雪を待つ』の作文集

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雪を待つ』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

12/15/2024, 12:23:32 PM

どうしても上がらない成績についての弁明を思案しながら夕焼けのしたをくぐるように自転車を漕いでいる。やればできる子、やれば、やればね…そうため息をつくことが増えた母親は、私ができる子の方だと思っていたみたい。中学三年生になり、家庭内にはあきらめという空気が清浄機から外されていく。
 もうすぐ、自転車登校の出来ない季節になる。
 朝は暗い、寒い、というのに、夏よりも早起きをしなければならないというのは、どうしてそうやってまぎらわせて今日まで世間を回してきたのかと、歴史について、説教をしたくなる。いい時代かもしれないけれど朝はつらい。
 今日こそ、8時から11時までは勉強して、12時には寝る。A高校に行けるって中学一年生の頃は思っていたし、モチベーションだって高かった。けれどそれも夏休みまでで、だんだんと、宿題だけやればいいやと思って予習をしなくなって復習をしなくなって試験前に午前3時まで勉強して30点以上はとるようにした。

 友達と好きな人がかぶったこと。夏休みに判明したのも、友達が私の好きな人と夏期講習の帰り道を一緒に歩いていたからだった。何もかもがどうでもいいって思ってから今日まで勉強にも手がつかなかった。
 という、言い訳が将来の私を苦しめるかもしれない。A高校に行けたら、もしかしたら友達から彼を引き剥がせるかもしれない。友達はB高校志望だったから。でも私の担任は私を安全にB高校に入れたいと思っているし、親もそう思っている。
 仮にA高校に行けたとしても、授業が大変で、彼を奪うチャンスもないかもしれない。
 家に着く。すでに空は群青になって、残り香みたいな日の光だけが見える。
 弁明を思いつかなかった。
 「遅かったね。」母親が玄関で迎えてくれる。
 「うん。あのさ…やっぱり、B高にするよ…」
 弁明が思いつかないから、進路ごと変えるしかない。何もかもにやぶれて、夜なんか明けなければいいと思って、志望校を変えたから、もう8時から11時まで勉強なんてしなくてもいいと思った。

 「来週、雪降るみたいよ。もうそろそろ自転車はやめておきなさい。」
 進路変更について、母は驚くこともなく「ああそう。頑張りなさいね。」とだけ言った。

 どうせなら、たくさん積もればいい。
 友達と彼の歩いた道を洗えるほどには。

12/15/2024, 12:23:27 PM

わかった気がして疲れる夜には

一人で疲れる職場の飲み会。
・管理職の人のグチ→上司からの圧が大変で、若い人に絡むことでなんとか保とうとしている
・若い人は静かに愛想笑い→早く終わらないかなと思っている
・沢山お酒を飲んではじけている主婦→なかなか飲める機会がなくて大変
・愛想笑いしている新人→名目は自分の歓迎会だが、どこのグループにも入りづらい

 そんな光景を見ていたら、なんだかとても疲れた。本当はどうかわからないし、全て自分の妄想かもしれないのに。

 こんな時は雪でも降って、何にも見えなくなったらいいのに。でもほんとに降ったら困るだろうけど、そんな気持ちの時もある。

12/15/2024, 12:23:04 PM

まだ君が生まれてから、雪が降ったことないものね。

【雪を待つ】

12/15/2024, 12:22:47 PM

君に近付ける季節が来た

寒がりな私の手が、行先に迷っているのを
迎えに来るかのように、

さりげなく、差し出してくれる。

その手は人間らしい温もりを抱えて、
一瞬の空気もじんわり君の色に暖めてくれる。

君と雪を待つ。

少し前まで雪国にいた君にとって、
この世界は今、どんな風に映っているのだろう。

君の温もりの隣でなら、
寒くても綺麗な雪の景色を、見てみたいと思う。

君と、同じ景色を見ることができたらいいのに…

12/15/2024, 12:21:35 PM

冬が来ると雪を待っていた時代が、自分にもあった。
寒さなんか気にせずに、ただ真っ白な雪景色を待ちわびていた時代が。
今では、雪の予報を耳にすれば、まず翌日の電車の運行が心配になる。 
駅までの道のりを歩くのにも危険が付きまとうし、寒さも一層増して、ポケットに手を入れて体を丸めながらの出勤だ。
明らかに迷惑な朝となる。

これが、大人になるということか。
…なんて、ちょっとだけ寂しくなる。

でもたぶん、たとえば富良野の雪原に一人立ち、キラキラと光る照り返しを受けて、その光景をじっくり堪能できるとしたら、きっとこの世界は素晴らしいと思えるんじゃないだろうか。
自分の心が荒んでしまった訳じゃない、暮らしの中で、雪を待つ気持ちが薄れてしまうような現実と闘っているだけ。
それが、大人になるということ。

子供の頃に見た雪景色は、今でも心に残ってる。
この記憶がある限り、自分はこの世界に絶望しない。
両親が見守ってくれる世界。
時の流れが永遠だった時代。

またいつか、あの頃の感情を取り戻して、白銀の世界を楽しめる日が来るだろうか。
その時はまあ、のんびり温泉にでも浸かって、雪見酒なんていいかもな。
大切な人と一緒に、闘いを終えた後の休息の一時を過ごしたい。
今はただ、その日を夢描いて、眼前に広がる雪を待つ。

12/15/2024, 12:18:11 PM

雪を待つ


桜を見たいと言った貴方は

結局雪すら見られなかったのね。

貴方の代わりに雪を

私が見てあげるからね。

同じ部屋の

隣のベッドに眠る貴方へ


雪の中を舞う桜は

酷く美して

時間は止まらないからと

言わんばかりの花びらは

雪を溶かしてしまうのね

こんなにも残酷な春があるなんて

私知りたくなかったわ。






処女作 1日目

12/15/2024, 12:17:41 PM

今日は髪の毛を十センチくらい切りました。さっぱりしました。

12/15/2024, 12:15:30 PM

雪を待つ



隠れたい
隠したい
その白さに全部隠したい
悲しさも悔しさも
ニヤけてしまう嬉しさも

12/15/2024, 12:15:07 PM

雪よ、この街を早く白銀に染め上げてくれ。
アイツの黒髪が、よく映えるように。



【雪を待つ】

12/15/2024, 12:14:54 PM

「雪を待つ」

雪の降る季節に僕は君に出会った。

あれから雪を見ると君を思い出す。

4年前に僕の目の前から消えた君を。

もうそろそろ雪がまた降るのかな。

君は僕のことなんて覚えてないのかな。

僕の愛した君は今どこにいますか?

何をしていますか?

聞けるものなら聞きたいけど、聞けないから余計辛い。

君に会いたい、それだけなのに。

君に会えたら言いたいことたくさんあるよ。

君にまた好きを言えたなら。

後悔してももう遅いけど。

だから、、僕は雪が降るのを待っている。

12/15/2024, 12:14:52 PM

逢恋しい雪が切なくて会いたくて

雪の深い駅を降り更に山間部へと


頬に風が触れては君住む町を思い

アスファルトの朝日に向かい合い

靴紐結ぶ時に君思い雪の町を思う


ザクザクと雪をかき分けかき分け

そんなあなたの汗が雪を融かして

優しく笑うあなたの笑顔が眩しくて


君に魅せたい笑顔もあるんだ

君に会いたい君に会いたい

君住む町へ飛んで行けたなら


切なくては会いたくて

ビル風に煽られては

刺さる現実が更に切なくて

……


雨上がりの空を見ていた

通り過ぎる人の中で

悲しみは絶えないから

小さな幸せに

気づかないんだろう


時を越えて君を愛せるか?

本当に君を守れるか?

空を見て考えてた

君のために今何ができるか

忘れないで どんな時も

いつもそばに居るから



そんなに自分を責めないで

過去は誰にも鮮やかなもの


死にたいくらい辛くても

都会の闇に消えそうな時でも

激しくうねる海の様に

君はやがて乗り越え行くから


その手望みを捨てないで

その命が尽きるまで

君住む町へ飛んで行くよ

ひとりと思わないで

いつでも



空の切れ間に突き抜ける蒼い空

みんな待ってる

また走り出すまで


その手で心を閉じないで

そのすべてが終わるまで

君住む町まで飛んで行くよ

ひとりと思わないで

いつでも…

小田和正さん

……



俺は現時点で100点な人には程遠いけど

きっと貴方も自身を100点でないと言うけど

貴方はガキの頃から大きな憧れでした

俺には100点や満点では推し量れない存在です

小田さんの歌を聴きながら此所で育ち

貴方に憧れてました


雪深き町の貴方へ届け!!

12/15/2024, 12:13:16 PM

『雪を待つ』

街灯に照らされ、雪が舞い降りるのを待っている。
あなたが描いた最後の絵、そのままになるのを待っている。
きっと、あなたも同じように待っていたのでしょう。
少しでも味わいたくて、待っている。

12/15/2024, 12:11:58 PM

俺は自分で言うのもなんだが、人一倍元気な方だし、冬より夏が好きだ。かと言って嫌いな訳ではなく、ただその、少しだけ怖いという気持ちがあるのだ。
これは1種の呪いだろう。
人にとっては特別で喜ばしい日、そう誕生日というものなのだが、俺にとってはそこまで嬉しいものではなくて
。勉強机の上に置かれた5000円は14回目のその日を境に無くなり、挙句二度と姿を見せなかった。
父は暴力や暴言は無かったものの、そう本当に何も無かったのだ。何もせずただ朽ちていくだけであったのだ。
気が付けば家から消えていた。あの机の5000円は父が消えてから現れた。
母はと言うと酷く疲れた顔を毎日見せていた気がする。
朝早くから夜遅くまで外にいたもので、俺はすれ違いもしなかった。最後に見たのは棺桶の中で、首元を花で覆い隠していたような記憶がある。曖昧なのは人の性であろうか、覚えてもいたくないのだろう。今の自分でもそうするはずだ。
酷く痛い風が吹き荒れ始める12月に俺は産まれた。
確かに幸福であったはずだ。その時の父母は俺の知る父母と違い笑顔に包まれていたはずだ。写真という記録が訴える。何がきっかけなのかと問われれば、頭を抱えてしまうが。
1つ確かにわかることは、俺が産まれてしまってから父母は変わり果ててしまったということだけで。ただその辛い感情が、ふと渦になり俺を冷やしてくる。
それでもこの日だけは、何故か憎めないのだ。全て変わってしまったきっかけの日だと言うのに。
俺はこの気持ちを抱えながら、きっとまた雪を待つ。
呪いだ。この生が終わるまで続く呪いなのだ。

12/15/2024, 12:11:25 PM

雪を待つ

雪深い山間の町の雪見風呂が名物の小さな宿が私の家だ。家族経営の宿で父が料理長で母が女将をしていて、従業員なんていない。私は宿の手伝いをしながら通信制の高校に通っている。

ある日、父が1ぴきの白い犬を拾ってきた。山で山菜を取っていたら、気がつくと父の後ろでお座りしていたそうだ。お人好しの父は犬を可哀想に思って宿に連れて帰ってきた。犬はシロと呼ばれ、家族だけでなくお客さんにも可愛がら、宿の看板犬となっている。

冬になり雪が降り始めると駅前のホテルはスキー客や雪見みの露天風呂目当てのお客さんがたくさん訪れる。
うちの宿も冬の方がお客さんが多いが、最近はシロを目当てにやってくる人がいる。

ある常連さんはシロを撫でながら囲炉裏のそばで静かにお酒を飲む。

「優しい時間だった。」

1人で来られた女性の方は、雪道をシロの散歩に出かけ、1時間後には雪だらけになりながら笑顔で帰ってきた。 

「楽しかった〜」

別の女性も1人で来られた方だった。夕食の間シロを膝に乗せていたが、食欲がないと伺っていたのに出された食事を全て食べていた。

「美味しかったです。こんなに食べたのは久しぶりです。

シロと接したみんなが元気になっていく。
不思議な犬。シロ。
私たち家族はシロのことが大好きだし、お客さんにも愛されいるシロ。

「シロはね。弱ってる人がわかるのね。」

母も仕事に行き詰まるとシロがそっと寄り添ってくれて、シロに励まされたと言っていた。

夏が苦手なシロだか、冬にになり雪を待つ頃には、シロに癒されたいお客さんがやって来る。

大きなホテルのような豪華な料理や雪見のできる露天風呂付きの部屋はないけれど、
疲れた心と体を癒しにうちの宿に来ませんか。特に冬、雪を待つ季節がオススメです。

12/15/2024, 12:05:52 PM

『雪を待つ』
私は寒いのは嫌いだ。
でも雪は好き。
妹も雪が好きでいつも冬になると
「今年は雪、降るかな?」
と私に聞いてくる。
毎年、雪が降ると妹と雪で遊ぶ。
寒いのは嫌だけど雪で遊ぶ方が楽しい。
遊んでいるうちに寒さなんて忘れてしまう。
雪、降るかな…?
今年も妹と2人で雪を待つ。

   
                    氷雅

12/15/2024, 12:04:13 PM

雪を待つ

雪を待つ
今年も降るように
そうすれば今年も
「あれ」ができるから

「あれ」って何かって?
それは…
とってもすっきりするものよ
嫌いな人のことを忘れられるし
ストレス発散にもなる

でも
雪はすぐ溶けちゃうから
1年に1回しかできない
だから
とても特別
だから
雪を待ってるの




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「今日の午後1時過ぎに雪の中から⚪︎⚪︎さんの死体が発見されました。死体は雪の中に埋められており殺人事件として警察が捜査を続けています。」
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12/15/2024, 12:04:06 PM

今の僕には、ただ雪を待つことしかできない。
溶けきってしまった氷色の心臓がまたもとに戻るまで。

貴方の体温が未だに忘れられていない。
ねえ、僕を弱くしたのは貴方なんですよ。
人を愛した分だけ苦しみが後味に残るから、氷色に染め上げていた心臓だったのに。
知らず知らずのうちに貴方に冷たい氷を溶かされてしまっていた。

信じたのにね。信じられたのに。
結局こうなるなら、僕を変えないでほしかった。

こんなことなら最初からひとの体温なんて知りたくなかった。


─雪を待つ─ #141

12/15/2024, 12:00:02 PM

きみはいつも雪を待っていた


きみは、雪が大好きな女の子だった
雪が降る度に、満面の笑みを浮かべる
その姿を見るのが、僕は好きだった

でも、今年は雪が降っても
その姿を見ることはできない

雪が降り積もる中で、僕は空を見上げた

どうしてだろう…?
涙が込み上げてくる…

僕にはわかる、
他の人にはわからないかもしれないけれど、
僕にはわかる

この雪は、君だ

なにを言っているの?って言われるかもしれない
もちろん、根拠なんてない

だけど、不思議と僕にはわかる

少なくとも、この雪は君が降らせている
これからも毎年、君が雪を降らせてくれる、?
なら、僕はずっとこの季節を待ち続ける

ずっと、雪を待つ

12/15/2024, 11:59:10 AM

雪を待つ

待ち遠しい人は多いでしょうね。
サンタさんみたいに、雪が降ると待ち遠しいみたいなことがあればいいですが、生憎と雪は待ちたくないです。

スキーなどのウインタースポーツもやりませんし、せいぜい雪見風呂はいいだろうなと思うくらい。
少し積もれば大騒ぎになる地域に住んでいると、恩恵もないようです。


雪と共にやってくるあなたを待つ。
冬しか会えない出会いがありそうですね。


余談ですが、一昨日ハートマークが4桁いったらやめようと書いて、昨日だけで20近く増えました。
始めてから一番多いと思います。
強い意志を感じました笑

まぁこれが無言の総意と思って、残りも短く書き続けようと思います。

12/15/2024, 11:56:53 AM

雪を待つ


今夜はイブで深夜に雪の予報
仕事帰りに待ち合わせして
スーパーで残りの惣菜を買って
店を出たならホワイトクリスマス

慌てて車を走らせて帰宅して
お風呂に入ってシャンパンあける
ターキーにケーキにローストビーフ
窓を開けたら吹雪になってた

きみがいた頃のクリスマス
今は温暖化で雪もない
今年も0時までドライブをする
あの日のような、雪を待つ

この世に奇跡があるのなら
しあわせな日々を取り戻したい
世界は愛であふれてるだろう
おすそわけのような、雪を待つ

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