『遠くの街へ』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
空の街
地底の街
宇宙の街
はたまたパラレルワールド
があったらいいな
ドラえもんの映画を思いだす
遠くの街そして大人になった自分
遠ければ遠いほど
思うのはあなたのことばかり
決して会うことのない遠い場所へ逃れて
会いたい帰りたいと願う
永遠に願いつづける
「遠くの街へ」
#346
「遠くの街へ」
豪華客船に乗って
遠くの街へ旅をしてみたい
海の上の優雅な生活…
外国での楽しいひと時…
猫を膝の上に乗せて
こんな事を思ってみる
″その間、僕はどうするの?″
猫が鼻を舐めて、ニャーと鳴いた
分かってる
どこにも行かない
ずっと一緒だもんね…
最近、外を出歩くと
胸がぎゅっとなる
その理由は、
目にうつる全ての景色に
あなたとの思い出があるから。
他愛もないあなたとの日々
でもそこには、
確かな愛があった
でも、それも今は
きらびやかな過去でしかなくて
私の隣にはもうあなたはいなくて
だから、あなたのいない場所を求めて
「遠くの街へ」
一年前、私と母はこの街に引っ越してきた。
そう聞くと、両親の離婚が原因と思うかもしれない。しかし、そんな単純なものではない。
父は、交通事故をおこし相手の方が亡くなったのである。しかも、そのときに酒を飲んでいた。
要するに、飲酒運転である。次の日から、私たち親子は犯罪者の家族と噂されるようになった。
それがつらかった。だから、私たちのことを
だれも知らない遠くの街へ行くと決めたのである。
姉からのお下がりの少し汚れた ワンピースを
髪は貴方がくれた液体を塗ってサラサラに
確か、名前は 「ヘアオイル」
1番お気に入りの お香を炊いて
母がくれた刺繍入りのハンカチーフ
憧れていた「名前」の入った紙切れを忘れずに
さぁ 行くぞ あの子の元へ !
題名 【東京駅への片道切符】
遠くの街へ(2月28日 #20)
遠くの街へ
誰も僕のことを知らない街へ
逃げたい
誰一人として僕のことを知らなくて
誰一人知らないところへ行って
後悔のないように
一から人生をやり直したい
遠くの街へ消えたいな
久しぶりに
夢を見た
あれはどこだろう
きっと
誰も知らない
遠くの街
おかしな状況だったけど
思い出せるのは
君が運転する車の助手席に私がいて
どちらからともなく
そっと
手を触れる
そんな夢
君はいつまでも
私の心を奪ったまま
いい加減
忘れさせてよ
「お題が、1周まわって戻ってきた……」
コレ、「遠くの街へ」って、俺が丁度1年前、3月1日の日中にアプリ入れて最初に書いたお題だぜ。
某所在住物書きは感慨深そうに、本日配信の通知文を見てポテチをかじった。
舞台設定を東京に、日常ネタの連載風形式を採用することで登場人物と舞台設定を使い回せるようにして、しかしそれだけでは対処できず、稲荷の不思議な狐をはじめとした「非現実」も取り入れた。
その執筆スタイルを続けて、1年である。
街はこれまで「遠くの街へ」「街」「街の明かり」「街へ」と、計4回書いた。
「1年連載風の投稿して、思ったけどさ」
過去記事を辿りながら、物書きが呟いた。
「1週間くらい前の伏線を1週間後に回収するのは可能だがな。1年前の伏線回収はツラい」
理由は過去参照方法。365個前の記事を、誰がスワイプ地獄を為してまで見ようと思うか。
――――――
2月28日、東京駅、早朝。
北へ向かう新幹線のホームまで、コロコロ、キャリーケースを押して歩く者がある。
比較的空いている平日に、有給使って2〜3日、里帰りする計画の藤森と、
主にグルメ目当てで同行する、職場の後輩である。
「私の故郷はね」
構内アナウンス、人々の話し声、雑踏、
『そういえば丁度1年前、こんな話をした』。
あと数十分で朝の混雑ピークを迎える賑わいの中で、藤森は過去をなぞるように、過去に回帰するように、ポツリ、隣であくびなどする後輩に呟いた。
「雪が酷くて、4月直前にならなければ、クロッカスも咲かなくて」
あー、はい。そんなこと、去年の今頃。
後輩も心得ており、小さく頷いている。
「今頃はまだ、妖精さんも雪の中だ」
3月1日だ。あれから、もうじき1年経つのだ。
藤森と後輩は、別に微笑し合うでもないが、1秒2秒程度、視線だけを合わせた。
「『春の妖精』でしょ」
「そう、『春の妖精』。説明は必要か」
「フクジュソウとかカタクリとか、『春の訪れ』を教えてくれるっていう花」
「そう。そして夏を待たず、土の中に帰る花だ」
「先輩のところはキクザキイチゲが多いって」
「そうだ。『追憶』が花言葉の、美しい花が」
穏やかなため息をひとつ。藤森が言った。
「『いつかおいで』と言ったのが、1年前だ」
ホームは既に一定数の客がおり、それぞれがそれぞれのドアをくぐるなり、車内で荷物を置くなり。
あるいは窓越しに乗客と見送り客とで、通話など、している若者もある。
「『遠い、何もない、花と山野草ばかりの街だけど』と。まさか本当にこうなるとは」
冬の終わりの美しさを語った「遠くの街」へ、花咲くどころか雪溶けきらぬ最低氷点下に、ふたりして。
「だって今年は暖冬で、例年より早くフキノトウが、顔出して丁度食べ頃なんでしょ」と後輩は言う。
ネイティブ都民の後輩が、体感0℃だの1桁だのを耐えて、雪の中から若草色の春まんじゅうを探し当てられるか、藤森には大きな疑問であったが、
それでも、新幹線の予約済みの座席に座って、着いたらアレしたい、コレしたいを語る後輩の目は、
純粋に、幸福そうであった。
「……おっと。なかなかタイミングの良い」
「どしたの」
「実家から速報だ。近所の土手で、フクジュソウの早起き組が一部、今日開花したと。撮影できるぞ」
「春の妖精だ!?」
「日当たり等々、条件の一番良い場所の中の、さらに一部だけ、らしいがな。それでも例年より随分、2週間程度早い。暖冬の影響だろうけれど、良かったな」
「撮らなきゃ先輩、妖精、ご利益、開運!」
「いや春の妖精にご利益のようなハナシは、多分、……でも『福』寿草なら有るのか……?」
金運上昇、悪疫退散、クソ上司総離職、容姿端麗焼肉定食。 フクジュソウの福に願う予定であろう欲望を両手で指折るネイティブ都民と、
フクジュソウ、花言葉、……一応「幸せを招く」なのか。諸願成就的なご利益は……? 黙々と真面目にスマホで調べ物などする雪国出身者。
期待と長考、双方が双方の理由でため息など吐いたところで、彼等を乗せた新幹線が発車時刻を迎える。
これから藤森とその後輩は、遠くの街へ、北の雪国へ、一路、向かうことになる。
遠く遠く、誰も俺を知ってる人がいない街へ行きたくて。がむしゃらに自転車のペダルを漕いだ。
夕方。これから塾の時間だから、きっと先生と親には怒られるとわかっていた。それでもあらゆるモノから逃れたくて、衝動を止められなかった。そういう感情、思春期の……なぁ、あるだろう?
日が落ちて、辺りはすっかり暗くなった。
足は疲れたし、腹はへるし。スマホを見ると不在着信の嵐だった。LINEでメッセージも来ていた。
『何処いるんだ』?
『帰って来い』?
知らねーよ。
俺だって何でこんなことしてるのかわからない。
野球でもできそうな公園の広場に自転車を止めて、芝生に寝転がった。夜桜が散ってなかなか風情があるなとにやにやしていると、「何してんだ?」と声を掛けられ跳ね起きる。
まさかこんな時間に自分以外に公園をぶらぶらしてる奴がいるなんて。見ると、自分と同じくらいの歳の男子だった。
そいつも塾をサボったらしく、意気投合。夜桜を見ながら話をした。
学校がめんどいとか親がウザいとか、だいたい愚痴だ。そいつも、今度転校することになって面倒だの何だの言っていた。
見ず知らずの他人だから言えたのかもしれない。
その後はどちらからともなく帰るわ、と言って別れた。
桜が散り終わって、新年度が始まった。
相変わらず塾をサボったりして怒られていた俺は、ホームルームの時間まで暇だったから、机に肘をついてあくびをしていた。
「おぅ、サボり野郎じゃん」
上から声を掛けられ視線を上げると、公園で出会ったもう一人のサボり野郎がにやりと笑っていた。
「あー!お前!うちの学校に転校してきたのかよ?!」
「な!偶然だよなぁ」
まさかのサボり同士の再会だった。
俺と奴はお互いに顔を見合わせてへへっと笑った。
この春からは退屈しないですむかもな?
【遠くの街へ】
まだまだ、知らない。
遠くの街へ
見知らぬ、世界がわたしを待ってる。
遠くの街、
見知らぬ人々と出会い別れても
それはきっとわたしの心のアルバムに
ちゃんと残るでしょう。
遠くの街へ
この春に出掛けよう。
辛い出来事も忘れ、新しい世界が
わたしを待ってる。
遠くの街には夢と希望が満ち溢れて居る。
君も遠くの街へ旅に行きませんか?
ほら、わくわくと楽し街が待ってるよ。
ボストンバッグに荷物を詰め込み出掛けよう。
遠くの街へ♡
お土産は要らないよ。
その代わりに
いっぱい遠くの街のお話を聞かせてね。
わたしもいっぱい楽しいお話を
聞かせてあげるね。
遠くの街は君達を今か今かと待ってるよ。
めぐみより
「私が亡くなったら、どうかこんな村捨てて遠くの街に逃げてくださいね」
そう言った最愛の妻は、先日亡くなった。
病死でも事故死でもない、村で古くから伝わる伝承に沿って生贄として崖から落とされたのだ。俺は、その事がどうしても、どうしても憎らしかった、殺したくなった。
だから、
手にまだ生暖かい液体が伝う。無意識じゃなかった、意識的に俺は人を殺した。失敗しないよう、慎重に計画を立てて殺した。こんな事をして意味なんて無いことは承知の上だった。罪悪感とか後悔とかの感情は全くない、それどころか今までにないほど清々しい気分だ
程なくして俺は謎の喪失感に襲われた
蹲った1人の部屋でポツリと呟く
「もう、どうしようもなく遠くに行ってしまったね…俺も君も」
血とは違う熱い液体が俺の頬を伝った。
【遠くの街】
昨日まで、数刻前までいた場所が、
車に乗れば、新幹線に乗れば、飛行機に乗れば、
もう、遠い街。
旅行帰りのあの感覚が、寂しくて、
でも、少し好きだったりする。
きっと、また行くからね。
︎︎ ◌ 遠くの街へ ︎︎◌
あの場所で
生まれた想いを
より分けて
遠くの街へ行ってきます
新しい私に会うために
「私、転校することになった!」
佳奈の発した言葉は衝撃的な言葉だった。
ーーー
「佳奈。放課後つきあってくれる?」
私は佳奈と一緒に街に行こうとした。
「懐かしくない?ここ。」
「…」
「佳奈、なんか言葉を発してくれ…」
「嫌にならないの?」
「嫌って、なるわけ…」
「何も言ってないじゃない!」
「私が転校するからって言ったのに言葉を発さないのはそっちでしょ!」
そう言って佳奈は風に揺られながら遠くの街に向かって行った。
ーーー
私が大学を卒業して病院に就職した頃だった。一人の不治の精神病と闘う同い年の人の担当医をすることになった。その人とはすぐ馴染めたもののある日正体に気がついた。その人は
「もしかしてなんですけど、佳奈…?」
「あ、はい」
「ゆい?もしかして。」
「うん。そう…ですけど。」
「「あっ!」」
恋星ゆい🥺
「はぁ、はぁ、はぁっ、」
僕と君は、気がつけば遠くの街まで走ってきていた。
「ねぇ、わたし、たち、このままで、いいの?」
息が途切れながらも君は話した。
「いいよ、ずっとこのままでいいよ。あんなやつのところに帰らなくていい。」
僕がそういうと君は、綺麗な瞳を涙で濡らした。
行きたくない
私は
近場でも移動がだるいと思ってしまう
遠くへ
行くのは
任務だけで良い
カレとまぁ満喫できるのなら
どこでも良いとは思うの
私だけが行くとか
他の人と行くが
地獄なの
カレだけが
私と一緒に楽しむ権利を得ているの
だから
邪魔者の寄り付かない
遠くの街へ
姿をくらませたい
遠くに行きたい
遠くの街とか
目的地はなくていい
ここじゃない何処か
人がいない方がいい
樹海とか雪山とか
死に場所を探しにいく旅
人として疲れ過ぎると
全てを放棄したくなる
遠くの街へ
もしもどこにでも行けるのならば、
暖かな日差しの中、桜の花が見られる場所がいい。
どこまでも広がる紺碧の空と海が見える場所がいい。
枯れ葉が鮮やかに山を染める景色が見える場所がいい。
冷たくも優しい静けさを運ぶ風を感じれる場所がいい。
誰も私を知らない場所がいい。
日々家
生まれ育ったこの街が嫌いだった。
1人で生きていけるくらいの資金を貯めたら、絶対にこの家から出て行ってやる──私はずっと、心に決めていた。
新卒で入社した企業はそこそこ給料はよかったものの、昔ながらの悪しき風習がまかり通った会社で、上司のパワハラ・セクハラに物申せる雰囲気ではなかった。
毎日残業して胃と精神を壊しながら貯めた100万円で、今日私はやっと羽ばたいていけるのだ。
遠くの街へ