『香水』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
交差点を歩いてすれ違った知らない人からふと香ったあの香り
貴方がつけていた香水
いい香りだねって言ったら照れくさそうな笑顔で喜んでた思い出
もうその香りを貴方から受け取ることは無いのに、今でもふとした時に思い出してしまう
この香りこそが、貴方が私の隣に居た証明
私は夏休みに入ると唯一の外に出る理由、学校が無くなる。
しかし汗は定期的に流せと妹に言われてしまったので
散歩くらいはしようと思う。
だがいかんせん夏。暑い。
こんなじめじめした夏にはあの人を思いうかべる。
私の初恋を奪った人を。
汗で額に張り付いた前髪をはらいのける手からふわりとほのかに香る金木犀の練り香水。
あの人とは高校の先輩で、同じ部で仲良くなった。
気が合って定期的に一緒に遊んでいた。
あの人は私のことを気が合う友達だと思っていたかもしれない。
しかし私はあの人に『好き』という感情を抱いていた。
この気持ちを留めておくのは辛かった。
でもこの気持ちを伝えてこの関係が崩壊する可能性があり、怖かった
あの人と同じ大学には行けなかったので、自然に疎遠になってしまった。
同性だからと怯えず、断られること前提で告白すれば良かった、と今更後悔しても、、、。
額から汗を流しながら思いにふける。
そのせいで前から来た人に気づかなかった。
金木犀の香りだ。
香水
あの人がつけていた
香水のニオイは
あまり、好きじゃなかった
けれども
あの人のニオイだな
と思い出し懐かしい
☺️😵💫☺️😵💫
【書く練習】
今日で100回書いた!
ようやくここまで来た
飽き性な自分がここまで続けられるとは思わなかった
書き始めたのは、何かの記事で、書くことで癒し効果があると読んだからだった
気持ちの面で不調になることが多く、癒されたかったので
早速始めようと思った
だけど、何をどう書いていいのか見当もつかなかったので
適当に探していたらこのアプリにたどり着いた
気軽にできるのが丁度よいと思って始めることにした
やるからには続けたかったので、毎日書くということだけを決めた
さて、効果はといえば、まだ癒されてはいない
何を書いていいか浮かばない時もあった
気分の落ち込みが激しい時は、マイナスな事ばかり浮かぶ
なるべくその時に思い浮かんだことを書くようにして
無理せず、長く続けられるように頑張った
時々、続ける意味があるのか疑問に思うときもある
けど、回を重ねるごとに、ここまで書いたのに勿体ない気持ちもあり続けてこれた
そうしているうちに、書くことがちょっした習慣になってきた
それだけでも変化と言えるのではないかと思う
今後、癒されるかどうかはまだ解らないが
出きる範囲で続けていきたいと思う
気になっている人がいる。
意中の人とか、片想いとか、
そういうのではないのだけど。
例えるなら…
いつも通る道で見かける人。
家の近くの買い物先の人。
それが、近いかもしれない。
電車やバスで隣になる、とか、
そこまで近い距離になったことはない。
ほんの偶然。
気になる人が、建物から出てきたところ。
互いに歩を進めて、すれ違う瞬間。
ふわり、微かに香る。
爽やかなのに、どこか落ち着く匂い。
香水なのか、柔軟剤なのか。
はたまたルームフレグランスか。
そのどれでもないのかは、わからないが。
あまりに印象的で、忘れられない。
───『香水』(2024.08.30.)
きみは香水を集めるのが趣味だった。
ぼくは香水は苦手だったけど、
きみが変えてくれた。
まだ
ここには
君の残り香がある
その香りが
鼻腔を刺激して
記憶を呼び戻す
今にも
きみが後ろから
飛びついてくるんじゃないか
そんな
淡く脆い記憶に
ぼくは今日もしがみつく。
僕もあなたも、香水は好きじゃなくてお互いにつけない。だってせっかく同じ匂いがするのに。
/香水
香水
あの子が通った。
香水なんてつけていないけれど
あの子はあの子の香りがする。
とても良い香りで
貸したワイシャツがあの子に染まって帰ってきた時
しばらくこそばゆい気持ちになりながら
それを着ていた思い出
『香水』
香りから
思い出したくない
記憶までよみがえる
香りが消える様に
記憶も消えたらいいのに
「嗅ぎたい彼氏」
別々の高校に進学したから、家が隣同士でも偶然に会うのは難しい。
久しぶりのデートを楽しみにしていたのに、台風の影響で今日は一日中雨。
仕方ないのでおうちデートで映画鑑賞に予定を変更。
部屋に入るなり、彼は抱きついたまま私の首筋に鼻を寄せた。
「なんか、つけてる……」
がばりと音がしそうなくらい、勢いよく私から離れ、若干不機嫌そうに眉を顰める彼。
「あ、うん。友達がくれたの、香水」
「……ふーん」
「嫌?」
「うん」
「……そう」
まぁ、香水が苦手な人も少なくないし。仕方ないか。
「デートの時に使って」と言われたけど、苦手な人の前では使えないよね。
「いや、香水自体が苦手なわけじゃ……ないんだ」
「そうなの?」
「んー、なんつーか、そんなもんつけなくてもいい匂いするのに、なんでわざわざ香水つけんのかなーって……」
「な、なにを……」
「久しぶりだし、ちゃんとお前の匂い嗅ぎたいんだってば」
再び抱きついた彼は、首筋に噛み付くように顔を近づけて鼻を鳴らす。
犬?犬なの?
「あー、それもいいな。お前の犬なら喜んでなるよ」
「ばっ……誤解を招くようなこと言わないで!」
────香水
いつからか。
私の母は夜の仕事に行くようになった。
私はひとりぼっちで寝ることになるので寂しかった。
それでも、母に寂しいと言うことは出来なかった。
母がいつも疲れた顔をして帰ってくるから。心配をかけたくなかった。
今日も母は仕事に行った。
私は眠れず、夜の暗さに怯え、ひとり布団の中で震えていた。
結局、暗さに耐えきれず、私は起き上がって電気をつけた。
ふと、母の愛用のドレッサーを見た。
机の上には使いかけの沢山の化粧品と香水。
私は一つの香水を手に取ると布団に潜り込んだ。
仕事に行く時に母はこの香水をつけていく。
私は1回だけ自分の服に香水をつけた。
…ああ、お母さんの香りじゃない。
こんなきつい香りじゃない。母はもっと優しい香りがする。
だけど、どうしようもない。
香りを変えることは私に出来ない。
母の香りを、母を求めて、香水のあの香りを嗅ぎながら目をつぶる。
いつか一緒に寝れますように、そう願いながら。
枕を涙で濡らし、ひとり寂しく香りを嗅いだ。
お母さん、お母さん。
あなたならこの香水をどのように使いますか?
これは、私がある店に寄った時の話だ。
その店は棚に大小異なり、色は透明のボトルが並べられていた。全体を眺めると、一つ、興味を惹かれるボトルがあった。それは、何か周りとは違う魅力があった。すると、「興味を惹かれる物がありますか?」と言う声が聞こえた。振り返ると色とりどりの花を身につけている人が立っていた。また、「ぜひ、手にとってみてください」と言った。私は戸惑いながらも、それを手にとってみた。するとボトルは光をまとい数十秒後には、夏を思わせるような真っ青なボトルに変わっていた。その後の記憶はあまり覚えていない。ただ、「しっかり注意書きを読んでご使用ください」と言われたことは覚えている。
気がつくと、ベッドで寝ていた。夢かと思ったけれど、あの香水は今もある。注意書きは「この香水を使うだけで……」と書いてある。その後は読むことができない。それから日々が経ち、最近、あの香水を使った日は思い通りになる事に気がついた。
彼女はこの香水を二度と使わないと心に誓った。。。
香水
君の香水の匂いが変わった
誰かに貰いやしてないかなんて嫉妬したり
使い切る物持ちの良い人なんて惚れ直したり
どっちにしたってドキドキしてる
香水
においって、いちばん記憶に残るんだよなぁ、
大好きなあの人の香り、ふと同じ香りがするとパッと振り返っているはずもないのに探してみたり、懐かしい気持ちになったり、あぁ好きだったなぁって。
逆に私の匂いも大好きなあの人の記憶に残したいから私のお気に入りの香水をつけて出かけたり。
あ!香水、新しいものでも、今使ってる同じものでもまた買い足さなきゃ!!
→名作探訪 第101回
水精植物庭園の洋墨『香水(かおりみず)』
『香水(かおりみず)』は、水精植物庭園で採取される花々から色素を取り出したインクである。
そのインクは、まさに香水のような花の香を持つ薄黄蘗色をしており、硝子ペンととても相性が良い。インクの適度な粘度は、硝子ペンの溝にうまい具合に留まり、かなりの文字数を書くことができる。
しかしこのインクの真骨頂は、記された文字の経年にある。直後は枯葉のような黄蘗色をしているが、日毎年毎に色を変えてゆく。あまりの変わり様に100年後には虹色になっていると噂されることもある。
こういった浮評も、庭園管理者が水の精霊であるという神秘性に由来するのだろう。
併設のスーベニアショップにて数量限定販売
テーマ; 香水
すれ違いざま、
見知らぬ誰かの余薫が鼻をかすめる。
君と同じ匂いだ。
思わず振り返ってしまった。
もうあいつはいないのに。
_____
「ねえねえ、これ知ってる??」
"プルースト効果
特定の香りをかいだとき、その香りに紐づいた過去の記憶や感情が無意識的に呼び起こされる現象。"
どうも匂いと記憶の関係は強いということらしい。
「今日の授業で習ったんだあ!人間っておもしろいよね!!!僕も毎日同じ香りつけてたら思い出してもらえるのかな!」
「そんなことしなくても忘れないよ。」
「どうだかねえ〜」
卒業が迫る高校生の他愛もない会話のはずだった。
この時彼はもう覚悟を決めていたんだろうな。
もう何年も前の話だ。
彼は卒業して間もなく帰らぬ人となってしまった。
1日だって君を忘れたことなんてないのに。
この香りはあの頃の笑った君を思い起こさせる。
僕の気持ちも知らないで、
本当にずるいやつだよ、お前は。
ー香水
香水
君の香水の香りが、どこにいても私の心を包み込む。
ふとした瞬間に感じるその甘い香りが
君との幸せな想い出を呼び起こして、
私の胸を暖かくする、
君がそばにいなくても、
その香りがいつも私を君のもとへと導いてくれる
ふわり、と香るサンダルウッドの香りにぴく、とまつ毛が動くのはごく自然なことだった。
人の名前も顔も覚えるのは苦手だ。
でも、その人が持つ香りなら何となく覚えることができる。
香水は人の体を表す、そんな気がした。
似合っていようが似合わなかろうが、その人の個性が香りとなって記憶に刻まれるからであった。
爽やかな森の木々の中に、時折見せる彼の好戦的でスパイシーなほろ苦さが感じられる。
感じるままに漂う香りをすんすんと嗅いでいると、匂いの主の顔がみるみる赤くなっていくのに全く気が付かない。
同僚とはいえ、異性に至近距離ですんすんと嗅がれ続けるのは流石の『軍師』も心中穏やかじゃないのかもしれない。
「…あの」
黒いTシャツのインナーが覗くワイシャツの襟元を片手で手繰り寄せる困惑の表情に、不覚にも『萌え』てしまっただなんてmirinは言えなかった。
─────『香水』
(香水。)🦜
僕は・・・ね。
・男の子だから
・女の子みたいに
香水は、付けない。🦜
(でもね。)
「僕の、誕生日に
娘雀しゃん、
から
・プレゼント、に
貰った。
《外国製の名刺入れ。》
に
入れる【香水香。】が、
日本の和。の
香りがするんだね。」🦜
《だから。》
✣初対面の、
雀しゃんに、
名刺を、渡すと、
❝僕に、一目置くんだよ。❞
【香水】
きみが香水を纏ってなければいい
きっと実物で会えたとしたら
無機質な鉄の香りがふんわりと辺りに溶け込ませながら
その鉄が血を連想させて
まるで何も守るものも持たずに
僕の前に現れてくれたように
2024-08-30