『部屋の片隅で』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
部屋の片隅で
静かな部屋で思う。
こんなにも広かったのかと。
君がいなくなってから何も無くなった部屋。
君の洋服も。
雑貨も。
歯ブラシも。
君のもので私の部屋は埋まっていた事に気がついた
今日もまた君のいない部屋で何も無い部屋を見つめる。
部屋の片隅で唯一君が置いていったタバコを吸いながら。
「部屋の片隅で」
ひとり膝を抱えて
来るはずのないあなたを待っている
ねぇ 帰ってきてよ
部屋の片隅にある
マッサージチェアに1時間座ることが
おじいちゃんの日課。
窓際にあって、
日向のぽかぽかした空気を感じられる。
20年前に、お母さんとお父さんがプレゼントした。
おじいちゃんが亡くなって
おじいちゃんの家には、もうずっと誰も住んでいないけど
帰るとその場所に、マッサージ機があって
今も、たまにお天気がいい日には
ぽかぽか気持ちよく
座ってくれてるんじゃないかなと思うんだ。
『部屋の片隅で』
お父さんは立派な人。
勉強がとてもよくできて
お仕事でも部下が沢山いるエライ人。
町の自治会の会長もやっている。
町のイベントの時はもちろん
お父さんが一生懸命準備する。
町内対抗カルタ大会の時
うちの自治会は訓練をした。
私はお父さんと一緒に行った。
そしたらお父さんは
子どもたちに教える係になった。
凄いなぁ凄いなぁ。
お父さんって
凄いなぁ。
集まっていた子どもたちは
懸命にお父さんの声に集中したり
お父さんの周りに群がって
質問したりしていた。
お父さんと一緒に来た私は…
…なんだかついて行けなくて…
一人、部屋の隅っこで
黙ってみんなを見ている。
全体を見ることに優れたところ。
できることが限られていても、可能性に制限はない。
思考の中心地。
お題:部屋の片隅で
部屋の片隅で
部屋の片隅で泣いている君
まるで私を見ているようで
なんて声をかければいいのか
分からなくなってしまう。
でもそっとしておいた方が
君のためなのかなって思ったりもする
結局はどれが1番正解なんだろうか。
部屋の片隅で
きちんと引っ掛けて飾ってある
ショウ・ロンポーさんのステッキ。
かっこいい。
部屋の片隅で蹲る
涙すら枯れ果ててしまった
カレンダーに綴るバツの文字
終わりの日まであと少し
環境が変わってから、人と関わるのが増えてきた。最初は、「人脈が広がった!」ってテンションが上がったけど、だんだんめんどくさくなった。関わって楽しい友達はもちろんいるけど、嫌なことを言ってくる人や苦手な人も周りいるわけで、関わることをなかなか避けられない。毎日楽しくやってるけど、たまに辛くなるよ。自分を見失うよ。
「はぁ…」
今日もため息をつく。部屋の隅が、唯一心が休まる場所だ。
こいつと暮らし始めて早12年。年齢は15。人で言ったら75歳。もうじじいだね。そのくせずーーーっと元気いっぱい。その秘訣は何かって??それはね、わたしが魔法をかけてやったの
毎日、最低一回。
回数は、一回より多ければいい。
ただ 「世界で1番愛してるよ」と、伝え続ける
人にするのは難しいけど、なぜかこいつにならできちゃう不思議。
「どうか、君だけはわたしを置いていかないでね。ずっとそばにいてね。パパみたいにわたしを置いていかないでね。」
そんな、メンヘラもびっくりな重いセリフをつぶやくと、部屋の隅に座ったあいつのしっぽがゆらゆら。そして一言「にゃん」と返事。
わたしの素敵な弟。
どうかこれからもずっとずっと一緒にいてね。
「部屋の片隅で」
撫でて撫でて撫でて
磨り減るんじゃないかってぐらい撫でて、
愛でる
部屋の片隅で
初めてのキスをした
部屋の片隅で
部屋に溢れるたくさんの箱。思い出の品を見返しなが
ら必要なものだけ詰めていく。小学校時代のアルバ
ム、友達とした交換日記、好きな人に渡せなかったラ
ブレター。沢山の思い出が出てくる。最後はこの棚
を片付けて終わりだ。棚をどかすと部屋の片隅の方に
光るものが見えた。拾い上げてみるとアイツからもら
ったおもちゃの指輪だった。まさか今出てくると
は、、、まあこの指輪にはもう用はない。私は今日こ
こを出ていく。この指輪もあの頃の思い出と一緒にこ
こに置いていこう。そして私は新しい新居へと向か
う。母の「辛くなったらいつでも帰ってきなさい。ま
ぁ、小さい頃から大好きだったからなんの問題もない
だろうけどね」という言葉を聞きながら。そんな私の
薬指にはアイツからもらった指輪が光っていた。
部屋の片隅で
「はぁ.......」
自分しか居ない部屋で溜め息が漏れる。
机の上には白紙の原稿用紙が置いてある。
そうこれは感想用紙である。
1人1冊の本を読んで感想を書くというものだ。
学校から感想を綴るようにとその紙が渡された。
「書きたくないのに.......」
理由は『表現力がない』からだ。
今までどんなに自信作の作文が出来ても、修正が沢山ありすぎたり、伝えたい事が分からないと言われた事が多い。
僕は回転する椅子に腰を掛けながら、部屋を見渡すと、部屋の片隅で何かが落ちていた。
それを拾ってみると、随分前から気に入って読んでいた本だった。
―ある青年がいました。
その青年は写真を撮ることが好きで、色々な場所に行き写真を撮ってアルバムを作っていました。
ある日いつも通り写真を撮ろうと思い、お気に入りの丘に向かいました。その場所に男性がいました。
男性は青年に『生きる』意味を教えてくれました。
その男性は青年に何を伝えたかったのか、男性の謎やその後の青年の生き方についてー
「懐かしいなぁ...」そう呟きながら小説を読みました。
何となく僕はその本について感想を書こうと思いました。
※煮詰まりましたw
この物語はフィクションです。
いつかこの青年と男との物語書きたいですね
あのたくましい背中が、今はひどく小さく見えた。
縮こまって動かない、君。
泣いてるのかな、と思いながら様子を伺う。泣いてはないみたいだった。
「まじで悲しい時ってさあ、…泣けないんだなあ、
はじめて知ったよ」
「おれさあ、頑張ったんだぜ。
苦手な勉強もさあ、社会の40点、64点になったんだ。運動だって、4日間連続でさむいのに外でて走ったんだ。人間関係も、人が困った時は助けるようにしてるんだ。
なのにさあ、
褒められもありがとうもない。
周りはおれがそういう人間なんだって思ってる。勉強も運動も、道徳的なところも。
全部おれにとっては当たり前なんだ、って。
当たり前なわけねえだろ?あんなに努力して、頑張ったんだぜ?
当たり前、で片付けられるおれって、さあ、」
「…聞いて呆れるか?聞こえてるか?聞こえたらなんでもいいから、返事をして、」
「聞こえてるよ。
あの君が泣くくらいだから、相当がんばったんだね。がんばる、って難しいんだよ。君さ、それを当たり前だって思ってやってるの、すごいんだよ。
でもがんばりすぎは良くないからね、いつか自分を殺めるから。
私が死んでもいいよって言うまで生きてね。
少なくとも私よりは長生きできるでしょ。
死んだ後私と会えたら沢山話聞かせてね。
さよならじゃないよ。また会えるから。
またね。」
男は何度も何度も首を縦に振り、 朝が来るまで泣き続けた。
_2023.12.7「部屋の片隅で」
雰囲気ぶち壊しなこと言っていっすか?
最後の「男は…」で予測変換に「男は」と入れたあと、「黙って」が来たんです。間違えて押しちゃって。
「男は黙って!!」になったんです。
雰囲気ェ…、
部屋の隅っこで膝を抱えて座っているのはだあれ?
座敷わらし?
小さいおじさん?
それとも迷子の子猫ちゃん?
こわくないから出ておいで
よい子にはキャンディをあげるよ
出てこないの? こわいの?
はずかしいの?
じゃあ、ずっとそこにいてもいいけど、ルンバに吸い込まれないように気をつけてね
部屋の片隅でなんか動いたと思ったものは
ほこりだった(ほぼ99%ほこり)
【部屋の片隅で】kogi
部屋の片隅で寝ている
夏の暑い日差しから逃げ
部屋の隅に置いてあるエアコンの下
簡易的な布団を敷き
その上
毛布に包まれながら、
蝉の声を聞き
冷たい風をご日に受けながら
惰眠をむさぶる
部屋のその角はまるで秘密基地
隠れながら
ほら今も夢の中
【 部屋の片隅で 】
いつも、決まった場所にいると気付いたのは、
もはやいつのことだったか分からない。
そこから動くこともなく、話すこともない。
ただ、そこに『いる』のだ。
同居人、と言って良いかは微妙だが、お互いの存在は認識できている。
(何でいるんだろう?)
そう思うだけで、相手に干渉しようという気は無い。
この部屋が、いわゆる事故物件というのは承知している。
そんなところに好んで来る者は、変わり者と思われるのも無理はない…と、相手も思ってるのだろう。
さて、取り憑くか、憑かれるか。
どちらが先に音を上げるか、静かな勝負が今日も続く。
部屋から部屋へ移るときのちょっとの段差。ちょうど良いからと腰掛けるともう動けなくなる。片手が洗濯物を選んだまま、かごの縁を止まり木にしていた。
隅っこで小さな存在になると、自分が人間でない気がしてくる。寝て起きたら、鳥から人間に生まれ直せるのだけれど、干してから寝なければならない。
「どうしたの」と同居人が脇に腕を差し込んできた。揺るぎない力でゆっくり立たされて。
「ちょっとね」
「うん」
「ちょっと、鳥にね、なってみたかっただけ」
「ふうん」
ふたりで洗濯物を干し終える。カタンと音を立ててかごを片付けて、ごめんとつぶやいた。
「夜だからね」
物音ではなく、手伝わせたことへの謝罪だったんだけど。まあいいかと思った。自分だって手伝って謝られると居心地が悪い。
ふたりで布団に入った。
真っ暗な部屋は隅がどこかもわからない。体の大きさも、文鳥か、人間か、鷲か、烏か、わからない。慣らした目を開く気にもならない眠気が酷くて、あくびと一緒におやすみを告げた。これっぽっちも起きていられそうになかった。
返事より先にもぞもぞと向こうの布団山が動く。
「あたしは が良いや。おやすみ」
朝、鳥の名は思い出せなかった。
部屋の片隅で泣いても誰も気付いてくれない。
地球が丸いのは隅で泣く人が居ないようにって誰が言ったの。