静寂に包まれた部屋
真夜中の時計が止まる
秒針すら足音を消す
いつもキーンとしてる頭
それすら忘れるように
部屋は無音を保っている
静寂のオーケストラは
この暗闇こそお似合いだ
視覚も聴覚も必要としない
心に直球で響いてくる
何を尋ね、どう答える
いつも忙しすぎて
忘れてるフリした心に
今だけは自然と素直に
向き合えてしまう
さぁ私よ私、どうなのよ
静寂が迫り問うてくる
この部屋の静けさが
夜明けまで猶予をくれる
辿り着きたい答えは
簡単に導いてはくれない
それでも向き合うことで
静寂は見捨てることはしない
そんなふうに思えたら
この部屋の雰囲気に
居心地の良さを覚えた
一緒に夜明けを迎えよう
静寂は朝まで待ってくれる
あとは覚悟次第だと知る
静寂に包まれた部屋
無言の問いかけ
導かれる答え
求められた覚悟
そこで迎える朝
もうキーンとしない
全てのスタートだと
後々になって気づく
9/29/2022, 12:57:20 PM