No Name

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鏡の中の自分はずっと、みすぼらしい。醜い。黒い。汚い。何も良くならない。何があっても、何を言われたも変わらないままだ。どうせ、最初からそうだったのかもしれない。出さないようにしてただけで、ずっと心の奥では眠っていたんだ。気づかないように、出さないように。それより、気づきたくなかった、出したくなかったって思うほうがしっくりくる気がする。今頃、こんな自分を認めてくれる人はいないだろう。鏡地獄みたいに、あらゆる方向から自分の姿を見ることが出来たらいいのに。皆に映る鏡の中の自分はどんな姿をしているのだろう?綺麗に見せてただけ?それとも気づかれてるかな?そんなことを思ってもまた、前を向け。鏡を見て、いつか自信を持てるようにならなくちゃね。いつか、進んでいく日のためにね。

11/3/2024, 11:08:22 AM