『部屋の片隅で』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
クリスマスシーズンになると、相手のいない私はどこか寂しい気持ちと嫌気に襲われる。
その一方で、クリスマスになれば恋人たちは楽しそうにイルミネーションをみたり、寒い外を「寒いねー」なんて言いながら手を繋ぎ時折キスをする。
こんな聖なる夜に、相手のいない私は静かにラブソングを聴きながら1人涙し全SNSをとめる。この冷たい部屋の片隅で。
部屋の片隅で____
2023.12.07
失くしたはずのピアスが
床に冷たく転がっていた
対の一つはもう捨てたから
これもゴミになるのね
はあ、
誰とも繋がらない私も
きっと既にゴミだから
誰か早く処分してくれないかしら
とりあえず同じ場所に転がっておくわ
冷たくなるまで待たなくていいから
捨てにきて
誰か
早く
『部屋の片隅で』2023/12/0819
心臓には4つ、部屋がある。
右心房、右心室、左心房、左心室。
心房で血液を心臓内に受け入れ、心室からまた送り出す。
人の心臓は大体真ん中にある。
心臓の音が自身から左の方がよく聞こえ、感じやすいということから左の方にあると言われていた時もあった。
心臓から全身へ送るためには力がいる。
そのため、左の方はより筋肉が厚い。
知ってるって?ああこれはただの前置きさ。
「さてここまでは良いとして。
突然だが、君はこころというものはどこにあると思う?」
心臓の話をしておいてなんだが、君の考えを聞かせておくれ。
ふふ、君でも考えたことは無かったかな?
ならば考えて、それを私に教えてくれ。
ほら、そんな隅っこで本ばかり読んでいないで。
君のその知識を、私にも教えてくれよ。
どうしても難しいなら、私がそちらへ行こう。
構わないかな?
……ありがとう。
ではお互いの考えを発表していこうじゃないか。
楽しい議論をしよう。この世には沢山の知者がいる。
気が向いたらまた別の機会でも私や、他の人間と対話してみてくれ。
君の世界は必ず広がる。本当だとも。
なんせ私がそうなのだからね。
私も元は隅っこにいた子どもだったからな。
まあ、会話くらいはよろしくよ。
「あんたもオンボロ家によく来たよね」
楽しい時間を送れそうで何よりだよ。
それに、知者と話せるならどこへでも行くさ。
さあ議論を始めようじゃないか。
なんでも疑問に思ったことは口にしていこう。
お互いそうして考えを深めるんだ。
正式なものでも無いんだから、気楽にいこう。
もっとも、そういった形の方がやる気が出るなら構わないがね。
「部屋の片隅で」2023/12/07
#部屋の片隅で
部屋の片隅に埃が溜まっている。
仕事が忙しく、しばらく片付けなんかできていないからだ。
日に日に溜まる埃やゴミでいっぱいになった部屋に溜息をつき、次の休みは掃除だなと独りごちた。
"部屋の片隅で"
今日は患者が少なかったので、一日の殆どを書類整理に費やした。
それは大半が座り仕事だったという事。
その上今日の昼食は面倒臭がって、手近にあった栄養補助食のブロック二つのみ。
なので整理を終わらせ立ち上がった時にはあちこちの筋肉が凝り固まっていて、油切れしたブリキの玩具を動かしたような音が節々から鳴った。
殆ど診察室の片隅にいて、業務が終わって正面玄関を閉めて『終わったー』と思ったのと同時に、体中の痛みと空腹が一気に襲いかかってきた。
今晩は、自分を労わってやった方がいいのか……?
部屋の片隅で
食卓から、何気に部屋の中をぼんやり見ていた…薄暗い部屋の片隅には、埃だらけの小さなテーブルの上に、熊のぬいぐるみが2つ、色褪せたまま、寄り添っている…君が突然出て行ってから、この部屋に帰るのが辛くて…でも、ひょっとしたら、君が戻ってくるかも知れない…そう思うと、一人で戻る日々を重ねた…ただ、一日の内、君と一緒に買ったこのぬいぐるみを見ながら、あの日々を思い出し乍ら過ごすのが、日課になっている…
「あっ、こんな所に穴が空いてやがる……」
年末に向けての大掃除にて 観葉植物の鉢を退かすと
壁の隅に ぽつりと小さな穴。
だらしなく伸びっぱなしの葉を茂らせた モンステラ
最後に剪定してやったのは いつだろうか。
「シロアリだけは勘弁だぜ、まったく……ん?」
屈んで床に頭をつけ 片目を瞑って覗き込むと
何かを煮詰めているような 甘い匂いが仄かに香る。
お隣さんだろうか、いやまさか。
耳を澄ませば 何やら賑やかな音さえ聞こえる。
「もう運んじゃっても構わないかい?……あ」
陽気な声が 近くではっきり聞こえた。
さらに目を凝らして観察していると──目が合った。
よたよたと危なっかしく歩きながら
小さな体に対し 随分 大きなフルーツパイを持った男。
「……えへへ、一緒にどう?」
照れくさそうに はにかみながら
男は自慢げにパイを高々と持ち上げる。
「……じゃあ、お言葉に甘えて……」
2023/12/07【部屋の片隅で】
部屋の片隅で
眠る君が居たね
うだるような暑さの
その部屋の片隅が
たぶん落ち着く場所だったのだろう
エアコンの効いた部屋を抜け出して
君が選んだ場所
さあ起きて
せめて風通しの良いところで
お昼寝してね
私は猫に話しかけるのでした
愛別離苦(あいべつりく)
「別れよ」
急に言われた言葉に私はどうしていいのか分からなかった
昨日まで愛し合っていたのにどうして?
「なんで?」
「出会ったら別れがくるんだよ」
私は彼の言ってる意味が分からなかった
ごめんと彼は言うけど
私は泣くことしかできなかった
そのまま部屋着姿で同棲していた部屋を出ていった
数週間帰らずにいると
ある日、1本の電話が掛かってきた
画面を見ると彼の名前だった
ワンコールで出ると彼の声ではなかった
私は全速力で走った
そこに着くと彼はもう眠っていた
横には手紙が置いてあった
「ごめんね。愛してる。」
私は泣いた泣くことしか出来なかった
「私も愛してる」
そう言って彼の頬を撫でた
その頬はとても冷たかった。
部屋の隅に高く積まれた本たち。
そのジャンルは様々で、話題の作家の代表作や頭を捻っても分からない漢字を組み合わせた名前の人が書いたこれまた四字熟語みたいな題名の本があった。
ペラペラとページを捲ってみるが何一つ分からない。
「貴方そんな本読まなそうなのに…好きなの?」
自然と上目遣いになる先生が可愛い。
クルクルと回転する椅子に座ったまま私の顔を覗き込んでくる姿には胸が打たれた。
「い、いえ、まったく…今だってパラパラ捲ったら文字が多すぎてびっくりです。先生は好きですか?これ、」
「ふふ、そうだなぁ。俺も文字がいっぱいで無理かも、」
くすりと笑って先生は私の手から本を取り上げた。
隅々まで手入れの行き通った指先が日に焼けた本を掴む。
「死を考える事はよりよく生きることである」
先生のよくとおる声が本の中の1文を読み上げる。
「死を?いきる…?」
「つまり、死ぬ事と生きる事を切り離して考えることはできないってことだよ。君には少し難しかったかなぁ?」
挑発的な表情を浮かべる先生も可愛いがやられっぱなしはなんだか悔しい。
「じゃあその本、借してください!読みますから!」
そんなに怒らないでよ、とにやにやわらった先生は私の手のひらにぽん、と本を置いた。
その上にはゴッホのひまわりを象った金色の栞。
これは先生の私物だろう。キラキラのひまわりが眩しい。
「特別授業ってことで感想文でも提出してもらおうかな」
先生が口にしたトクベツという言葉は舌の上で転がすには妙に甘ったるかった。
2023.12.7『部屋の片隅で』
(続き)
参ったな。
こうなると距離を置こうとしたところで、全く意味がないだろう。
ギュッと抱きしめられると悟の心臓の音が直に伝わってきて、左頬には柔らかい髪の毛がさわさわと当たり、くすぐったい。
私が悩んでいるのは他でもないこの目の前の悟の事だ。
喧嘩したりバカ話で盛り上がったり、そんななんでもない親友だったはずなのに。
気付けばいつも彼を目で追って、悟が隣にいない日は、今彼は何をして誰と会ってるのだろうとか、そんな事を考えると切なくて苦しくなった。
その気持ちにずっと蓋をして気付かないフリをしていたのに。
絶対に打ち明けてはいけないと、男が男を好きになるのはおかしい事だと自分に言い聞かせた。
何よりも彼は親友である私を望んでいるのだろうから、と。
ずっとずっと隠してきたのに。
私の気も知らないで…。
「悟、もう離して。」
「やだね。」
更に抱きしめる腕に力がこもる。
耳元で、はぁ、はぁ、と漏れる悟の小さな吐息に鳥肌が立つ。
元々おかしいくらい近い彼の距離感に私は理性を失いかけていた。
「傑、めっちゃ心臓ドキドキしてんじゃん。何?具合でも悪ぃの?」
そう言ってやっと離れた悟は上目遣いで私を覗き込む。
薄いブルーの宝石のような瞳に見つめられて体が強張った。
もう私は限界だった。
気付けば、なだれるように彼をベッドに押し倒して両腕を拘束していた。
悟は目を丸くして何が起こっているのかわかっていないというような顔でこちらを見ている。きっと混乱しているのだろう。
全部全部悟のせいだ。
私にこんな気持ちを抱かせて。
何も知らないくせに、そのまま親友でいる事も出来たのに。
「驚いた?私はずっと悟にそういう感情を抱いてきたんだ。」
「…そういうって…どういう…?」
「わかってるくせに。」
崩壊した理性が洪水のように溢れ出し、ニヤリと笑って悟の柔らかい髪を指に絡めた。
部屋の片隅に
何日も転がってる写真
壁から剥がしたのはいいけど
どうしても捨てられない
2人ともいい顔で笑ってる
永遠に続く事を信じて疑わない笑顔
最強の2人は怖いものなしだった
ただ、あなたを失うことしか怖いものが無かった
失わないって思ってた
もう戻れない事、誰よりも分かるよ
それが私たちだもんね
いつかお互い笑えるようになるのかな
お互いの知らない誰かと
お互いに知らない場所で
片隅って、寂しく感じる。
でも、端っこって好きなんだよね。
教室の隅。
だれにも気が付かれませんように。
そっと、静かに。
隠れてるわけじゃないよ。
静かで、誰にも気が付かれない、秘密基地。
好きなだけ。
部屋の片隅で
暗く湿っぽい部屋の片隅で
俺たちは集まって言った。
「いやー、そろそろ来ると思うよ。」
「俺この場所が好きだったのになぁ…。」
「まぁ、いつか訪れる運命ですからね。」
今まで数々の仲間があの消滅機の犠牲となった。
そいつらの仇を取るために俺らは生き延びてきたのだ。
だが、それも今日でおしまいかもしれない。
あの馬鹿でかい消滅機がパワーアップしたのだ。
噂をしているとうぃーーーん!!!と大きな音をたてて
ヤツがやってきた。
「…やっぱり来やがったか…。」
「消滅機に見つかる前に人間の体に入り込んで
悪さがしたかったのですがね…。」
「もうここまで来たら諦めるしかないな。」
俺たちは立ち上がった。
正面にはあの消滅機が佇んでいる。
「俺らは今日まで頑張って生き延びたんだ!!
みんな、最後まで誇りを持っていくぞ!
……ほこりだけに…!!」
「…最後のセリフ、もう少しいいのなかったのか…?」
そう、俺らは「ほこり」だ。
潔癖症の人間にとってはゴキブリの次に嫌いな敵だ。
そして俺らの天敵はあの消滅機、
通称、「掃除機」だ。
どこの家にも必ず存在するほこりと、
それらを吸い取ることを使命としている掃除機の
熱い戦いが今、始まる…!
部屋の片隅で
部屋の片隅で、折り畳みスチール椅子に座るスヌーピーのぬいぐるみ。立たせて測れば60〜70センチはある。コロナ禍前の落語会の打ち上げでもらったぬいぐるみ。今日のお題で、ひさしぶりに気づいた。
噺家さん交えてのプレゼント交換。予算は、1000円以下。わたしはインド雑貨、ビーズで飾った缶からの小物入れ。貰ったのがスヌーピーのぬいぐるみ。
ぬいぐるみを持ってきた佐藤さん、UFOキャッチャーで取ったって笑ってた。あの後会ってないな。結構わたしより年上だったから、元気にしているかと気にかかる。今日のお題で忘れかけてた佐藤さんを思い出した。
物には思い出で付いている事が多い。良い思い出だったり、悪い思い出だったり。
部屋の片隅で
って言葉がありきたりで
何を書いても
誰かの言葉に思えてきちゃう
自分の口から出た言葉だって
いつかの誰かが言った言葉かも知れない
自分が傷付いたあの日の誰かの言葉だって
いつかの自分が誰かに言った言葉かも知れない
自分の言葉ってなんだろう
自分のものってなんだろう
『花言葉💐』
私は、今日、新しいヘルパーさんと会ったんだ。
ホントは、想先生と行った、学祭もその新しいヘルパーさんだった。
そのヘルパーさんは、自転車で転けられて、ケガをされたための想先生はピンチヒッターらしい(^_^;)
でも、想先生にお会い出来たことは、嬉しかったけれども、なんか真夏の太陽をいっぱいいっぱい浴びたアスファルトのような、私は、気分だった。
ーーあの後、正直何も入って来なくて抜け殻のような私だった。(´;ω;`)
その新しいヘルパーさんに、私は、大好きな天月さんの歌の花言葉💐の歌詞を真似て『痛いの痛いの飛んで行け〜!!ちちんぷいぷい⭐』と、メールをした。
『ホントは、学祭は、私が行く予定だったんだよ〜♫』と、言われた。
『私も、あなたと行きたかったです💞』た、行った。
『あんずちゃん、本当か〜?!』と、瞳を覗かれた。
『ホントです❢神に誓って🙏✨』
と、私は、まっすぐ言った。
送迎してくれた、父が大笑いしたwww😂
本当なら、もっと、神聖な神に誓ってとつかいたいとこです(^_^;)🙏✨
今日は、私は、通院に、行った。長い待ち時間、新しいヘルパーさんとおしゃべりをした。
想先生と、私には、境界線があるそうです。超えられない壁ね‥‥。悲しいな〜(´;ω;`)
ーー私が、想先生に掛けた言葉。『リミットブレイク!!』
満開に、咲く梅の園の早春、私だけが好きでした‥‥‥。
私は、想先生のことを考えながら夏目友人帳のウルさんの『リメンバー』を聴くと言った。
『さよならじゃない、向き合えずにいた寂しをーー(;_;)』と、小さな声で歌った。思わず涙が込み上げたんだ。
新しいヘルパーさんが、心配してくれた。(^_^;)なんか、すみません🙏
それから、私(あんず)が人魚姫が好きでもし泡になったら、その新しいヘルパーさんは、『私が黄色いブイをつけてあんずちゃんを助けるわ〜❢』と、言ってくれた。
私は、胸が熱くなった。😢
そうこうしているうちに、私の番になった。約1時間30分待った(^_^;)
私は、体調が悪いことを伝えて、検査をしてもらった。
医師は、検査を頑張ってしてくれてありがとうと言った。😯びっくりした。
それから、医師は、『今の診察内容ではダメだ〜、22:31通院している医師を批判はしてないけれども‥‥‥。』と、怒っていた。
医師は、いまし通っている医師に手紙をパソコンで書いて下さいました💻
医師は、明らかに、パソコンのキーボードを怒りながら打っていた。カタカタのキーボードの打ち方が、強く聞こえた。
そのキーボードの打ち方の音を聞いて、私は、笑みが溢れた。 不謹慎だが、幸せな気分になった。
私を想って下さる医師がいるんだと想ったら‥‥‥。不思議です。
新しいヘルパーさんは、診察室の外で待機して下さいました☺
『あんずちゃん、大丈夫だった』と、心配してくれた💞(*˘︶˘*).。.:*♡ちゃんと報告もしましたョ☺
色々なことや想先生のことで、めっいっぱいになっていた、私です。
天月さんの花言葉💐の歌詞は、どんな花言葉よりもあなたらしい花を咲けーー。と、歌っている。僕がついている^_^♫と。
その今年で、何度も泣いた。゚(゚´Д`゚)゚。私らしい、花💐、か。
週末に、エビカニクス🦐と、あんずのオズの魔法使いの朗読の物語を書きたいと想いま〜す💐🌈
ーー私が祖母から、もらった誕プレに、万年筆_φ(・_・をもらいました🖊だから、私の夢なんだ🌈どんなことがあっても頑張って書き続けたいです_φ(・_・📝
終わり
そよぐ風が髪の間をすり抜ける。
鳥の羽根のように軽やかな髪の毛が
ふわふわと泳ぐようになびいている
雲のすきまからもれる光のような
澄んだ夜空の星の光のような
そんな光が髪の隙間からもれている
ほこりひとつない空気を吸う
今日も快調だ 体の痛みひとつも感じない
部屋の片隅で
リビングの片隅に、クリスマスツリーが
ひっそりと立っている。
ハロウィンが終わった後、ハロウィン用
オーナメントと交代して飾り付けられた。
だが、コンセントはまだささっていない。
家主の気が向いたときと、クリスマスの
夜しか輝けないのだ。その一時を、ただ
ひっそりと待っている。
そしてクリスマスが終わると、お正月飾
りと交代し、戸袋でまったりと横になる。
happy holidays
傷ついて、飛べない鳥が
ひたすらに、時を待つ
こんなにポッカリと空いた穴に
昨日の大切を投げ入れて
誰かのようになりたがったり
ただの普通を欲しがったり
手に入らないものを憎んだり
ただの自分を呪ったり
むなしさの数を数え上げれば
自分の虚ろに根拠が出ると思ってる
持て余すささやかな願い事に
いっそ見放されれば楽になれるのに
昔背負った火傷の痛みは、いつまでも消えない
お前のせいだよと囁かれるから
毎日、ただ時を待ってる
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【11】部屋の片隅で