遠くの街へ』の作文集

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遠くの街へ』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

2/28/2024, 10:41:38 AM

海を越えて、山を越えて

辛い世界から、抜け出す為に

何処か、見知らぬ土地へ

君と、二人で

---二作目---

電車に揺られて、のらりくらり。
どうしようもなく、あの場所から逃げ出したくて
乗り込んだ電車。

逃げたんだ、俺は。全てを投げ捨てたんだ。
なのに、どうして

「どうしておまえは...ここにいんだよ...」
「ん?私が居る旅はつまらないですか?」
「いや、そういう訳じゃなくて...なんで、こんな俺に着いてくんだよ...?」
「愚問ですね。私は君の傍に居たいのですよ。だから着いてきた、これ以上に理由がありますか?」
「...おかしな奴」
「ふふ、褒め言葉として受け取っておきますね☆♪」

楽しそうに、まるで無邪気な子供のように言うこいつ。
でも、俺への想いを言う時の表情は、まさに真剣そのもので。
嗚呼、こいつが居てくれて、嬉しいと思ってしまっている俺は
もう引き離してやれないからな。

#遠くの街へ
225作目

2/28/2024, 10:41:26 AM

ここではないどこかを求めて、私は初めてパスポートを作った。有効期限は十年間。その間に見て回れる世界を歩こうと決めていた。そして、その終わりも。
 まず初めに私は台湾へ行った。意外と日本語がわかる現地の人もいたりしてびっくりした。目がチカチカしそうなほど眩しい照明が並ぶ街の中でご飯を食べた。
 次はマレーシア、シンガポール、フィリピンと東南アジアを回った。そこからユーラシア大陸に戻って、インド、ロシア、モンゴル。もちろん、ヨーロッパにも足を運んだ。アメリカやカナダ、そこから南下してブラジルやチリ。アフリカ大陸にも行った。
 十年で全てを見て回れるとは思っていなかったが、それでも十分すぎる旅だった。最後に私は、フィリピンの海を選んだ。そこで、パスポートが切れるまでの間住み続けた。現地の言葉はわからなかったが、最後までみんな明るく受け入れてくれて、本当に嬉しかった。こんな自分でも生きていいのだと思わせてくれた。
 そして、遠くの街へと逃げ続けた終わりの日がやってきた。
 日本を出てからちょうど十年。帰りの航空チケットは取っていない。片道切符で出かけた私は、元より戻るつもりなんてなかった。
 海底まで見える透き通った青が広がる海に私は飛び込んだ。どこまでも泳いでいける気がした。これでも、学生の頃は水泳の大会に出ることもあったぐらいだ。体力には自信があった。限界が来るまで、全身を動かし続ける。後ろから聞こえていた人々の声も聞こえなくなって、泳ぐのをやめる。深く、深く、深く潜っていく。これが一番苦しいやり方だとはわかっていた。だから、これを選んだ。息の限界がきて、思わず口を開けてしまった。一気に体内へ海水が入り込む。苦しい、逃げたい、まだ、死にたくない。それでも、海底から見上げる光が差し込み、ゆらゆらと揺れるその景色はとても美しかった。

2/28/2024, 10:39:03 AM

『遠くの街へ』


ふと。
あー日頃の生活から抜け出したいなぁって。
行きたくなるよね。

何もしなくてもいい。
ただ綺麗な景色があるところでボーっとしたい。
その時はネットとか情報とか全てシャットダウンして。

ただぼーっと。
きっと実現できたら、ぼーっとしてる途中で泣きそうになるんだろうな。
そこで気付くんだろうな。

あぁ、毎日の生活の中で。
どれだけ疲れてるのかを。
どれだけ見たくないモノ、聞きたくないモノ、溢れかえってるとこで生きてるのかを。

でも毎日の日常だから麻痺しちゃう。
麻痺してそれが普通になってしまうから。
遠くに行くならそれが普通ではないんだと戻してもらえる静かなとこに。

日々ご苦労様です。

2/28/2024, 10:36:48 AM

Theme.遠くの街へ

街じゃなくていい。
とにかく遠くに行きたい。。
そこに本当の幸せが待っているのかもしれないから

2/28/2024, 10:36:43 AM

遠くの街へ行くためには、まずは宿を予約したりしなかったりすればいい。
そして、新幹線や飛行機を予約したりしなかったりして、期日が来れば行けばいい。
とにかく行けばいいのだ。

2/28/2024, 10:36:24 AM

遠くの街へ


あなたの音楽や本のセンスが私にそっくりで、初めて会ったときは私の分身なんじゃないかと思った。

お互いが好きなものが同じだから、お互いがいいと思ったものはすぐにお互いに共有し合った。

たまに同じのもを共有しようとして、そこまで一緒なのかと驚いた。







なんでも話せるような人は今までで1人しか会ったことない

あなたがいないと先生の愚痴もまともに話せないよ。





帰ってこないかな

2/28/2024, 10:34:26 AM

1年に何回か、ごくたまに、見慣れた景色を見たくなくなる時がある。住み慣れた町を離れて、知り合いのいないどこか遠くへ行ってしまいたくなる。画面の中のキラキラした都会に行けば、私も変われるんじゃないかって、そう思ってしまう。柵とか、世間の目なんて気にならない、私が私らしくいられる場所に。

『遠くの街へ』

2/28/2024, 10:33:56 AM

今日も目が覚めて思う
あなたともう一度
あの幸せな日々を過ごせるなら
きっと、なんでもする。
苦しくても、ガマンする
全部全然ガマンする
だから
戻ってきて
わたしの所へ
お願い
戻ってきて
2人でどこか行こう
遠くの街へ
わたしたちの
未来へ

2/28/2024, 10:33:34 AM

「ここでいいんじゃないー?」
『でも遠いんだけど』
「そんなこと言ってたら運命の人に出会えなくなっちゃうよ~」
『運命の人、そんなの...』
「静かにー!言い訳無用!」
『お前に決まってんじゃん』
「...そっか、じゃあ見えてないふり要らないや」
『で、どこ行く?』
「話切り替えるの早っ...」

2/28/2024, 10:32:53 AM

こことは違う街に行きたい。

新しいものを見たいし、知りたい、感じたい。

大切な人と、最高の親友と、新しく出会う人々と。

何かになる前の感情とワクワクを探しに。

2/28/2024, 10:31:31 AM

静かな山道。
荒れ放題で、申し訳程度の道を降っていく。

背負っている子供はすやすやと寝息を立てていた。
初めてのことで流石に疲れたのだろう。
その小さな音と、温かな体温にふっと頬が緩む。

この子の、これからの人生。
幸せだと。俺と暮らせて良かったと。
そう思ってもらえるように頑張らないとな。

そう改めて決意をし、一歩を踏み出す。
行こう。新しい生活へ。
こんな山は降りて、あんな村とは訣別を。
遠くの街へ。俺と行こう。



2024/02/28_遠くの街へ

2/28/2024, 10:29:12 AM

【遠くの街へ】

「あ、なんとか動きそう!ありがとうございます!」
ぷすんぷすん……と微かに聞こえるエンジン音に、心から嬉しそうな顔をして君は言った。
「よかった、気をつけてね。」

10日ほど前に、小さなレシプロ機に乗って真っ暗な夜の窓から白一色みたいなこの部屋へ飛び込んできた手のひらほどの青い少年。
墜落したのが入院用のふわふわな布団の上だったせいで飛行機の脚が折れてしまったのだ。
ここにベッドを置いたのは別に僕じゃないけど、なんだか悪いし、その飛行機を直してあげたのだ。

「このあと、どこに行くの?」
「うーん、ずっと、ずうっと遠くの街です。」
「友達にでも会いに行く途中だったのかい?」
「いいえ。僕はあなたにも会いに来たんですよ。
あなたみたいな人を幸せにするために。」

「…そっか。」
びっくりした。言われてみれば確かに、この子が来てから話し相手ができて楽しかったな……。
不意に寂しくなってしまうが、どこかへ行くと言うのならその道中の無事を祈るべきだろう。
「…気をつけてね。」

はい、と返事をすると彼は来たときと同じように、今度は三日月の浮かぶ朝焼けの、青と白の混ざり合うようなところへ飛び立って行った。


その日、丘の上にある天文台では流星群に置いていかれたような、大きな尾を引く青い流れ星が発見されたという。

2/28/2024, 10:29:02 AM

イベント事があると、遠くの街へ行きたくなる。
 路線と運賃を調べてイベントの会場への行き方まで調べたりして。
 でも、行かない。
 諸経費高くついちゃうし、迷子になったら困るから。

2/28/2024, 10:28:33 AM

遠くの街へ…
そうだ!君と遠くの街へ行こう!私達なんて誰も知らない街へ!そうすれば、私達を知る者さえいないんだから何したって自由でしょ?もし、そんな街へ行けたなら貴方と自分達の思うがままに生きてみたい!自分達がやりたい事全部して、叶えたい事や、叶えたかった事とかも全て叶えて…何も、誰からも縛られない街へ二人で行きたい!自由になりたい!

2/28/2024, 10:27:58 AM

ぱっと伸ばされた手は、漂っていた花弁を取っていた。
「藍色だ、珍しいね」
「違うよ、ここら辺じゃそれが普通の色」
「そっかぁ」
くるり陽に透かして遊ぶ指先、その繊細によく似合う。
空気に満ちる透き通るような甘い香り。
ふわふわと栗色の髪をかき混ぜた風は、僅か刺激の有る個性の強い甘さを引いた。
周囲の視線が何処に有るか、よくよく理解しきって口を開く。
「気に入ったなら、ソレに替える?」
「好きだね、その質問」
蒼の花、翠の花、黄の花、橙の花、辿った軌跡全て。
そして膨らんだ頬までがお決まりの。
「君がくれたからコレが良いの」
爛々と咲き誇る、紅の花弁を飾って。
どの花よりも華やかに、美しい光が笑っていた。

<遠くの街へ>

2/28/2024, 10:27:36 AM

遠くの街へ

ジャケットはしっかり着込んだ。マフラーにニット帽、手袋だって完璧。防寒対策をして玄関を飛び出す。思いつくまま気のままに、好き勝手歩く決まったコースもない散歩の始まりだ。どこか分からなくなるくらいまで遠くの街へ行こう。大丈夫、スマホがあるからちゃんと帰れる。

2/28/2024, 10:25:36 AM

遠くの街へ
私は明日転校する。だから、健人に気持ちを伝えないと…。私は昼休みが始まりすぐに健人のところへ行った。「健人…話がある…。」私はおどおどしながら言った。「良いよ」と彼はいい、屋上へ連れて行った。 
深呼吸!!深呼吸!!手が震える…。
私は健人の目を見て「あの…あの、えっと…」勇気がないのかなかなか口に出せない。
「なに?」 「今日いい天気だねーってぇ」私はごまかした「なんだそんだけか」と呆れたように健人はクラスへ戻った。なんで言わなかったんだと悔しがった…
がもう無理だろう。  私は諦めた。
「あれ、せんせー美紀はどこへ…?」と健人。
「転校したよ」と寂しそうに先生が。

健人は後悔した。なぜなら美紀のことが好きだったからだ

2/28/2024, 10:25:16 AM

鞄にはわずか二枚の乗車券ぜんぶを置いて忘れて行こう

2/28/2024, 10:24:49 AM

遠くの街へ行くよりも、このふるさとを大切にしたい( ◜ᴗ◝ )ニコ

2/28/2024, 10:22:27 AM

日曜日の朝、誰もいないリビングで一人パンを食べながらニュースを見る。
 いつもは妻と二人で昼食をとるのだが、妻は出張でいない。
 そして今日は出張に行ってから、初めての休みの日。
 一人きりで過ごす休日なんて何年ぶりだろうか?

 数年ぶりの一人の時間なので、何をすればいいのか分からず、とりあえず朝からテレビを見ている。
 けれどどうにも落ち着かない。
 結婚してからいつも妻と一緒にいるのが当たり前だったので、一人でいるとなんだか悪いことをしているような気分になる。
 これが寂しいって事なのだろうか?
 テレビを見ていても、何一つ頭に入ってこない。
 結局テレビを見ることをやめて、気分転換に散歩に出ることにした。
 少しは気が晴れるといいけれど。

 玄関を開けて、外に出ると霧が出ていた。
 ここは地形的に霧の出やすいところなので、珍しいものではない。
 珍しいものではないが、ここのところ毎日霧が出て気味が悪い。
 異常気象であろうか?
 自分の小さな身で気にしても仕方が無いので、考えないことにする。

 霧の中、あてもなく近所を歩いていく。
 歩きながら考えるのは妻の事。
 本当は一緒に付いて行きたかった。
 だけど自分の仕事のこともあるので、それは叶わなかった。
 それにしても短い間かから大丈夫だと思っていたが、まさかこんなに心をかき乱されるとは……

 妻と話をしたい。
 そう思って何かメッセージを送ろうと思ったが、何を送ればいいのか分からない。
 しばし熟考した末、この霧を送ればいい事に気が付いた。
 スマホを取り出して写真を撮り、妻にメッセージと一緒に送ってみるとすぐに着信が来たので、通話ボタンを押す。

『君が行く 海辺の宿に 霧立たば 我が立ち嘆く 息と知りませ』
 妻は開口一番、短歌を詠む。
 妻は短歌が好きで、事あるごとに詠んでくるのだが、あいにくこちらは無教養である。
 それを知ってか、短歌を送ってきた後は必ず訳文を言う。

『あなたが行く海辺の宿に霧が立てば、それは私の立ちつくして嘆く私の息と知って下さい』
 なるほど、吐く息と霧を同じものをみなしたのか。
 昔の人はなかなかロマンチックだと感心する。

「じゃあ、この霧は君のため息って事?」
『そう。君がいなくて寂しいの』
 妻は普通恥ずかしくて言えないことを平然と言う。
 聞いているこっちの顔が赤くなりそうだ。
『でも、こっちに霧が出ない。私の事、もしかして寂しくないの?』
「えっと、俺も寂しいです」
『ふふふ』
 電話越しに嬉しそうな声が聞こえる。
『知ってた。君、寂しがり屋だからね』
「お互い様だろ」

 そうして妻と取り留めのないことを話す。
 彼女の声に安心している自分がいる。
 やはり俺は寂しかったのだ。
 朝から感じていた憂鬱な気分は消えていた。
 妻もそうなのか、彼女のため息だという霧がどんどん晴れていく。

『そろそろ、切るね』
 十分くらい話したところで、妻が終わりを切り出す。
 電話の終わりを告げるのはいつも妻だ。
「じゃあ、また」
『うん、またね』

 電話を切ると、さっきまで満ち足りていた気持ちが消え、急に寂しくなる。
 なんとなく昔の人の気持ちが分かる気がする。
 遠く離れていても、ずっと繋がっていたい。
 いつでも話せる電話があるのにコレだから、昔の人はもっと切ない思いだったのだろう。
 俺は昔の人の思いをはせながら、大きな息を吐く。
 どうかこの息が、妻のいる遠くの街へ届きますように。

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