにか言われる。
さっさと持って何も言わずに行ってくれ。
心のなかでそう思っていた。
「あの、サングラス似合ってますね」
「……え?」
女性から出た言葉は思っていた言葉と違った。
「あ、ありがとうございました」
麦わら帽子をオレから持って、去っていく。
持っていく時、小さく笑った顔が可愛くて。
「また、会いたい……」
ヤクザなオレでも普通に接してくれる。
それが嬉しかった。

「観光バスツアー行きのお客様はこちらに―」
ふと見るとそこにあの女性がいた。
「あ」
思わず声が出てしまった。
きっと聞こえていなかったけど。
バスに乗り込んでいる彼女が見えた。
気づかれないように。
不自然じゃないように近づく。
彼女がこっちに気がついた。
小さく手を振っている。
か、可愛すぎる。
オレも周りの人に気が付かれないように
小さく手を振った。

これは
名前も知らない麦わら帽子が似合う女性に惹かれる
ヤクザの話。

8/11/2023, 11:35:09 AM

夏の青い空を背景に無邪気な笑顔を振りまく彼女。

麦わら帽子に白いレースのワンピース。

そんな格好が似合う人は珍しいなぁなんて思いながら、
僕は数十年前の古いアルバムを閉じ、思い出もしまった。

8/11/2023, 11:30:53 AM

夏がくると思い出す。君の白い肌。君のハツカネズミみたいに充血しきった目。あの麦わら帽子。
全て、あの夏が消し去ってしまった。いや、私が消し去った。8月31日。私にとって、人生で、一番忌まわしくて、一番美しい日だ。どうか、聞いてほしい。私が犯した罪を。





悔やんでも悔やみきれない。

8/11/2023, 11:29:02 AM

大の字にした身体を芝生にまかせ、
   網目からキミを眺めた。
   それと同時に花火が見えて、
   私たちの夢は、今一つ叶う。
   嬉しくて笑って見せると、
   キミは一段と輝きを増した。
   次の花火が咲く前に、もう一度輝く。
   僕だけを見てよと。



           【麦わら帽子】#13

8/11/2023, 11:27:22 AM

麦わら帽子を見ると
夏姿の君を思い出す

「暑いね」と
暑そうに、でも幸せそうに笑いながら言う君
懐かしいなぁ 君は帽子がよく似合っていた
僕は帽子とか似合わないから 少し羨ましかったな

今日は君に 会いに行く
でも相変わらず暑いから

君の帽子 少し借りさせてね

8/11/2023, 11:23:19 AM

終点+麦わら帽子

知らない駅に降りた。
駅と言っても、駅名も時刻表も改札もない。
地に足をつければもう、辺り1面小さな花々が咲き誇る何とも不思議な場所だった。

振り返ると既に電車はいなくなっていて、代わりに麦わら帽子を被る少女がいた。
麦わら帽子で顔はハッキリとは見えなかったが、
僕はなんだか見覚えのあるような気がして。

僕は走って少女に近づいた。

そして目の前まで近づいた後、思い切り少女を抱き締めた。
夏に似合うジャスミンの香り。
そう少女は僕の、



会いたかった。
私もよ。



知らない駅に降りた。
けれどもう電車は来ない。
ここはもう終着点なのだから。

8/11/2023, 11:21:29 AM

「麦わら帽子」

たぶん白いワンピースきてる女の子がかぶってる
ニカって笑うんだろうなあ。かわいいジョイガール

8/11/2023, 11:21:16 AM

帽子のつばをあげて
  眩しそうに空を見上げる君の横顔

  今この瞬間の感情が
  次の瞬間の現実を作り出すという
  それがこの世界の仕組みだと

  だとしたら
  僕は次の瞬間も
  そして
  その次の瞬間もずっと幸せだな

  そんなことを思いながら
  君の横顔をみていた





           〜麦わら帽子〜


僕達が使っている感情が
スクリーンに映し出されて
それを体験している
そのことが
感覚で捉えられてくると
自分次第で現実が
変えられるということがわかる
スクリーンに
映し出されたくない感情を
使わない
そのことに気がつく
でも
その感情があったから
この星でいろんな体験ができた
そのことを感謝する
そうやって
僕は映し出す映像を
変えてきたんだ

8/11/2023, 11:17:40 AM

僕は部活の最中に熱中症で大きな病院に運ばれた。
こんなヤワなはずじゃないのに、今年の暑さは異常。
部活中、水分も塩分も定期的にとってたはずなのに、情け無い。
その日は、点滴とかしてもらって、すぐに帰れたんだけど、どうにも眩暈が治らない。
だから、もう一度受診して検査してもらう事になった。
部活は休みたくないけれど仕方ない。
病院の中庭には日除になるような木々もあって、入院着の人や車椅子の人が夏の暑い中散歩してる。
その中で一際目立つ女の子。
多分、幼稚園くらい?
小さな体でワンピースにサンダル。お見舞いかな?と思う姿だけど、1人で庭の草を触ったり走ったりしている。
親の姿も見当たらないし、何より不自然な程、大きな麦わら帽子。
子供のソレなら、縁がクルンと外巻きになってリボンがついているのが普通。
その子の被る麦わら帽子は、大人用?と思うほど、ツバが大きくて、女優が被っているような帽子。
頭でっかちに見える少女は、行動も背格好も幼児のようだけど、麦わら帽子だけ不自然。
明るい外を見過ぎたのか、くらりと目眩がする。
順番を指す電光掲示板を見たり、忙しく動く看護婦さんらしき人を見たりして、目を室内に慣らす。
そうしていると、玄関からあの女の子が入ってきた。
ちょうど通路側に座っていたから顔が見えた。
女の子の顔は傷だらけだった。
刃物で切られたような、焼けてただれたような。
知ってか知らずか外を満喫してきたらしい女の子の口角は上がっている。
かわいそう。
そう思った。
それは自分じゃなくて良かったていう酷く哀れんだ感情で、僕の嫌いな言葉。
打ち消したいのに、他の言葉が見当たらない。
僕は下を向いて、自分はなんて嫌なやつなんだって思った。
それと同時に、最近、近所で母親と同棲中の男から虐待されて保護された女の子がいるってニュースを思い出した。
あの子かもしれないし、あの子じゃないかもしれない。
僕の目眩はいつ治るんだろう?って不安で来た病院。
目眩なんて大した事ないと思った。
彼女は自分の顔をどう思っているのだろうか?
いつか僕と同じくらいの年になったとき、彼氏はできるのだろうか?
保護されて良かった。ニュースの子なら。
生きて、今日、笑う事ができたんだからと自分を納得させる。

8/11/2023, 11:16:47 AM

まぶしいね、といって彼女は麦藁帽を深く被った。
ああ、本当にまぶしい。

8/11/2023, 11:15:08 AM

トレードマーク、だったかな。
いつも笑っている友人は、暑さなんて感じていないようで。
楽しげに、面白そうに、僕を観察してたっけ。
それでも、大切なことは綺麗にはぐらかして。
僕が戸惑うのを、笑って見守っているような奴だった。

ーーーでも、嫌みじゃないんだよなぁ。

友人は確かに変わってたし、意地悪だし、非常識だったかもしれない。
だけど、友人に救われたことは数多くあって。
だから僕にとって、親友と呼べる1人だった。

今はもう、どうしているのか解らない。
大人になった僕は、親友がいた町に行くことがなくなっていたから。

……だけど、この季節になると思い出すんだ。

”麦わら帽子”を背にした、不適で、意地悪で、誰よりも優しい、不思議な親友の姿を。



麦わら帽子

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