しとしと降り続く雨
バケツをひっくり返すような勢いの雨
いったいこの雨はどこに流れ着こうというのか
そんなことを想像すると、自分も同じようなものだと自嘲する。
まだ見果てぬ、知らぬ世界がある。
人、1人が知れる世界なんて、たかが知れてる。
いつもの朝、いつもの電車、車窓の風景
いつものコンビニ、店員さん、そして職場
それぞれが行き着いた、いつもの風景…
事実の抜き出しはネットニュースで事足りる。
そこに真実はあるようでいてないものだ。
批評する立場、知識量、判断力、スポンサーの意向、悪意から善意まで…
ふと思う。
今あるいつもの風景にだって、俺というフィルターがかかることを。
時に夏
流れ雨、ゲリラ豪雨、いつも短時間の雨
大気に溶け込む雨、水路を伝って川に到達し海へと届く雨もある。
俺は何処に流れ着くのだろう。
どこに流れ着こうとも、俺らしく受け取り、咀嚼しよう。
どこに流れ着こうとも、大いなる定めには逆らえないだろう。
自由でいて自由でもない、それは雨だって同じ。
数えようもない雨粒は、人と同じ
弾け合い、あるいは消し飛び、あるいは合流し、分流し、それぞれの場所へ流れ着くものだ。
願わくば、乾けるものへ潤いとなって流れ着きたいものだ
8/27/2023, 10:34:32 AM