静寂に包まれた部屋
静寂に包まれた部屋、ポタン、ポタンと水道の蛇口から水が落ちる音。あとは何も聞こえない。
カーテンが閉まり、暗い部屋では、今が何時なのか、昼か夜もわからない。
自分が生きているのか、死んでいるのかもわからなくなってくる。
心はすでに死んでいる。肉体もこのまま朽ちていくのか。
それでもいいと思い、目を瞑る。
その時、
「幹太!いつまで寝ているの!学校遅刻するよ!毎朝、毎朝、本当に起きないねっ!机の水溢してポタポタ垂れてるよ。お母さん、もう仕事行くからね!ちゃんと起きるんだよ!」
あー、朝だったのかー、、、。
9/29/2023, 11:54:55 PM