雨に佇む』の作文集

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雨に佇む』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

8/27/2023, 10:38:07 AM

雨に佇む君がいた。傘もささず、ただ静かに、閑静な道に一人佇み空を見ている君がいた。

「………あの、大丈夫ですか?」
普通だったら声なんてかけない。このご時世、自分から危険に足を突っ込むなんてしたくない。でも、何故か…この人に話しかけなければ、そう、思ったのだ。

「……えっ……俺に、話しかけてますか?」
雨の中に佇んでいた彼は、ゆっくり私の方を向いてきた。なんて顔が整った人なのだろう。こんな綺麗な顔の人に私は今まで会ったことはない。

「はい、話しかけてます…、このまま雨に濡れ続けたら風邪ひいてしまいますよ」
「……別に良いんです。好きで、こうしているんですから。雨、冷たくて気持ち良いし、色んなこと、このときだけ忘れられるから…」

彼は一体この雨に何を思っていたのだろう。
何を、忘れようとしていたのだろう。
今出あったばかりの私に、たずねる資格はない。

「……そう、かもですが、私が心配してしまったので家で雨宿りしていきませんか?

「……、良いんですか?初めて会った男にそんなこと言って、嫌なことをするかもしれませんよ。親切な貴方に…」
「貴方はしません。そんな事」

私は迷わず、そう言い切った。そんな私を見て、彼は静かに目を丸くし、驚いていた。

「…行きましょう。私と、お話しして下さい。」
彼の手を静かに取り、私は家路へと行く。
彼は大人しく着いてきてくれている。

「私の名前は若原優花(わかはら ゆうか)っていいます。貴方の名前は?」
「……俺は、矢間 蓮月(やま はつき)って言います。」
「蓮月君、って言うのね。素敵な名前!」

こうして私と彼は、私の家に帰っていく。
これから、もしかしたら始まるかもしれない、二人の恋の物語を纏いながら……。

8/27/2023, 10:36:45 AM

雨に佇む。


どちらかと言えば
車で帰宅して
あまりにどしゃ降りなので
車内で佇む
ってことなら
何度かありました

玄関は目の前
わざわざ傘をさすのめんどいし

8/27/2023, 10:34:32 AM

しとしと降り続く雨

バケツをひっくり返すような勢いの雨

いったいこの雨はどこに流れ着こうというのか

そんなことを想像すると、自分も同じようなものだと自嘲する。


まだ見果てぬ、知らぬ世界がある。
人、1人が知れる世界なんて、たかが知れてる。

いつもの朝、いつもの電車、車窓の風景
いつものコンビニ、店員さん、そして職場
それぞれが行き着いた、いつもの風景…

事実の抜き出しはネットニュースで事足りる。
そこに真実はあるようでいてないものだ。
批評する立場、知識量、判断力、スポンサーの意向、悪意から善意まで…

ふと思う。
今あるいつもの風景にだって、俺というフィルターがかかることを。


時に夏

流れ雨、ゲリラ豪雨、いつも短時間の雨
大気に溶け込む雨、水路を伝って川に到達し海へと届く雨もある。

俺は何処に流れ着くのだろう。
どこに流れ着こうとも、俺らしく受け取り、咀嚼しよう。
どこに流れ着こうとも、大いなる定めには逆らえないだろう。

自由でいて自由でもない、それは雨だって同じ。
数えようもない雨粒は、人と同じ
弾け合い、あるいは消し飛び、あるいは合流し、分流し、それぞれの場所へ流れ着くものだ。

願わくば、乾けるものへ潤いとなって流れ着きたいものだ

8/27/2023, 10:33:21 AM

頭の奥の奥の奥の方にある記憶。

みんなと砂場で遊んでご飯を食べてお絵描きをして、幼稚園児という生き物は疲れを知らないので暇さえあれば外を走り回ったりしている。その日は雨が降っていて私はおんなのこ達の輪に混じっておままごとをしていた。
そんな事を何時間かしていたらいつの間にかお迎えの時間がくる。お母さんと手を繋ぎひとつの傘に一緒に入って帰っていく友だちを室内で眺めていた。
いつの間にかひとりになっていた。

待っても待っても私のお母さんが迎えに来る気配はなく、幼い子供ながら寂しい気持ちを先生に察してほしくなくて暗くてじめじめしたトイレに閉じこもった。目をつぶってお願いした。戻ったらお母さんが来てくれていますように。戻ったらお母さんが来てくれていますように。戻ったらお母さんが来てくれていますように。
雨は嫌い。どろどろじめじめした空気を吸い込んで、寂しい気持ちが大きくなっていく気がするから。このままお母さんが来てくれなかったらどうしよう?

「 」
聴き馴染みのある大好きな人の声が聞こえた。少し遠くの方で、小さいけど、確かに聞こえた。
薄暗いトイレに一粒の涙と寂しい気持ちを捨てて私はその声の方に走っていった。

8/27/2023, 10:33:08 AM

キミを雨の中に…

そんな気持ちにさせてる…

ごめん…



いつか…

あの場所へ傘を返しに行こう

新しい傘も添えて返しに行こう


ふたりで生きてゆくために

あの丘から始めよう

ふたりで生きてゆこう


もう柵に徒に耐える事はない

生きてゆこう

僕らを生きてゆこう


必ず来年の今日

キミが笑っているように

僕は生きてゆくから…

約束するから

笑ってくれよ…


……


ENDLESS RAIN X JAPAN

walk in the rain 尾崎亜美

あなたの空を飛びたい 高橋真梨子

僕はここにいる 山崎まさよし

鱗(うろこ) 秦基博


美佐子 愛してます

8/27/2023, 10:32:00 AM

『雨に佇む』

雨に佇むことも、雨に佇む人を見ることもなくて困りました。
ただ、「佇む」と「佇まい」は同じ漢字なのに、意味が全然違うのが面白く思います。

佇む…しばらく1か所に立ち止まる
佇まい…立っている様子。ありさま。

佇むの意味にある「しばらく」が、文字を綴るのには、ちょっとネックに感じました。立ち止まるのは一時であり、しばらくしたら立ち去る情景のようなので、使い方が限られてくる気がします。

8/27/2023, 10:31:20 AM

【雨に佇む】


せっかく君が誘ってくれたのに、何も言えずに終わるなんて


   また明日



言えば終わるはずなのに


何かにかき消されて、上手く言えない


今言わないとダメなのに


誰かに取られちゃう前に











「また明日」





あぁ、やっぱり君はずるい









今から私の手を引いて、一緒に雨に佇もう。



ずっと

8/27/2023, 10:31:08 AM

私達のために
そこにずーっと
手を合わせて
立っている
お地蔵さん。

そりゃ

傘を被せたり
寒くないように
服を着せたり
ニット帽かぶせたり

するってことよ。

こんな日でも
いてくれるんだから。
ね。

–雨に佇む–

8/27/2023, 10:27:14 AM

涙雨に佇む少年
空は少年の心を映していた
少年が笑えば空は忽ち晴れるだろう
誰かこの少年に寄り添ってはくれないだろうか

#雨に佇む

8/27/2023, 10:27:08 AM

雨に佇むとは違いますが

雨に唄えばという映画の名曲

Singin' in the Rain

大好きです

8/27/2023, 10:24:46 AM

『雨に佇む』  No.125


雨が、降ってる。

小さな洗面所の丸窓に、雫が滴る。
とたとた、ぽろぽろと屋根に大粒の雫が落ちる音が、耳を澄ませばあちこちから響いてくる。

気付けば、玄関のドアを押していた。

体に濁った雨が染みていく。
あぁ、…

このまま流れて消えてしまいたい

薄く濁り曇った景色にまみれて
自分も薄れていきたい

止まらない涙と
ぐちゃぐちゃのこころ
助けて、助けて

こんなに苦しいの

雨の中叫んでも、涙が溢れても

灰色の世界は静かなまま


透ける肌と
生々した感覚

鼻につんと染みるあの匂い

体を通り落ちる雫

不安定な土に数え切れない雨音が叩きつけられる
湿った辺りは薄灰に濁り 

霧をやさしく纏う

ぽたぽた
ぴちゃ
ころころ

顔が熱い
目が曇る


気づけば雨が止まっていた

肌寒い感じが僅かに、残る。


なにしてるんだろ、ってわらえる。

肩にはまだ、雨が去った事が物語られる
無数の水のシミができていた

8/27/2023, 10:24:32 AM

覚えているのは小学生の時、
水たまりのハート型に浮かんだ泡を眺めていたら、
いつの間にか一緒に下校するはずの人たちに
置いてきぼりにされていた。

8/27/2023, 10:23:38 AM

雨に佇む。

雨に佇む日は
しばらくないなぁと
思ってたら
台風?

そんな明日は
私のお誕生日!

8/27/2023, 10:22:56 AM

【30,お題:雨に佇む】

ザアアアアアアアア............

絶え間なく打ち付ける、冷たい雫
いや、雫じゃないなきっとこれは誰かの涙だ。

数多の命あるものたちが流してきた、温かく冷たい涙

ツ...ツタタッ...

雨に濡れたアスファルトの悲しい匂い
いつもよりも暗い街並みを、黒猫が走る

どこに向かおうとしているのか、自分でも分からなかった

ただひたすらに、自分の居場所を探し求める浮浪者。いやこの場合は浮浪猫だろうか

闇が一層濃くなる時間、街灯の明かりが灯り始め夜の始まりを唱え出す。雨はまだ止まない

寒さと空腹に飢えた体が悲鳴を上げる
走り続けてどれくらいだ?すでに足裏の感覚はない
横になって少し休もう、これ以上は死んでしまう

...ガチャ



不意にまばゆい光が黒猫を包む
横たわった体を動かす気力はなく、目だけで相手を睨み付けた

「こんばんは、小さな黒猫さん」

相手の少女は黒猫の精一杯の威嚇に臆することなく
しゃがみこんで背中を撫でた

「お腹空いてるの?ちょっと待っててね」

小さな手にのせられた小さなハムの切れ端
もう片方の手には、ミルクが入ったコップがあった。

「ほら、お食べ」

普段ならば、人間から貰った物など意地でも食べないが
今回ばかりはそうも行かない

ゆっくりと咀嚼するその猫を少女は愛おしそうに眺めた。

雨はまだ止まない

「私ね今日お留守番なの、昨日もその前もお留守番」

ママは私のこと好きじゃないんだって
そうこぼした少女の瞳は、降り続ける雨のように暗く見えた。

「あなたは一緒にいてくれる?」

黒猫は澄んだ瞳でそれを見返す。

まだ雨は止まない、止むまでの間なら一緒にいてもいいだろう

「にーお、うにゃう」

「嬉しい!ありがとう!」

小さな黒い猫は、新しい友達とともに温もりの中に消えた。

8/27/2023, 10:18:21 AM

突然の夕立に犬とふたり
近くの庭木の下で雨宿り
雨足は強まって心細いかぎり

濡れるの覚悟で行くしかないか
そう思った瞬間
「これどうぞ」

作業着の男性が差し出すビニール傘
「捨てるやつだから」
そう無愛想に言うと去ってしまった

ありがとうございます!と
背中に叫ぶのが精一杯
かっこよすぎて恋心爆発



「雨に佇む」

#205

8/27/2023, 10:16:38 AM

雨に佇む…


雨だとなぜか分からないけど落ち着ける、心が穏やかだ。
家で雨を見てるだけで少し気持ちが楽になる、外に出て
雨に濡れるとすべてが洗い流されているような気分になる。
だから、雨の日は大事な人とはいたくないな…
顔見ると安心してしまうし頼ってしまう大事な人にほど
自分を出すのが怖い、俺は強がることでしか自分を保てない。俺は今の俺が嫌いだ、好きなのに好きと言えない頼りたいのに頼れない、治そうとしても治せない…、こんなことなら









もう天気なんて雨だけになれ…

8/27/2023, 10:16:37 AM

透けた肌に抱く劣情
濡れた先にあるのは私と同じ作りの身体
私の熱は余りに正直で
その浅ましさが貴女の輪郭を捉えて離さない

8/27/2023, 10:15:12 AM

辛い時
空は感情を汲み取る

悲しみを頭から全てを
流していく……

空が晴れたら
私の悲しみも
晴れていきますよう──





(2023.08.27/雨に佇む)

8/27/2023, 10:15:09 AM

私は傘を持っていない。だから、雨に佇んで雨が止むのを待っている。傘を持っていけばよかった。私は後悔している。

8/27/2023, 10:14:21 AM

【雨に佇む】

会社から出たら大雨だった。早く帰れると思ったのに。鞄を探るも、いつも入ってるはずの折りたたみ傘が入っていなかった。
そのまましばらく雨宿りをしていたが、全く止みそうもない。普段ならまだ明るい空は真っ暗。

遠くのほうで雷が鳴り始めた。自宅の方も雷が鳴っているのだろうか。最近、同棲を始めたばかりの彼女は雷が苦手だと言っていた。今日は仕事がオフで家で待っているはず。

早く帰らないと。

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