神様へ
神様に手紙書くこと初めてなので敬語とかちゃんとしてないかもしれませんがお許しください。
えっと、、まず、お賽銭って5円と15円で効果に差があったりしますか?50円までは上げられるので教えてください!
あとあと、僕たまに信号を渡るフリして渡らなかったり、歩いてる途中急に止まったりして神様を騙したつもりになってるんですけど、騙されてますか??神様だからそれすらお見通しって感じですか?
あと、僕死んだら天国行けますか?結構ゴミとか拾ってるし、バスとか電車でもおばあちゃんとかに席譲ってます!
最後に、僕は彼女のそばにずっといられるでしょうか。そんなに広い家じゃなくていいし、駅からちょっとくらい離れててもいいので、彼女の側で寝て起きてご飯が食べられる日常が欲しいです。
天国もそろそろ暖かくなる頃ですか?季節の変わり目は神様も体調崩しやすいと思うので気をつけてくださいね!!
拝啓
春の前の長雨に降り込められ、太陽の表れぬ日が続いておりました故、筆を執ることが久しくなってしまいましたこと、ここにお詫び申します。
この頃、疲れが積もっていたようで思わぬ形で体調を崩してしまい、昨夜まで苦しんでいた私です。病とは不思議なもので貴方とお言葉を交わしているその一時だけはまるで父親が幼い子供に手加減をするように、痛みを和らげてくれるのです。貴方のことを想っているのは私の病も同じようです。
しかしなぜでしょう。痛みが和らぐほどに、体調が快方へと向かう程に、私は貴方のことをお想いしてしまうのでございます。いくら想っても貴方にお会いすることは叶わない。まさに織姫と彦星のようで私の想いも天の川に流されてしまっているようです。
今宵は星に一つの願いをかけて筆を休ませたく思います。
貴方と共に、夏の大三角を、
織姫と彦星が再び相見える夜に、星空の下で。
草々
ほのかな暖かさの中に微かな寒さを感じる頃ですが、貴方はいかがお過ごしでしょうか。今宵は私から筆を執らせていただきました。
さて、人には得手不得手、好悪などございます。本日は私の恐る悪について綴らせていただぎます。
何時ぞやに私が仮面を被っているお話をしたことと存じます。この仮面を外すことを私は不得手としており、それは貴方の前でも同様のことでございました。
きっと貴方が想われる私の姿は無数に存在する私の一つで、その私で無くなるのがどうにも恐ろしくてならなかったのです。私は常日頃、笑顔という仮面を被っております。この仮面は数多の人々に伝播する力があり、日常を都合よく過ごすことを可能にするのです。しかし、私はこの仮面を多用し、いつのまにか張り付いていたようです。
幾度となく飲み込まれ、何度本来の顔を見失ったのか数えることも心が向きません。張り付いた仮面から見える景色はほんの僅かで、外の人々の顔もはっきりとはわかりませぬ。
そのような日常の中、心が大きく揺れ動くことがございました。仮面を持たぬ貴方と出会ったのです。折に合わせ仮面を被っては、また外しを繰り返し生きていた私に貴方は少々眩しすぎるように写りました。
そのせいでございましょうか、私も知らぬ間に仮面をとっていたようでございます。この頃は景色がとても美しく鮮明に感じておりますよ。
貴方にお伝えしたいのは感謝と我儘でございます。貴方の光で私は仮面を外すことが叶いました。しかし、時折、仮面を被ることもございます。その際には、また私のことを照らしていただきたい。
私が好きじゃないのは、仮面を被ることでなく、
貴方の笑顔がはっきりと見えないことのようなのです。
草々
拝復
曇り一つない空の暑さに春を通り越した夏を感じる日でございましたがいかがお過ごしでしょうか。
お返事の筆を取ることが遅くなってしまいましたこと、どうかお許しください。その分、今宵は比喩などなしに直で貴方に想いを綴りましょう。
貴方は励ますのが苦手とおっしゃいましたが、私はそうは思わないのです。人に力を与えるのは何も言葉のみではないのですよ。
貴方は私を元気づけようとしてくれた。これほど嬉しいことがごさいましょうか。言葉にできない力を貴方からいただきました。これを愛と言わずになんと言えましょう。貴方にお会いしたくて、たあいのない話をしたくて、仕方が無いのです。
貴方は闇の中の種火のような優しさをお持ちであります故に時折苦しまれることがございます。一つ離れた際の想い人様のことでありましょう。私は御仁の重箱をつつく気もありませぬ。
私にはただ一輪、何より美しい特別な花がございます故もし並ならぬ雨粒や俄かなる嵐が来たるのなら、花を袖につつみ、共に春を待ちましょう。
気候の変化が激しい故、どうぞご自愛くださいませ。
またのお便りを楽しみにお待ちしております。
敬具
拝啓
本日は雲ひとつない青空でまさに春を予感させるような温かい一日でございましたが、いかがお過ごしでしょうか。
本日もこうして貴方にお手紙を差し上げられますこと、嬉しく思っております、
貴方のおっしゃる通り、貴方と共に過ごす時間はあまりに儚く、指の間から零れ落ちる砂のようです。しかし、貴方とこうして離れている時間は長く、眠れず床の上を転がる真夏の熱帯夜のようでございます。
長い時を経て、貴方と共に過ごすことのできる時間はまさに夢のようでございます。比喩ではなく、本当に夢の中にいるようなのです。
しかし、夢は覚めるもの。貴方と共に過ごす時間も必ず終わりが来るのです。貴方と別れる寸前までこのようなことは考えないようにしているつもりでございます。
現実から逃げる幼子が母の胸から離れないように、幼稚ながら私も貴方から離れるのが苦痛で仕方ないのです。
しかし、離れているからこそこのように文として貴方にお伝えすることもできる。貴方への想いを文字に起こすことができる。綺麗事と思えてなりません。
文など書かなくとも、文字に起こさずともよい。ただ私は貴方の隣にいたい。この文も理想との乖離から目を背けた先にできた偶然の産物なのかもしれません。それでも、私の文で貴方のお心が少しでも温かなるのなら私は喜んで文を描きます。
どうか本日も、穏やかにお過ごしくださいませ。
また明日もこうして筆を取れますことを、心より願っております。
敬具