『鏡の中の自分』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
鏡の中の
自分の顔を
変えるのは
楽しいけどと
ため息ひとつ
〈鏡の中の自分〉
ねぇ、今どんな気持ち?
どういう事を想像してる?
何色が好き?
好きな食べ物は?
どういう人が好みなの?
最近聴いてる音楽は?
将来やりたいことって何?
分からない、分からない。
自分のことなのに、分からない。何一つ分かりません。
鏡に映る自分は、笑みを浮かべてる。
私は鏡が嫌いだ。なぜなら現実を突きつけられるから。いくらSNSで輪郭を形どっても、自分は変わらない。私は鏡を見るのがとても怖い。そして何よりも辛いのだ。私は鏡を思いっきり床に投げつけた。割れた鏡の破片が顔に突き刺さる。ああ、良かった。これで私は鏡を見ずにいられる。これからは自由なんだ。容姿に囚われることなく、生きていける。これでよかったんだ。私は苦痛に顔を歪めながら最後の自撮りを撮った。
zene
鏡にはいつも私の醜い顔面が映っている。鏡の中に映る私はとても醜くて嫌いだ。気持ち悪い。見つめてるだけで反吐が出る。もっと可愛くなろうと決意して垢抜けを頑張るが鏡の中の私はいつ見ても何も変わらない。
当たり前だ。続かないんだもん。
垢抜けを1ヶ月間頑張れば私でも多少は可愛くなれるのだろうか。そんなことを考えるが1ヶ月後に可愛くなっている自分が想像できなくてすぐ諦めてしまう。
醜い顔面を持つ私がいくら頑張ったところで生まれ持った美貌には敵わない。でも垢抜けを頑張れば多少は生まれ持った美貌を持つ人に近づけるはずだ。
なのに私は垢抜けの努力をしない。
みんなは自分の醜い顔面が1番嫌い?
私は生まれ持った美貌には勝てないって決めつけて垢抜けを頑張れずにいつまでも醜い顔面を晒し続けている自分の事が1番嫌いだよ。
たまに思う。
「あれ?スマホのカメラ機能で見た自分と鏡で見た自分ってなんか違うジャン」と
これはなんなんだろうか
鏡の前で、数秒。
寒さでぼんやりとしていた頭は、それで瞬時に冴えてしまうから嫌気が差す。
くしゃりと髪を乱して、肺に冷たい空気を送り込む。
…これがいつまで続くのだろう。
双子の弟との最後が嫌でも脳裏に焼き付いて離れてくれない。
もう会えない可能のほうがずっと高いのに。
俺と双子の弟は鏡に写したかのようにそっくりだった。
鏡の中の自分を見るといつも双子の弟を思い出す。
性格は正反対。
だからこそ小さな頃から惹かれ合うのは、ごく自然なことだった。
ふたりでいることが当たり前だった小学時代。
弟との初めてをいろいろと知ってしまった中学時代。
弟とのことが周りに知られて、引き離された高校時代。
壊された人生。
「はやく忘れたいってのに...」
いつだって閉じ込められる鏡の中だ。
─鏡の中の自分─ #110
鏡を見ると、ゾッとする時がある。
自分の笑顔が、ぎこちなさ過ぎて。
鏡の中の自分は、なんだか笑うのが下手のよう。
鏡の中の自分
ほら、メイクという魔法をかける
自分も知らない自分になれる
鏡の中の自分は、
今日も不満気な顔をしていた。
次の瞬間、
微笑んで、
嘘の顔をした。
私は、満足していると言い聞かせるように。
目の奥は笑ってないまま、
口角が上がっている。
そんなに、
人から見る自分を、良く見せたいか。
はたまた、
せめて鏡の中の自分だけは、
満足そうな顔を浮かべてほしいのか。
【鏡の中の自分】
鏡に映った自分はいつも、何かを期待してはそれが叶わず落胆している。好きだと思う人に会いに行く。それはプライベートではなく所要で月に何回かある。その人に会えると思うと私の心は浮きだってしょうがない。少しでも変化を感じて欲しくて、不慣れなメイクもその人を想うと今日は楽しく感じた。鏡の中の私も嬉しそう。そんな気持ちを抱え、高鳴る鼓動は緊張も相まって増していくばかり。いよいよ私の名前が呼ばれる。何週間ぶりに会うその人の反応は。期待と不安、緊張とともにノックを一回。扉の向こうのその人は―
結果は期待とは裏腹だった。鏡の向こう、寂しそうな表情の私と見つめ合う。今日もダメだった。こんな気持ちをあと何回繰り返せばあなたは私の気持ちに気づいてくれるのか。それとも気づいているが、気持ちがないから何も言ってくれないのか。寂しい表情は不満気に歪んでく。でも、諦めたくないのだ。今回ばかりは。だから、次はもっと可愛くして、あなたに嫌でも気づかせてやる!そう心に誓って、鏡の中の私と頷き合った。
【鏡の中の自分】
私は、自分が嫌いだ。だからつい、鏡に向かって暴言を吐いて気持ちよくなっています。毎日毎日、それをしていると鏡の中の自分に問いかけてしまいました。「私って…誰なの」と言うと鏡の中の自分が「私はあなたよ」と私は怖くなりそれから鏡をみることができませんでした。鏡の中に戻りたくないから。
解説
鏡の中の自分に問いかけてはいけませんなぜなら、入れ替わる可能性があるかもしれないからです。(冗談です!)怖った人はいいね、面白いと思った人もいいねよろしくね!おしまい!
ー鏡の中の自分ー
現実の鏡には、相変わらずおしゃれのおの字もない本の少しだけいい気がする顔が写る。
鏡は本当の自分を写すもの。
加工一つも乗っていない。
でもそれは違う。鏡の中の私はうんともすんとも言わないのだから。
写るのはただの無愛想な顔。
そこから連想される性格は、声は、鏡から出ることはない。
鏡の中にもし別の世界があるのだとしたら。
私はそこに逃げ込みたい。
喋らなくていいから。
突発的に、変なことを口走らなくてすむから。
自分の理想を崩さずにすむから。
…嫌いなあの子の本性を聞かずに、表面上のあの子だけを可愛いと思えるから
ーああ、鏡の中の無口な自分が羨ましいー
鏡の中の自分
本当は、もっともっと、自分の言いたいことを言いたいでしょう。
我慢してますね。
でも、あなたが我慢してるから事が上手く進むのですよ。
自己主張をすることが大切とは限らない。
相手の意志を受け止めることも大切。
周りのことを考えて動けば、きっと最後には上手く物事が達成されるはず。
あなたはいつも頑張ってます。
立派ですよ、と鏡の中の自分に声をかけてあげたい。
艶のある長い黒髪、白くてキメの細かい肌、襟元にレースの遇われた白いブラウス、膝丈の深緑のスカート。
はたから見たら女性となった自分を見るのは、未だに慣れない。
舞台裏の楽屋にはワンピース、ドレス、燕尾服にロングコート、その他諸々。
役を演る上で必要な道具がその日限り、又は三日ほどの間だけ揃う。
そしてその間だけは、鏡の中の自分に夢を抱ける。
「祷、もうすぐ」
「うん、わかった。すぐ行くよ」
「今回の目玉だからな、頑張ってくれよ」
「もちろん。ちゃんと成功させてみせるから見といてね」
小声で軽口をたたき合いながら舞台袖へと向かう。
灯りが煌々と光る舞台上。
舞台袖から見える、聞こえる声と靡く衣装。
「いってらっしゃい」
鏡の中に映る自分に思いを、魂を乗せる。
「いってきます」
鏡の中の自分がもし
正反対の姿の自分だったとしても
お前だけは引かずにいてくれる
え?だってどんな姿をしていたとしても
貴方なんでしょ?なら引く必要ある?
ないよね
だって貴方のことを愛してるんだから
やっぱりな
って思った
鏡の中の自分はずっと、みすぼらしい。醜い。黒い。汚い。何も良くならない。何があっても、何を言われたも変わらないままだ。どうせ、最初からそうだったのかもしれない。出さないようにしてただけで、ずっと心の奥では眠っていたんだ。気づかないように、出さないように。それより、気づきたくなかった、出したくなかったって思うほうがしっくりくる気がする。今頃、こんな自分を認めてくれる人はいないだろう。鏡地獄みたいに、あらゆる方向から自分の姿を見ることが出来たらいいのに。皆に映る鏡の中の自分はどんな姿をしているのだろう?綺麗に見せてただけ?それとも気づかれてるかな?そんなことを思ってもまた、前を向け。鏡を見て、いつか自信を持てるようにならなくちゃね。いつか、進んでいく日のためにね。
鏡の中の自分の顔。
母の面影、
父の面影、
兄や姉に似た自分の顔がある。
この体は、
たくさんの遺伝子を
受け継いでいる。
たくさんの遺伝子に
支えられて
生きている。
いつも、と変わらぬ
平凡な顔
特別、整ってるわけでも
飛び抜けて可愛いわけじゃない
でも、それ程自分の容姿に拘りがある
わけじゃない。
代わりに口角をつりあげて不敵に
笑ってみせる
鏡の中の自分/夜凪
鏡の中の自分に笑顔で伝えてみよう。「僕はどんな時も君に感謝している。ありがとう」と。
#11 「鏡の中の自分」
「写真写り悪いな〜」とはいつも思うけど「鏡写り悪いな〜」と思ったことはない。
中学生の時先生が言っていた「鏡に映る自分の像は、脳内で勝手に書き換えられている。自分の本当の姿を見られるのは写真だけ」というのはきっと本当なんだろうな