『風に身をまかせ』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
風に身を任せ
何処へ行こう
何処へでもいいじゃないか
散々抗って傷ついて生きて来たんだから
少しくらい何かに身を任せて
のらりくらりと生きるのも
寄り道だと責められてもいい
こんな澄み渡る空の下
風に乗せられながらほんのひととき
生きてみるのも悪くはないさ
風に身をまかせ
涼しい空気感じながら
高原で
ねるねるねるねを
練ったのだ。
開放感に満ち溢れた、ある種爽やかささえも錯覚してしまうような究極の他力思考
優しい言葉。自分にとって優しい言葉
歩いてきた道の途中が谷底でも、それが眼前にあろうと、背中を押したのが誰かの手では無く『風』ならば堕ちていける。甘んじて先の闇へ
もしかしたら思った以上に強風で向こうの道に飛べるかも知れないから、任せて
風にすら自分にとっての意味や意義を付け加えないと無風の中じゃ立っていられないから、委ねて
助けてくれる保証なんて無いのは分かってるけど無責任に吹く風に身体を渡している時が一番心地良いから、僕達は風となる
風に身をまかせ
そうそう。
子供の頃あこがれていたもののひとつに
ゲイラカイトがある。イメージは・・
白地に黄色と赤のデカい目玉のデザイン。
「飛べー飛べーゲイラ飛べー♪」という
コマーシャルがあった・・気がする(笑)
高くてとても買えないと諦めていた。
でもあこがれていた・・という記憶。
手づくりの紙の凧は右に左にフラフラして
小学校の低学年くらいのヘタッピ小僧だと
すぐにグルっと宙返りして地面に墜落した。
それにひきかえゲイラカイトは・・
バトンみたいな筒に巻いてある糸があるだけ
どこまでも高く一気にシューンと、いや、
ビニールをはためかせバラバラバラーと
上空に飛び上がった。
風さえあればテクニックは不要だったため、
前述の糸を2〜3個分繋いであらかじめ伸ばし
ゲイラカイトを風下の広場の端まで持って行って
「ホラよ」と放り投げ・・
勝手に上がるのをみるやいなや
まさに放置プレーで野球をしていた。
帰宅時間ギリギリまで野球をして、
「バイバーイ」といいつつ、
ゲイラカイトの持ち主は糸を巻くのに
四苦八苦する・・そんな平和 (笑)
風に身をまかせると思う。楽に生きていけると思う。多分無理だわ。
5月15日 のん
風、
無心
刻むキャベツ
粉に出汁
卵
かき混ぜる
空気
風、
高熱
そばより
うどん
あと乗せ
卵
風、風
うっさい
黙って食え
お好みで
#189「風に身をまかせ」
風に身をまかせ
足をからませつつ
歩く…歩く
壁にぶつかる
いやー
そうじゃない
ここ数日
モンシロチョウばかり
何度も見かける
手相を
見てもらいに
行きたいな…
さて…どこへ
向かうべきか
風に身をまかせよう🤭
✨756✨風に身をまかせ
風が吹いた。かなりの強風だった。咄嗟に鞄で抑えていなければ、スカートは無惨に捲れていたかもしれない。放課後とはいえ、学校にはまだ生徒が残っている。スカートは死守したけれど、前髪はカップラーメンの蓋みたいになってしまった。
ふと幼い頃の憧憬が頭の中に広がって、人が飛んでしまう風速はおよそ何mなのか調べた。
気象庁が出している『風の強さ』によると、非常に強い風の場合、何かにつかまっていないと立っていられないとのことだった。人が風に乗って飛ぶために必要な風速は、残念ながら明確でないみたいだ。
たとえばこういうのはどうだろう。私は夢想する。
とても頑丈で大きな傘を作り、それを両手にいっぱいの力を込めて握る。あとは風に煽られるのを待つ。たんぽぽの綿毛のようにとは流石にいかないけれど、私の身体が作り出す跳躍よりは、高く遠くへ運んでくれるはずだ。自分の力ではないものに引っ張られてふわりと宙に浮くのを想像して、少し胃のあたりが落ち着かない。
もしくはこう。鞄の取っ手にヘリウムガスの入った風船を沢山つけて、あとは風に煽られるのを……。
「何してんの?」
努めて隙のないように作られた、氷柱のような声に私は我に返る。気づかない内に、私は空想の私と身体を重ねて、風に煽られた風船付きの鞄を高く掲げていた。待ち合わせのポーズとしては、そぐわなかったかもしれない。私は慌てて、前髪を感じの良いように整えた。
「別に、なんでもないよ」
リンちゃんはため息を一つ吐いてから、
「まぁ、いいけどさ」
と、的確なリズムで歩き出した。私は彼女の足音が好きだ。こつこつと正確に歩くことで自分を律しようとしているその足音が、リンちゃんの人柄を表しているようで胸が高鳴る。だから彼女の隣を歩く時、私の鼓動は不規則に揺らめく。
帰路の途中、小路を抜けて都市部に出たところだった。また、風が吹いた。吹き抜けていくその感じに、私は違和感を覚えた。
「結構強かったね」
「うん、それに、風っぽくない感じがした」
「どういうこと?」
リンちゃんはその違和感をキャッチしていなかったようで、私は急いで付け足した。
「えっとね、吹き抜けていくときに、なんか、変に真っ直ぐな感じというか」
あんまり、自由な感じじゃなかったかもと、私は締めくくった。
リンちゃんは、捉えどころのない私の言葉をどうにか捕まえようと、唇を引き結んで思案した。
しばらく歩いた。リンちゃんといるとき、私は沈黙が気にならない。それが断絶によって生まれるものではなく、互いに了解した上でのものだからだと思う。
こういう沈黙が生まれた時、私は周りの音を聞く。前を歩く学生の話し声、車のエンジンが立ち上がるときの音、横断歩道のスピーカーから聞こえる音。雑多な音が混ざって、風がそれらを掠めて運んでいく。
最後の想像は、風の話をしていたからかもしれない。
陽が傾き始めて、春の油断ならない冷たさが肌に突き刺さる。
「ミユキが言ってるのって、ビル風、のことかもね」
思案の海から言葉を引き揚げたリンちゃんは、抱きかかえた子猫を寝床へ戻すような慎重さで、そう呟いた。
「ビル風」
「そう、ビル風」
リンちゃんはそれから、ビル風について説明してくれた。凄く乱雑にまとめてしまうと、高い建物があるところでは、強い風が吹くということだった。
「ビル風はさ、ある程度どんな吹き方をするのか決まってるらしいから、ミユキにはそれが不自由に感じたのかもね」
リンちゃんの言っていることは、正しいように思えた。リンちゃんはこうやって、形のない私に言葉で輪郭を与えてくれる。
「じゃあ、リンちゃんはビルで、私はビル風なんだね」
「どういう意味なの、それは」
私は考えた。どういう意味なんだろう。
「私といると、ミユキは不自由なわけ?」
視線はあくまで前を見据えたまま、リンちゃんはそう言った。その頬は、夕陽とは違う赤に染っていた。こういうところが、たまらなく可愛らしいと思う。
「不自由だけど、不自由な方がいいの」
私は言った。それは私の中で、東からくる太陽よりよほど真実だった。私は夢想する。
私は風に身を任せて飛んでいる。そしていつか、私はその風と自分とが一体化するか、風と自分を切り離して、地面へ打ち付けられるかの選択を迫られる。私にとっての自由とは、そのどちらかの結末を選ぶしかないということだ。だから、私の気持ちは、地球をひっくり返したって見つからないところに隠しておく。それは不自由だけれど、それでいい。
「……ミユキがそれでいいなら、いいけどさ」
リンちゃんは、輪郭の作れそうにない言葉に関して、そのまま呑み込んで胸の内にしまっていてくれる。それが私にとってどれほど嬉しいことなのか、おそらく彼女は気づいていない。
風が吹いた。名前のない、自由な風だった。彼らはいずれ、私の気持ちも体温も、全てを掠め取ってどこかへ運んでいく。
私は身震いをした。リンちゃんがそれに気づいて、気遣わしそうに私を見た。いても立ってもいられなくなって、私はリンちゃんの手を握った。迷子を導くような、指先に優しさの伝わる握り方ではなく、親指から順に、心臓まで絡めとってしまいそうな気持ちで、指を絡めて握った。
リンちゃんは驚いていた。握られた手を見て、私の顔を見て、そして歩道の模様を見つめた。
私はぱっと手を離して「ごめんね」とだけ言った。近くに立っていたくたびれたサラリーマンが、探るようにこちらを見ていた。私たちのことなんて、家に帰れば忘れてしまうくせに。
リンちゃんが顔を上げた。リンちゃんは握られた方の手首を、もう片方の手で掴んで胸の辺りへ持っていき、最終的に、私の方へと差し出した。
「……不自由な方が、いいんでしょ」
恐る恐る、私は人馴れしていない野良猫のように手を繋いだ。リンちゃんが、指を絡めて私の手をぎゅっと繋いだ。
風が吹いた。名前のない自由な風が、私を運ぼうと強く強く吹いた。私を風から守るように、リンちゃんの手が私をつなぎとめた。
窓から吹き込む風が、カーテンを白く膨らませた
たくさんの思い出が散らばった部屋の隅でぼんやりと空を眺めている
言葉にならない想いだけが部屋の中に溜まっていくような気がした
思い出せなくなることが、一番の救いなのかもしれない
揺れる風に身を任せ、君の面影が消え去るのをただ待つことしかできなかった
愛を偽りだと言い切れたなら、この胸の痛みも少しは軽くなっただろうか?
空っぽになった心の隙間を、初夏の生温い風が通り過ぎていった
どこか私を知らぬ場所へ⋯
右の頬を風が撫でたから
そんな理由で 右へ右へと
進んでく
知らない景色のすきまを
風は自信ありげに 吹くばかり
閉まりかけのシャッターも
遠くを走る電車の音も
どこか 他人事みたい
私はただ 吹かれるままに
帰れないわけじゃない
だけど 帰れば
この寂しさに 名前がつきそうで
風に身を任せるためには助走をつけて飛び出さなければならないが、その一歩が果てしなく重い。外に出ることの必要性を加味しても気力が湧かない。やっとの想いで図書館に返却期限の切れていた本を返してきた。新しい本を読む気にはなれなかった。唐草のように空っぽな脳みそなら楽に生きれるだろうか。心が安らぐ何処か遠くの場所へ、綿毛みたいに風に身をまかせてフワフワと飛んでいきたい。
題『風に身をまかせ』
・・·・・· 風に身をまかせ ・・·・・·・・· ·・・ ·・・·・・·・・·・・·・・·・・·・・
·・・·・・·・・·・・·・・· ・ Je suis en train d'écrire. ・·・・· ·・・·・・·・・・・·
ぶわっ!と吹く風に、私はしばし目を閉じた。
それは私を運んではどこへゆくやも知らぬまま
遠い東へ吹き付けば、これを東風だと知る頃に、
私は遥か空の中。
人はしげしげ私を見れば、
春の香りを感じ取るのか、或いは冬の終わりを嘆くのか、
それはそうとも分からんが、私は今やとうに風
ところでこれは何処まで吹く?
拝啓
日差しの強さに朝顔が眩しそうにしている今日、貴方はいかがお過ごしでしょうか。貴方のことをお想いしているうちに自然と体が筆をとった次第です。
つい先日お会いしたばかりなのにずっと昔のことのように思えてしまうのはきっと私だけではないのでしょう。しかし、ずっと前に貴方と映った写真を見返し、昨日のように感じるのもまた私だけかもしれません。
鯉が滝を登るように成し遂げた日も、鰆が網に掛かるように厄介を招いた日も、時間は過ぎていく。ただ、貴方と共に過ごした時間は椿が花開く時ほど短く、牡丹のように濃い。
長く描くのは性に合いませぬ。短く申し上げます。
貴方のことを愛しております。
不恰好な比喩など要りません。
ただこの言葉だけ風に運ばれることを祈って
今夜は筆を置かせていただきます。
ずっと何かを考えて、答えを探し続けて、ちゃんとしなきゃって自分を縛って。
気づけば、“立ち止まること”すら怖くなっていた。
でも、風に揺れる木々を見ていると、無理に逆らわなくてもいいのかもしれないって思う瞬間がある。
上手く進めない日があっても、遠回りしてしまう日があっても、焦りながら生きていることに変わりはないから。
風は形を持たないのに、ちゃんと誰かを包み込んで、静かに前へ運んでいく。
だから時には、自分を急かすのをやめて、流れていく時間にそっと身を預けてみてもいいのかもしれない。
きっとその先でしか見えない景色もある。
あなたは今、何に逆らいながら生きていますか
ふらふらと、右に揺れ、左に揺れる。
なにも整備されていない道を、自分の足だけで進むのは心が折れる。
たまにはこうやって、自然の流れに任せて進んでみるのも悪くない。
風に身をまかせ
飛んでいきたい
何も考えず
風の向くまま
どこまでも
→お作法
風に乗るときは、お洋服に注意いたしましょう。スカァトは、風に膨らむのでとても可愛らしいですが、風当たりで風邪を引いてしまうのでできればお控えください。
昨今の研究では、コウモリ傘よりもレェスの日傘が風の対流を生み出しやすいとのこと。ご参考程度にお知らせしておきます。
本日は、南西に虹がかかると気象庁より報告がございました。虹を見かけても決して昇らないようお気をつけください。虹橋は非常にもろく、高価でございます。万が一破損された場合は、お客様に損害賠償が求められますのでご留意ください。
さて、風に乗る際に一番大事なお作法は、自我を捨てて、空に漂う風船のように身を任せることでございます。
では、どうぞ、空のお散歩をごゆっくりお楽しみくださいませ。
テーマ; 風に身をまかせて
(関係ないけど、前日の投稿にハートをくれた方々へ。まさかあんな投稿でハートをいただけるとは思っていませんでした。勝手に「応援してもらった」って受け取ります。うれしいな。ありがとうございます。主人公は「風に身をまかせる」タイプではなく、「風に逆らう、何なら戦う」タイプです。かなり暑苦しい人格なので、作ってるこっちが疲弊していますが、とりあえず頑張ってみます。本当にありがとうです)
手を繋ぐと連れてってくれる。
「どこに行くの?」
「さらに高いところへ」
「落ちたりしない?」
「上がりきったら落ちないよ」
どこまで信用できるだろうか。あなたの声を聴いていたい。
『風に身をまかせ』
箱のなかに大事に仕舞った空気。
生涯取り出す事はないと思ってた。
出会いはふしぎ。
停滞が安寧だとすれば、
進展は騒乱のはずなのに。
揺れる事も心地いいと、
そう感じるようになって。
今は大事にしていた箱を、
少しでも混ざったらいいなと開く。
#63『風に身を任せ』