『遠くの空へ』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
遠くの空はあんまり見えない。言ったってここ、一応住宅街だし。よそん家の屋根で縁取られた空は、まぁ街一つには妥当なサイズ。
知らない土地なんかに思いを馳せることは無いけれど、あの人の故郷なら知ってみたい。
どんな場所でしたか? 此処とは違う場所でしょうか。「雨」を意味する名前の貴方は、どんな空模様と共に育ったのですか? 言いたくないなら構わないので、無理に言わないでくださいね。
あの人が見て育ったのは、きっとどこか遠くの空。いつか見てみたいけど、そんな我儘言う気はないから、勝手に思いだけ馳せておく。
お題:遠くの空へ
遠くの空へ
ブルーインパルスが飛んでいた。
上空を高く高く飛んでいた。
復興を願い、明日への希望をもって。
遠くの空へ。
支えてくれるから好きなわけじゃない
優しいから好きなわけじゃない
甘えれるから好きなわけじゃない
そんな理由で好きになったわけじゃないけど、
貴方がいつの間にか私の支えになってて
貴方の言葉に私は癒されて
貴方がいると自然と私は笑えた。
縋りたいとかではなく、
なんて表せるんだろうか
貴方の光を吸収したい訳ではなくて
その光をみれただけで、救われていたこと。
その犬は、いつも遠くの空を見つめていた。空に少しでも届くように、ジャンプをしている。ぴょんと飛んでみると、少しだけ空が近くなる気がした。
目の前に、おもちゃや、おやつもあるのだ。でも、いつも遠くばかりを見つめていた。ある日、少し高台に行った。坂道をトコトコと登る。とてもわくわくした。行き着いた先は、いつもよりだいぶ高い場所だった。
ここからなら、あの空に近づけるかもと思った。えいっと、ジャンプしてみた。少しだけ、近づいた気がしたけれど、まだまだ遠かった。もっと高い場所に行こうと思った。そうやって、ずっと遠い目をし続けている。
「遠くの空へ」
「遠くの空へ」
空に手を伸ばしても届いたことなんて一度もないのに
近いとか遠いとか
空にそんな言葉は当てはまるのだろうか
それでも人は
遠くの空を目指したりする
『遠くの空へ』
君が為誰が為
ふと呟いた私の言葉に彼は気づくわけなく、私は電波に音を乗せる。
はぁ、と何度目か分からないため息をつき、もう二度と会うことのない彼に最後のキスを贈る。
曇り空は涙を零し、雷雨は頬を割く。
彼のことを愛していたかといえば、愛していない。
ただ答えはなく、運命といえば綺麗事のように聞こえて、偶然といえば私は耳を塞ぐ。
絵空事のような出来事に浮かれていただけだ。
雲ひとつない澄んだ青空はどこか冷たかった。
彼と目が合うわけでもないのに私は、ただ、その空をぼんやりと眺めた。
飛行機雲が見えた
あのとき行った
遠くの国へ
私はまたいきたいとは
今は思わないが
あのとき出会った人達は
元気だろうか
「何を楽しみに生きてるの?」
楽しみもなくただ生きてる人間にとって、その言葉は針のように抉られる。
真面目な私とお洒落な彼女。
比べられて、傷つけられて。
時々波のように刃先を向けては、引き返す。
パンプスを履いた彼女は、私を見下ろしながら
薄笑いをするの。
でも、昼寝が趣味だなんて詰まらないでしょう?
だから、今夜は少しだけお洒落にしてみたの。
貴方は生きるために、楽しそうにする。
でも、私はいつでも終われるように楽しく生きるの。
口紅で輪郭をぼかしながら、そう信じたかったの。
『遠くの空へ』
…悲しいよ!!
せっかく好きな人と遊ぶ約束をしたって言うのにさ!!!
その日は予定ができちゃって!
好きな人と遊べなくなっちゃったの!!!
…でも、私の将来のための予定だから、今するかしないかにかかってるから、仕方ないけど好きな人に謝る。
どう思うかな、あの人。
「おはよう、○○君。」
『おはよう。』
私は静かに深呼吸をした。
「ごめん。私、今日急用ができちゃって…。遊べなくなった。本当にごめん!!!」
私は深々と頭を下げた。
『…顔上げろよ?俺は別にいい。ちなみにどんな急用?』
優しく言ってくれた彼に私はホッとした。
急用の理由を伝えると、彼はニッコリとしていった。
『そっか。気をつけろよ。…次、いつ遊べる?』
「え?」
『は?だから、いつ遊べるんだよ?』
「えっと」
温かい光に包まれた私は笑顔が絶え間なく溢れ続けた。
足に絡みつく靴
淡く儚い空色に
思いっきり蹴飛ばして
雲の上
浮かんで消えて
―遠くの空へ
遠くの空へ
遥か遠くにいる愛しい人
私は今から地の底へと落ちて参ります
ですので、どうか
あなたと同じ所へ行けない私を憐れと思うなら
私を迎えに来ないでください
空の上で私の事など思い出さずに過ごしてください
暗く冷たい土の中で、永遠に続く責苦を受ける中
二度と見れない太陽を慰めにできるほど
私の心は強くないのです
題:宇宙に手を伸ばして
俺の先輩――ロゼッタさんは、遠い宇宙に家があると言っていた。
「なんだか素敵ですね」
本当に思ったから言っただけだ。
「そうですね、とても綺麗ですよ」
ロゼッタさんはあまり自分のことは話したがらないけど、宇宙の話になるとよく喋る。
そんなロゼッタさんを、俺は好きだった。
「リンクさん、今度来ますか?」
「どこにですか?」
「私の家に」
あまりにも急過ぎて、俺はロゼッタさんを見ながら固まった。
ロゼッタさんは視線に気付くと、こちらを向いていたずらっぽく笑う。
「案外気にいるかもしれませんよ?」
(どっちのこと?)
俺は、ロゼッタさんの家のことなのか、それともロゼッタさん自身のことなのか困惑した。
……もちろん、家のことだろうが。
なぜかその時の俺は、そんな事も頭にあった。
「行っていいんですか?そんな素敵なところに……」
俺は遠い宇宙に手を伸ばしながら言った。
掴めそうな星。
「良いですよ、いつでもどうぞ」
ロゼッタさんも、俺の真似をする。
宇宙では、金星が輝いていた。
金星は、恋を司る星と聞いたことがある。
(……今の状況だと……)
その星の言葉を意識しちゃうじゃないか。
皆さんお久しぶりです、彗星です。
しばらく活動を休止して、書こうと思ってアプリを起動したら利用規約がなんちゃら出て、初期の状態になってしまいました……。ですが、変わらずロゼッタ&リンクの恋愛やゼルダの小説、キノピーチの二人の恋を応援する姿なども書いていきますので、よろしくお願いします!
余談ですが、スーパーマリオ・ギャラクシームービー公開まで、あともう少しですね!
お題『遠くの空へ』
「ところで」
「ところで?」
「into?」
「イントゥーザサカイ」
「え、ツッコミ待ち?」
「スカイかな?」
「遠くの堺へ……まあ確かに遠いけどね。我々は東京の人なので」
「空(そら)か宇宙(そら)かみたいなのも」
「誤魔化し?まあ音だとわからないね。ルビ文化ぽさもある」
「それって日本だけの文化か気になる」
「どうなんだろう。英語圏だとルビ振ってないしね」
「うーん。よく分からないね」
お題『遠くの空へ
『遠くの空へ』
ここから空は見えるのに
手を伸ばせば届きそうなのに
その差はちっとも縮まらない
空は本当に宇宙(そら)で
届く気配がまるでない
果てはきっとあるはずなのに
私にとっては果てしない旅になる
広さが違う、速さも違う、
そんな―――私では
果てにはたどり着けない
果てのある果てしない旅
………でも。それでいい
たどり着くことも目的や目標だけど
私がそこに着くまでに
あるいは終わるまでに
何を残してこの世を去るかが
一番の問題と課題なんだ、…多分
現実を受け止めるのは辛いけど…
できることは…まだ他にもあるから
進もっか―――とりあえず
〜シロツメ ナナシ〜
この想いよ、届いて。
遥か遠くの、
あなたへ…
"遠くの空へ"
遠くの空に虹が掛かっていた、とか。
街道沿いの桜が綺麗に咲いていた、とか。
ちょっとしたささやかな事を教え合うのが貴女との日常の一コマだった。
一日寝て過ごそうと思っていたのに、そんな懐かしい夢を見てしまったから堪らない。
春彼岸の時期は忙しくて行けなかったし、丁度良いから墓参りに行こうか。
のんびり歩いて、道すがらなにか報告できる素敵なものを見つけながら。
前回投稿分に繋がるおはなし。
「ここ」ではないどこか、別の世界に、世界線管理局なる厨二ふぁんたじー組織がありまして、
そこには、滅んでしまった世界からこぼれ落ちて、行き場も生きる場所も無くした生命のための、
いわば「難民シェルター」がありました。
三食おやつ付きにお酒も完備。
リラクゼーション施設にレジャー施設、大きな大きな自然だって豊富です。
人工太陽の適切な運行と、滅んだ世界に根付いていた植物たちによって、「四」季ではありませんが、ともかく季節のうつろいも完備。
今はちょうど、山の幸が一気に芽吹いて、
ウチュウタコ・ミョンミョンオニワラビが、
遠くの空へ一番近い、高山の日陰に出現中。
ミョンミョンオニワラビはとっても貴重な山菜で、
春の盛りに1本食べれば、めくるめく、深淵宇宙の悦楽と美味と■■■が、
たちまちのうちに心魂をかけめぐるそうです。
食べ過ぎると、それこそ「遠くの空へ」魂が、数分くらいフワフワ連れて行かれてしまう心地とか。
すなわち、なかなか度胸が試される山菜なのです。
と、いう宇宙ワラビのハナシは置いといて、
世界線管理局の難民シェルターに使われている人工太陽は、もちろん最高品質の部品とプログラムと、動力源とを使っていますが、
それでも人工物ですので、毎年の簡易点検と、3年ごとの定期検査と、15年に1回のメンテナンスが実施されます。
その年は検査とメンテナンスが重複する、30年に1度の年でしたので、
人工太陽の元々の管理者であるところの収蔵部と、
実際に運用している環境整備部難民支援課が、
合同で人工太陽の総点検と、部品チェックとを、
1日かけて、為すのでした。
人工太陽のメイン電源を一旦落として、
太陽の熱を冷ましながら降下させて、
「遠くの空へ」一番近い、難民シェルター敷地内でいちばん標高の高い山に固定したら、
収蔵部と環境整備部の局員が、それぞれの専門性を活用して、大規模メンテナンスを為すのでした。
ちなみに1日いっぱい人工太陽がお休みする、その間にシェルターで開催されるのが、常夜祭です。
難民支援課が総力を上げて、難民シェルター内を電設や照明ドローンでもって、
幻想的に照らして、花火やオーロラエフェクト等々を展開して、それはそれは美しく飾るのです。
さて。
「カモシカさぁん!収蔵部側の表層チェック、ぜーんぶ終わったよぉ。な〜んにも問題無かったー」
遠くの空へ一番近い、高い高い山に作られた、人工太陽整備用の施設の中で、
収蔵部の局員・ドワーフホトが言いました。
「よし。では深層チェックに移行しよう」
施設までの降下中に、だいぶ温度は冷めたものの、まだまだ高温な人工太陽です。
環境整備部の局員・カモシカは、その高温な巨大機構を、カチリ、かちり、ゴゴゴ、ごごごご、
両腕にはめた大きい群青で、大きな10のパーツごとに分解してゆきました。
「カモシカさん、その機械義手、なーにぃ」
「この人工太陽をメンテナンスするための、補助アームだ。これを使えば熱が伝導してこない」
「へぇ〜。べんりぃ」
カチリ、かちり、ゴゴゴ、ごごごご。
環境整備部局員のカモシカと、収蔵部局員のドワーフホトは、テキパキそれぞれの為すべき仕事を、それぞれのスピードで為してゆきます。
遠くの空へ一番近い、山の上でのメンテナンスは、それから丸々1日かけて、
ゆっくり、しっかり、進むのでした。
遠くの空へ
つばめ つばめ どこへゆく?
赤い実 番(つがい)で啄む朝
遠くの空へ
君の名前をそっと浮かべた
届かないってわかってるのに
風にのせて願ってしまう
もし同じ空を見てるなら
それだけで、少し近くなる気がした。
遠くの空へ
昔ギリシャのイカロスは蝋で固めた鳥の羽を
両手に持って飛び立った。
空を駆け地を発ち羽を広げて
青い青い大空に抱かれ
太陽に焦がれて地に落ちたという。
飛行機という文明がもたらした偉大な交通手段は
遠い地と今を簡単に繋ぐようになった。
今では当たり前のように海の外の世界に行ける。
物理的に簡単になったというのに
逆に精神的に海外という世界は遠くなった。
インターネットがあればより簡単に海外と
繋がれる。バーチャル世界の発展がこれからの新しい世界の領域だと、数年前には言っていたような気がするがまだまだそこ迄至るには時間が必要みたいだ。
イカロスほどの熱量がない私にはGoogle Earthで知った気になる卓上旅行で充分だけど、いつか遠くの空の、あの美しいオーロラを見てみたい。
私の世界が終わるまでに
戻らない時を無碍に過ごすのは勿体無いかな。
そんな感じのことを思った昼下がり。
もう4月とか…