『鏡』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
人は自分を映す鏡であるという
瞳には心が映るように
人の所作や言葉遣いを見れば
自分がその人に対してどういう人間であるかがわかる
自分を知りたい時には人と対面で話すこと
私はそれが1番わかりやすいと思う
優しく感じればその人に対しては優しさを
厳しく感じるならその人に対して厳しさを
笑顔ならば笑顔を
強がりならば強がりを
きっと私はその人に対して
持っているのだろう
自分を見失ったら周りを見ればいい
自分の次に1番近い他人を
そうすれば鏡合わせのように自分が見つかり
相手が自分をどう映しているか
どう映したいかもわかるだろう
自分がもう1人見える
鏡にうつる自分と周りの人から見える自分は
違うんだって。
「鏡」
毎朝,「鏡」を見る。
鏡に映る姿を見て,自分だと認識する。
鏡に映る姿は左右反転している為,
実際の自分とは違う。
しかし,多少の違いはあっても,
自分である事は間違いない。
リンカーンは40歳を過ぎたら,
「顔に責任をもて」と言ったらしい。
自分の顔に生き様が出るという事だ。
鏡にはどんな自分が映るだろうか?
鏡
私のとっておき朝のルーティンのひとつ
朝起きて水を一杯飲む
鏡に向かって思いっきりの笑顔で
「今日もとてつもなく幸せな一日を運んできてくれてありがとう」と予祝
そして鏡に向かって「おめでとう」「ありがとう」と返す
たったこれだけで一日を気持ちよくスタートできる…気がする
自分で自分にこんな言葉をかけるなんて
数年前まではぜーったいにできなかったけど
やってみるとなんだか心地よい
自分で自分のご機嫌を取るのは、一番手っ取り早く幸せな気持ちになれるからオススメ!
亡き父から聞いた話…
父がある朝、洗面所の「鏡」の前に立った
意識はちょっと離れた場所にいる感覚で
「この年老いた爺さんは誰なんだ?」
他人を見るように眺めていたら、ふと我に
かえり、「おっ!ワシじゃないか!」と
まさに気がついたらしく、時空がちょっと
違う感じの不思議な体験をしたらしい
その時の自分の感覚は、まさしく若い
時のままで体と心がまるで別物だったと
話していた…
次は、元々霊感がかなり強い娘が
話していた夢の話…
時代は、随分と昔のようだったと…
周りが障子張りの小さな和室に座って
昔よくあった1面鏡の「鏡」の前で
長い黒髪の若く綺麗な女性が自分の
髪をとかしている…
何だか物憂げで寂しそうな雰囲気だ
「この人は私のようだが…」と咄嗟に
感じたと言っていたが、もしかすると
前世を見ていたのかもしれない
父と娘に共通する物は「鏡」だ…
やはり昔から聞くが、鏡には特別な
力が宿っていると思うしかない体験談だ
数年前 初めて一人旅に挑戦した時の事。
地方の特急でもうすぐ次の駅に着く寸前、後ろの席から肩を叩かれた。
「すみません 鏡もってますか?」と尋ねられた。
若い男の子…コンタクトがずれて困っているとの事。
小さいけど持っていた鏡を彼に渡した。
コンタクトは定位置に戻りお礼を言いながら着いた駅で彼は降りて行った。
私には息子がいない。
何か幸せだったな… 笑
鏡は
心の中まで
映してくれないから
腹割って話さないと
いけないね
鏡
鏡は前からあまり好きじゃない
自分を見たくなかった
明るければ
自分のイヤな部分が目につくの
でも…
見たくないから避けたり
…鏡から遠ざかる
時々…
何故か見たくなって
眺めたり…
暗ければ…
よくわからないから
イヤな部分が
隠れてるように
見える
いい部分が強調される
案外、ここはいいね
なんて…思ったり。
鏡
かがみよ
かがみよ
かがみさん
聞きたいことがいっぱいあるの
鏡にうつる私
ガラスにうつる私
君の瞳にうつる私
絵画のようにきれいなら
君の心のうつろいを
閉じ込めておけるかな
鏡
そこにあれば見るが、見たところで何にもない、のっぺらぼうの女がいるだけ。
笑ってもいない、怒ってるでもない。悲しむでもなく、喜んでいるわけでもない。
生きると言うことは、嬉しさや楽しさ、悲しみなど様々な感情を味わうことだと思っている。
だとすれば、目の前の鏡の向こうにいる、これは果たして生きているのか、いないのか。
愛の言葉を伝える口と心地良い香りを覚える鼻がその顔に表れた時。
のっぺらぼうの目からは、数え切れないほどの涙が流れるのだろう。
end
《鏡》
ジーッと鏡を眺める
ニコッ
優しい笑顔の私
そこの私
何を考えてるの?
教えてよ
わかば
━━━
《鏡》
そんなに見つめないで
鏡の私が言う
あなたの隣にいたかった
ずっとずーっと
最後の時が来るまで、ずっと…
あおば
スマホ画面に映る自分
いけると思い写真アプリを開く
やっぱりブスのままで結局閉じる
私の日常
8/18 「鏡」
鏡が反射して反社になったらしい
どういうことだってばよ?
「なぁ、ーーくん。君は自分の顔を見たことあるかい?」
友人は呟く。
「そりゃあ、当然、見たことあるさ」
僕は当然の返しをする。
「どうして自分の顔を知ったんだ?」
「それは、鏡を見れば一瞬さ」
「鏡がうつすのは、君の顔だけ」
「あたりまえだろ」
「そうさ。当たり前さ。でもね、自分の内面をうつすものは、この世に存在しないのさ。」
「君はさっきから何が言いたいんだい?」
「要するに、鏡のように、正確に自分をそのままうつすものがない限り、自分の内面も、自分では理解出来ていないのかもしれないな。」
鏡。そこには左右だけ反対の私とそっくりな人がいる。でも、私はその人が嫌いだった。その人が自分だと知ったのは、小学生三年生の頃だった。当たり前の事過ぎて、誰もそんな普通の事を私が知らないとは知らず、ほんとのことを教えてくれなかった。成長する度に、当たり前の事は普通知ってると思われてくらしい。私は「その人」が嫌い。理由は、明確にはわからない。ただこの私だけずれているような、遅れているような、変なモヤモヤが嫌で、それを理由でなんとなく嫌な感じの子、妙なオーラを放ってて気持ち悪い子。そうなるのが嫌で、結論をつけた。私は「その人」が嫌い。それは、私が私を嫌っているから。
(かもしれない)
可愛くなれたらいいのに
断れない性格で、やな事も口に出せない。
ずっと大人の言いなりで、人間が嫌いだった。
だからストーリーで本音と愚痴かいて満足したけど、本当は恋なんてできるはずない陰キャなんだ。
友達は見せかけばかりで、運命なんか信じない。
鏡を見て思う。
可愛くなれたらいいのに。
そうしたら好かれたかな、嫌って言えたかな。
強くなれたかな。
家を出てふらふらして、意味もなく出歩いてた。
でも、君と出会ってから世界が真逆に動いた。
人生は単純って、私間違ってたんだ。
可愛くなるんだ、好きとか困るぐらい。
私を愛して、愛して、可愛がって。
もうこれ以上、私を裏切らない。
本当の私は可愛いんだ。
鏡
針を縫った傷跡がよく写って
私より私をよく知っている感じがする
アンチルッキズムだよ 普通に
鏡にアレルギーがあるわけでもないのに
どん底まで堕ちていって堕ちていって
メイクを魔法と捉えて
落ち着いた
あの子は可愛い
あの子は美人
あの子は運動が出来る
あの子は勉強が出来る
あの子が羨ましい
そう思って周りが見えなくなった
「あの子」しか見えなくなった
あの子を鏡にして
あの子はこのトリートメント使ってるから
あの子はこの日焼け止め塗ってるから
あの子はこの靴履いてるから
あの子はこの辞書使ってるから
中身は真似しないで鏡で見える範囲だけ真似した
どうやってもあの子に慣れないのに真似真似真似
何時しか自分が何が好きだったかも分からなくなって
家族も見えなくなって
もう私はあの子しか分からない
なのにいつまでたっても不安が残る
鏡は悪くない
映った私が悪いのだから
もう見るのはやめよう
目じゃなくて耳を使いたい
鏡を見ると
太った体
艶のない髪
たるんだ顔
現状を突きつけられる
理想の体になるため
無理のない運動をしていこう
理想の体になれば
心も軽くなる