『飛べない翼』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
テーマ“飛べない翼”
鳥が全て飛べる訳ではない。
鳥のように飛べたらいいなどと
簡単に口に出してはいけない。
そう。
ワタシのようになりたくなければ…。
鳥になりたいと日々願っていて
いざ、鳥に転生したら、
飛ぶ事が出来ない鳥だった。
(ラノベのタイトル風。多分面白くない。)
飛べない翼
折れた翼では、飛べない。
堕天使ルシフェルの翼は、折れたけど。
歩くための足は、まだ、ある。
180°違う生き方を私は、しよう。
正義とやらが、私にあるのだったら、それも賭けてみようじゃないか。
飛べない翼は、過去の私だ。
#飛べない翼
飛べない翼を持った
飛べない鳥は
空を飛ぶ鳥の様に
空を飛びたいと思っているのだろうか?
羨望と嫉妬の眼差しで
空を見上げるのだろうか?
きっとそんな事はない
空なんて飛べなくても
なんの不都合もなく生きてきたのだから
勝手な価値観で可哀想とか決めつけるな
飛べないことは
欠点ではない
堂々と生きればいいだけだ…
🌈黒猫のつぶやき🌈
飛べない翼がくっついていたら
実はコレ飛べないんですと
いちいち言わなきゃならない
面倒この上ない
ついてなくて良かった😮💨
『飛べない翼』
飛べない翼?
だから何なのか
ペンギン、ダチョウ、キーウィ、エミュー、ヒクイドリ
他にもたくさんいる
飛べない翼を持つ彼らは弱者か?
そんなことは無い
飛べなければ飛べないで別の生き方がある
自分に出来る強みを生かし
自分に出来る生き方をする
それが生きるということだ
だから、飛べない翼でもかまわない
空を飛ぶ夢を見た。
いつもは見上げるばかりの鳥達と並び、僕たちの街を見下ろした夢。
大海原を眼下に、大きく両手を広げて駆けていく夢。
目が覚めた時、先程まで繰り広げた正に夢のような体験に、落胆と興奮が同時に襲いかかってきた。
もしかしたら現実だって飛べやしないか──そう考えた僕は、ベッドから手を広げてジャンプしてみた。
結果、僕は地球の重力には逆らえず、ドンっという重たい音が部屋に響いた。現実はなんてつまらないんだろうと、朝からため息を吐く始末。火を見るより明らかな現実に、口をとんがらせたくなりもする。
ランドセルを背負い、学校に行く前にお母さんに夢の話をした。
あらいいわねなんて、適当な返事でお茶を濁される。あの興奮を一ミリも理解されていないことに心底腹が立ち、挨拶もそこそこに玄関の扉をいつもより強く閉める。
登校中もただ、あの夢の中に囚われていた。
どうやったら飛べるだろう。
どうやったら空へ羽ばたけるのだろう。
鳥だって飛べるんだ。人が飛べないわけないじゃないか。
頭の中は、ずっとそれだけだった。
授業にも身は入らず、広げたノートに翼を授かった人間を描く。絵ならいくらでも空を飛べるのに。夢の延長線上に、落書きで妄想を膨らませた。
ぼぅっとしてると先生に注意された。まずい、ノートを見られたら注意では済まない。僕は急いで落書きを消し、態度だけは真面目に授業を受けるふりする。
それでも尚、僕の頭はあの空の中だった。
家に帰り、ベッドに倒れ込む。
もう一度あの夢を見られたら。そんな思いで、宿題もゲームも放り出し、目を瞑る。
──もう一度、もう一回あの夢を。
僕は微睡みの中へ落ちていく。
飛べない僕に、翼を授かる方法はこれしかないのだから。
2日連続で教えて貰えた
今日は私のペンを握って書きながら説明してもらった
そのペンで月曜はテスト頑張れます
僕は、翼を持っている。
広大な世界へ飛び立てるくらい、それはもう立派な翼。陽の光を受けるときらきら輝いて、ばさばさと大きな音をたてて羽ばたく翼。
人はみなその翼に見惚れて、僕を求める。
盲目な大人たちに従順であった僕は自分の翼に殺された。
今は電気を消した病室にただ独り。毎夜横になったまま外を眺める。窓の向こう側はまた暗闇。
「なにが翼だ」
虚に響く。
――飛べない翼
立ち止まる。
もう動けない。
それでも、
逃げ出す為なら。
走れそうな気がした。
「飛べない翼」で、
飛んでいくんだ。
ここでは無い何処かへ。
今だけは、羽休み。
昔行った公園 どこかに置いてきた自転車の鍵
遊具のてっぺんから堕ちる夢を見た
夏の唯一の冬が、また私の目の前に現れた。
いつも君が、夕暮れのチャイムで思い出させる
あの頃のひぐらしが 一つの全て
君が死んだ時、一緒に死んでいればいい
また夏の逃避行を夢見ていた
季節が移り変わるなんて嘘だった。
離れていった冬 私を繋げていたはず
結局どこも同じ場所 冷たい涙が梅雨みたいだった。
花が戦争に 青い鳥がアンパンを咥えてたんだ
主語がない本を読んで完結してしまうんだ
命は僕に嘘をついて、そのまま死んじゃって
正直にはならないままで散っていく
夏休みになった頃の思い出は お墓参りの草木が繁る時
命は残らない もう居ない 誰も彼もまた居なくなる
背中に咲いた曼珠沙華が慌ただしくて
命が消えて芽吹くのは 全部、
夏のせいだった
手を包むと暖かいのに
風は透明に消えていく 木漏れ日が差し込むカーテンに
白い花が写っているのを見るのが好きだった。
いつかの朝焼けを 誰も覚えてない事をただ
手に包んで消してしまった最後に
暖かい布団に包まれて、ブランコに揺られている気分でいる また戻って、進んで、 戻って、進んで また、戻って 。
あの時みたいに上手くいかないこと なんで冬は
何も教えてくれないのか 目を瞑って
分からないフリしてた 分からないのに
分からなかったままで 心拍はスっと完結するだけ。
飛べない翼
あっても活かしきれないってことだよね。
何事も活かして、初めて意味がある。
どう活かすかを考えて行動するよ。
『飛べない翼』
わたくしの住む国に飛べない翼を持つ一羽の鳥がおりました。
黒い線が胸のところに入るのが特徴でありました。
その鳥はひとつの群れの中で過ごしていたのですが、いつも独り、仲間とは別のところで行動していました。
独り寂しく、飛べない翼を眺めては、しょんぼりと悲しみにふけることもございました。
と言いますのも、鳥は自らその状況を望んでいたわけではございません。
鳥は『飛べない翼』を持っていたために仲間から見放され、罵られていたのでした。
その境遇は群れの中でも最下等。最早幽霊に等しいような扱いを受けていた訳です。
そしていつも、ピィピィ、と小鳥のような鳴き声をあげて鳴きますゆえ、群れの仲間たちからは「ピイ」と呼ばれていました。
段々と虐めのようなものになっていくにも関わらず、鳥はいつものように使い物にならない薄汚い翼を眺めては、独り寂しくまた「ピィ」と鳴くのでした。
わたくしも鳥を預かり、翼を治療してみようと懸命になったこともございましたが、どうしても、鳥が飛ぶことはありませんでした。
しかし、ある時を境に、わたくしがその鳥を見ることは無くなりました。鳥の行動していた湿原の管理者に聞いてみましたが、所在は分からずじまいでした。
隣の中田さん(わたくしと同じ、鳥が好きな方です)に聞いてみると、
それらしい鳥が飛んでいくのは見た、夕方の汽車が出た時間だと思う、と仰っておりました。
わたくしにはあの鳥がその後何処に飛んでいったのか、はたまたまだあの湿原にいるのか、そもそも鳥は元々飛べていなかったのか、わたくしには分からないままです。
こないだもう一度湿原へ立ち寄って見たのですが、あの鳥の姿はどこにもありませんでした。
ただ夕方の汽車が駅から発車していき、夕陽が地平線に落ちていき、数羽のからすがぱたぱたと何処かへ飛んでいくだけの風景が、途切れることなく続いていただけでした。
°*.°*.°*.°*.°*.°*.°*.°*.°*.°*.°*.°*.°*.°*.
自信作?5作目。飛べない?ある鳥のお話。ですます調にしてみました。
飛べない翼を持っていた
重い足枷が外せなくて
叶わぬ夢を見ていた
はじめの一歩が踏み出せなくて
長い長いと思っていた人生は
広い広いと思っていた空のように
あっという間に終わってく
あっという間に流れていく
いなくならないように強く抱き締めた思いは
潰さないように優しく抱きしめた思いと
消えた君の笑顔を僕は1人で探しにでるよ
#33 風邪気味の命は……、
あの日から、飛べもしない翼になった。
明るくて、おだやかだった翼も傷だらけになった。
ボロボロになって、動くことすら苦しかった。
___飛べない翼
人には翼が生えていた。歳をとるにつれ、その翼は大きくなり、最終的に飛べるようになる。
君はまだまだ翼が雛鳥程の大きさしかなく、飛ぶなんてありえないだろうと思った。
でも君は急に大きい翼を生やした。とても美しいその翼を羽ばたかせ、飛んでいってしまった。
俺は何故か片方の翼しかない。こんな〝飛べない翼〟でもお前に会いに行きたい。また会いたい。
…でもしばらく、俺の翼は片方のままだろう。
飛べない翼
翼が折れた訳でも
小さいだけでもないです
ただ飛ぶ用の翼ではなかったんです。
「生まれから不平等」
飛べない翼
美しい人がいた。白く陶器のような肌に黒い艶やかな長い髪がよく映える満月の日だった。
「月に帰りたいの」
そう言ってはらはらと泣く姿はこちらの胸がぎゅっと痛くなるほどだった。
「翼を置いてきてしまったの」
月に、と見上げる頬には幾筋もの涙の跡があった。
「じゃあ、ぼくのを使っていいよ」
そう言えば、彼女は驚いてこちらを向く。
「でもそれじゃああなたが帰れなくなる」
「いいよ、ぼくここが好きだから。それに君が泣いてるのは見たくないんだ」
だから、いいよ。そう自分の翼を差し出す。彼女は申し訳なさそうに、でもとても嬉しそうに受け取り、月へと帰っていった。
もう飛べなくなってしまった翼を少し悲しい気持ちで見ながら、月夜に彼女のことを想う。
彼女が月に帰った日、その日月から兎が消えた。
その代わりに月には美しい女性の横顔が見えるようになった。
飛べない鳥____
2022/11/11 小説日記
「マジでめんどくさいね」
「何あの態度」
「あいつマジで無理」
「空気読めよ」
悪口。昔からそれの言葉、行為が大嫌いだった。
される側がどれだけ苦しいか私は知っている。
する側がどれだけ傷つけられたか私は知っている。
それなのに人は傷つけられ悪口、愚痴を言う。
吐き出したくて辛くてたまらないから悪口を言う。
それってしょうがないのかな。相手が酷いことをしたから愚痴という盾の裏で悪口を言っているだけで、けしてどちらもいいものじゃない。それでも、ストレスは溜まるもので、私はそれを聞くのが一番嫌だった。される側やする側よりも聞く側の方が私にとって一番辛い。
私のクラスは優しい人が多い方だと思う。いじめなんてないし仲間はずれにしたりはしない。だけど、クラスに一人だけとても陽気で明るい子がいる。
9/4のお題だった「きらめき」にその子について一度小説日記を書いたことがある。
明るいけれど、とてもとてもわがまま。まるで小学生のように堂々と言いたいことを言える子だ。それが彼女の長所。その長所に助けられた人が多くいる。だが、逆に傷ついた人も多くいる。私はそんな彼女に対して不安しかなかった。
「なんか、〇〇(彼女の名前)おかしくない?」
体育の時間、チームが彼女と親友と一緒になった。他にも3人の陽キャ女子がいた。
「うん、ちょっと思った」
チームでリレーを続けているとき彼女はなぜか元気がなく近くにバレーボールがやってきても取ろうとしなかった。
「ご機嫌斜めなのかな…」
「そういうのまじうざい」
チクと少しだけ胸が痛む。親友が悪いわけじゃない。ただ、なんか嫌なんだ。何かが嫌なんだ。
試合が始まり私達は位置についた。親友は隣に、斜め前に彼女がいた。相手のサーブが来ると、このクラスで一番裏表がある女子がボールを上げた。
「ナイス!ナイス!」
「いいよ!いいよー!」
などと手を鳴らす音とともに掛け声がこちらから聞こえる。さすが陽キャグループ。それに、私もハブられないように「おー!すごい!すごい!」と言い手を何回か鳴らした。
しかし、相手のコートに返すもまたこちらへボールが返っていた。それは大きな山なりで優しいボールだった。完全に彼女目掛けて落ちてくるボールに周りが「〇〇ー!」、「〇〇お願い!」と声を掛け合った。
___……え?w
その場にいる全員がそれを心の中で思っただろう。彼女は歩きながら落ちてくるボールに近づき取ろうとしなかった。それは、落ちていないはずのボールを拾おうとせずに落ちたあとのボールを拾いに行くようだった。
その姿に全員が言葉をなくすが「惜しい!惜しい!!」、「〇〇どんまーい!」とすぐに声を掛け合う。さすが陽キャグループ。
試合はボロ負けだった。終わった瞬間、親友がサーブを取ったクラスで一番裏表がある女子に駆け寄り耳元でこういった。
「〇〇やばくない?」
「マジでめんどくさいね」
「何あの態度、」
少し距離があったとは言え、私には聞こえた。彼女は近くにいないかと冷や冷やしたが幸い近くにはいなかった。
彼女はたまにこういうことがある。なにか気に食わないと一方的に怒り空気を乱す。そういう性格だ。部活でもそのせいで大変だった。私も彼女に部員の前で散々悪口を言われたのを覚えている。「イルカってうざくない?」など。それを私や他の部員は静かに聞くだけで空気が最悪だった。
彼女が悪い。わかっている。私だって酷いことをされた。けれど、なんでそれでも彼女が悪いと思えないのだろう。
その後は親友とトイレに行き、彼女の愚痴を散々聞かされた。トイレを通り過ぎないかと心配だったが反対側の階段から行ったようで来る気配はなかった。
「あいつマジで無理」
「あー、ね、」
なんとなく言葉を返す。
「空気読めよ」
「たしかにねー、」
なんとなく返事をする。
彼女の気持ちもわかるし親友の気持ちもわかる。だから、偽善者とよく自分自身に言われるのだ。10分程度悪口、愚痴を聞かされ教室に戻った。すると、彼女の機嫌は直っておりテンションがさっきの何倍も高かった。
少しだけ鼻で笑ってしまいそうになる。
こんな些細なことが積み重なって貴方は嫌われてるってわかってる?
そう言いたくなる。
このままじゃ貴方はどんどん嫌われ続けるんだよ?
そう言いたくなってしまう。
一人でこんなことで悩んでいる自分が馬鹿みたいだ。彼女は知らないんだ。自分が飛べないことに。周りは小学校から一緒で彼女はこういう人と理解があるから合わせてくれる。飛べるのに一緒に歩いてくれる。けれど、それを彼女は当たり前だと思っている。本当はみんな飛べるのに。
そんなふうにまた悩む自分が馬鹿だなと思う。そうやって深く考えるから愚痴を聞かされると辛くなるのだ。
される側もする側も聞く側も
それぞれ苦しさがあり、それぞれ悩みがある。
よく道徳のお話では喧嘩している間の人が仲良くさせたり第三者、聞く側を利用して中和しようとする。けれど、現実ではそんなこと上手くできっこないんだ。
あとがき
ここまで読んでくれた方ありがとうございました。不快に思わせてしまった方、すいません。
よかったら「きらめき」の小説日記も読んでみてください。彼女についてよくわかると思います。
天使病、あなたはそれを知っているであろうか。
その名の通り、突然背中に天使のような白い翼が生え、その翼に希望を吸われてしまい、最終的には自殺に追い込んでしまう病気だ。
そして、私は先日、この病にかかった。
悲しくはなかった。ただ、どうせ翼が生えるなら、死ぬまでに1度だけ空を飛びたいなぁなんて思っていた。私は病気の進行が早く、直ぐに入院となったが、それでも空を飛びたいなぁと思っていた。
飛べないと、飛べるわけが無いと、分かっている翼でも。
楽をしたいけれど 楽ができない まっすぐ歩きたいけれど 紆余曲折で でもそういう人生だったからこそ 今があるんだなぁ まだ通過点 これから先も よろしくね
中学のころ、美術の授業で月を描いた。
私はもともと絵が好きで、
正直周りと比べて出来は良かったと思う。
ある子が、その絵をほしいと言ってくれた。
赤い空に白い月がぽっかりと浮かぶキャンバス。
誰かに絵をプレゼントしたのは、それが最初で最後だ。
数年ののち、彼女が藝大にすすんだと聞いた。
同窓会でちらっと見た彼女は
昔と違い短い髪とラフな服装が印象的だった。
あの日、絵がほしいと言われて、
本当に本当に嬉しかった。
私は何者でもないけど
白い月だけは彼女の翼にのって
遠い空を一緒に渡っていたらいいなと思う。