傷ついて、飛べない鳥が
ひたすらに、時を待つ
こんなにポッカリと空いた穴に
昨日の大切を投げ入れて
誰かのようになりたがったり
ただの普通を欲しがったり
手に入らないものを憎んだり
ただの自分を呪ったり
むなしさの数を数え上げれば
自分の虚ろに根拠が出ると思ってる
持て余すささやかな願い事に
いっそ見放されれば楽になれるのに
昔背負った火傷の痛みは、いつまでも消えない
お前のせいだよと囁かれるから
毎日、ただ時を待ってる
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【11】部屋の片隅で
12/7/2023, 1:45:07 PM