『風邪』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
めっきり寒くなった。体調を崩してしまう方もいらっしゃるのではないだろうか。明石家さんまさんは風邪をひいた時、大好きなメロンを食べることにしているらしい。普段は食べず、風邪の時だけ。そう決めておくと案外風邪をひかないそう。それを知ってわたしも嫌な事や辛い事があった時は、大好きなケーキを食べる事にしようと考えた。さっそく今日仕事で嫌な事あったのでケーキ買って帰ろうと思う。
『風邪』
コポコポと音を立ててケトルから湯気が立ち上る。
湿気で曇った窓ガラスの外は、夜でもわかるほど重く垂れ込めた雲で覆われている。
私が住む地域はめったに雪が降らない。
雪と聞いて思い浮かべる景色は、実際には見たことのないものだ。
三好達治の詩の風景。
ぽつりぽつりと建つ和風家屋。
静かにしんしんと降り積む雪。
咳が出たので、またベッドへと戻る。
“風”に運ばれてきた“邪気”を体に引き込んで体調を崩すから、「風邪をひく」と言うとかなんとか。
ぼんやりと、いつもより回らない頭でそんなことを思い出す。
小さい頃は、親が林檎をすりおろしてくれたっけ。
プリンにゼリー。
くたくたに煮たうどんや玉子の入ったおじやもあったなぁ。
思い出すのが食べ物ばかりなのは仕方がない。
私にとって、「風邪をひく=寝込む」なのだ。
風邪をひいたとき限定のやさしい味を、懐かしく想う。
「風邪」
まさに、真っ只中。
前は風邪を引いてもひどくならなかったのに、
今じゃ発熱を伴うこともある。
意識して、
体を休めないといけないと思う。
健康が取り柄だったけど、自分をいたわらないと。
今日は定時で帰ろう。
啓太が夢に出てきて
会った瞬間にめっちゃきつく
ギューってしてきたら
身体が固まった。
その後啓太が氷になった。
啓至も出てきた。
相変わらず控えめやった。
あ。あっ。あ!!!!
顔の形啓太みたいな啓至がいた!
一番最初の啓至!
顔の長い…ん?控えめな啓至と、
男前の啓至。
男前の啓至が現実で会ってた啓至。
性格が啓太と…ん!?
晃一と啓太と似てる感じするな。
ちえの昔の実家に二人住んでたみたいな。
住んでたんかな?そんな感じ。
1階に啓太。2階に啓至。
啓至…懐かしい笑。
晃一の好きとおんなじくらいの好きの形。
アジメ何人もいる。みんな同じ顔つき。
お風呂なんかなー。
啓至かわいいな。
「風邪引いて、看病されるネタが2件。
熱中症で倒れて、涼しい部屋で休むネタが1件、
上司が風邪の仮病使うネタが、1件。
……他に何か書いたかな」
結構これまで、去年の「風邪」のお題も含めて、ヨリドリミドリ書き尽くした感あるんだが?
某所在住物書きは、ショウガと鶏肉のスープでふーふー。体を温めながら呟いた。
アメリカでは風邪を引くと、チキンスープが話題に出るらしい。 日本ならば、おかゆだろうか。
「……そうだ。チキンスープだ」
風邪そのものの物語は書いたが、風邪の際に体を温める食い物の物語を書いていなかった。
「来年に残しとこっと」
来年だ。来年の分も、残しておかねば。物書きはメモに「チキンスープ&おかゆ」と書いて、
まぁ、まぁ。1年後、それを忘れるのだろう。
――――――
最近最近のおはなしです。都内某所のおはなしです。
某稲荷神社敷地内の一軒家に、人に化ける妙技を持つ化け狐の末裔が、家族で仲良く暮らしており、
その内のおばあちゃん狐は、ツバメやルリビタキ、ロシアンブルーやコリーなんかが居る職場で、
キツツキとして、昔仕事をしておったのでした。
なんだかヘンテコリンな設定ですね。
大丈夫。どうせフィクションのファンタジーです。
細かいことを気にしてはなりません。
さて。 その日、狐のおばあちゃんは、
人間の巫女さんに化けて、政治家の悪い先生方から託宣料1000万円をふんだくり、
それを元手に、お金が苦しい参拝者さんや信者さんに向けた無料茶飲み回の準備をしておったところ、
昔の職場から、珍しく、荷物が届きました。
それは、昔の相棒が、おばあちゃん狐のお孫ちゃんのために編んでくれた、ネックウォーマーでした。
『人間に化けてお出かけするとき、体を冷やして風邪など引かぬよう、これを付けてね』
おばあちゃん狐の相棒、野良ばーちゃんのメモが、手作りネックウォーマーと一緒に入っておりました。
「どうだろうねぇ?」
おばあちゃん狐、昔の相棒の変わらぬ優しさを、
しかし、ちょっと疑問形で受け取ります。
「そもそもあの末っ子が、『ネックウォーマー』の言葉と使い方を、理解できるかどうか」
まぁ、預けてみましょ。 コンコン、こやこや。
おばあちゃん狐はネックウォーマーを、
縁側で日向ぼっこしている末っ子の孫狐に、
持っていってやったのでした。
「なんだ。なんだこれっ」
場面が変わって、日向ぼっこなどしておった子狐です。大好きなおばあちゃん狐が、コンコン子狐に妙な「輪っか」をくれました。
「あったかい。あったかいけど、なんだこれっ」
おばあちゃん狐は子狐に、野良ばーちゃんのメモも見せてくれましたが、子狐は子供ですので、あんまり難しい文字は分かりません。
だけど本能で、輪っかの穴の中に入りたくて、うずうずして、ひとまず頭を突っ込んでみたところ、
あらすてき。頭が、顔が、狐耳がポカポカ。
「あったかい。 あったかい」
そのままズンズン、輪っかの中を進んで進んで、
気がつけば、おばあちゃん狐が子狐に持ってきてくれたネックウォーマーは、
末っ子子狐の狐の体に丁度良い、お手々とあんよまで包んでくれる、腹巻きになっておりました。
編み方がゆるふわだったので、丁度、スポン!
お手々もあんよも、網目から出せたのです。
「ノラばーば、はらまき、つくってくれた!」
コンコン子狐は大喜び。
「おばーば、おばーば。 ノラばーばが、キツネに、はらまきつくってくれた。あったかい!」
おばあちゃん狐としては、「まぁそうなるよね」の感想。ネックウォーマーの言葉と使い方を、やっぱり子狐、分からなかったようです。
「外に出るとき、体を冷やして風邪を引かないように、作ってくれたんだよ」
おばあちゃん狐が子狐に、コンコン、教えてやりました。間違ってはいません。事実ではあるのです。
「お礼のお手紙を書いたらどうだい」
おばあちゃん狐が言いました。
「おばーばがお礼と一緒に、届けてあげるから」
コンコン子狐は尻尾を振って、すぐ自分の部屋に走っていき、画用紙とクレヨンでお返事を、
ぐりぐり、ぐりぐり。描き始めたとさ。
▶46.「風邪」
45.「雪を待つ」
:
1.「永遠に」近い時を生きる人形✕✕✕
---
岩に隠れるようにして造られた施設。
家具が劣化して崩れるほどの年月が経っているのにも関わらず、
メインルームと思しき部屋の大型機器は稼働した。
何か準備している様子なので、ひとまず人形は中を探検することにした。
この階で見ていないのは隣の部屋が最後のようだ。
向かいには下へ降りる階段が見える。
✕✕✕が部屋に入ると、そこは資料室のようであった。
ぴっちり戸が閉められた棚が規則正しく並んでいる。
素材も今までの家具とは違うのか劣化は少ない。
貼られていたラベルの文字は読めなくなっていたので、
人形は手近なところから開けた。
中には製本された冊子が収められており、見たところ無事なようである。
表題は人形には意味のわからない言葉もあるが、
この国の名であるフランタ国と、山を超えた先にある隣国のイレフスト国に関するものが多いようだ。
ちらっと見ては閉めてを繰り返し、✕✕✕は奥へと進む。
ひらけたスペースに出ると、
書き物をするためであろう机が床に崩れていたが、
その近くにある棚はまだ形が残っている。
先程までと違って収められているものも劣化が進んでいる。
慎重に取り出し、最初の部屋に戻って読むことにした。
どうもこれは日誌、というか日記に近いものらしい。
その日のことが短く綴られている。
「ここフランタの山は、イレフストと違って雨雪が少ない」
「早く帰りたい」
「フランタの○○✕に関する技術は素晴らしいが、私たちだって負けていない」
「また冬がくる」
「研究は順調だ」
「局員の1人がクリ・ス・マスに誕生日を迎えると知った」
「最近研究所の雰囲気が暗い」
「普段国のために働いてくれているのだから、このぐらい」
「みんな賛同してくれた」
「風邪をひいたみたいだ」
「当日が楽しみ」
「なかなか良くならない」
その先は劣化が進んでいて読めなかった。
ここに居たのは、隣国、当時は敵国の人間だったようだ。
大型機器の方は進みがゆっくりで、まだ時間がかかる。
人形はエネルギーの残量を確認すると、部屋の隅で休止形態に入った。
風邪
久しぶりに会社を休んだ。熱も有るしひどい頭痛で、市販の鎮痛解熱剤と風邪薬で、なんとかごまかして眠っていた。
何度も目覚めてはまた寝たが、ちょうど深く眠っていた時だった。ふいにインターホンが鳴った。そう言えば、安アパートの階段を登ってくる音がしたのを、うつつで聞いたような気がする。「誰だよー具合悪いのに!」とモニターをみると、宅配便の制服を着ている人が映っていた。
再配達は気の毒だなと思った俺は、インターホンに応じた。「はい」短く答えると、
「あー良かった!」と喜んでいる。
「◯◯運輸です。冷凍便です」
「冷凍?」「はい、〇〇市からです」
あー母か!と思ったが、寒気がしていて外に出る勇気も元気も無い。
「すみません。風邪で出られないので、ドアの前に置いていってもらっていいですか?」
「あ、は〜い、畏まりました」
程なくして、今度は鉄の階段を降りていく音がした。
誰かに持ち去られても嫌なので、外出用のジャンパーを羽織ってドアを開けた。そこそこの大きさの段ボールが置いてあった。やっぱり母だ。箱を持ち上げたら、宅配の伝票になにかボールペンで書いてある。
「おだいじに!」
下手な字の走り書きだが、なんだか嬉しくて涙が出た。風邪で、心細くなっていたのかな。
「風邪」
風邪が流行る季節になってきた。
できる事なら風邪はひきたくない。
でも最近得るものもあると感じる。
それは「生きたい」という気持ちだ。
普段生活していて気分が落ち込んだ時、
ふと消えたくなる
でも体調が悪くなった時、生きたいんだなと
実感ができる
だか、やはり風邪はひきたくない
風邪に罹った。頭も痛いし喉も痛い、身体はだるくて重い。気持ちも重く沈む。なんだかすごく心細くなる。
こんなとき、家族と一緒に住んでてよかったって心から思う。もちろんそれぞれ仕事や学校があるから、ずっと一緒にいてくれるわけじゃない。それでも、『頼れる相手がいる』という事実が、私の不安を和らげてくれる。今はスマホで気軽にメッセージを飛ばせるから、家族がみんな出かけて私だけ家にいるってときでも、耐えきれず出てきた弱音を聞いて貰える。
私は独りじゃないんだなあって、実感する。
この実感をずっと忘れずにいたい。
他の家族に何かあったとき、私もなるべく優しくありたい。独りじゃないって思わせてくれる人達を、大事にしたい。
そんなふうに考える、布団の中。
風邪
風邪だろうか?それとも、誰かに噂でもされているのだろうか?
くしゃみが連続で出てしまった。
(下書きとして一時保存)
20241216.NO.117.「風邪」
コンコンと咳を見て
気持ちが声にならない私です
明朝 私が咳をした
改札の前に君がいる
黙って君が見つめてる
昨日が今日近づいた
君がコンコン咳をした
ふたりでコンコン咳をした
……
君を悲しませるもの
何も何も見ないで
君を傷つけるもの
何も何も見ないで
君を抱いていいの?
好きになってもいいの?
君を抱いていいの?
答えは今何処にあるの?
Yes No オフコース
軽い喘息持ち
万年風邪みたい
スッキリ治らないのは
腸の調子が良くないらしい
ヨーグルトにお野菜
かなり不足気味
よし…まずは買い物🤗
✴️243✴️風邪
お母さんが
ぼくの額に手を当てた。
お母さんの手は
いつも温ったかいのに
今日はひんやりして気持ちいい。
「けんちゃん すごい熱」
お母さんが慌ててる。
何か言ってるけど
ぼーっとして聞こえない。
ゲームも片付けられて
お菓子もだめだって。
ぼくはつまんなくて
お布団の中で泣いた。
「けん、風邪引いたのか
大丈夫 お薬飲んで眠ったら
明日には遊べるさ」
お父さんが言った。
「お父さんの小さい頃は
風邪を引いたら
おしりに注射ばっかりされたぞ
おかげでおしりが凹んでるぞ」
お父さんがガハハと笑った。
お母さんは変な顔をしたけど、
ぼくも笑った。
薬も飲んだ。注射はしない。
明日は何して遊ぼうかな。
#308
俺は視える。
幽霊ではない。
なんだ?あれは?
風邪おばけ?とでも言おうか。
風邪をひいてるやつに憑いてるやつ。
今日もいろんな人の肩の向こうに憑いてるのが視える。
今朝においては友人の安田の肩にまで憑いていた。
「ぶへっっくしょいっっ!!」
安田が豪快なくしゃみをする。
「やめろ。」
おはようよりも前に迷惑そうな顔をして安田の出した空気中の飛沫を払う。
「なんだよー。つれねーなー。」
ずるずる。
個包装の使い捨てマスクを差し出す。
「迷惑だからつけとけ。」
「あー?1回くしゃみしただけだろー。」
ずるずる。
俺は呆れ顔でそれ以上言うのをやめたが、安田の肩口には例のおばけが憑いている。
濃さはふつう。
これがもっと薄かったら、あるいは憑いてなかったらその1回のくしゃみだけで終わるかもしれないが、そうでもなさそうだ。
とはいえ今は肩口に憑いてるだけなのでたいしたことはない。
が、ちゃんと風邪にはなってしまっているから正直あんまり近づいてほしくない。
フッ。
おばけが安田の首筋に息を吹きかけた。
ぶるぶるっ。
「わっ。今ちょっと寒気した。」
(だろうな。)
「帰れば?」
迷惑そうに俺が言う。
「えー。せっかくきたのにー?
冗談言うなやー。」
安田はがははと笑った。
こいつのいろいろ気にしない明るいとこはいいとこなんだがこういう時は困る。
(まあ、まだこれぐらいなら…)
そう思っていたら、1コマの終わりには安田はぐったりしていた。
「なんかだるおも〜。」
机に突っ伏す安田を、おばけが覆っている。
わざと少し離れて座った俺は
「だから帰れって。」
と冷たく言った。
実は気にして時折見ていたのだが、
おばけは肩口から背中の真ん中に移動し、
しだいに息を吹きかける回数を増やしていた。
今はすっかり安田に愛おしそうに抱きついてしまっている。
「熱、出てるかも。
今出てなくてもどうせ出るから。」
「えー。やなこと言うなよー。」
(しょうがない。
ほんとは2コマ目も出たかったんだけど…)
ピコンッ。
安田を連れて帰ろうとする俺に、次の授業は休講になったとメッセージが入った。
どうやら先生も風邪をひいたらしい。
安田がしないから俺がマスクをして、安田を家に連れて帰った。
安田の家は意外と片付いている。
「いつでも女の子連れ込めるな…」
と俺が言うと、
しんどそうな顔で、
「でしょ。」
と親指を立てて笑った。
安田を家に置いて俺はいろいろ買い出しに出かけた。
(それにしても………)
安田を連れて学校を出た時から思っていたが、朝より格段におばけの数(風邪の人)が増えている。その事実に俺はゾッとしながら、棚に並んだ鍋焼きうどんに手をかける。
(あいつ、俺が倒れた時治ってたら面倒見てくれるかな…)
「風邪」
最近花粉やばいし、
いきなり寒くなってきたけど
風邪ひかないように体に気をつけてね。
→短編・お年頃病
「『子どもはカゼの子、元気な子』のカゼってさぁ、ずっと病気の風邪だと思ってたわ」
「あ~、ありがちなヤツ」
「それな」
今日の耳にした、通りすがりの中学生の会話が不思議だったので、食卓の会話に乗せてみようと思った。
ちょうど娘は彼らと同年代だ。
「なぁ? 『子どもはカゼの子、元気な子』のカゼは病気の風邪だって思ってたりするか?」
「は?」
反抗期真っ盛りの彼女は、話しかけられることが苦痛とばかりに鼻にシワを寄せた。
どうやら今日は機嫌が宜しくない、若しくはこの会話は意に沿わないらしい。
妻はやれやれとあらぬ方を向いた。
「そんなの、決まってんじゃん」
娘は夕食をかき込むように終わらせ立ち去った。
会話を失敗したことも気になるが……。
「どっちだったんだ?」
普通に回答も気になった。
「さぁ?」と、苦笑した妻は肩をすくめた直後、バタン!とダイニングの扉が開いた。
「カゼって言ったらカゼだし! それとお父さん! 私よりも先にお風呂に入らないで!」
「はいはい」
「はい、は1回!」
再びバタン!と扉が閉まった。
結局、回答は回答にならず。
夫婦二人で笑いを噛み殺す。かまってほしいんだが、ほっといてほしいんだか……。
風邪よりも正体不明の、娘のお年頃病はもう少し続きそうだ。
テーマ; 風邪
風邪なのか、、アレルギーなのか、、わからないけど冷たい空気を吸うたびにくしゃみしてしまう。
くしゃみは誰かにうわさされてる??とかなど言う可愛いうわさ、ちょっとだけ信じてるけど、ほんとかな??笑
お題:風邪
この頃 マフラーを使う
首を温めないと
スースーして
風邪をひいてしまう
あなたの風邪はどこから〜
というCMがあるが
私の場合 喉でも鼻でもなく
首の後ろなのだ
首の後ろの背中よりに
ツボがあるらしい
あまり寒いとカイロも貼る
そう考えると
伊能忠敬は根気も体力もあった
日本全国歩くなんて
現代人には難しい
彼に倣いウォーキングを
毎日続けようかな
風邪
こころの風邪
いつ治るかな?
風邪
寝ることで
元気になればいいな