『飛べない翼』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
『飛べない翼』
飛べない翼を持っている。
みんなは何処へでも飛んで行ける翼を持っているのに、
私の背には何も無かった。
それが恥ずかしくて、羨ましくて、苦しかった。
みんなはその翼を使って何処へでも行けるけれど、
常に飛んでいるわけではなかった。
普段は歩いていたのだ。
だから私は翼を作った。
せめて見かけだけでも同化するように。
変な奴だと思われないように。
仲間外れにされないように。
ひとりぼっちにならないように。
飛べない翼は重くて脆くて邪魔だった。
でも、それがある限り私は私で居ることができた。
みんなを騙して自分を偽って、
それでも私は幸せだった。
やがてみんなは私の元を離れて、
何処か遠いところへ飛んで行ってしまうのだけれど、
それでも私は幸せだった。
幸せだと思わなければやっていけなかった。
私だって飛べないだけでみんなと同じ姿をしているし、
みんなと同じように笑ったり泣いたりしているし、
ただ飛べないだけで、それだけで、
私のことを「役立たず」と言わないで。
役に立たないことなんて私が一番よく分かっている。
飛べない翼は邪魔でしかない。
私が本当に欲しいのは、みんなと同じ飛べる翼だ。
飛べる翼は軽そうで丈夫そうで素敵に見える。
そう見えているだけかもしれないけれど。
『 飛べない翼』
私は堕ちてゆく
下へと堕ちてゆく
私には翼がある
だから落ちても平気なのだ
飛べれば
私は知っている。
だから、飛び降りる
この翼が
飛べない翼だと知っているから
もう、大丈夫だから。
今年の春
高校を卒業と同時に
一人暮らしを始めた…世界が広く見えた
これから始まる大学生活
ズボラな自分では心配になる一人暮らし
どれも、全てが私を空へ飛び立たせてくれた
知らない世界を…
6月に大学を辞めた
夢が分からなくなった。。
現実はそんなもん
高校時代、バイトで貯めたお金は100万近く
10月まで遊び続けた
免許を取り。ボロく安い中古の軽を買い、
行ったことのない県へ。。
運転をして2ヶ月で
20都府県を巡った。
自由になったつもりだった。
貯金が底を尽きた。ニートにも限界があった。
でも、何故か夢を見た。大丈夫だと
無論、無謀な考えであったために貯金は0
フリーターだ。
支払いが立て続けに。
死んでもいい。今の私は春とは違う
自由に空を飛んでいたあの頃とは違う
鷹のような美しい翼は
ペンギンのような飛べない翼になった。
かつては悠々と飛んでいた。
いや、今も飛んでいるのかもしれない。
私が飛べない翼と思い込んでいるだけで
飛べないのではなく
飛び続けるのが怖くなっているのだ
だから、飛べないふりをして防衛していた
違う。踏み出そう。諦めないで…
大きな未来へ。大きな翼で。。。
そろそろ寝た方がいいと思います
目はしばしばして正直なのに
気持ちが若々しさを発揮してるんダ
おでこのニキビ
5日前から干された洗濯物
風呂に入らずに寝ようとする私
まいっか、
誰も悲しまないし
そしてなにより
今日は楽しかった
私は気持ち浮いてた
多分5センチくらいさ
足りないことは
同じだけのハッピーを
あなたと共有できなかったこと
今日のところはとりあえず
ポストイットしとこう
#飛べない翼
それは私
子供の時から狭い狭い籠の中
こんなに大人になったのに
こんなに不自由
いつとべる?
私をもう放してください
自由に飛びたい
籠の中で死にたくない
ねえ、なんで飛ばないの?
僕には飛ぶなんて無理なんだ。
どうして、無理だって思うの?
飛び方なんて分からないし
だいいち落ちたら痛いに決まってる。
そうなんだ、君はどこにもいけないんだね。
いいんだよ、僕はこの場所で
普通に生きていくって決めたんだ。
でも、どうして哀しそうな顔をするの?
別に哀しくなんてないさ、だけど、この翼は重たくて、僕を少し、息苦しくさせるんだ。
暗闇のなかで一人丸まっている
飛べない翼を折り曲げて
旅立つ時まで息を潜めて
あの月にいきなさい
弱い私は勇気が出ないまま
誰かが引っ張ってくれるのを待っている
光放つには自分から飛ぶしかないのよ
あなたと何年だろう
さよならと言ってしまえば
きっと新しい世界があるだろう
あなたと一緒の場所にもいけない
あなたが来てくれるのを待つだけ
ずっとずっと飛べない翼
だけど飛べない翼っていうよりは
ホントは、、
飛びたくない翼
さていつ私は飛び立とう
この翼で
【飛べない翼】
テーマ“飛べない翼”
鳥が全て飛べる訳ではない。
鳥のように飛べたらいいなどと
簡単に口に出してはいけない。
そう。
ワタシのようになりたくなければ…。
鳥になりたいと日々願っていて
いざ、鳥に転生したら、
飛ぶ事が出来ない鳥だった。
(ラノベのタイトル風。多分面白くない。)
飛べない翼
折れた翼では、飛べない。
堕天使ルシフェルの翼は、折れたけど。
歩くための足は、まだ、ある。
180°違う生き方を私は、しよう。
正義とやらが、私にあるのだったら、それも賭けてみようじゃないか。
飛べない翼は、過去の私だ。
#飛べない翼
飛べない翼を持った
飛べない鳥は
空を飛ぶ鳥の様に
空を飛びたいと思っているのだろうか?
羨望と嫉妬の眼差しで
空を見上げるのだろうか?
きっとそんな事はない
空なんて飛べなくても
なんの不都合もなく生きてきたのだから
勝手な価値観で可哀想とか決めつけるな
飛べないことは
欠点ではない
堂々と生きればいいだけだ…
🌈黒猫のつぶやき🌈
飛べない翼がくっついていたら
実はコレ飛べないんですと
いちいち言わなきゃならない
面倒この上ない
ついてなくて良かった😮💨
『飛べない翼』
飛べない翼?
だから何なのか
ペンギン、ダチョウ、キーウィ、エミュー、ヒクイドリ
他にもたくさんいる
飛べない翼を持つ彼らは弱者か?
そんなことは無い
飛べなければ飛べないで別の生き方がある
自分に出来る強みを生かし
自分に出来る生き方をする
それが生きるということだ
だから、飛べない翼でもかまわない
空を飛ぶ夢を見た。
いつもは見上げるばかりの鳥達と並び、僕たちの街を見下ろした夢。
大海原を眼下に、大きく両手を広げて駆けていく夢。
目が覚めた時、先程まで繰り広げた正に夢のような体験に、落胆と興奮が同時に襲いかかってきた。
もしかしたら現実だって飛べやしないか──そう考えた僕は、ベッドから手を広げてジャンプしてみた。
結果、僕は地球の重力には逆らえず、ドンっという重たい音が部屋に響いた。現実はなんてつまらないんだろうと、朝からため息を吐く始末。火を見るより明らかな現実に、口をとんがらせたくなりもする。
ランドセルを背負い、学校に行く前にお母さんに夢の話をした。
あらいいわねなんて、適当な返事でお茶を濁される。あの興奮を一ミリも理解されていないことに心底腹が立ち、挨拶もそこそこに玄関の扉をいつもより強く閉める。
登校中もただ、あの夢の中に囚われていた。
どうやったら飛べるだろう。
どうやったら空へ羽ばたけるのだろう。
鳥だって飛べるんだ。人が飛べないわけないじゃないか。
頭の中は、ずっとそれだけだった。
授業にも身は入らず、広げたノートに翼を授かった人間を描く。絵ならいくらでも空を飛べるのに。夢の延長線上に、落書きで妄想を膨らませた。
ぼぅっとしてると先生に注意された。まずい、ノートを見られたら注意では済まない。僕は急いで落書きを消し、態度だけは真面目に授業を受けるふりする。
それでも尚、僕の頭はあの空の中だった。
家に帰り、ベッドに倒れ込む。
もう一度あの夢を見られたら。そんな思いで、宿題もゲームも放り出し、目を瞑る。
──もう一度、もう一回あの夢を。
僕は微睡みの中へ落ちていく。
飛べない僕に、翼を授かる方法はこれしかないのだから。
2日連続で教えて貰えた
今日は私のペンを握って書きながら説明してもらった
そのペンで月曜はテスト頑張れます
僕は、翼を持っている。
広大な世界へ飛び立てるくらい、それはもう立派な翼。陽の光を受けるときらきら輝いて、ばさばさと大きな音をたてて羽ばたく翼。
人はみなその翼に見惚れて、僕を求める。
盲目な大人たちに従順であった僕は自分の翼に殺された。
今は電気を消した病室にただ独り。毎夜横になったまま外を眺める。窓の向こう側はまた暗闇。
「なにが翼だ」
虚に響く。
――飛べない翼
立ち止まる。
もう動けない。
それでも、
逃げ出す為なら。
走れそうな気がした。
「飛べない翼」で、
飛んでいくんだ。
ここでは無い何処かへ。
今だけは、羽休み。
昔行った公園 どこかに置いてきた自転車の鍵
遊具のてっぺんから堕ちる夢を見た
夏の唯一の冬が、また私の目の前に現れた。
いつも君が、夕暮れのチャイムで思い出させる
あの頃のひぐらしが 一つの全て
君が死んだ時、一緒に死んでいればいい
また夏の逃避行を夢見ていた
季節が移り変わるなんて嘘だった。
離れていった冬 私を繋げていたはず
結局どこも同じ場所 冷たい涙が梅雨みたいだった。
花が戦争に 青い鳥がアンパンを咥えてたんだ
主語がない本を読んで完結してしまうんだ
命は僕に嘘をついて、そのまま死んじゃって
正直にはならないままで散っていく
夏休みになった頃の思い出は お墓参りの草木が繁る時
命は残らない もう居ない 誰も彼もまた居なくなる
背中に咲いた曼珠沙華が慌ただしくて
命が消えて芽吹くのは 全部、
夏のせいだった
手を包むと暖かいのに
風は透明に消えていく 木漏れ日が差し込むカーテンに
白い花が写っているのを見るのが好きだった。
いつかの朝焼けを 誰も覚えてない事をただ
手に包んで消してしまった最後に
暖かい布団に包まれて、ブランコに揺られている気分でいる また戻って、進んで、 戻って、進んで また、戻って 。
あの時みたいに上手くいかないこと なんで冬は
何も教えてくれないのか 目を瞑って
分からないフリしてた 分からないのに
分からなかったままで 心拍はスっと完結するだけ。
飛べない翼
あっても活かしきれないってことだよね。
何事も活かして、初めて意味がある。
どう活かすかを考えて行動するよ。
『飛べない翼』
わたくしの住む国に飛べない翼を持つ一羽の鳥がおりました。
黒い線が胸のところに入るのが特徴でありました。
その鳥はひとつの群れの中で過ごしていたのですが、いつも独り、仲間とは別のところで行動していました。
独り寂しく、飛べない翼を眺めては、しょんぼりと悲しみにふけることもございました。
と言いますのも、鳥は自らその状況を望んでいたわけではございません。
鳥は『飛べない翼』を持っていたために仲間から見放され、罵られていたのでした。
その境遇は群れの中でも最下等。最早幽霊に等しいような扱いを受けていた訳です。
そしていつも、ピィピィ、と小鳥のような鳴き声をあげて鳴きますゆえ、群れの仲間たちからは「ピイ」と呼ばれていました。
段々と虐めのようなものになっていくにも関わらず、鳥はいつものように使い物にならない薄汚い翼を眺めては、独り寂しくまた「ピィ」と鳴くのでした。
わたくしも鳥を預かり、翼を治療してみようと懸命になったこともございましたが、どうしても、鳥が飛ぶことはありませんでした。
しかし、ある時を境に、わたくしがその鳥を見ることは無くなりました。鳥の行動していた湿原の管理者に聞いてみましたが、所在は分からずじまいでした。
隣の中田さん(わたくしと同じ、鳥が好きな方です)に聞いてみると、
それらしい鳥が飛んでいくのは見た、夕方の汽車が出た時間だと思う、と仰っておりました。
わたくしにはあの鳥がその後何処に飛んでいったのか、はたまたまだあの湿原にいるのか、そもそも鳥は元々飛べていなかったのか、わたくしには分からないままです。
こないだもう一度湿原へ立ち寄って見たのですが、あの鳥の姿はどこにもありませんでした。
ただ夕方の汽車が駅から発車していき、夕陽が地平線に落ちていき、数羽のからすがぱたぱたと何処かへ飛んでいくだけの風景が、途切れることなく続いていただけでした。
°*.°*.°*.°*.°*.°*.°*.°*.°*.°*.°*.°*.°*.°*.
自信作?5作目。飛べない?ある鳥のお話。ですます調にしてみました。
飛べない翼を持っていた
重い足枷が外せなくて
叶わぬ夢を見ていた
はじめの一歩が踏み出せなくて
長い長いと思っていた人生は
広い広いと思っていた空のように
あっという間に終わってく
あっという間に流れていく
いなくならないように強く抱き締めた思いは
潰さないように優しく抱きしめた思いと
消えた君の笑顔を僕は1人で探しにでるよ