拝啓
日差しの強さに朝顔が眩しそうにしている今日、貴方はいかがお過ごしでしょうか。貴方のことをお想いしているうちに自然と体が筆をとった次第です。
つい先日お会いしたばかりなのにずっと昔のことのように思えてしまうのはきっと私だけではないのでしょう。しかし、ずっと前に貴方と映った写真を見返し、昨日のように感じるのもまた私だけかもしれません。
鯉が滝を登るように成し遂げた日も、鰆が網に掛かるように厄介を招いた日も、時間は過ぎていく。ただ、貴方と共に過ごした時間は椿が花開く時ほど短く、牡丹のように濃い。
長く描くのは性に合いませぬ。短く申し上げます。
貴方のことを愛しております。
不恰好な比喩など要りません。
ただこの言葉だけ風に運ばれることを祈って
今夜は筆を置かせていただきます。
5/14/2026, 4:40:27 PM