Saco

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1/18/2025, 12:45:07 AM

風のいたずら

風が私の髪を擽って行く

まるで私の髪を軽く引っ張って

私に「一緒に遊ぼうよ!」と言って居る
みたい

私は、そんな事を考えて 自然と口元に
笑みが零れた。

1/16/2025, 10:39:47 AM

透明な涙

「うわあああ~ん」突然の大きな泣き声

空に向かって まるで何かを訴える様に泣く 彼女の瞳からは、真珠の様な大粒で
透明な涙が流れていた。

余りに潔ぎ良く涙を流す者だから
僕は、数瞬立ち止まり しばらく
見蕩れてしまっていた。

彼女の涙は、野生の動物が母親を求める
様な まだ あどけない綺麗な涙だったから 僕は、絵画の一場面を切り取って
描いたかの様な感動を思わず抱いて
しまったのだ.....

一頻り泣き終わると彼女は、体のパワーを
全部使い果たして満足した様な笑みを
浮かべ 僕に背を向けて歩いて行って
しまった。

僕は、彼女の後ろ姿を見てまた新たに
格好いいと言う感想を抱く

そうして 彼女の無垢な涙を僕は、
一生忘れないだろう....

無色透明な涙の事を....。

1/15/2025, 10:59:00 AM

あなたのもとへ

厳かにしんしんと 並び立つ葬列

その列から 運び込まれる棺は、
静謐な静けさと 陰鬱な悲しみを湛えて
いた。

そうして棺の中に居る魂の器
そこにあるのは、身じろぎ一つしない
人形の様だった

ハンカチで目元を抑える者や 何かを
堪える為に唇を噛み締める者
悔し涙か悲しみの涙かやり切れ無い
雰囲気が漂う


そんな参列を見守る 泡の様に儚い
魂 それをなんの気なしに視線を上げて
幻の様に知覚した。

嗚呼やっと帰って来たんだね

ありがとう 早く見つけてあげられ無くて
ごめんね 大好きだったよ...

夢幻の様な 曖昧模糊とした

その煙の様な 幻の様なその現象は、

参列者達に 別れの挨拶をする様に
靄になって 雲の一部になって溶けて
行き 薄くゆっくりと存在感を消して
行ったのだった。....

1/14/2025, 10:56:43 AM

そっと

ソファーで 静かに眠る 君の体をそっと
持ち上げる。

起こさない様に そーっと そーっと

ベットに運んだ 君の寝顔は、
規則的な寝息を立てて 安心した表情を
浮かべていた。

僕は、その顔を見て柔らかく 口元を
緩ませた。

1/13/2025, 10:40:49 AM

まだ見ぬ景色

まだ見ぬ景色を求めて 旅に出よう!
行き先を決めず 行き当たりばったり旅行

鞄に トラベルグッズ カメラ 

パスポート その国の紙幣などを詰めて

人の暖かみに 触れ その国 独特の
食べ物を食べ その国の建造物や
モニュメントを見上げ まだ見ぬ景色を
カメラに収めて 一つ 一つの写真を
アルバムに貼り付け まだ見ぬ景色の
ページが増えて行く にこにこの笑顔と
共に.....。 

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