雪
ぶるると体が震え 思わず布団から身を
起こした。
両隣には、旦那と6歳になる息子が
寝ている。
意識が覚醒して また眠れる気がしないので 私は、モコモコのフリースのジャンバーと厚手の生地の肩掛けを羽織り階下に降り
リビングの窓を開けた。
寒いと思ったら やっぱり雪が降っていた。
一面真っ白 息も白い 窓のガラスも
曇っていた。
私は、冷気が入って来ない様に
急いで窓を閉めた。
私はスリッパの足でストーブを付けに行き
こたつのスイッチを入れた。
思わず足を伸ばしこたつ布団の中に入れる
あまりの寒さにもう一度寝室に戻る気がしなかった。
手も一緒に入れて暖める。
私は寒がっているが きっと息子は
大はしゃぎして喜ぶだろう
家の息子は、雪を見ると防寒具を着て
外に飛び出す。
そうして雪遊びを始めるのだ。
私と旦那は、その様子を庭を眺められる
大きなガラス窓から見る。
寒い中駆け回る息子を羨ましく
微笑ましく見守る。
それが家の冬の日常の風景だ。
そんなことを思っていると...
「わぁー雪だ雪だよ!パパ!」
息子の元気な声とその様子を苦笑しながら
見守る旦那の姿がリビングに映った。
「おはよう!」私は、二人に朝の挨拶をし
三人でこたつに入りながらとりあえず
息子の好奇心を抑えながら
着替えて 朝ご飯を食べた。
1/7/2024, 11:54:23 PM