『雪を待つ』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
雪を待つ
あなたを待つように
凍え淋しき
雪景色
明日の天気は『雪』
東京に降る雪は稀なこと
「大丈夫だよ。必ず会いに行くから」
『電車や飛行機で困るよ?無理しないくていいのに〜』
「やーだよっ」
遠距離恋愛になって初めての冬
彼女との約束を楽しみにして
目覚まし時計を
1時間早めにセットした
#雪を待つ
真っ暗な空から 音もなく
大粒の牡丹雪が 見渡すかぎり一面に
地面へと降り注いでくる
さながら 地球侵略に来た
たくさんの侵略者のよう
一定のスピードで 待ったなしで
重力ってやつで降りてくる
しんしんと降り注いでくる世界には
音がない
まるで ひとりぼっちのよう
自分の世界に浸っていると
いつの間にか あなたが雪をはらってくれる
帽子をかぶっていないわたしの頭は
はらわれる度 細かく砕けた雪が
髪の間に隠れて 体温でとけて髪を濡らしていく
もう家に入ろう、と あなたから促されて
名残惜しくも その場所を後にする
また あんな風に 雪が降ってきたら あなた
時を越えて 今のわたしの頭に積もった雪を
はらいにきてくれる?
◇雪を待つ◇
雪を待つ 子供のころは雪だるまや雪投げしたくて
雪が降ろうものならワクワクしていたものだ。
今や忌み嫌う存在になってしまった。
300字小説
雪が降ったら
『雪が降ったら迎えに参ります。それまで、お待ち下さい』
別れ際の彼の言葉がお別れの言葉だったことに気がついたのは追放先の地に着いてから。この北の地は寒いが、湿度が低く雪は降らない。そして。
彼が学友のマリーと結婚したという知らせが届いた。
吹きすさぶ風の中、私は失意のまま胸に短剣を突き立てた。
雨が多かった今年、学友のクララ様がいる北の地にも雪が降ったと聞いた。追放が決まったとき優しい彼女は夫の為に身を引いたと聞いている。
「クララ!」
庭から夫の叫び声が聞こえる。駆け付けるとクララ様が彼に抱き着いていた。
「待っていた雪が降りましたのよ。さあ、御一緒に」
悲鳴が響く。ちらつく雪の中、二人の姿が消えていった。
お題「雪を待つ」
「…あんたさぁ」
「はい!!」
「…この季節とこの雪山でそんな薄っぺらい格好してきて馬鹿なの?」
見てるこっちがサムいんだけど、と付け加えて顔をしかめると、目の前の少年は「えへへ」と呑気に笑った。
「雪降ってるかなーって!
雪だるまつくーろー、的な!」
「ここじゃ、今の冬の季節じゃなくとも降ってるよ、雪は。」
ぼくが見たくもなかったあの雪山が、少しずつ克服している。その事実に驚く自分がいたのを思い出した。
にしても、なぜこの少年は半袖短パンで平気なのだろうか。年中そういう小僧いたけどさ。
「…あんたは灯火みたいな類だから、平気なのかな」
「え?なんか言いました?」
「…いや、なんでもない。それよりサムいから早く中入りな。」
早く、とジェスチャーすると、うるさいほど元気な声で、「ありがとうございます」とお礼を言われた。
「あ、そうそう。
雪が降ってない理由、分かったよ。
太陽だ
あんたが いる からだ。」
ふわりと笑って見せれば、顔が真っ赤な少年がいる。
「ふは、やっぱり太陽みたい。」
「いつからそんな笑えるように…!?」
少年
この雪山に 太陽 が来たからには、もう雪が降る事はきっとない。
次に雪が降るのは、いつだろう。
_2023.12.15「雪を待つ」
笑わなくなった彼の心の氷が、とかされた。
「ねぇ、お兄さんずっとそこで何やってるの?」
黄色いボールを持った女の子が、不思議そうに俺に聞いてくる。ここは公園。公園の端にあるベンチに、俺は座っていた。
ただ、何もせず、ぼうっと。
「雪を、待ってるんだよ」
予想外の言葉が返ってきたからか、女の子はきょとんと首を傾げた。
「白くて、透明で、美しい、綺麗な雪をね」
「ふぅん?私もね、雪、好きだよ!でも、ここの街全然雪降らないんだもん」
女の子はプクーっと頬を膨らませる。なんだか、そんな姿が愛おしく思えてしまった。
「そう、だよな。雪は……ここでは滅多に降らないもんな」
幼い頃の記憶、その日は雪が降っていたんだ。珍しかったから、妹と一緒に外に出て、はしゃいで、遊んで、クタクタになるまで公園で雪合戦をしたんだ。
そして、家に帰る途中、妹が車に轢かれて死んだ。
俺の、目の前で。
妹の名前は、たしか……雪。
雪を待つ・・・
あー、雪を待つってことはとうとうそう言う季節がやってきたたことた。昔ほど、雪が積もる量が少なくなった気はするが・・・積もる時は積もるし、つもらないときは、降るだけのときもある!
環境が変わってきちゃったのかなぁ。
雪景色好きだったりするんだけどなぁ。
待ってない時もあるけどꉂ🤣𐤔待つ時もある(どっちやねん)
美しい花を求めて雪を待つ
色も香もない静かな花を
/お題「雪を待つ」より
白い天使が降りてくるその日
この広い世界で…いつかきっと
僕は君に出逢えることを信じている
まだ見ぬ…僕の運命の人
君との出逢いを夢に見て…雪を待つ
白い天使が降りてくるその日
僕は君と恋におちて…永遠を誓うんだ
雪わ待つ。
雪を待つより
春が
恋しい。
雪を待つと
2人が
しばらく
いなくなるから。
来年は
本当にまだわからない。
雪を待つ
少しずつ寒さを受け入れ、冬の良さを感じる。
寒いのは嫌いだけれど、雪はワクワクする。
シンシン降りしきる雪を、毎年楽しみにしている。
今年は雪降らないかな。クリスマスに降ったらロマンチックなんだけどね。仕方がないから、バレンタインに降って欲しいな。ホワイトバレンタインがいい。本命チョコを渡して仲良くなりたいな。そうだ思い出した。
「私、彼氏も好きな人も居ない。クリぼっちだし本命チョコあげる人もいなかった。」
お題『雪を待つ』
雪を待つ。
待てども待てども降りはしない。
「雪は降ってないけど寒いから…」と、手を繋ぐお誘いをした。
「…暑かったら繋いでくれないの?」
いじわるだけど、可愛い。
手を繋ぎ、歩く。
ほどなくして空からはらはらなにかが降りてくる。
「雪だ!」
君が嬉しそうに言う。
雪を見つめる君の嬉しそうな横顔。
君にかかれば雪もきらきら輝いて見える。
去年までと違って寒いだけじゃない冬がやってきた。
231215 雪を待つ
雪を待つ
ここはとある洒落たBAR。
ここは“お客様”一人一人に合わせた、特別なカクテルを作る特殊なBAR。
特別なカクテルは皆さんが、よく知っているカクテルではなくて、その人にあった物語の名前が付いたカクテルを出している。
例えば、『イルミネーション』や『愛を注いで』などの面白い名前が付いているカクテルを出しています。
マスターはグラスを磨きながら、本日の“お客様”を待ちます。
カランカラン.......
おや?本日も“お客様”がお見えになったそうです。
マスターは“お客様”を席に着かせて、その人にあったカクテルを作りまじめました。
本日のカクテルは『雪を待つ』という、白色と銀色を合わせたようなカクテルを“お客様”に出しました。
マスターは戸惑う“お客様”ににこりと微笑むと、カクテルについて説明をしました。
“お客様”は戸惑いながら、グラスを傾けました。
優しくにこりと微笑むマスターの前で、“お客様”は目を閉じ眠っていました。
マスターは気にせず、“お客様”が起きるまでグラスを磨き続けていました。
数分後に“お客様”は目を覚まして、マスターと少し話していました。その一杯で満足した“お客様”は扉に手をかけ、BARを後にしました。
マスターは
「 今夜はもう閉店でございます。
またのお越しを楽しみにしております。
お客様 」
と言い、“お客様”が見えなくなるまで頭を下げていました。
“お客様”が見えなくなった時、マスターの顔から笑みが消えました。
すみませんお客様。
今日は
《閉店》
と申しましたよね...?
なので。
お帰りならないと私は店を閉められません。
帰れるうちに帰る事をおすすめしますよ...
ほら、『雪を待つ』事をしないでお帰りください
#雪を待つ
鈴の音が聴こえる
淡墨の空から…
誰かが呼んだような気がした
煌めく波の向こう
頬を刺す風に
涙さえ凍てついて
心は熱を失っていた
いっそ眠ってしまおう
生きることを諦めてしまうなら
白く舞い降りてくる
六花に埋もれあなたとの思い出を
生きる糧にしながら
眠れるその時を待とう
雪が新しい春を連れてくる
その日まで
雪が降ると、面倒だ。車の雪かきをしないといけないし、寒さの対策もしないといけない。でも今年の雪は楽しみだ。真っ白な雪景色をあなたと見たいから、今日も雪を待つ。
『雪』
昔は、雪よ降れとずっと言っていた。そして、雪が降れば飛び跳ねるように雪に向かっていった。最近は、雪よ降れとも言わなくなった。逆に寒いから降らないでくれと思うばかりだ。でも、近年は、雪が降れば面白いのではないかと思い始めた。なので、今年の雪を待とうと思う。
「雪を待つ」
私は雪が嫌いだ。寒いし、道路状態は悪くなるし、交通機関にも影響が出る。
でも、出会って最初の冬、あなたと雪の日に雪だるまを作った時から雪も嫌いじゃなくなった。
今年はいつあなたと雪遊びができるだろうか。
真っ白な景色を、久しぶりに見てみたい
それで、その後は
子供みたいに、大きな大きな雪だるまを作ろうか
---二作目---
ふわりふわりと、雪が舞い散る様子を見るのが、俺は好きだった。
...寒すぎて外に出る気にはなれなかったけれど。
...でも、今は少しだけ雪降る時間に外に出たいなと思えるようになった。
あいつが、俺の手を引きながら、珍しくはしゃいでいる姿を見るのが、この上なく愛おしいと思うから。
だから今年は、雪が沢山降ってくくれればいい。
そう思うのだ。
#雪を待つ
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