『風邪』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
風邪
何てタイムリーな。
まさに今風邪を引いている。
これが結構しつこい。
これだけの寒暖差だ。無理もない。
それにしても、
インフルエンザにコロナが流行り、
風邪と聞くと何故かほっとしてしまう。
いやいや、昔から風邪は万病のもとと
言うのだから、気を付けないと。
年末に向けてご自愛を。
paki
風邪
引くの1日なら
学校休めるし、ママがおかゆ作ってくれて優しいからいいのに。
続くと学校の友達に会えなくて寂しいな
そうすると、わたしってママと友達とどっちが好きなんだろう
きっと、好きっていろいろ、なんだな。
風邪
私はよく風邪をひく
いわば風邪のプロだ
薬から飲食物の備蓄なんでもある
もちろん普段からマスクをしてる
うがい手荒いもしっかりしてる
こんなにアイテムも装備もしっかりしてるのに
風邪には勝てないのだ
お題 風邪
「風邪を引いたので休みます」
職場へ休暇の連絡を済ませた私は、タオルを取ってきて寝汗を拭き取った。体温を計ってみた。37度5分だ。なかなか熱が下がらない。
週末に急激な寒波が到来し、一気に冷え込んだからか?
お腹はあまり空かないが、レトルトの粥を温めて食べた。美味しさなど感じない。
とりあえず枕元にポカリを置いておく。水分補給は大事だから。
こんな時一人暮らしは辛い。誰も介抱してくれない。実家は大阪だからここまで駆け付けてはくれない。
ベッドで休んでみたものの汗がハンパない。ふらつきながらも身体を起こして、タオルで拭き着替える。その繰り返し。
夕方になり、汗が収まってきた。少しお腹が空いたような……
ピンポーン
誰だろう?こんな時間に?
「はい」
「金山です。お見舞いに来ました」
同僚の金山さんだ。来てくれたのか!!
玄関を開けると、スーツ姿の金山麗華が立っていた。
「香住さんが風邪だと聞いたから駆け付けて来たの。食材も買って来たわよ。どう、体調の方は?」
「来てくれてありがとう。散らかっているけど、どうぞ 」
金山は失礼しますと言って上がった。
「早速だけどキッチン使うね。香住はベッドで休んでて」
そう言われてベッドに入る。しかし金山はいったい何を作ろうとしているのか?
「圧力鍋あるんだ。借りるね!!」
圧力鍋を使うのか?なにが出来るのだろう?
キッチンから圧力をかける時の蒸気音が聞こえる。
調理始めてから40分ほど経った頃、蒸気を抜く音とともに良い匂いがしてきた。鶏肉かな?
「出来た!!」
金山は鍋からお椀に料理を移して寝室に持ってきた。
「何を作ったの?」
「これ、参鶏湯なの。韓国の薬膳料理よ。すっごく美味しくて身体にいいのよ」
一口食べてみる。鶏肉からの出汁が美味しい。生姜が入っているからか、身体がぽかぽかしてくる。
「これを食べて元気になってね」
美味しい料理もだが、金山が見舞いに来てくれた事が、ぽかぽかして温かい。たまには風邪で休むのも悪くはない。
Theme:風邪
昨日から私は風邪で寝込んでいる。
身体が怠く食欲もないので、スポーツドリンクしか口にしていない。
消化にいいものを食べた方が治りが早いのかもしれないが。
一人暮らしは気楽だが、体調を崩したときが辛い。
幸い現在はネットショッピングや宅配サービスが充実しているので食品や物品に困ることはないが、ただの風邪とはいえなんとなく弱気になってしまう。
そんな私を元気づけてくれるのが、ベッドサイドに飾ってあるオレンジ色のガーベラだ。
通勤帰りに何となく惹かれてしまい、切り花を一輪購入した。
植物を育てたことはほとんどなかったが、切り花用の栄養剤を購入しこまめに水替えをしている。
茎だけになってしまっても、水を吸って一生懸命に花を咲かせているガーベラ。
健気な姿に励まされるようだ。
…ガーベラが頑張っているんだから、私もお粥くらいは食べてみようかな。
ベッドから起き上がった拍子にベッドサイドが小さく揺れ、大輪の花が頷いてくれたように見えた。
ゴッホが風邪を引いて咳をする度に
周りの人はクスリと笑ってたのか気になる
風邪を引いてしまった。
元々季節の変わり目には弱い。風邪を引きやすいのはわかっていたのに、もっと体調管理に気を付けるべきだった。
仕方なく家に引きこもってゆっくり休むことにする。あぁ、喉が痛い。鼻が辛い。息苦しい。頭がぼんやりする。
ベッドに潜り、浅い眠りについていた。それを遠くから聞こえるチャイムの音に邪魔される。
ピーンポーン……。
――待って。違うわこれ。遠くない。我が家のチャイムだ。
ピーンポーン。
ふらつきながら玄関を開ける。
そこにはよく知る人物が立っていた。
「大丈夫ですか?」
正直なところ、わざわざ誰かが自分を訪ねて来てくれるなんて思っていなかった。それなのに、そこには部活の後輩がいた。
驚きながらも、ひとまず家に上がってもらうことにした。
「風邪を引いたって聞いて。とにかく起きてないで寝てください」
――いや、さっきまで寝てたんだけどね。あなたの鳴らしたチャイムに起こされたんだけど。
とは思ったけど、弱っているからなのか、顔を見せてくれただけでも嬉しくて、それに何か言い返すこともせず再びベッドに潜りんだ。
「それにしても、びっくりしましたよ。馬鹿は風邪引かないって言うのに」
「おい、ちょっとひどいなー」
笑いながら返す。
「大丈夫です。馬鹿は風邪引かないって言う話をしただけです」
「今この流れで言うってことはそういうことじゃん!?」
「あ、そうそう。これ」
「んで、急に話を逸らすし」
「ハイ」
後輩が差し出してきた手にはフルーツゼリーが乗っていた。
「え?」
「お見舞いの品ですよ、ゼリーなら食べやすいかと思って。これでも心配してるんですから」
「……ありがとう」
思わず素直に受け取る。
だって、本当に思ってもいなかった。誰かがお見舞いに来てくれるなんて。こんな風に心配して、何かを用意してくれるなんて。
「やっぱり元気でいてくれないと……部活も物足りないですから」
風邪は辛いのに。そう言ってくれるだけで、風邪引いて良かったかも。とか、ちょっと思ってしまう。
――ダメだね。心配掛けてるっていうのに。
でもやっぱり、そう思ってくれて素直に嬉しいんだ。
「……そうだね。早く治して、またすぐに顔出すよ」
あなたのその優しい想いが温かくて、風邪なんてすぐ治ってしまうんじゃないかって、そんなことを思った。
『風邪』
私もローシャさんも、あまり風邪をひかない。
ローシャさんは寒い所が嫌いで、冬なら尚更防寒対策を怠らないので、滅多にひかないのだそう。
私は急激な気温変化には弱い方ではあるが反して体は強い方であるので、ローシャさん同様私もひかない方である。
しかし、私はたまに高熱を出してぶっ倒れることがある。とても重い頭痛が元々持っていた偏頭痛と混ざって私の思考を邪魔して、何も考えられなくなる。一番酷かった時は、確か42度以上出していた……と思う。
昔だったら母に看病してもらえばよかった話ではあるが、今となっては立派に一人暮らしをしている高校生である。その上母の住む実家と私が住んでいる家との距離はそこそこ空いているし、母はもう還暦近い立派な高齢者予備軍だ。そんな母に無理をさせる訳にはいかない。
ならそんな時、一体誰に看病してもらったのか。
そう、ローシャさんである。
元々私とローシャさんは、ただのご近所さんという関係でしかなかった。けれど、お互いに通勤・通学で同じ道を通っているうちに自然と仲良くなったのだ。それから紆余曲折あって友達となったわけなのだが……。
「零、大丈夫か」
「あ、ローシャさんだ……」
家にいた私はチャイムの音を聞いて玄関のドアを開ける。ローシャさんがスポーツドリンクや冷えピタが入った袋を持って立っていた。
「一人でも平気か?随分熱が酷いようだが」
「んぁー……たぶん?」
曖昧にしか答えられない。熱で脳が焼き切れそうで、頭がぼやーってして……。
立ち尽くしていると、察したローシャさんが中に入ってドアを閉める。すると私を姫抱きした後、寝室に入ってベッドに寝かせた。
「無理するな。こういう時ほど他人を頼らないでどうする」
叱られた。もしこれを言ったのがローシャさん以外だったら話を聞かなかっただろう。けどローシャさんだから聞く。
「ん……ごめんなさいローシャさん……」
「別に謝る必要はない」
目を細めて見つめられた。
買ってきた冷えピタのフィルムを剥がして、私の額に貼り付ける。ひんやりしてて気持ちがいい……というよりは、あまりにも重すぎた頭痛が少し軽くなった気がして安心した、と言った方が正しい気がする。
冷えピタを貼ってもらった時に気づいたが、彼の手は冷たい。そういえばローシャさんは「何故か俺のデスク周りだけ冷える」と前に愚痴っていた記憶がある。よくよく考えてみれば、一年中タートルネックを来ているような気がしなくもない。多分それは気のせいだと思う。
「粥作ってくる」
ローシャさんが私から離れようとする。待って、と届かなくなる前に手を掴んで離れないようにする。
どうした、と彼は寄ってきてくれる。掴んだ手を自分の頬に寄せる。ひんやりとして気持ちいい。冷えピタなんかよりよっぽど。
「離せ、粥が作れん」
眉をひそめてローシャさんは言う。ローシャさんなら無理やりひっぺがすなり何なりしそうなのにしないということは、意外と満更でもないのだろうか。
……あ、そうだ。ローシャさんを引き止めたのはこれだけじゃなかったんだった。
「ごめんなさいローシャさん、私お粥苦手なんです」
「む、そうか。おじやなら食べられるか?」
「はい……手、離しますね」
名残惜しいけれど、ずっとローシャさんの冷たい手を離す。風邪が治った後にいっぱい握ればいいし。……握らせてくれるかは置いておいて。
「ゆっくり休んでおけ」
最後に私の頭を撫でて、おじやを作りにローシャさんは部屋から出ていった。
(……そういえば、ローシャさんはなんで私の看病をしに来てくれたんだろう)
やっぱり親切心とか?いやでもあの人そういう心持ってるように思えないしなぁ……とか失礼な事を考えていたら、いつの間にか眠りについていた。
それからのことは覚えていないけど、まあ今こうやって生きている訳なので風邪は治っている。
ローシャさんは……相変わらず冷めているけど。
バスや電車の中は、風邪菌が蔓延しております。
今年はインフルも猛威を奮っておりますし。
マスクをお忘れなく。
「本当に期待を裏切らないわね」
咳払い。返事をしようと口を開いたのに喉から勝手に空気が出ていった。鈴音は呆れながら俺の額にある熱さまシートを変えている。
「病院はいったの」
首を振る。
「そう」
額が氷のように冷たくなる。しかしそれもすぐに熱くなる。風邪とはこれの繰り返しだ。
「じゃあ、…今度こそ家を出るから」
ありがとう。嗄れた声でようやく言うと、鈴音は俺から顔を背けたまま荷物を持って出ていった。
風邪をひいたら人恋しいと言うけれど、
私はいつでもあなたを恋しく思ってる。
恋は病のようなものだというから、
あながち間違ってはいないのかもね。
【風邪】
まぶたにまで浮かぶ眩しい街明かり、赤い看板、青いイルミネーション、白、黄色の電光。
それら色めき立った東京に、ぽつんとちいさな公園。
団地の影に隠れ、カラフル電灯にも、月明かりにさえ照らされず、視界を助けるものはなにもない。
「すいまへん、すいません、勘弁してくらさい……ちゃうんえす……」
青縞柄のパジャマ姿の老人である。
ボタンはみんな開けられていて、かろうじて羽織っているというような様相。
額を土へへばりつけていた。
「じいちゃん、おうちいれてよおーっ」
赤いランドセルを背負った女の子が、老人のパジャマをひっぱり、叫んだ。
おさげを揺らしながら、「ねー、はやくぅ」急かすように跳ねるが、老人は変わらず「すいあせん、すみあせん……あれはとありの後藤が……」
「……もう!」
ちいさな唇を尖らせ、老人の丸まった背中を見つめる。
震える老人の手。ダラダラだらしなく染み出た汗粒。
老人の目線の方へ、首を向けてみる。
「じいちゃぁん、なにに謝ってるの?」
ブランコ。夜、東京、公園、ブランコ。
座面にはなにも乗っていない。老人から返事はない。
女の子は、顔をギュッと縮こませ、唇をとがらせ、もう片方のブランコに飛び乗った。
「風邪ひいちゃうよ……」
暗い公園の方に足を伸ばし、暗い茂みの方に足を折りたたむ。
女の子はなんとなく、老人のほうを向きながらブランコを漕いだ。
「じいちゃん。ママ、今日も帰んなかったよ」
老人が頭をあげたので、女の子はハッ、と口を開け、わずかに口角を上げた。
しかし期待とは裏腹に、老人はブランコに向かって言い訳をしはじめた。
わざとらしくムスッとして見せ、下を向きながらより深くブランコを漕ぐ。
「じいちゃんだって、だれもむかえにこなかったんでしょ。ねえ……おうちいれてよ」
女の子は鼻水をぬぐった。
風邪と言えば、まさに今12月ぐっと冷え込みだし年末から年始にかけて
風邪 ここたん
子供の頃 喘息だった私は
毎年のように風邪をひき
学校を休んだ
体が弱く家にいた祖母は
よく手絞りの
林檎ジュースとオレンジジュースを
作ってくれた
風邪をひき苦しい中
あの美味しさを今でも覚えている
大人になり私は
同じく喘息をもち
毎年風邪をひく息子に
手絞りジュースを作る
だが、
今飲んでみても
同じ味じゃない気がする
あの味は
祖母の深い愛情の味
だったのだろうか
久しぶりに風邪をひいて
普段の健康のありがたさが分かった
体は暖かくても心が寒いの
あなたも?そう、じゃあ私があたためてあげる
だからあなたもわたしをあたためて?
風邪
からだがだるいと思い、帰ってきて体温計で測ると
39度の表示。体温計壊れてるわ…と自分に何度も言い聞かせながら、お腹は空いているので簡単に晩ご飯を作る。午後から鼻水が止まらなかったし、体温もいつもより高いと思っていたが、まさか39度もあって仕事していたとは……知らないってすごいな。
手足が冷たいので、温めてから寝たいと思い、湯船に浸かるためお湯をはる。……なかなか時間がかかる。頭も洗うと乾かす間に体を冷ましてしまうかもしれないから、髪の毛は洗わずにからだだけさっと洗ってしまう方向にする。やっとお湯がたまったから、体を洗って湯船に浸かる。もう少しお湯がほしいところだが、今日はこれでいい。着替えて暖かくなった手足を冷まさないようにふとんに潜り込む。とりあえず23時にアラームを設定し仮眠のつもりが、朝まで1回も目覚めず寝ていたので、熱を下げるためにからだが頑張ってくれていたんだな、と思うのだった。
元連れ合いは体が大層丈夫な人で、病気で寝込んだ覚えがまずない、という人だった。
対して私は年に数回、数日間寝込むような風邪(気管支炎併発などあり)をひく。
そうして私が寝込んでも、
『俺の飯は!? 家事をサボるな!』
などと言わない人であったのは非常にありがたかった。
それどころか一応ちゃんと心配してくれて、
『いいよいいよ、休んでて。飯は適当に買うから。あなたの分も買っておく?』
と聞いてくれる人でもあった。
まあ良い人(出来た人)部類に入るのでしょう。
——ここまでの話なら。
その日は運悪く週末買出し前で、冷蔵庫冷凍庫ともにほぼ空っぽ状態だった。
食欲はなくとも薬を飲むのに何かお腹に入れておきたかったので、
「あっさりした物を(食べたい)。ツルンとした物(うどんなどの麺類)を……」
と、ご飯買い出しの有無を問われた際にリクエストを出してみた。
明確に言えなかったのは、喉の痛みと熱で頭がボーッとしていたせいだ。
しかしまさか。
『オッケー、買ってくるよ』
の返答一時間後に。
「海鮮丼買ってきたよ! 半額で安かったし!」
という台詞を聞くとはついぞ想像だにしていなかった。
「え゛……」
文字通り、一瞬で様々な思いが去来したけれど、その呟きで止めた自分も割と出来た人間なのではと思ってしまった、その時は。
いやだって海鮮丼だよ?
そんなん、ある!?
風邪引いて38℃の高熱出してる病人に、半額の海鮮丼、って。
嘘だろ、マジかよ、ちょ待てよ——である。
なんて言うべきなのか、とても迷った。
しかし私は礼を言うだけにとどめた。
「ありがとう。でも海鮮丼はちょっと今は……。治ってからにしようかな」
「気分じゃなかった? あっさりした物って言ってたから、これならスルッと食べられると思ったんだけど」
——すげーなオイ。
丈夫な人の思考回路は理解不能だ。お手上げだぜ。
私はもう何も考えず、寝ることにした。
海鮮丼は、
「治ってからじゃ(数日後になるだろうから)傷んじゃうから食べちゃうね。また買ってくるから」
と、当日中に元連れ合いのお腹に収まりましたので無駄にはなっていません念の為。
……待てや。アンタ、カツカレーと唐揚げ弁当買ってきてたよな。
更に食ったんかい。ほんとスゲーな。
(おデブではないけど縦横デカイ人、とはいえ……)
また、別の時期。
その時は冷凍うどんなどはあったのだけれど、動くのがとてもしんどく。
そして怠いけれどお腹はとても空いている状態だった。
やたらと品揃え豊富なコンビニ(自前店舗持ちなオーナー店である)にいるよ、とのことだったので再度リクエストしてみた。
「丼物がいいな——卵とじ系の……」
「わかったよー、買っていくね」
その時、私の脳裏には一つの品物しか浮かんでいなかった。
それはその店に大体ある商品だったし、病人なのだから当然それをチョイスしてくれるだろうと、勝手な思い込みをしてしまった。
さて何が出てきたか、というと。
「買ってきたよー! カツ丼!」
——何でだよ!!!!
いや欲しかったのは親子丼だったからニアピン賞になるのか、これは?
いやいや違うだろ、重すぎだよ。
いうなれば胃弱なのに受験前日の夜食にカツ丼出されるレベルじゃないのかこれは?
何と言うべきか、などと考える以前に。
私は笑ってしまった。
「重いよ! 親子丼選んでくれるだろうと思い込んじゃってたよ!」
「え、そっちだったかー。ちょっと迷ったんだよ? でも食欲はあるって言ってたから、カツ丼の方が元気になると思って」
……うわーちゃんと考えた上の選択だったか。
指定しなかったこっちも悪いから何も言えねーですけども。
高熱出してる病人に、カツ丼食って元気になるかぁ。
もはや思考がアートチックなセカイだよ……。
ズレてると思うかどうかはその人次第なのでしょう。
まあ面白い人ではありました。
生活習慣があまりにだらしなくて我慢できず袂を分かちましたが——
不愉快なことばかりではなかったなと、ぼんやりと思い出してみたり。
「ばかもかぜをひく」
「つまんないこというね」
掠れた風邪声で返されたけど病人に悪口を言ったことは後悔してない。
「うつるから来なくていいのに」
「うつったら学校休めるし」
「元気でも休むくせに」
布団からこっちを見上げる目が笑いに細められた。そっちもじゃん。共犯のくせに今日はこっちだけ悪いみたいな顔をして。
また寒い公園でだらだらと時間つぶそーよ。
「さしいれ」とコンビニで買ってきたプリンとプラスチックのスプーンを枕元に置いてやった。
2023/12/16風邪
tsutsu
風邪ひいたりしてないかしら…
この時期になると…
つい寒くなるし
心配になる…
元気ならそれはそれでホッとする。
風邪…どことなく憂鬱。
#風邪