『雪』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
『雪』
「雪みたいでしょ」
そう言って私の頬に触れるあなたの冷たい手。以前は「雪」って聞くと切ない気持ちになる私だったけれど、あなたと出会ってからは、春みたいに体全体が温かくなるようになった。
______やまとゆう
雪なんてもう何年も見ていない。あたたかい地域に引越しをしたから。
昔は、うんと昔の子どもの頃は、雪が積もる度にはしゃいだ。
雪だるまやかまくらを作り、雪合戦をした。
大人になってからは、煩わしさしかなかった。
早起きをして、出勤前に雪掻きをしなければならないから。
けれど、ここに住み始めてから。……途端に雪が恋しくなった。
さほど寒くない冬は快適だ。持っていた防寒具のほとんどを手放した。
雪掻きをする必要がないから、朝はギリギリまで寝ていられる。
そもそも日照時間が長い。どんなに空気が冷えていても、日差しが心身をあたためてくれる。
けれど時々、雪が恋しくなる。
あの劈くような寒さ。空気が凍りつき、世界が閉じていく錯覚をする。外気に晒された皮膚はピリピリといたみ、指先の感覚はない。曇天。やがて、降雪。
懐かしい、あの冬。
子供の頃に何度となく見た雪の中での夢
雪の中で母に背負われている赤子の私
あの夢は大人になって見なくなった
母の悲しみを堪えて我慢して笑ってる顔
なぜか背負う母と背負われている赤子の私を
私が見ている 夢
母と赤子の私は雪の中で行き場を無くした親子
そんな感じで…
その夢を見て起きる悲しく1日やりきれない気持ちに…
その夢と共に幼少から義務教育半ばを過ごした
成人の日を迎える頃まではたまに少し見たような気がする…
いい大人になり、今はまったく見なくなったが…
思い出すと少し悲しい気持ちに…
小学生の真ん中くらいの頃に母と夢で
また違う変な夢を見た
それは1度だけだが記憶にこびりついてる…
これも悲しい夢で…
リアルな話で祖父に初めて連れて行かれたファミレスの
その思い出のレストランの駐車場での事を見た夢を見た
母が鳥のマーク駐車場の看板前で
自分の首もとにバズーカーの先をあて…
世界を救うが子供救うことだと…
世界平和のために引き金を引こうとしている母…
お母さん!お母さん!やめて!やめて!
世界救わなくていいからやめて!
そう叫んで夢から覚めた私…
私は朝方に母の寝床に泣きながら向かい…
顔見て安否確認し安心する…
父はもう起きていた
父がびっくりした顔して…
厳しい父が膝の上に私を乗せてお茶を飲む
何も余計なことは言わないで頭を撫でてくれた
次の日に父が仕事行く前にそっと言った
男は簡単には涙を見せてはダメだと言った
涙の痛みを辛さを知ったなら尚更見せるなと
今思うのは
涙痛みを隠して人を安心させる
それが大切な人を守る事だと思う
父が家族のために涙を見せない人だったから…
今は真底からそう思える
ボケた母さん目の前にして…ホントに思えるよ親父…
青年期のように悪態つくような言葉で…
何も変わらないよと…ここにいるから…みんないるよ…
母ちゃんの子だよと…
……
男は泣きたければ誰もいないところで
だれも見てない場所で
昔 そんな泣き場所がありました…
尊敬する元上司との思い出の場所
春には野苺がなる所です
元上司のお子さんが通ってた学校の近くで…
父が諸先輩方の所へ行った頃に1人泣き濡れていたり
そんな場所も時を重ねて重ねて…
学友がそこで教員デビューする事を知り
涙の場所でなく希望を奮わせる地になりましたが…(笑)
話が支離滅裂かもですが(笑)🍀…
クラーク博士の言葉をもじり…
成人よ太鼓を叩け!!(笑)です
世界中響き渡るように!!(笑)🍀✨✨✨✨
自分を腹から心底打ちならせ!!🍀✨✨✨✨
雪
暗くなった窓の外。
街灯に照らされて、雪が降っているのがわかる。
この雪は、明日まで降っているだろうか?
少し、積もっているだろうか?
久しぶりの雪に、感動と期待をして、眠りにつく。
美しい抽象に汚れた具体が混ざった現実が好き
例えば雪という言葉をイメージしたとき
最初に真っ白な粒が頭の中に降り積もる
実際の体験では跳ね飛んだ泥や
ここに書きたくもない理由で付いた色が
混ざり合った雪を散々目にしてきた
にも関わらず詩的な言葉は潔癖症で
生々しい汚れた記憶を後に押し込む
表に出るのは研ぎ澄まされた美麗な抽象風景
しかしこうして汚れの部分を書き残すのは
清濁併せたものこそが現実だと感じるからだ
人の審美観とは無関係に
ただ存在するそんな現実を感じたい
雪
ぶるると体が震え 思わず布団から身を
起こした。
両隣には、旦那と6歳になる息子が
寝ている。
意識が覚醒して また眠れる気がしないので 私は、モコモコのフリースのジャンバーと厚手の生地の肩掛けを羽織り階下に降り
リビングの窓を開けた。
寒いと思ったら やっぱり雪が降っていた。
一面真っ白 息も白い 窓のガラスも
曇っていた。
私は、冷気が入って来ない様に
急いで窓を閉めた。
私はスリッパの足でストーブを付けに行き
こたつのスイッチを入れた。
思わず足を伸ばしこたつ布団の中に入れる
あまりの寒さにもう一度寝室に戻る気がしなかった。
手も一緒に入れて暖める。
私は寒がっているが きっと息子は
大はしゃぎして喜ぶだろう
家の息子は、雪を見ると防寒具を着て
外に飛び出す。
そうして雪遊びを始めるのだ。
私と旦那は、その様子を庭を眺められる
大きなガラス窓から見る。
寒い中駆け回る息子を羨ましく
微笑ましく見守る。
それが家の冬の日常の風景だ。
そんなことを思っていると...
「わぁー雪だ雪だよ!パパ!」
息子の元気な声とその様子を苦笑しながら
見守る旦那の姿がリビングに映った。
「おはよう!」私は、二人に朝の挨拶をし
三人でこたつに入りながらとりあえず
息子の好奇心を抑えながら
着替えて 朝ご飯を食べた。
雪が降り積もる
歩くと雪がずっしりしている
とても多く前が見えない
でも綺麗だなぁ
そう言って歩くと
迷子になってしまった。
分からない
寒い中、私は耐える
悲しい
誰も気づかない。
雪の降り積もる日
私は1つ涙を流した。
雪を見るとムカムカする
すぐ人を見下してた頃の自分を見てるみたいでムカつく大した成績残してないくせに
#97 雪
貴方の足跡を
消し去る雪だけれど、
貴方は酷く雪が似合う。
粉雪
雪 ふる
雪 こんこんと ふる
雪 こんこんと
こんこんと
ふりつもる
雪の降る夜、慌てた様子で白い吹雪の中の黒い館に駆け込んできた者がいた。
力任せに門を強く殴るは、濡れた体で低体温症になりかけていた旅人らしい。
「すみません! すみません! どうか、入れてくださらないでしょうか! 寒くて凍え死んでしまいます! 道も分かりません!」
同じようなことを数回叫んだのち、その門はひとりでに開いた。旅人は急いで入り、床に崩れた。寒さが限界らしく、目からは涙が溢れている。
階段を降りる足音が聞こえ、旅人は顔を上げた。
「大丈夫ですか?」
そこには15歳ほどの少女が立っていた。彼女は倒れている旅人に手を差し伸べた。旅人は力を振り絞って掴んだ。その少女の手はなんとも冷たく、雪を触っているようだった。少女は旅人を起こし、支えながらリビングへと向かった。
「ずいぶん長く吹雪に吹かれたんですね。寒かったでしょう」
「あ、あの……入れてくれて、ありがとうございます」
「いいえ、お気になさらず。今晩は泊まっていってください」
少女の声色や冷静さはまるで大人のようで、旅人は安心して少女に体重を預けた。
扉を開けた瞬間感じる暖かい空気に、旅人は疲れやストレスからすぐ眠ってしまった。少女はそんな旅人の荷物をはぎ、暖炉の前のソファーに寝かせ、毛布をかぶせた。
少女は旅人の顔を見て、はっと息を呑んだ。そしてその顔を撫で、目を細めた。そしてどこかへ出ていった。
旅人は目を覚まして、状況を思い出した。そして体を起こして、家主を待った。
パチパチと元気に音を鳴らしている暖炉を見るに、火を絶やさずにしてくれていたのだろう。
館の中は薄暗いが、外の光が窓から差し込んでいて心地がいい。家具や小物はアンティークばかりで、物持ちがいいように思える。夜の光源は蝋燭や暖炉の火が頼りで、まるで五百年前の貴族の家のようだった、と思い出す。
「起きましたか」
少女が扉を開けてリビングへ入ってくる。そして隣へ座って、パンと目玉焼き、焼いたベーコンの乗った皿を机へ置いた。
「そんな、申し訳ないですよ」
「いえ、そんなこと言ってる場合ですか。だいぶお疲れでしょう」
「それは、そうですが」
「どうぞ、食べて」
「あ、ありがとうございます、色々と……」
旅人は机に手をやって、恥ずかしそうに食べ始めた。
少女が申し訳なさそうに、目を伏せて、こう言った。
「私は人間じゃないんです」
「人を栄養源とします。俗にいう吸血鬼でしょう。食人鬼という方が正しいかもしれませんが」
「本当はあなたも食べてしまうつもりだった」
「あなたは昔の私の友人に似ている。だから、許しましょう」
「一つ、話をさせていただきたい。どうです、何百年も生きた、吸血鬼の話に興味はありませんか? しかし、面白いかつまらないかでいえば、つまらないに傾くような、百年も前の黴臭い話ですがね」
つづきいつかかきますかもしれやせん
なんかこうはんてきとうだった
おはようの雨
君がいない午前7時
朝歩いていたね二人
こうして雨が降ると
君を思い出す
"どうして?"
聞いて欲しい今朝の雨
夜テレビを付けた時に
アラーム スコールのような
雨が降るって
山の天気は変わるから
この旅館が最後だね
不安な 目覚めになるね
陽は見えないね
突然の雨予報
それでも二人身を寄せた
辛くなったのかな
色々思出して苦しくなり
重くなったのかな
君は不安で泣いてた
神様もしいるのなら
結び合わせてください
今でも貴方に頼って
膝を揃えて生きています
あの人は髪を残して
顔も見えなくなりました
言葉足らずな私を
どうかお許しください
あの時二人懐かしんだ
遠い旅路を楽しんだ
苦しみ 半分分け合って
それでも 喜びだけは
2人分だった
ゴルフに行ってカフェに寄る
幸い二人は良く似てた
着ていた オレンジのコート
今では それだけが
私達と違う
いつかの別れだけ
一人で残された君は
笑顔で別れを告げたね
僅かに心はどよめいて
寂しくなって
泣いて許しを求めた
信じた祈りが届くなら
声を聞かせてください
どんなに朝が来ても
膝を抱えて泣いています
あの人は花を残して
根も見えなくなりました
不器用な私を
どうか慰めてください
結露する心の窓に
寂しさを笑えない
外が暖かくても
冷たい心の中が
小さく泣いている
神様どうかもう一度
チャンスを作ってください
今では私は元気になって
膝を真っ直ぐ歩いています
あの人も素敵だったけど
未練残して歩けなくなりました
あの人のことも
強く願わせてください
信じた光が輝くなら
日を歩かせてください
こうして歩いてゆく道を
膝を真っ直ぐ座っています
あの人も似ていたけれど
ニコって笑えませんでした
これからの事を
強く希望させてください
(※GL表現あり)
気味の悪い手だと言われたことがある。
雪のように真っ白で冷たくて、骨張っているから。
だからいつも制服の袖で覆って、人を不快にさせるこの手が見えないように隠してきたけれど。
「ゆきちゃーん」
夏香はにこにこ笑って手を差し伸べてくる。こちらも手を差し出すように求めてくる。
「ひゃーつめた! こう暑い日は、やっば雪ちゃんの手に限るわあ」
「人を保冷剤扱いするな」
「むしろドライアイス?」
「もっと嫌」
同じ生き物とは思えないほど、彼女の手はいつも温かくて、油断すると心までとろけそうになる。
すると今度は、私の手に頬ずりして「きもち〜」と笑う。
彼女の汗はシトラスの香りがする。道を踏み外してしまいそうで、私は彼女から目をそらす。
「ほら、もう良いでしょ」
「雪ちゃんの手ってさあ」
夏香は私の人差し指をつまんで、
「美味しそうだよね。砂糖菓子みたいで」
人の気も知らないで。
「食べてみたら」
「えっ」
「そんなに言うなら、食べてみなさいよ」
我ながら氷のように冷たい声。
気がつけば彼女の口元に指を差し出していた。なんてことを。変なやつだと嫌われる。でももう、後にも引けなくなってしまって。
「いいの?」
熱を帯びた声。初めて聞いた声色。
赤い唇が、私の人差し指をとらえる。
「じ、冗談だって……」
彼女の舌は熱く、思わず手を引こうとするも、彼女は私の手を離さない。
駄目だ。離して。このままだと私までとけてしまうから。
灰色の空から
ひらひらと舞い落ちてくる
淡い雪片
掌に受ければ
儚く溶けて
それはまるで
過ぎた日の
あなたの涙のようです
この雪が
空にいるあなたからの
手紙なら
どんなに嬉しいことでしょう
積もることなく
消えてゆく淡雪に
あなたの面影を
重ねてしまう
わたしです
# 雪
どうして早起きしなければならない日に限って、雪が降るのでしょう。
#雪
雪が降らない この街に
もしも…
雪が降ったなら
この胸の中
想いの全て
君に伝えよう…
落ち葉に埋もれた
そんな臆病な気持ちを
冬のせいにして
1人で歩く
月のキレイな帰り道。
笑うと細くなる目
肩までの髪に
少し低めの声を
気にしているところ…
冬空の星を数えて消える
大きく吐いた白息。
もしも
この街に雪が降ったら…
そんな奇跡みたいなこと
もしも起こったなら
君が好きなんだ…
そう言って
君のこと 抱きしめるのに…。
- if... -
雪
私の町には、年に数回しか雪が降らない。
降って、積もっても、昼頃には大抵溶けてなくなってしまっている。
積もった時は、一応、家の前の雪かきをする。
たくさん降った日は、雪だるま⛄︎を作る。
と言っても、暖かい地方なので3日もあればすべて溶けてしまう。
それが、なんだか楽しみで、また切なくもあるんだけれど。
あぁぁぁぁ。スキー行きたい スノボしたい。
雪
雪はいくつになってもテンションが上がる。
でもそれは、雪が身近にないから。
ただ、テンションが上がるのは
・降ってる瞬間
・翌朝のカーテンを開けて見える白い景色を見たとき
・積もった上の方を使って雪玉を2つ作るとき
・玄関を出て1歩足跡をつける瞬間
これくらいだろうか。
通勤に影響が出るし、歩くのも大変だし。
あぁ、大人になったなぁ。
2023.01.07
雪、最近見てないな。
昔は北海道でよく見てたけど最近行かなくなったし機会もなくなった。
雪化粧の町はどこか幻想的で、
見慣れた道さえもワクワク冒険気分。
手造りの地図に、それっぽいコンパス。
勇者の剣に見立てた長いツララ。
門番と名付けた雪だるま。
白い息はドラゴンの咆哮。
友達がパーティメンバー、その全員が選ばれし勇者。
今となっちゃ、全員が勇者なんて、
おかしな組み合わせに思う。
けれど、どうしてだろう。
あの時みんな譲れなかったんだ。
設定はその場限り。次の瞬間には矛盾。
それでも精一杯考えた。
アニメ、漫画、ゲームを参考にした、
つぎはぎだらけ手造りの物語。