『閉ざされた日記』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
『閉ざされた日記』
黒歴史でも書いてあるんだろうか。
見られない、見てはいけない日記なら処分してしまえばいいのに。
いつか開く日がくるのだろうか。
,捻り切れそうな心臓を抑える。
床に打ちつけた膝が痛い。
目の前が滲んで歪む、酷く肺が震えていた。
君がいなくなった日、私は君よりも死んでいるに相応しいと自他共に認めるほど、無様だった。
数ヶ月、長い間君が生きていると錯覚していた。
ひょっこり帰ってきて「ただいま」と笑いかけてくれると心の底から願っていた。
全く動かない玄関の扉を狂ったように見つめ続け、やっと今日その夢が潰えた。
あの日、どこに行くのか聞いても「秘密」と屈託なく笑って出ていって、次に帰ってきた時に君は酷く小さくなっていた。
あの日、どうして送り出してしまったのだろう。
「一緒に行く」とでも言っておけば、代わりになれたのに
沈んでいく心を抱えたままでは、息をするのがやっとで、柔らかなカーペットの上で惨めになっていた。
思い立って立ち上がり、ふらふらと君の部屋の前に立つ
ぐっとドアノブを押し下げて、部屋の中に体を捩じ込む
籠った空気が忌々しい。
主人をいくら待っても帰って来ない、寂れた部屋
入ってすぐ気付いたのは、机の上に置かれた一冊のノート、近くに鉛筆も転がっている。
近づいてみれば、鉛筆で書いたのだろう。
表紙に薄く日記と書かれている
2度と書かれることはない。
置いて行かれたノートを哀れんで表紙に書かれた文字を指でなぞる。
手が震えている。
変に力が入って ズルリ とノートが動いた。
君に、会いたい。
それだけを思ってノートの端を歪ませ、私は,
"閉ざされた日記"
日記を書こうと思う。
何を書けばいいかなんてその時考える事だ。
とりあえず、近くにあったノートに殴り書き。
楽しくなって2ページも埋まってしまった。
ノートの空白が少なくなる度、足を進めている感覚。
しかし、もうちょっと綺麗に字が書けないものか。
明日も明後日も、書こうと思えば日記を付けられる。
日記帳を買ってもいい、自由帳でも良い。
だけれど続いた試しがない。
色んなところを飛び回り、ついついはしゃぐせいで。
言葉に出来ないことが多すぎて嫌になってしまう。
この日記がまた、閉ざされないといいんだけどな。
『閉ざされた日記』
「閉ざされた日記を探せ!!」
「それはこの世に、災いをもたらす!」
「所有者の娘は何処に行った!? 見つけて、殺せ!!」
閉ざされた日記。
それは、かの大魔術師が魔術を込めて毎日書いていた本である。
大魔術師が亡きあと、それは一人の親友へと託され……子孫であるアタシへと受け継がれた。
「くそ! なんてものを託してくれるのよ、おじいちゃん!!」
真っ暗な月の無い夜。
アタシは草むらに身を縮めて、小声で呪い言を吐いた。
泣きたい気持ちが湧き水のよう溢れてくるが、鼻をすする事も出来ない現状に、私はゆっくりと音をたてないように、目尻が赤くなるまで痛いぐらいに袖で拭った。
自分で噛み締めた唇が痛い。松明の木が燃える香りが風で漂ってくるだけで心臓の跳ねる自分が惨めに感じる。
……いっそ、死にたい。
そんな気持ちで、全てを放り出して諦めたくなる中、それでもしっかりと抱えて手放せなかった日記を見つめる。
『可愛い愛し子や、それはね……世界を救うための、親友が残してくれた希望の欠片なんじゃよ』
「嘘ばっかり、おじいちゃんのばか……」
世界を滅ぼす日記、世界を救う日記。
果たしていったいどちらが正しいのだろう。
……いや、そんなこと、実は関係ないのだ。興味もない。
だって、これは。両親に捨てられたアタシが、唯一おじいちゃんから貰った、たった一つ残るアタシのもの。掛け替えのない形見なんだもの。
「おい! ここに娘が居るぞ!!」
「!!!」
バレた!!
咄嗟に逃げようとすると、即座に草むらに押し付けられ、身動きが取れなくなる。
「きゃ! やめて!!」
「この魔女め!! 潔く、世界のために死ね!!」
「っ!! いや! 誰か、誰か、助けて!!」
誰も助けてくれる筈がない。
パニックなる心に、どこか冷静な頭の理性の一部がそう答えた。当然だ。
おじいちゃん、ごめんなさい。
固く目を瞑ったときだった。
――彼は、来た。
「おいおい、べっぴんさんにそりゃねぇだろ。まさか、レディのエスコートの仕方も知らねぇのか?」
癖のあるスラム育ちのような口調。酒に焼けたようなハスキーな、しかしどこか背筋を擽るような色気のある低い声。
私は顔を上げた。
この辺でみない人種だった。アタシ達の白人種とは違う、浅黒い肌。その髪は夜を溶かしたように黒く、瞳もまた黒かった。
どこか浮世離れしていて、伝承に出てくる悪魔みたい。
「大丈夫かい? レディ?」
「え? ! あ、あの、えっと!!」
気がつけば、私を殺そうとした兵士は倒れていて、私の手を引いて立たせてくれていた。
私は、なにか言おうとするも、言いたいことがありすぎて、うまく言葉にならなくて、もどかしい。
「ところでお嬢ちゃん。少し、聞きたいんだが……ここらで、月光の書士って異名のジジイ知らねぇかな? 探してんだ」
「! あの、それなら。アタシの、おじいちゃんだけど……おじいちゃんはアタシを残して死んじゃったわ」
「!! もしや、お嬢ちゃん。アンタが大事にそうに、抱えてるソレは魔導書(グリモア)かい? あの閉ざされた日記の。兵士に絡まれたときも抵抗せずに大事に抱えてたから何だろうなたは思っていたんだが、まさか、こんなちっちぇレディが所有者になるとはねぇ……」
「?? ごめんなさい。あなたの言っている意味が、アタシにはよく分からないわ?」
ふと、彼が真剣な顔をした。
今までヘラリと笑った口元が、一文字のようにピタリと閉じられる。真っ直ぐの視線が突き刺さり、アタシは思わずビクリとした。
「古の契約に基づき、あなたの“おんみ”を御護り致します」
「……え」
すっと屈められた身体。
まるで騎士の忠誠のようだと思ったが、すぐに違うと気づいた。昔、おじいちゃんが語ってくれた、忍者だ、これは。
アタシには、何が起こっているのか分からない。
しかし、アタシの人生を変えるナニかが起こっている。
それも世界を巻き込むほどのナニかが。
それだけはわかった。
そして、なぜかそのことに、胸を高鳴らせている自分がいる。
アタシは、このときの旅のことを、何十年たって老婆になってまも、昨日のことのように思いだせる。
そんな、彼とアタシの旅路の話をしよう。一生の思い出に残る、アタシの大事な宝物の、ウソみたいなホントの話を。
……続かない。
おわり!
おんみ、が漢字で出てこなかった。私の頭が間違えているのか、キーボードが私に合ってないのか。???
拾ったら手紙のようで
開いたらあなたのようで
もう見れません
「タイラーメン買ってきたよ」
昼食に母が作ってくれたラーメンである。
試しにひとすすりする。
「へー。異国のラーメンなのに、美味いじゃん。タイも進歩してんだな〜」
と、私が言うと母から。
「いや、違う。魚の鯛で出汁をとったラーメン。鯛ラーメン」
と言われた。
戦争が終わらないわけだ。
「ところで」
「ところで?」
「鍵アカかな?」
「なにがー?」
「お題が閉ざされた日記とかなってるからね」
「なるほど」
「ネットに日記なんて書いたらどこに流れ出るかわからないよ」
「そだね」
「安心してかけると思うのが勘違いだね」
「でも紙の日記もあるけど」
「死んだ時に見られないようにしておくのは難しいと思うよ?」
「検索すると鍵付きのもあるみたい。同居人がいると鍵がかかってても見られちゃうかも?」
「まあ信用していると痛い目に遭いそうだね」
「だよねー」
お題『閉ざされた日記』
お題「閉ざされた日記」(雑記・途中投稿)
サザエで「ワカメが日記を書いていたら家族に読まれるから書くのを辞めた」って酷い話があったな……。
気持ち悪いし最低だわ。
※サザエ嫌いだけど登場人物の中ではカツオが好きです。
「閉ざされた日記」
実家が引っ越しするとのことで学生ぶりに帰ってきた。10年ぶりだろうか。特に両親と仲が悪かったわけでない。田舎ではあるが地元が嫌いなわけではない。
ただ地元にいると自分の若気の至りというか、数々の黒歴史を思い出して息苦しくなるのだ。
喧嘩とかではなくわざと殴って開けた壁の穴、学習机にデカデカと彫った"LOCK'N ROLL"の文字、バレンタインでもらった義理チョコの包装紙。
懐かしいが直視もできないものたちをできるだけ思い出したくなかったのだ。
この際全て捨ててしまおうか。懐かしい想いに浸りながら押し入れを整理していく。
ふと卒業アルバムの隙間にノートが挟まっているのを見つけた。
忘れたことはなかった。
けれどこれもずっと直視できなかったものだ。
そっとページをめくる。懐かしい筆跡と自分の変わらない筆跡が並んでいる。
ああ、このあだ名はあいつしか呼んでなかったな。
バカみたいな話題ばっかりだ。唇に力を入れる。
最後のページは自分の筆跡で終わっていた。
よれて乾いたページにまた涙が落ちる。
ずっと覚えていても思い出したくないこともある。
忘れられなくても直視できないものがある。
黒歴史とはそういうものだ。
ありふれた風景を写真に収める
通学路の落葉とひび割れたアスファルト
11階から見る夕焼けと工場の煙
あの子が飛び降りた鉄塔
その日聴いていた音楽を記録する
kuragariのきらめき
エリック・サティの夢見る魚
SuUの骨
私の1日のコピー&ペースト
1冊のノートに私を写す
私の閉ざされた世界の日記
忘れないように
閉ざされた日記
【閉ざされた日記】
『雨の玉川心中』という手記がある。小説家の太宰治と心中した女性の日記だ。
その記述は昭和22年3月27日から始まり、昭和23年6月13日に終わる。期間にして、1年と2箇月半の記録だ。6月13日はその女性と太宰治が心中した日だから、この日記は命日にも書かれたことになる。
この手書きされた日記は、本来、本人以外は読むことのできないものだが、後の人の手により公開され、今は青空文庫などでも読むことができる。
勝手に読んでごめん。そう思いながら結局、読んでいる。
閉ざされた日記
誰にでも一冊はあるよね
心の中に閉したままの日記のようなものが
涙で波打ったページは開こうにも
そのまま固まって頑なにページを閉ざす
そっと剥がそうと周囲から息を吹きかけても
取っ掛かりが見つからない
小口の汚れはかさぶたのよう厚く張り付き
かつての心のひだの深さにリンクする
今は閉ざされてしまっている事に内心救われて日々を歩んでいる自分
光の下のもう一冊の日記とも長い付き合いになってきたしこれからも森羅万象に心を寄せページを増やしていけばいいじゃないかと思っている
そしていつか光の日記がこれを超えたなら封印が解け二冊が交わる…その証は一冊の自伝
それを胸に微笑んでいる私がいたらこの世からの卒業ってことね
日々あったことを記すのが日記
感じたことを感じたまま書こうとすれば
行数が足りない
それならばと
出来事を箇条書きにすれば
行数が余る
「うーん……。
習慣切れしたのは、時間と心の余裕の無さだったね」
引っ越し準備で見つけた閉ざされた日記に
アオハルの思い出を重ねる
#閉ざされた日記
閉ざされた日記
「着いた、ここが目的の図書館だ」
バーミントさんは全く息を切らしていない声で言う
「すごい、大きいですねぇ」
それに対して私はここに辿り着くまでの長い坂を登ったことで息を切らしていた
「大丈夫か、オリーブ。少しベンチで休むか」
バーミントさんは膝に手をついて荒い息になる私に気遣ってくれた
バーミントさんは強さだけでなく、独りよがりではないやさしさも持ち合わせている
いつまでも付いていける人だと再認識する
「はい、ありがとうございます」
図書館の前庭にある池の側のベンチに2人で腰掛ける
まわりは生垣で囲われて、強い風から防いでくれる
冬の寒さはそこまで感じなかった
横のバーミントさんを見ると、池を眺めるその顔はやさしさに満ちあふれたものだった
戦場で見る顔とはまるで違うのだ
その差に私は胸を打たれる
気づけば私はもう息が整っていた
「もう大丈夫です、ありがとうございます」
「そうか、では館内に入ろうか」
そうして立ち上がると、生垣の向こう側に小さくなった街が見える
私たちがどれほど長い坂を登ってきたのかがわかるほどに街は小さい
そして、顔には自然の香りを思わせる風が吹く
「おぉすごい」
私は思わずそう口にしていた
図書館内は外の空気の澄んだ緑とは違い、落ち着く空気が広がる褐色だった
そして外観からは想像もつかないような広さがあり、それに準じて数え切れないほどの本が敷き詰められていた
本の背表紙が途切れることなく繋がれている
「街外れの坂の上にあるこの図書館は、この世の中の情勢なんかを忘れさせるほどに、時間がゆっくり流れている。
それが落ち着いた空気を漂わせていると私は感じる。
そして、窓際の席で本を読むのが私は好きなんだ。街の眺望が綺麗に見える。」
バーミントさんは静かにそう告げる
普段戦場で聞くバーミントさんの言葉には人が魅入るような重みがある
しかしここで聞く言葉には違った意味で魅入るものがある
それは美しい表現である
そしてバーミントさんと私はそれぞれで、本棚を見て回り、好きな本を見つければ、好きな場所で読む
私は慣れない図書館にどんな本を読んでいいか悩んだ末に、かわいいイラストの描かれた絵本を手にして読んでいた
何冊か絵本を読んだ後に、ふとバーミントさんは何を読んでいるのだろうと気になった
バーミントさんが本を読む席へと近づきいつものように話しかける
「バーミントさん、只今よろしいでしょうか」
「あぁ大丈夫だ。今日はそんなに硬くなる必要はない。」
バーミントさんは本へと向けていた顔を私の方へと向けて言う
「はい、」
「それで、何の用だ」
バーミントさんはゆっくりと本を閉じて、私へとしっかりと向き直る
バーミントさんが私に注目してくれていることに心が跳ねる
「バーミントさんはどんな本を読んでいるのか気になりまして、」
私は自分の心を読まれないように少し控えめに聞く
「私か、私はまぁそうだな。自伝書を読んでいる」
バーミントさんは手元の本を見つめて呟く
「自伝書ですか、」
聞き慣れない響きに私は復唱した
「あぁそうだ。自伝とは言わば人生を記したもの。ここには様々な人たちの人生が眠っている。
この戦時下の中、いつ何時自分の命が賭してもおかしくはない。だから自分の生きた証を記して本にする。
私はそんな人たちの人生に触れるのが好きなのだ。
人の人生とは美しいものなのだと、私は深く感じる。」
まだほの温かい身体。でも心臓は動かない。嫌だと戻ってきてと泣き叫ぶしかできなかった。この地の神の怒りを買ったんだとあとで思うしかない。
そのまま私はグライトに閉じ込められ、過去の自分を見ていた。自分はひたすら波のような軍勢をのけるので精一杯。まともな装備も兵糧もなく長年の逃亡の末、落ちていく私兵達。最後の砦のゴーレムと竜騎兵が死んだ瞬間。我らの悪の王子は槍玉に挙げられ、抜け殻のまま勇者にその胸を貫かれたのだ。愛していたこの大地に首をさらされたのだ。故郷に帰りたかった。ただそれだけだったのに。
閉ざされた日記 私の日記 ?????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????
Prompt 閉ざされた日記
なんで ・私だけ・・
そんな言い方しなくたって・・
腹がたった事・・ 悔しかった事・・
私のドロドロしたもの・・
現在 過去 のアレやこれや・・・
友人は勿論 家族にさえ 内緒にしてる事を
心奥底に綴ってきた
見せれない・見せない・・・
そう それが 私の 閉ざされた日記
あなたにもありますか?
—最後の一ページ—
幼稚園からの親友が亡くなった。
交通事故に遭ったらしい。
お互い別の高校に進学したから、最近は疎遠になっていたけれど、ひどく悲しかった。
線香をあげた後、「しんごの部屋、見ていってもいいよ」と言われて、俺は慎吾の部屋にきた。
昔は、よく二人でここでゲームしたのを覚えている。
懐かしいな、と俺は思った。
「あれ、なんだろう……」
本棚には、たくさんの漫画が並んでいる。
そこに一冊、漫画ではない茶色い革の背表紙が混じっていた。
「しんご、日記つけていたのか」
ぺらぺらとめくってみると、俺の知らない高校でのエピソードが書かれている。
友人のこととか、テニス部のこととか、好きな人のこととか。
「なんだよ、これ……」
幾つもの青春に紛れた、最後の一ページ。
そこにはこう書かれていた。
『僕はもうすぐ殺されるかもしれない』
俺は、静かに日記を閉じた。
事故死、と警察は結論を出した。
だが、それが、急に信じられなくなってしまった。
お題:閉ざされた日記
閉ざされた日記
20××/〇月〇日
天気が良かったから散歩に行った〜。道端に綺麗なまん丸の石が落ちてて拾って帰った!綺麗な青色で可愛いので、明日磨いて部屋にでも飾ろうかな。
20××/〇月〇日
昨日拾った石を磨いてみた!それで気づいたのが、どうやらこれは人工物で、機械の一部?みたいな感じ。光に透かしてみたらめっちゃ綺麗だったんだけど、磨きすぎたのかつるつるして落としちゃった…。ヒビが入っちゃったからショック…。
20××/〇月〇日
すごいことがわかっちゃった!!あれは、日記だったんだ…!私と同じくらいの女の子の日記!これはすごい発見かもしれない!
これは私の推測でしかないんだけど、あの青い球体は多分、未来の記録用の機械だと思う。持ち主の女の子は日記と同じ使い方をしてたみたい。使い方がよく分からなかったけど、枕元(頭の近く?)に置いて寝ようとした日に多分使えた。VRに近い感覚で、女の子とリンクしてるみたいだった。映像と音声、空気とかも感じた。あれ、どういう技術?何年後の世界かわからないけどすごいな〜。日記(ってことにする)を見た感じ、日本ではあったけど、季節が逆転してたっぽい。なんか普通に日常〜って感じだったな。今日の夜も枕元に置いてみよう。寝ながら見れたら1番いいし、そーゆー使い方かもだし。今日は最後までみる!
20××/〇月〇日
すごい体験だった。本当にびっくりしてて、上手く書けない…。あれはもう二度と使えないと思う。どうして今の時代に落ちてたのかわからないけど、あの子の日記の内容を私のノートにまとめておきたいと思う。
𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄
××××年1月6日
友達と海に遊びに行く約束をしていた。免許を取ったばかりの友達が車で連れて行ってくれるみたいで、女の子はすごく喜んでいた。
××××年1月7日
快晴だった。海に行くのにぴったりだと女の子はウキウキで海で遊ぶ用意をしていた。10時くらいに友達が迎えに来た。車はちょっと浮いていてUFOみたいだった。
車がすごい速度で進むから、景色なんか全然見れなかった…。私は見ていて少し酔った。
海に着いて、車から降りた瞬間だった。建物で遮られていたけど、鯨が潮を吹いたみたいな、海に水の柱ができてるのが見えた。女の子の友達は「鯨が出たんだ!」って大興奮で、スマホみたいなの持って海に近づいていった。女の子も少し怖かったみたいだけど、友達についていってた。キャーみたいな悲鳴は聞こえてたけど、興奮してる人達の声だと思って誰も気にかけてなかった。違うって気づいたのは、その瞬間、地面がすっごく揺れたから。私も体験したことないほどの大きな地震だった…。──車は浮いていて、景色は見えてなかった──それで気づかなかったんだけど、移動中に既に地震は起きていたんだと思う。免許をとったばかりの女の子の友達は地震アラートに気づけなかった。乗っていた私達もだけど。それで小さな津波が生まれていたみたい。鯨だと思っていたそれは、海で遊んでいた人々を飲み込んだ津波の赤ちゃんだったの。
あとで分かったんだけど、未来の世界では地震は完全にコントロールできるものだったみたい。政府が管理していて揺れも最小限に抑えられる装置がつくられたらしい。そしてこんなイレギュラーが起きたことはしばらく無かった。つまり、女の子たちはいわゆる''地震を知らない世代''だった。海に来ていたのは若い人たちが多くて、大抵が地震を体験したことがなかった。一瞬であたりはパニックになってた。女の子は恐怖で足が動かないみたいだった。100mはありそうな海の壁が迫っているのが見えているのに、足が震えて逃げることもできない。恐怖、としかいえないけれど、そんな言葉じゃ表せないくらい怖かった…。友達が車に乗って逃げようって言ってたみたいだったけど、パニックになってた女の子は周りの声なんか聞こえてなかった。危険を感じた友達が車を出した音がした。間違ってない。自分の命が1番大事に決まってる。でも、置いていかれた女の子は絶望してた。もう助からないと思ったから。だけど、大災害に備えてシェルターがあることを女の子は思い出したの。足が動かなかったけど、その時幼なじみの男の子が女の子を担いで逃げようとしてくれた。女の子はシェルターがあるからそこに行こうといった。でも、自分を担いだままじゃ間に合わない。女の子は自分はあっちに行くから、もうひとつのシェルターに行けと男の子に言ってた。男の子は何か言いたそうな顔をしたけど、迷っている暇はなかった。女の子は力を振り絞ってシェルターに向かった。足がもつれて転びながらも、あと少しで着くところまで行けたの。後ろには波が迫ってる、ギリギリのところだった。その時、女の子の足に誰かが絡みついたの。誰かはわからない。その一瞬が命取りだった。助からないと察した女の子が青い球体を取り出して何か操作をしたの。それから、それを飲み込んでた。女の子は波に飲まれて、そこで映像は一旦途切れた。
××××年2月7日
次に見えたのは、鏡の中に映る女の子だった。違うのは、右目にあの青い球体がはめ込まれていたこと。
病院みたいなところで目を覚ました。大地震から1ヶ月経っていたみたい。
未来では、災害や事故で亡くなった場合、事前に申請していれば第二の生が受けれるらしい。脳の代わりに青い球体が記憶などを受け継いでいて、そこから情報を読み取って肉体も再現してくれるらしい。すごい技術…。女の子が波に飲まれる最後にしていたのは記憶の保存だったみたい。
女の子には一緒に暮らしていた双子の妹が一人いた。でも、女の子を迎えには来なかったな。
××××年2月8日
次の日、女の子は色々説明を受けてから自分の足で家に帰った。女の子が国に第二の生を申請していたのは、妹を一人残したくなかったからのようだった。
でも、家に帰るなり妹が言った言葉はひどいものだった。
「あんたなんか、〇〇じゃない!私に近づかないで!!」
その日妹は部屋にこもって出てこなかった。
××××年2月9日
女の子はあんな態度を取られたのに、妹に根気強く話しかけに言ってた。リンクしてたからわかるけど、女の子自体、自分が自分じゃないみたいな葛藤と戦ってた。妹には明るく接してたけど、部屋でこっそり泣いてたのを知ってるから、正直私は妹に腹が立ってた。あんたのためにこの子は帰ってきたのよって代わりに怒鳴ってやりたかった。
××××年?月??日
そこから日付が飛んでた。多分私が落としてヒビを入れちゃったから…。
そこからあの子がどうやって立ち直ったのか、私にはわからない。ただ、最後に見た時あの子の周りは人で溢れてた。
津波の時、車に乗って逃げた友達や、第二の生を受けた友達とはギクシャクしたはずだし、亡くなった友達もいたと思う。なのに、あの子は……。
鏡を見てあの子は、ありがとうって言ってた。
気のせい、気のせいだと思うけど、私に言ってたみたいだったな……。
𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄
あの子は、未体験の恐怖にも、孤独にも負けない強さを持ってた。
閉ざした心の中ではたくさんの傷があると思う。でも、それを見せない。
私が、あの子が閉ざしていた日記を勝手に見てしまったけど、これもきっとなにかの運命だったと思う。
起きた時、私はなぜか泣いてた。理由はわからない。
でも、あの子に会いたいなぁ、そう思った。
時代も違うし、私が一方的に知っているだけだけど、あの子の力になりたかった。
一方的にじゃなくて、互いにリンクできたらいいのに…。
私はヒビの入った青い球体を手に取り、まじまじと見つめた。
昔から伝わる「呪いの本」と言う本があったらしい。
その本の内容がかなりやばいらしいぜ?
じゃあそろそろ呪いの本と言うやらの内容話ってとこだ。
「ある森の奥にマツリカと言う少女が住んでいました。その少女はある少年に恋をしていました、その少年の名前タスク…」
「マツリカはタスクと出会いは7歳の時でタスクが5歳の時にタスクが立ち入り禁止の森に間違えて入ってしまい、さまよってた時マツリカがたまたま森の中を散歩してる時に、泣いてる子を発見して近寄って心配で声を掛けると」
タスク(あなたはだぁれ?ここはどこなの?)
「みんなマツリカが話しかけると逃げるのに返事が帰ってきて驚きつつも」
マツリカ(わ、私はマツリカよ、あなたは?それにここは私の唯一の居場所よ。)
タスク(マツリカ...いい名前だねぇ僕の名前はタスク!)
「この時のタスクはまだマツリカの言葉の意味をほとんど理解は出来ていなかった」
「迷子のタスクの街まで話して」
タスク(ねぇねぇまたきてもいい?)
マツリカ(いいけどまだ迷子にならないようにね?)
「それから別の日また別の日と来て10年が経った、」
マツリカ(そういえば私たちが出会ってもう10年も経ったのよ?10年も経ったって実感が湧かないわね、)
タスク(ほんとに早いね、それくらいマツリカといて楽しいって事だね/)
「マツリカは嬉しそうに静かに喜ぶ」
「でもそんな楽しい日常は長く続かないのであった…
遠くから男の声がちらほら聞こえ、マツリカはタスクの腕を引っ張り街にも逃げれる場所まで連れてもう来ないよう伝える」
タスク(マツリカ!急にどうしたの?もう来るなって。なにか不快にさせることでもした?)
「マツリカは首を横に振り涙を流し、タスクに謝って買えるようお願いした」
タスク(わかった…でもまたどこかで来るね。)
「それから月日が経ちタスクが久しぶりにマツリカが居た森に行くとマツリカの姿も無ければ自然豊かな所がほとんど無くなって、建物に変わっていてタスクはその時初めて会った時に言われた“ここが唯一の居場所”を思い出しすぐさま建築家の所に駆け込み抗議をしに行った」
「抗議をしたが人口が増えて住む家が減ってきたと言うだけだった、ちょうどポロッとマツリカの話を出すと」
建築家(マツリカ...あいつか、あいつは疫病神だ!あいつが居ると街が滅びる)
「その言葉を聞いてすぐにマツリカの元に走るとまたまた通りかかった、公開〇刑場がありそこに人が群がっていて近ずくとマツリカが十字に吊るされて、周りには炎が炊かれている」
タスク(マツリカ...!マツリカ!お前らやめろ!そんな事をするな!)
「処〇場に乗り込みボロボロで火傷をしたマツリカを救出したのであった」
「閉ざされた日記」
花言葉を意味した名前
マツリカ・・・呪いなど
タスク(たすく)・・・救いの手など