『風に乗って』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
初夏の風がふわりと前髪をくすぐる。
気候に似合わない喪服の袖を整え、大学の入学式用で買ってもらった黒いヒール靴でお寺の石段を降りていく。
高校時代の親友が亡くなって3年経った。自殺だった。
何があったの。何を考えていたの。何が、あなたをそんなに苦しめたの。
そんなきりがないことをぐるぐると考え続けてしまう夜を何度も超えてきた。
でももし今会うことができるなら、どんな理由でもいいから本当の姿のあなたと会いたい。そう思う。
初夏の風に乗せて、空へふわりと思いを浮かばせる。
どうか届きますように。
もう一度あの子が、本当の姿で笑える日が来ますように。
暑くもなく寒くもなく過ごしやすい季節になった… 風が気持ちいい… こんな時は以前cmの曲で「カローラIIにのって」が頭をよぎる 心和む優しい曲でよく記憶に残っている のんびりと風を感じながらドライブしたいな…
ポポヤ
日焼けしそうなほど太陽が輝いている快晴の空。
前方から吹いてくる風が全身に当たって心地良い。
このまま風に乗って、遠くまで飛んでいきたくなる。
空を飛ぶことが、こんなに気持ちいいとは思わなかった。
魔法のホウキって、本当に空を飛ぶんだ……。
「おーーーい!そろそろ降りてこいよ!先生にバレるぞ!」
地上から、魔法学校の同じクラスの友達がこっちに向かって大きい声で言ってきた。
先生の部屋から持ち出した魔法のホウキ。
少しだけ飛んで返そうと思っていたけど……。
「降り方が分からないんだーーー!先生呼んできてーーー!」
飛ぶのは簡単だったけど、降り方が全く分からず、同じ所をぐるぐると回っていたのだ。
この後、先生に助けてもらって地上に降りれたけど、めちゃくちゃ怒られて補習を受ける羽目になった。
...風が吹いてきた!いよいよ旅立ちのとき...あっ!
Hey☆そこのカワイイ綿毛チャン☆オレと一緒に風に乗って行こうぜ☆
え...
Hey☆遠慮なんかしないで☆さぁ☆
あの!結構です!
Hey☆結婚☆逆プロポーズされちまったぜ☆
違います!結構って...
Hey☆いやぁ☆そんなにオレと☆テンション上がるぅ☆
だから...きゃっ!
Hey☆それでは誓いの接吻を☆
やだ!やめて...あっ!
...ゴメン!待ち合わせに遅れてしまって
...えっ?
Hey☆なんだよ☆彼氏持ちじゃん☆それで結婚しようなんて酷いオンナだぜ☆
酷いのはあなただ!彼女は初めから"結構です"と断っていたじゃないか!
あっ...そうなんです!わたし...
Hey☆オンナの発音が悪かったんだよ☆オレを勘違いさせやがって☆
...これ以上あなたに何を言っても無駄だ!さぁ行こう
...ハイ!
Hey☆ちょい待て...えっ?
...氣づいたようだな
ん...あっ!あなたは...
ジブンと喧嘩するか?
Hey...スンマセンでしたぁー!
あっ!風に乗って行っちゃった...
...ごめんなさい
えっ?
彼氏のフリなんてしてしまって...
...
外来種"セイヨウタンポポ"の綿毛が困っているあなたに言い寄っていたのを見て咄嗟に...
...嬉しかったです
あっ...それなら良かった...
...あの
ハイ?
ご迷惑でなければ...
...
風に乗って...フタンポポで旅しませんか?
...もちろん!
あっ!良かった...
...それじゃあ
えっ?
コイタンポポとしての誓いの接吻を...
...
...
...ん?
あっ!
...どうかされましたか?
もしかして...初めてでしたか?
...そうなんです
ごめんなさい!ジブン聴きもせずにいきなり...
ううん...大丈夫
ついセッカチしてしまった...おっ!
...
...
...在来種"ニホンタンポポ"のセッカチな綿毛さん!
...
わたしの初めての接吻を奪ったバツとして...
...
結婚してください!
風に乗って
あなたが好きです。
きっとこの思いは嘘や一時的なものではないはずです。
あなたは私の言葉を一字一句逃すことなく捕え理解し、あなたの中へと落とし込む。
そしてあなたの言葉となり私を揺さぶる一撃へと変化する。
私がいくつも言葉を紡ぎ、あなたへ捧げるとあなたも更なる一撃を返す。
それはまるで、存在感を顕にする春風のように。
私の思いは秋風のよう。
誰かれ彼構わず背中を押すようなポジティブな言葉のみの歌ではなく、少し暗い言葉が光を探すような文章で。
あなたが自分を重ねて受け止められるような言葉で。
あなたがあなたのままで生きていけるように。
あなたの全てがずっと変わることなく好きな私が。
あなたの孤独に寄り添うように不図した瞬間に伝わるように
私の想いが風に乗って届けばいいなと思います。
〘風に乗って〙
隣で歌声が聞こえた。
綺麗で消えてしまいそうな声。
僕はその声が好きで聞いていた。
数少ない友達の大事な歌声だった。
歌が好きで仲が良い友達。
夢を語って笑い合ってずっと隣にいた。
消えてしまいそうな歌声。
僕は友達の手を無意識に握っていた。
『安心して。どこにもいかないから。』
幼少期に兄が家出しているのを見た。
僕は兄が大好きだった。
全て知っている友達は笑っていた。
そしてまた綺麗な声で歌い初めていた。
友達の声が風に乗って希望になりますように。
植物の種が、次に命を繋げようとするように。風に乗ってどこまででも次の命に。
「風に乗って」
「風に乗って」 書く習慣 65
広い斜面を見下ろす
風が吹き上がる
風速も風向も
一定ではない
草の匂い
頬の日差し
体に力を込め
傾きを調整する
石を縦に置くバランスで
ふわり波に浮かぶ
風に乗って
低く滑るように飛ぶ
この瞬間が一番好き
身体に力を込めると
一気に高く飛べる
木を越え
屋根を越え
ビルの隙間
送電線まで来ると
楽になる
高いところは
いつまでも慣れない
着地は一番事故が多いらしい
でも着地後のことが気になって
いつのまにかもう降りている
自由に遊ぶ風は
便りを届けたり
帆を膨らませ 力を与え
花粉を運び 花を咲かせ
雲を作り 雨を降らせる
私は今 風圧の中に
この身体の存在を感じ
風に乗り 空を飛ぶ
#書く習慣アプリ #書く習慣 #詩のようなもの #詩 #エッセイ
たんぽぽの綿毛になり
風にのって、ふわふわと遠くに
飛んでいきたい
しがらみのない自由な世界に
『風に乗って』
風に乗って飛んでいく。
行く先も分からない。
ただ、なるがままに身を委ねる。
冒険が苦手な私には経験したことがないような
高揚感や偶然が作り出す出会いがあるのだろうな。
風に乗って飛んでいく。
うん、たまには悪くないな。
風に乗って
ーーーーーーーー
空気すら写すレンズというものがあった
レンズに放射性物質を混ぜ
光の透過率を上げたものだった
今は放射能レンズやアトムレンズと呼ばれている
だからどうということもないけれども
趣味らしい趣味もなく運動も意味ないからやりたくないと
歩くためにミラーレスの一眼を買ってみた
最初は被写体を写すことだけ考えていたが
自分の写真はつまらなかった
どの写真を見ても「静」でしかないことに気づいた
そんなこと気づいても「動」はそこらにあって
自分のセンスと技術のなさが原因である
何かないかと散策すると紙飛行機が飛んでいた
何となく撮影する
しかし何で飛んでたんだろ?
風向きを追ってくと大きめの戸建の家の2階から
外を眺めている女性がいた
手を振って紙飛行機を出して指差すと
女性はニコッとしてもう一つ紙飛行機を飛ばしてきた
「明日も晴れたら飛ばすから」
そう書かれていた
仕事以外でスケジュールが埋まった初めての瞬間だった
『風に乗って』
私が今手に吹きかけた白い息は
どこかの国では熱風になって
強く吹き荒れているのか
優しい色の桜を舞わせるこのそよ風も
どこかの街では肌に刺すような寒いからっ風なのか
ならば私のこのため息も
どこかの人には幸せを運ぶ風になっていて欲しい
おわらの夜 君の男踊り勇ましく
のびる指先 祈りの風に
#風に乗って
風にのって
今 この雰囲気いいから このままのって移動しよう!
5月の連休がやってくる。
今年はどうにも空模様が落ち着かない。
初夏には少しだけ早い空気をめいっぱい堪能するなら、大いに晴れるべきだと声をあげたい!
連休の合間を嘆く私の声なんてのは、風に乗って飛ぶツバメには知った事ではない様子。
今年もやってきた居候達が、今日も賑やかに青空を舞っている。
【お題:風に乗って】
ー風に乗ってー
風に乗れる…
もしほんとにそんなこと出来るなら
私は風に乗って、アメリカロサンゼルスに行く
そしてドジャース球場で大活躍する
大谷翔平を見に行く
〖風に乗って〗
きいろい たんぽぽが さいている
ふわふわな わたげも みーつけた
わたげをひとつ ぷちっ ととって
ふうっ と いきを ふきかけると…
わあ! とんでいった!
ふわふわ ひらひら すーいすい
かぜにのって おそらのたび
わたげは どこへ いくのかなあ
ふわふわ ひらひら すーいすい
ふわふわ ひらひら すーいすい
風に乗って颯爽と地面を蹴り出して走り出したい。子供の頃は足が速かった。今は下水溝さえ飛び越えることが出来ない。重い荷物の片側を持つ事を頼まれても持ち上げられない。風に乗って後先を考えずに旅がしたい。そんな想いだけが換気扇に吸い込まれていく
題『風に乗って』
遠くから、音が聞こえた。
ああ、また誰か来たな。
それは別にいいんだけど、邪魔しないで欲しいな。
しばらくして、ほんのりと甘い匂いが漂ってくる。
ああ、風がたった。
どうせまた「彼女」が来たんだ。
目を閉じたまま、無視を決め込む。
しばらくして、その足音が草地を歩くものだと気づく。
足元に草の匂いが広がり、嫌にも鼻につく。
足音は僕の頭の後ろで止まった。
「……またお昼寝?」
「……………」
そうだったら、なんだと言うのだ。
そろそろ疲れた。
毎日のように君がここに来るのは…。
僕だってたまには穏やかに過ごしたいのだけど…。
睨みつけても、彼女は引かなかった。
「そんな目で見ないで。せっかくのお顔が台無しだわ」
「……みんな同じ顔だろう?」
「そうかしら?私はみんな個性があると思うわ」
「せいぜい違いは番号くらいだろう?何が違うっていうんだ」
「うーん……。たとへば、あなたの目は少し細いわ。優しい目をしてる。それから、暖かい」
「……………聞いてないよ」
「ふふっ。うそばかり…」
………………バカ。
相応しい罵倒は思いつかなかった。
僕はそのまま黙りこくって横になる。
彼女はいつも、隣に座っている。
ただそれだけだ。
それだけの時間が、僕たちの唯一の日課だ。
初めて魔法を目の前にした時、まるで自由そのものを操っているかのような煌めきに感動を覚えた。
次に、魔法が使えない自分にとてつもない不自由さを感じた。
今、箒に乗り優雅に空をかける魔法使い達を地上から見上げている。
楽しげな声が上から一方的に降ってきて、下にいる自分の声は届かない。
自分の言葉を風に乗せて遠くまで届けるような、そんな些細な魔法でいいから自分も使えれば良いのに。
そうすれば風と戯れている魔法使い達に、彼に、少しでも近づけるのに。
ふと、彼と目が合ったかと思うとふわりと自分の前に降り立ってくる。
「なぁに羨ましそうな顔してんの?一緒に乗りたいんでしょ、後ろ乗せてやるから掴まれよ」
「……なんでわかったの。声、聞こえてないでしょ。」
「いや、あんな寂しそうなオーラダダ漏れで気づかないわけなくね?」
声は届けられずとも、視線かあるいは思いなんかは風に乗せて届けることができたらしい。
彼の肩越しに風をきって下界を見下ろす。彼はこんな景色を普段見ているのか。
彼が手を引いてくれるおかげで、同じ視点で魔法の世界を見れると思うと、魔法が使えないのも案外悪くないかもしれない。
【お題:風に乗って】