『静寂に包まれた部屋』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
#静寂に包まれた部屋
君が出て行ってから半年
この静寂に包まれた部屋にも慣れた
君がいるだけで賑やかだった
君の笑い声
君が怒る声
君の泣く声
君が驚く声
僕の隣りには誰もいない
またこの静寂に包まれる
しんとした部屋に、絵を飾り、テーブルクロスを敷き、アフタヌーンティーを、頂く。BGMは、北欧系音楽。優雅で落ち着く居間は、くつろぎの場所。
勉強がしたくて、読書にはまる。スマホの、日記の習慣が楽しい。また、部屋の片付け。静寂な部屋で、そっとクリエイティブな趣味を始める。結婚してから、溜まった手紙の量。読み返すと、なんだかいろんな出来事があったのだ。また、近々オリジナル・ムービーを張り切って作りたい‼️喜んでくれるかな?寒くなったら、活動的になりたいな。もっと、メリハリのある生活がしたい。紅茶が恋しい季節。日記も、また楽しい。部屋の模様替えをしてみたいけど、いまは、無理かな。身辺整理に、欠かせない季節だね。もっと、アロマでも、やりたい。
それよか、話し合い、大丈夫?予定が決まれば、ハイキングに、行きたいね🎵それが嫌なら、果物食べる?ちょっと、お洒落して、メイクしてみたいな。
また、いつかの旅行の計画立てようか?ダイエット、成功したいね。また、リフレーミング考えて、暮らしたいな。また、2人で、温かいお茶飲んで、楽しく話したいね。この、非日常をいつもありがとう。
『静寂に包まれた部屋』
目を開いては閉じて
握りあった手は解かずに
呼吸の音すら憚られる
忍び寄るのは日常の終わり
夢から覚める今際の始まり
「どうにも出来ない事って
あるのよ」
そう言って貴女は
僕を抱きしめていた
手を緩めた
時計に目をやると
ゆっくりと立ち上がり
鞄を手にして
僕を振り返る
泣き出しそうに
力無く微笑む貴女は
僕の胸に寄りかかり
それから
無表情に顔を上げ
瞳を震わせて
僕をじっと見つめ
また伏せた
何か言いたげに
ゆっくりと息を吐き
そしてそっと僕に
キスをした
最後の優しいキスを
遠い二人
ふいのメールから
時は動きだし
凍りつく寒さの中
白く白く全てを覆ってゆく
僕の知らない粉雪が
貴女の街を覆い始めたあの日から
貴女に送った写真にある
まだ春初旬の
白や薄桃色の桜が咲く頃まで
沢山の話をして
沢山の想いを分け合った
ホームで貴女を待ち侘び
初めて触れ合えた夜は
いつまでも続く時を信じてた
幾度目かの逢瀬
言葉は少なくなったけど
息遣いを感じる距離で
ずっと傍にいる安堵感に浸る僕に
「飽きたの?」
と貴女は拗ねた
約束なんかキライと言う
貴女に未来は話せず
二人で見たあの夏の花火は
図らずも
最後の思い出になった
見えない貴女の笑顔が
ここに当たり前になるように
僕はいつだって
いつかの未来を夢みてた
分かり合えた時間がもう
こんなにも早く
過去の思い出になる
こんな事ならあのまま
口に出さずにいたら…
小さくなって行く
貴女の後ろ姿に
僕は
どんな顔をしていたのだろう
言葉を探せない僕は
貴女よりも小さくなって
追いかける事も
手を伸ばす事さえも出来ずに
ただ
立ちすくんでいた
あの時
貴女の瞳が言葉を遮り
それが答えなのだと
頑ななその心を
映し出していたから…
貴女のいない部屋
静かに時間だけが過ぎる
巻き戻る訳もなく
まるで初めから
何も無かったように
知らぬ間に消えていた
貴女のアドレス
きっと貴女からの
最後の優しさ
もう
紡ぐ事の無い
貴女との時間
帰らない
どんなに望んでも
嫌という程
思い知らされて尚
この静寂に包まれた部屋で
今も求め続けている
二度と来る事の無い
二人の時間を
「静寂に包まれた部屋」
秒針が鳴り響く音さえしない
静寂に包まれたこの部屋で
虚空を見つめて座り込む
ずっと祈っていた
いつかあの人は帰ってくると信じてた
祈って、祈って、祈って、祈って、祈って
─────祈り疲れて、だから
もう、終わりにしよう
『静寂に包まれた部屋』
静寂に包まれた部屋
真夜中の時計が止まる
秒針すら足音を消す
いつもキーンとしてる頭
それすら忘れるように
部屋は無音を保っている
静寂のオーケストラは
この暗闇こそお似合いだ
視覚も聴覚も必要としない
心に直球で響いてくる
何を尋ね、どう答える
いつも忙しすぎて
忘れてるフリした心に
今だけは自然と素直に
向き合えてしまう
さぁ私よ私、どうなのよ
静寂が迫り問うてくる
この部屋の静けさが
夜明けまで猶予をくれる
辿り着きたい答えは
簡単に導いてはくれない
それでも向き合うことで
静寂は見捨てることはしない
そんなふうに思えたら
この部屋の雰囲気に
居心地の良さを覚えた
一緒に夜明けを迎えよう
静寂は朝まで待ってくれる
あとは覚悟次第だと知る
静寂に包まれた部屋
無言の問いかけ
導かれる答え
求められた覚悟
そこで迎える朝
もうキーンとしない
全てのスタートだと
後々になって気づく
今日は友人3人と宅飲みをしていた
もう終電も近づき、皆帰っていった
さっきまで騒ぎまくったせいでそこら中に空き缶は転がっている
「、、、静かだなぁ」
静寂に包まれた部屋
毛布を被って、スタンドライトを点ける。
温かいオレンジ色の光に包まれながら、本を開いた。
家族の生活音も、外から聞こえる車の音も、なにもかもが耳を通り抜けていく。
本の世界に浸れるこの時間が、私の宝物。
至福の時間というやつだ。
大きな地下室も、立派な書斎も、なにもいらない。
使い古された相棒の毛布と、誕生日プレゼントとしてもらったお気に入りのライト。
この時間だけは、なんの変哲もないこの部屋が私だけの秘密基地へと変わる。
「……ふふっ」
目が悪くなろうが知ったことか。
私だけの時間。私だけの部屋。私だけのもの。
これが、たまらなく幸せなのである。
静寂に包まれた部屋
わたしも夫も音楽好き。
いつも、リビングには音楽が流れている。ステレオからだったり、スマートスピーカーからだったり。
でも、何故か自室に居る時間は、無音のときが多い気がする。
静寂に包まれた部屋、なのだ。
どうしてなの?
しばらくして、何となくわかってきた。
自分の感情に飲み込まれている時、
問題の解決を探している時、
無音の、静寂に包まれた部屋で、
深く深く考えていたと気付いたのだ。
納得すると、音楽を流し始める。
そして、普段の暮らしに戻るのだ。
静寂に包まれた部屋は、
わたしには必要なようだ。
毎日人がごった返す新宿駅。
私は新宿駅から比較的近い場所に勤めていた。
朝から夜まで、24時間何かしらの雑音が流れている。
人々のざわめき、車のクラクション、電車の音。
20歳になって初めて田舎から出てきた私には、そのあまりにも多い人混みとざわめきに最初はドキドキしていた。
あぁ、これが東京!
おのぼりさんもいいとこだ。高いビルに沢山の店、ちょっと待てばすぐ来る電車。その全てに興奮していた。
だが東京に来て1ヶ月でその高揚感は消え去った。
飽きたし、なによりうるさい。
ただの雑音と化していた。
ブラック企業で会社から帰るのは良くて23時、酷い時には終電も無く、警備の関係上会社で寝泊まりは出来ないため、
その辺のネカフェで過ごすこともしばしば。
朝ぶわっと駅から出てくる人々を見ていると、
『私一人が居なくなっても大丈夫だな。』
と思った。
こんなに沢山の人がいるのに、物凄く孤独を感じた。
『いなくなってみようかな。』
とある月曜日の朝、私はふとそんなことを考えた。
でも仕事は山積み。そう簡単にはいかないだろう。
一瞬ちらりとその仕事のことを考えた。
『でも…』
私は限界だった。
今でてきたばかりの駅をUターンし、適当な電車に飛び乗る。
東京駅で乗り換え、田舎の方へ向かう。
電話は鳴りっぱなしだ。
『もういいや』
私は自分のと、会社用のスマホの電源をオフにする。
名前も聞いたこともあまりない場所に行こう。
そうしてたどり着いた場所は、何にもなかった。
車の音は聞こえるが、ざわめきがない。
それだけで救われた気がした。
ふと駅前のマップが載ってる看板に目をやると、この近くに美術館があるらしい。
特に芸術に興味はないが、何となく行ってみることにした。
入館料を払い、中に入る。
シン、と音が聞こえる。
静寂の音だ。
あぁ、なんと心地いいんだ。
館内は平日の午前だからか、人がいない。
聞こえるのは自分の息づかいと足音だけ。
コツン、、コツン、、、
館内に置いてあるベンチに座る。
じわっと足に血が流れている感覚が私を襲う。
『あぁ、疲れた……生きてる……』
顔を上げると、遠くから小さなお婆さんが来た。
ゆっくりゆっくり歩いてくる。
『なんだかどこかで見た事あるような…?』
いや、私はこの街に初めて来た。知ってる人なんているわけがない。
お婆さんは私の前に立ち止まると小声でこう言った。
「疲れたのかい?大丈夫?」
「…はい。」思わず私も小声で返事をした。
「初めて見る顔だね、どこから来たの?」
「東京です。」
ほぉ、と驚いた顔をしたあと、ニコリと優しい笑みを浮かべる。
「見たところ、本当に疲れているみたいだね、ここは大丈夫。安心しなさい。」
“大丈夫”と“安心”だなんて久しぶりに聞いた言葉だ。
会社でも「大丈夫?」という言葉はかけられたことがない。
気づけば私は涙していた。
静かな館内に私のすすり泣く声が響く。
お婆さんは私の横に座り、背中をさする。
「大丈夫、大丈夫、貴女はもう大丈夫よ。」
そう言った後、お婆さんは急に抱きしめてきた。
シワシワでカサカサの手が私の肩を包む。
不思議と涙はピタリと止まった。
あったかい…。
そう思った瞬間、また、シン、と聞こえた。
隣を見ると、お婆さんは居なかった。
別に怖くはなかった。むしろ心がぽかぽかしている。
「ありがとうございます」
と私は呟いた。
きっとあのお婆さんは “静寂 ”だったのだ。
疲れた人々を癒す、この部屋の静寂。
「私はもう、大丈夫。」
自分とお婆さんに言い聞かせるようにそう呟いた。
私は温かい気持ちのまま、美術館を後にした。
あのお婆さんの既視感。
自分の実家で感じていた感覚だ。
「また会えるんだ。」
私は東京の方へ向かう電車に軽い足取りで飛び乗った。
【静寂に包まれた部屋】~完~
私も静寂好きです。静寂のある部屋、それは自分の家のトイレです。
誰にも邪魔されない、狭くて静かな部屋。
お布団、コタツに次ぐ落ち着く場所です。
あ、でも最近部屋にテント張ったのでそこも落ち着きます。
静寂に包まれた部屋
僕の呼吸音と、一日に二回開くドアの音、近付いてくる足音。数日に一度訪れる「検査」を知らせる声。あとは、数週間に一度程度聞こえる、誰かの奇声。僕の部屋に届く音はこのくらいだ。
ここは、いわゆる超能力を研究する施設だ。それを知ったのはつい最近で、教えてくれたのはずいぶん前からここにいるらしい外国の人だった。男の人の声で、イギリスの出身だということ、テレパシーだけは唯一上手く使えるということ、この施設の目的(集められた人たちが持つ特別な力を、持たない人に分け与えるための研究をしているということ)、その実悪いことに使おうとしていることなどなど、とにかくいろんなことを流暢な日本語で教えてくれた。
スプーンを曲げ、裏返しのカードの柄を当て、銅像を浮かし、リンゴを破裂させる。これがどんな悪いことにつながるのだろうと考えてみる。僕には想像もつかない。何しろ僕は、ここに来る前は自分の力を手品の一つとして使っていた。人々を笑わせる手段の一つだったのだ。悪いこと、悪いこと。ぐるぐると考えていると、ガチャンと派手な音がして銅像が真っ二つになっていた。
しばらくすると、奇声は自由への一歩という話を聞いた。あの人と同じ声で、僕が「検査」をしている間にテレパシーで伝えてきた。発狂したふりをすれば使い物にならないと判断されて外に出されるのだそうだ。その後その人たちはどうなるの、と聞こうとしたが、あいにく僕にはテレパシーが使えなかった。
「検査」を重ねるうちに、スプーンは鉄板に変わり、リンゴは金属の箱に変わっていった。銅像は浮かせるだけではなく指定の場所まで運ぶことを課され、それまでに壊してしまうと元通りに直すことを求められた。
奇声はその間にいくつも聞いた。数週間に一度から、二度、三度と頻度は徐々に増えていった。彼らは皆外に出してもらえたのか、それとも。
僕の呼吸音と、一日に二回開くドアの音、近付いてくる足音。数日に一度訪れる「検査」を知らせる声。誰かが発狂した声を上げているのが遠く聞こえた。僕にテレパシーを送ってくれた人の声に、少し似ている気がした。
「ただいま」
答える者はいない。
「一人暮らしは危ないから」
始まりは母に言われて仕方なく。正直馬鹿げてると思ってる。外から見てもわかる。この広さで同棲は無理だ。引越しで貰った男用の下着も去年捨てた。訪ねてくる友達はいない。両親も遠くにいる。
私が死んだらどうなるのだろう。隣人が腐臭で気付くだろうか。両親が怪しんで様子を見にくるのが先かも。
素敵な人と出会って、恋をして家庭を持つ。思い描いていた未来は、画面の向こうにしか存在してなかった。多分この先も。
仕事に行って、帰ってくる。たまに外出。会話するのはスーパーのおばちゃんと、宅配便の人だけ。それが私の人生だ。
「いってきます」
今日も声をかける。誰もいない部屋に。
『静寂に包まれた部屋』
お題《静寂に包まれた部屋》
君と笑って泣いて過ごした部屋は
今では物言わぬ骸のよう
ただ虚しく響く生活音
コンビニで買ったお弁当は涙の味がした
「静寂に包まれた部屋」 9月29日
静寂はわりと平気です。
騒音が苦手。
難聴だからね。
騒音の中で聞きたい音を、声を、聞き取るのは神経が疲れてしまいます。
静寂は私には優しい。
騒音は乱暴だ。
この時期になると寂しくなる。
秋というのはそういう季節なのだろうか。
紅葉は綺麗な赤に染まってすぐに散る。
夏のあの溶けてしまうような熱さから
あっという間に寒い風が吹き荒れる冬になる。
僕も今、寂しく辛いと思うことが続いている。
時間が解決してくれると考えてはいるが、
内心は怖いし、逃げ出したい。
泣きたいし、叫びたいし、いなくなりたい。
でも、喜ぶ人よりも悲しむ人の方が多いだろうから、
もうちょっと頑張ってみようと思う。
静寂に包まれた部屋
静かな部屋で一人。
今日あったことを思い返して、哀しくなったり、ひとりでに笑顔が溢れてきたりして。そういう時間が大切だ。
どんなに明るい人でも、辛いときはある。
誰かと一緒にいることに疲れて、逃げ出したくなってしまう。それが人間というもの。
そういうとき、静かな部屋は無言ながらに言う、
「ここに来て。」
静寂に包まれた部屋で、自分と向き合う。
そうして明日も頑張れる。
静寂に包まれた部屋
そこには、私とあなたが二人きり。
ずっと会話がない。
だって好きな人と二人きりだもん。
ドキドキするに決まってるじゃん!
でも、告白するなら今?
彼は私をどう思ってる?
知りたい!知りたいよぉ・・・・
いつの間にか声を出さずに泣けるようになっていた。
けどこの部屋では泣いている事がバレバレだ。
#静寂に包まれた部屋
明日は学校で楽しいことをしたい
放課後は集中して勉強&宿題をしたい
とにかく明日は明るいシンプルな生活をしたい!
静かな場所でぼーっとしてるとさ
思い出したくないこと思い出しそうになるから
わざと変に考え事して病むのね
それで、真っ暗闇に堕ちて堕ちて
お薬でもなんでも
お腹いっぱい頬張って眠っちゃえば
次の日も意外と粘り強く
身体が生きようとしてくれるのよ
だからまだかろうじて此処にいるって感じ。
楽になりたいとか言うじゃん皆
でも私はさ、多分生きて苦しみを味わえって
私には逝く資格すらまだないんだって
神様に言われてるっぽいし
まぁ、全部受け入れていこうと思ってるよ。
「静寂に包まれた部屋」