静寂に包まれた部屋』の作文集

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静寂に包まれた部屋』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

9/30/2023, 12:10:46 AM

どうしてこうなってしまったんだろう
数分前までここには明るい空気が立ち込めていたのに
それはもう、嫌になるくらいに
それでも、
そんな空気が、
そんな空気をお前と一緒に過ごすのが、
好きだったのに


ついさっきまで明るい空気がむせかえるほどにここに立ち込めていたことは分かるのに、

この数分で僕が何をしていたのかは、何もわからない

ただ一つ、変え難い現実として僕の前にあるのは、
さっきまで笑っていた、お前の歪んだ瞳
そして、血のついた包丁

どうしてこうなってしまったんだろう

部屋にはウザいくらいの静寂が溜まって、
二人分の弱々しい呼吸音すら聞こえる
違う
微かに、何かが滴る音も

目の前の景色は酷く暗く、歪み、
同じ場所だとは思えなかった

もう、お前の顔しか見えない
顔すらも形がくずれて
りんかくもくちもはなもわからない

わかるのはお前の歪んだ瞳。それと、暗くて静かな部屋


      どこで、間違えたんだろう?

9/29/2023, 11:54:55 PM

静寂に包まれた部屋

静寂に包まれた部屋、ポタン、ポタンと水道の蛇口から水が落ちる音。あとは何も聞こえない。
カーテンが閉まり、暗い部屋では、今が何時なのか、昼か夜もわからない。
自分が生きているのか、死んでいるのかもわからなくなってくる。
心はすでに死んでいる。肉体もこのまま朽ちていくのか。
それでもいいと思い、目を瞑る。

その時、
「幹太!いつまで寝ているの!学校遅刻するよ!毎朝、毎朝、本当に起きないねっ!机の水溢してポタポタ垂れてるよ。お母さん、もう仕事行くからね!ちゃんと起きるんだよ!」

あー、朝だったのかー、、、。

9/29/2023, 11:50:32 PM

彼がいなくなってから

ここは静寂に包まれてしまった。

私たちはここに集まっているけど

誰一人声を出さずにいる静寂に包まれた部屋は

彼の帰りを待っているようだった。

彼は私たちを繋いでくれた歯車のような人だった。

いくら待っても彼は帰ってこないのに

いつまでも彼を待ち続けてしまう





─────『静寂に包まれた部屋』

9/29/2023, 11:42:54 PM

「静寂に包まれた部屋」
ふわりと漂う、お香の柔らかい煙。
仕事終わりの脳に沁みる、金木犀の香り。
誰も居ない、自分と本だけの時間。
ページをめくる音が、心地いい。
文字に目を通す時間が、ただ、過ぎていく。

9/29/2023, 11:37:44 PM

『アンダルシアの月』
静かだ 誰もいないので 当然だけど静かだ 白い部屋パルプフィクションのポスターが貼ってある 私のせめてもの主張 何か派手なことがしたい 四角い窓にまあるい月がぼんやりと 剃刀で切り裂いてやろうか 月の中身がみたくはないか 玉子の黄身が出てくるか はたまた人々の憎悪の塊か 想像は月を一周して 私の静かなアクションは一先ず終わりを告げられた

9/29/2023, 11:19:50 PM

ただ眠りたい何もかも忘れて
      ボクから全ての音が遠去かり
      夢の中へと誘うのは誰なのか
      とろとろと溶けていく様子を
      窓の向こうから見ているのは
      ああそうか満月だ今夜は名月
      何も言わずにこころを照らす
      ああキミの光は気高く美しい
      抱かれて純白に輝く繭の内へ
      ただ眠りへと何もかも忘れて
     

        『静寂に包まれた部屋』

9/29/2023, 11:13:14 PM

【静寂に包まれた部屋】#60

同じような体験をする方が
今の今まで、居ないことも祈り続けます。

去年の八月某日。
田舎者の私は扇風機しかない部屋で
ひたすらに家族と時間を過ごしていました。
その時は実家に帰省していて
田舎の暑さがお久しぶりなのもあり
少々疲れていたのを覚えています。
山に囲まれた場所にあるため
太陽はすぐ落ち、夜は長く
永遠に暗くなる一方でした。
その晩のことです。
弟がアイスを食べたいと駄々を捏ねるので
遠く離れたコンビニまで行ってやってくれ
と祖父から言われ、車を出しました。
玄関を出た先から
少し不気味さを感じてはいましたが
特に気にするほどでもなかったので
半袖短パンにビーサンという
近所を代表したような姿でコンビニへと向かっていたその頃からでしょうか。
玄関で感じていた不気味さが
段々と増してきているのを感じました。
なんと表せば良いのか…
こう、夜の山に近づいてはいけない
というのと同じように、外に出てはいけない
というような気がしてきました。
ですが、何よりも輝かしい目で
私を見つめる弟の手前、やっぱり行かない
とは言えませんでした。
ですが、もう明らかに何か聞こえるんです。
しゃん…しゃん…
お祓いなどに使う様な沢山鈴のついたものを
一定の間隔で振っている音。
車の窓は一つたりとも開けていないんです。
夜の田んぼ道は蝙蝠や虫が飛び回るので
絶対に開けない
というのは私でも知っていました。
それがその音の怖さを増していました。
窓を開けずにも鮮明に聞こえる鈴の音。
気がつくとその音は止んでいました。
空耳か…なんて思った私が馬鹿でした。
助手席から
しゃん…しゃん…と二回なりました。
もし警察がいたら
捕まっていたであろう速さで
ブレーキをかけました。
恐る恐る横を向うとしても
向けませんでした。
そうです、今思えば金縛りでした。
手も、足も、顔も、身体も動かせません。
一つ動かせるとしたら、目線でした。
眼球が飛び出てしまうくらいに
私は真横を見ました。
弟が持っていたんです、鈴のついたものを。
それをどうしたのかと聞こうとしました。
ですが、それが驚くほど
言葉に出来ないんです。
よくテレビでする怖い話に
恐ろしすぎて言葉が出ない
とありますが、まさにそれでした。
口は餌を欲している鯉のように
パクパクとするのみで、
弟はひたすらに前を向くばかりです。
気がつくと
実家の布団で朝を迎えていました。
なんだ。夢だったのか。
安堵するのを神は拒んだことでしょう。
私は再度
金縛りのようなものにあいました。
あの時の記憶は残っているので
私はひたすらに目線を動かしました。
障子の人影が列になっているのが見えた時
背中に冷や汗が寝ているながらも
流れているのを感じました。
また鈴の音です。
流石に私もそこまで怖がりではないので
もう飽きてきました。
きっと、家族の嫌がらせだろうと。
地球の重量を何十倍もに感じながら
身体を何とか動かし
人影の見える廊下に歩み出ました。
なんだ、誰もいないじゃん
そう思ったのも束の間、私の背中側から
低い位置に鈴の音が二回なりました。
気がつくと、私は田んぼ道で車に乗り
弟は横に輝かしい目で座っていました。
もう私は何が何だか分かりません。
何回このループをして
どの世界が元の世界なのか。
今、私はこの文章を
正確に打てていますでしょうか。
今、私はいつの
この長く永遠に続く暗い夏の夜を
生きているのでしょうか。
それとも、もうあいつらの仲間入りを
果たしてしまったのでしょうか。
もし、貴方の世界が正しい
と思う理由がありましたら
どうぞ、こちらへ教えてください。
静寂に包まれた部屋の隅で
鈴の音が聞こえないことを
祈り続けている私からのお願いです。

9/29/2023, 11:09:28 PM

【静寂に包まれた部屋】
 部屋に満ちるのは穏やかな静寂。沈黙も想い人とならば重苦しさはなく、優しく二人を包み込んでいる。
 ページを捲りながらこっそり恋人を窺う。やはり本を開いている人の綺麗な髪は秋の陽光に柔らかく輝き、伏せられた眼はどんな宝玉よりも美しい。その瞳がふとこちらを見た。
「どうしたの」
「好きだよ」

9/29/2023, 10:16:45 PM

何をして
気を紛らわせても

君が消えない


音楽を聴いていても
本を読んでいても




いっそこの
静寂に包まれた部屋で

君に浸ろう




君に浸りきって

涙に浸りきって



そうやって


そのうち君に




飽きる事が



出来ればいいのに





「静寂に包まれた部屋」

9/29/2023, 10:07:57 PM

あの人の部屋を出た。
少しは、〈静寂の部屋〉になって、寂しいと思ってくれているだろうか?
「また、来るね」と言ってあの人のを出たけれど、本当に行くのだろうか?
今の私には、わからない。行けたなら良いけれど。

#静寂の部屋#
               ソフィア

9/29/2023, 9:56:34 PM

どんな喧騒の中にいても

心の静けさは

保てる

自分だけの部屋なのだから

穏やかさ静けさを選ぶのは

自分次第

9/29/2023, 9:36:20 PM

【静寂に包まれた部屋】

 あと数分もすれば朝日が登り始める、そんな僅かに白み始めた夜の町を、仕事で疲れ果てた体を引きずって歩いていく。アパートのボロいノブをひねれば、簡単にドアは開いた。まったく、また鍵を閉めていなかったらしい。後で叱っておかないと。
 手狭な和室の片隅に敷いた薄い布団に、君が眠っている。起こさないように部屋へと入り、その横へと膝をついた。
 静寂に包まれた部屋の中、君の存在だけが僕の漠然とした寂しさを慰めてくれる。君がいるから僕は、どんなに疲れていようともこの家に帰ってきたいと思えるんだ。
 しきたりに雁字搦めの古臭い村を、二人で手を取り合って逃げ出した。今日のような静謐な夜には、嫌と言うほどに実感する。僕たちはこの広大な世界で二人きりなのだと。だけどそれを恐ろしいとは感じなかった。
(君と二人なら、どんな場所でも生きていける)
 ぐっすりと気持ちがよさそうに眠る君の横顔を、窓から差し込み始めた朝日が柔らかに照らしていた。

9/29/2023, 9:16:26 PM

心の傷を開くのが得意なんだね。

心の傷は塞いでくれるの?

閉じれないのに開くの?

それ、僕がわるいの?

理不尽で自分勝手、機嫌が悪いと僕にあたって
気に食わないとすぐ泣いて
皆、「大丈夫ー?」って寄って行くでしょ?

僕が悪いかのようにその子を輪で囲って。

お前が悪いって雰囲気が、視線が、静まり返る教室に流れてる。

泣いた方の味方なの?

じゃあ僕も、泣いたら味方になってくれる?

泣いたらいいの?

泣いただけで、みんなから慰められて心配されるの
なんでなの?

泣いたらあの子が今の僕みたいに、一人取り残されてしまうから。

バレないように下向いて
見えないように袖で拭って

僕の気持ちはどうなるの?

泣いてるあの子がつく嘘と
泣いてない僕がいう本当だったら
みんなはあの子を信じるの?

あの子は明るくて、みんなの人気者で

僕はあまり、みんなと関われるタイプじゃないけど

僕の話にも耳を傾けてほしかった。

9/29/2023, 8:29:50 PM

見えへんもんは書かれへん
知らんもんは想像できへん

9/29/2023, 8:02:58 PM

私は今、多数の大人たちに見張られながらこの遺書を書いている。

仕様がないとはいえ、待っている最中の大人たちの周りには静寂が生まれていて、少し怖い。
死に怖気付く事無く この遺書を書き終え、躊躇いもなく殺されるつもりだったけれど、この静寂に包まれた部屋だとなんだか、今までの思い出が走馬灯のように溢れかえってくるな。

財産やこの家系の行く末は少しあとに書き留めるとして、私の人生を少しでも誰かに見てもらいたいと思って先に思い出を書かせて頂こうか。

そうだな、1番の思い出は、大花(ひろか)が生まれたことだろうか。
不妊に悩んでいた私たちの間にようやくやって来てくれたのが、大花だった。

産まれた時は、仕事もほっぽり出して会いに行ったし、イベントは全て出席した。

そんな大花が思春期、反抗期に差し掛かった時は凄く嬉しかった。
家系柄、大した犯行はさせなかったけれどね。

ボディガードもつけて遊園地も、1回だけだが行ったのを覚えている。

あまり、普通の家の楽しみを教えてやれなくてごめんな、大花。



と、まぁ。

未だに大人達が怖いので、無駄話はここまでにしておこうか。



私は今、散々やり合っていた加藤との決闘の末、命を代償にうちの家には手を出さない約束を取り付けてもらった。

俺が急に居なくなると厳しいかもしれんが、そこは我慢してくれ。




財産、跡継ぎは全て私の娘である大花に任せることとする。

これに意義がある者は、話し合いで解決して頂きたい。
武術においても、知能においても、大花は俺の数倍先を行く能力を持っているので、叶わないと思うが。



これからの幸運と発展を祈っている。




#静寂に包まれた部屋

9/29/2023, 7:45:39 PM

背中合わせで、手の中にある小さな平べったい箱だけ見てた。
 二人でいるはずなのに、部屋は静寂に包まれ、お互い無言で話しているのも、画面の向こうにいる別の誰かだ。
 元々この部屋は騒がしかった。
 部屋に来たばかりの頃は、未来のことを話して、些細なことで笑い合って。この部屋にはちゃんと二人が存在していた。
 今ここにいるのは、一人と一人だった。

 君が音もなく立ち上がって、部屋を出て行った。
 僕ももうすぐこの部屋を出る。
 静寂に包まれた部屋は、次の誰かがやって来るまで、何も言わずにただ待っている。
 賑やかだったあの頃の思い出だけを連れて、空になった部屋を後にした。


『静寂に包まれた部屋』

9/29/2023, 7:15:51 PM

「静寂に包まれた部屋」

自分でも驚くことだが、ここ3年ほど「朝活」が継続できている。

昨年度までは朝5時、今年度に入ってからは朝4時起床を続け、早起きの習慣が体に染みついてきた。

家族はまだぐっすり眠っており、家中が静寂に包まれているので、自分のやりたいことに集中できる。

主に読書や、文書作成、エクセル、タイピングの練習に取り組んでおり、少しずつではあるが確実に上達してきている。

ところが最近、少し気持ちが緩んでしまったのか、あまり勉強にならない動画視聴や、スマホいじりをしてしまうのだ。

集中力を維持するために息抜きは重要だが、いったん気を引き締める必要がありそうだ。

今一度自分が取り組みたいことについて確認し、文章化し目的を明確にする。

限られた時間を有効活用できるよう、朝活をより有意義なものにしていきたい。

9/29/2023, 6:31:01 PM

深夜3時

仕事が終わって寝てしまっていた

朝まで眠れないことを覚悟した部屋の外から

秋の気配を感じる、鈴虫の鳴く声

明日は休みで良かった

静寂に包まれた部屋で思う。

何もなく過ごせることへの感謝

問題なく過ごせることへの感謝

静かな、落ち着いた空間に感謝。

この静寂な時間。

これがあるだけでも、幸せものだ。

9/29/2023, 5:30:08 PM

静寂に包まれた部屋


カリカリカリカリ。



雪が降る季節、僕は部屋で独り、
小説を書くのがもっぱらの日課であった。

こたつにこもり、うつ伏せになって、
手を何かと動かすさまは
まるでカタツムリのよう。

かつて、妻が、笑いながらそう言っていた。


一昨年妻が亡くなってから、
この部屋は僕の音しか聞こえない。

テレビは嫌いだし、音楽を聞く趣味もないので、
僕の耳は、人間機能の電源をオンにしていても、
大して効果がないときている。

今の僕には、執筆のために動かせる手と、
原稿を見られる目さえあればいい。

カリカリカリカリ。



そういえば、妻が生きていた頃は
掃除機の音がうるさかったなあ。

キレイ好きの彼女は、
週に一回掃除機をかけるのが
おきまりになっていた。

そんな短い間隔で掃除機をかけても、
取るゴミもホコリも無いだろう、と僕が言っても、
こつこつやるのが大切なの、と言い返していたっけ。

敷き布団もたびたびベランダで干していた。
パン、パンと敷き布団を叩く音は、大いに僕の執筆意欲の妨害になったのを覚えている。

彼女がその日自分が見たことを僕に話すときも、
声はとても大きかった。
何度も何度も飽きずに楽しそうに話すものだから、僕もつい、手を止めて付き合ってやったっけ。



僕は、ふうっ、と一息をついた。

小説ってものは、本来書斎にこもって、高価そうな椅子に座って、本に囲まれて書くものだろう。

寝転んで、こたつの中で書くなんて、
腰にも悪いし。


自分にそう問いかけながら、
僕は起き上がり、冷蔵庫に向かい、
麦茶をコップに注いだ。


飲み干したあと、
僕はベランダへと向かい窓を開けた。
空からは、雪が降り始めていた。

雪の音、というものがあるらしい。

雪がしんしんと降り積もると、その場から音が消え、静寂に包まれる。

それを雪の音って言うのよ。


得意げに僕にそう話すあのイタズラな笑顔は、
今もありありと思い出すことができる。


でも、もう彼女の音はない。

僕は、小説家としてようやく食えるようになってからも、いつも居間で小説を書いていた。

騒がしい彼女の音にわずらわされながら、
小説を書くことが、何よりの至福のときだったのだろう。

雪の音が一面を覆い尽くす中、
僕は泣いた。

9/29/2023, 5:26:08 PM

お題:静寂に包まれた部屋

 放課後誰もいない図書室。
僕は図書委員だ、しかし放課後の図書室に来る生徒はあまり多くない。
 静寂に包まれたこの空間が僕は好きだ。
誰もいないこの空間、頁をめくる音。
この間時間だけは僕は何でもなれるような気がした。
勇者やスーパーヒーロー、凄腕のお医者さん、本を読んでる間は僕は勇者やヒーローになりきっていた。

 しかしこの魔法のような時間が終わる時間来る。
下校時間をすぎるとアナウンスが流れる。
このアナウンスが流れたらこの静寂に包まれた部屋からもお別れだ。

図書委員は面倒くさいけどあの静かな空間が味わえる、だから僕は図書委員を続けてる。

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