Saco

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4/11/2025, 7:49:55 AM

夢へ!

夢へ向かって努力する そんな自分の姿に
間違いは、無いと思っていた。

しかし現実は、甘くなかった。
夢へ近付く為の試験に私は落ちてしまった

寝る時間以外は、勉強漬けの日々だったにも関わらず 本番のテストは何回も
見直しし ケアレスミスがないかダブルチェックまでしたのにダメだった.....

私は、がっくりと肩を落として家族の元へと戻った。
「ダメだった....」私は、小さく涙を流した

すると姉が私の肩を強く叩き言う
「あんたは、まだその夢になりたいの?」
私は、姉を見上げる様に顔を上げ
自分の気持ちを考えて見る

正直あんなに勉強してダメだったんだ
次も、出来るか分からない.... でも....
「うん なりたい!」私は、気持ちが
出るまま答える。

私の答えに姉は、口の端を上げて言った。
「じゃあ まだ頑張れるね!」
姉は、私の目を真っ直ぐ見てそう言った。

私は、姉の言葉にまだ頑張っても良いんだ
と言う想いが沸き立ち思いっきり首を縦に
振り「うん!」と頷いた。

こうして私は、来年の試験に向け姉と対策を立てる為に家に帰る足を姉と一緒に
早めたのだった。....

4/9/2025, 11:27:41 AM

元気かな

小学校の頃 凄く仲の良かったあの子
突然両親の仕事の転勤で引っ越して
行ったあの子

手紙を書いてみようと ふと思い立ったのは小学生の頃のあの子の笑顔が不意に
脳裏に蘇ったから

元気かなと気になって便箋を取り出し
お元気ですか?と問いかける文章から
手紙を書き始めた。....

4/8/2025, 10:23:52 PM

遠い約束

遠い 遠い あの日の約束を 

君は、もう忘れてしまっただろうか?

たとえ君が忘れてしまっても.....

あの日の約束が今も僕の胸の中で

いつまでも いつまでも 輝いている。

4/7/2025, 11:55:20 AM

フラワー

皆が彼女に花束を渡す中 農家の出である
俺は、花を買うのを忘れ焦って咄嗟に
出したのが新聞紙で大きく巻いた白い
大きな房を持ったカリフラワーだった。

周りが目を点にする中 俺は、早口で
「結婚おめでとう幸せにな!」とやり切った感を出して彼女の手にその花束ならぬ
カリフラワー束を握らせて何事も無く席に
着いて何事も無い風に装う事が今
この場に居る俺に出来る精一杯の事だった

4/6/2025, 11:44:50 PM

新しい地図

新しい地図と古い地図を見比べて見る。
そうするとあの大通りの田んぼ道が
無くなって広い駐車場になり大型施設になっていたり 長年開いていた老舗のお店が
無くなって流行りのカフェになっていたり

古い物は、懐かしさや郷愁を新しい物は
驚きと好奇心を与えてくれるものなんだなあとしみじみ思った。

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