『遠くの空へ』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
はい、じゃあこれをこうして空のほうへよろしくお願いします。
メッセージボトルって言うんですか?
昔は海に流してたんですけどね。
うん?
遠くの空へ流したい。
あーなるほど。
毎回質問あります。どうせなら遠い所へ流したいと。
空って、一つなんです。
遠い、近いという概念が空にはありません。
そして、このボトルも行き着く所は決まってます。
間違いなく、あなたが行って欲しい所へと行き着くのです。
はい?
そんなの、いいから、他の国へ行くようにしろ?
だ、か、ら空は………
それなら、自分が外国行って流せ!!
近所で高望みするんじゃない!!
その日は朝から暖かく、お昼過ぎには気温は20度を超えていた。ふと窓の外を見ると清々しい程の快晴で、良い日になりそうな気がしていた。
その日は新学期始まって1回目の授業で自己紹介は上手くいくか友達が出来るか期待と不安でドキドキした
結果は散々だった。自己紹介は緊張して考えていた文が飛んでいき在り来たりな事しか話せず、話してみたい子がいたが引かれるのが怖くて話し掛けれなかった
そうこうしているうちに時間は過ぎ下校時間になり校舎を出る。靴を履き替え玄関から見上げた空は相変わらず雲1つ無く遠くの空には一番星が顔を出しており夜が来ることを告げていた。私はその星に今日の後悔と明日への希望を込めて手を合わせる。そして私は帰路につく、明日こそ話せますようにと願いながら
季節は春。
春と言えば、入学式。
私は、憧れだった華のJKになるため、つい先日、入学式を終えてきた。
でも、私が思っていた高校生活とは なんだか違くて、楽しいとは中々思えない。
中学生の頃のが楽しかったな。
中三の頃に、中二の頃に、戻りたいな。
友達に会いたいな。
なんて、最近は毎日思っている。
高校の友達ができないのか?と聞かれると、
そうではない。2人ほど、話せる相手ができた。
でも、私は人見知りで、初対面の人と話したり友達になるのはどうも苦手。
気使って話さなきゃ。
気まずくならないよう何とかしなきゃ。
なんて考えてしまって、中々楽しめない。
高校生活始まって間もないのに、
もう行きたくない。
なんて気持ちに襲われてしまって、最近は何もやる気が出ない。
気力がなくたって空を見上げることくらい簡単なのに、それすらも最近はしていない気がする。
青空を見たら、少しは気持ちが晴れるのかな。
遠くの空は、どうなっているのだろうか。
私の空は、真っ暗。
みんなは、快晴なんだろうか?
不安しかない高校生活。これから、楽しくなるんだろうか?
Fin.
高校生活が不安です
空を見上げる時間は贅沢だと思う。
出かける時に今日は晴れか、雨か、曇りか、の確認で見上げることはある。
けれど、日常的に空を見上げても特に得られるものはない。だから空を見上げるという時間は贅沢だと思う。
でも、子供の頃は違った。
訳もなく何度も空を見上げたし、その度に雲の形が面白いなとか、この空はどこまで続いているんだろうとか、いろいろなことを夢想した。
成長し、社会に出て、日々の生活に追われて、空を見上げることより大切だと思うことがたくさんできて、変わってしまったけれど。
今日、このお題に出会えて、また訳もなく空を見上げるのも悪くないんじゃないかと思った。
きっと空を見上げる余裕のない今の自分は、自分のことでいっぱいいっぱいになっているのだと思う。
また訳もなく空を見上げてみたら、少しは周りを見る余裕を持つことができるんじゃないのかな。
いつか遠くの空の下の誰かのことを思えるくらい、余裕のある人間になれたらいいなと思う。
もう、何も言いません
何も思いません
期待するのも疲れたし
傷付くのも疲れたから
諦める事にしたのです、全て
だから、遠くの空へ
全て飛ばそう
苦しみも悲しみも絶望も
さよなら、涙くん
初めまして、空っぽのわたし
、
【遠くの空へ】
手を伸ばした、あの人が迎えに来てくれると思って。痺れを切らした、いつになっても殺しに来てくれなくて。恨まれてもいいのに。妬まれるべきなのに。
「迎えに来たんだけど、待ってたのはお前じゃないみたいな顔してくれるじゃん。」
あまりの暑さに顔をしかめただけ。どれくらい経ったんだろう。一年かな。一年だけなのにとんでもない年数待っているような気がしてしまう。
「答えてくれないんだ。まぁ、いいけどさ。今日はどこでも連れて行ってあげるつもりで来たんだけど。」
どこか遠くへ。遠くの空へ飛び立てるなら真っ先に貴方の元へ飛んでいきたい。
「命日とかさ、一番思い出しちゃうもんなんだよ。」
いなくなるとか聞いてなかった。墓前で手を合わせてあの時と同じようにすすり泣く。どこでも連れて行ってくれるって約束したから。
「ハグしようとしたらすり抜けちゃうからさ。」
「殺してよ。同じところに逝かせてよ。」
「墓前でそんなこと言わないの。でも、また会えたんだからさ。」
流れる涙を拭いてくれる人は隣にいない。遠くの空へ逝ってしまったから。透ける水が暑さで顔に張り付いて気持ち悪い。会いたいよ。
「触れてあげたいよ。」
すり抜けた思いは交わることなく終わったんだ。そんな気がして仕方がない。誰だよ。私に命日だと死んだ人に会えるって言ったの。あ、貴方だ。そういえば、今日薬飲んでなかったな。急いで薬を出したけど暑さの中無理をしたこともあって遅かった。急にクラっと来て目の前が歪んでしまう。
「こんなんで会いたくなかったんだけど。」
「待ってたのは私じゃないみたいな顔してるじゃん。私はずっと待ってたのに。」
クラっとした拍子に頭をぶつけたらしくまぬけに逝ったもんだ。でも、これなら願ったりかなったりなのかもしれない。
「どこでも連れて行ってくれるんでしょ、連れてってよ。」
星が落ちた、と君が言う。
遠い遠い場所で、白い星が落ちたのだと。
それは、わたしには見えない。
白という色のこと、夜空という暗さのこと、星という光のこと。
わたしの知らないものたちを、君が言葉にする。
白。昼間の白はあたたかく、星の白は、少し冷たい。
夜空。風のようにすうっとして、どこか寂しい。
星。乾いた砂の粒に似て小さく、針先のように鋭い。
君は、いつかわたしを連れて行ってくれると言う。
わたしのこの眼では感じられないものを、手に取れる場所へ。
いつか。いつかの未来に。
#遠くの空へ
『遠くの空へ』
たんぽぽの綿毛
全部とんでいったら
迎えに来てくれるの
おまじない
ずっとずっと
待っているから
早くそこまで
届きますように
なんとなくたどり着いた山。
綺麗な高台の上で、私は遠くの空へ向かって叫んだ。
死にたいと。
死にたいという綺麗なやまびこが跳ね返る。
5回…7回…と、どんどん薄れていく私の声は最後に何かを言っていた気がした…。
それはきっと、私が一番聞きたくないセリフ。
さて、なんだか分かりますか?
空気も凍てつくこの時期に見られる零れ落ちんばかりの満天の星空、この景色を見ていると思い出す出来事がある。
あれは親の忠告を無視して流星をこっそり見に行こうと抜け出して遭難したときのこと、もしかしたら寒さが見せた幻かもしれない。そんな夜の出来事だ。
物心がついた頃から僕は流星に焦がれていた。両親が仕事で立ち寄った街で流星群を見に連れて行ってくれて、すっかり虜になってしまったのだ。
あれからまた見たいと願い続けてはや7年。一度も流星を見るとは叶わなかった。というのも流星群は神様が因果を整理する神聖な儀式が一番近くで見られる光景、戦争や大規模な災害があったりするとうっかりとんでもない因果を背負うことになって壮絶な人生を歩むことになるのだ。
だから
「羅針盤ヨシ!!転移魔石ヨシ!!目隠しローブヨーシ!!」
戦闘用の装備一式、それ以外の念に念に念を重ねたとっておきの道具を持ち出す。もちろん指差し確認も忘れない。
内容広がりすぎてショートどころじゃなくなっちゃった(´・ω・`)
いつか実力ついたら中編で書きたいなぁ。
きっとこの手紙が風に乗って
君のところへ届くかもしれない
君が今も生きているのなら
__遠くの空へ
幼い頃は何でもできた
手を伸ばせば星が掴めるし
ちょっと頑張れば空だって飛べて
モデルやヒーロー、スポーツ選手にもなれた
けれども全ては幻想で
挫折し、起き上がることもせず
挑むことすらなくなっていた
よし、私も子供のように
届くはずがなくても
悪あがきだと笑われても
遠く遠くの空へ
手を伸ばしてみよう
もし奏でる音が届くのならば
あなたが見守る遠くの空へ
もし私の願いが叶うのならば
あなたと過ごしたあの日がいい
無理なのだろうと
わかっているけど
認められない
認めたくない
もう会うことはなくなったけれど
見守ってくれるなら
覚えててくれるなら
私は奏でる
私は願う
あなたに聞こえるように
あの日を忘れないように
私の最期のその日まで
お題:遠くの空へ
タイトル:追憶の音色
拝啓から始まる手紙を選り分けていく。
日焼けした紙に羅列するゴツゴツとした堅苦しい字体は、本人の性格を表しているのか、ひたすら無骨に見える。よく見ると何度も書き直しているらしく、紙にはインクで書かれた文字とは別に透明な文字が踊っている。用紙の束の上で書かれたことが容易に想像できる。
机の上で書いたのだろうか。それとも板みたいなものだろうか。大きな体を縮こませて無言で目を逸らす若かりし頃の手紙の主を想像して、似合うような似合わないような複雑な思いを抱えながら、また一通と手を伸ばす。
「あ! やべっ」
床に無造作に置いたマグカップに足先がぶつかり、一瞬ひやりと肝を冷やした。しかし、実際には中身はとっくの前に空になっていたようで底は完全に乾燥している。
いつの間にか作業に没頭していたらしい。手紙の整理を始めてから小一時間は軽く経っている。
凝り固まった体の関節を鳴らしながら、小休憩だと台所へ向かう。
「あれ、そっちは終わったの」
「ぜーんぜん! でも疲れちゃってね」
進捗を伺うと先客である母は、なまじりを下げて笑った。母が両手で包み込んでいるマグカップからはすでに湯気は失われており、少しというには些か長めの時間が経過しているのは明らかだった。
「そっちは?」
「んー、もう少しかかりそう」
自分でも憔悴している声が漏れたことに気づいた。
いくら許可を得ているとはいえ、祖父の遺品整理は骨が折れる。祖母が片付けられないからという理由で任された二人の手紙のやり取りは、安請け合いしたのを後悔するくらいにはお互いへの思いが詰まっていた。
裕福な家庭の生まれではなかった二人は互いに家族のために出稼ぎに出ている時代。その頃の主な連絡のツールは手紙で、それを通じて思いを育ててきた様子が手に取るように文章から読み取れてしまうのだから困る。これではまるで盗み見だ。
「ばあちゃんはなんで、あんな大事なものを処分するんだろう」
「……きっと処分じゃないのよ」
縁側に座って外を眺めている祖母の小さく丸まった背中を見つめながら、母はそうつぶやいた。
仕分け終わったかい、と自室に顔を出した祖母の背中を追う形で慌ただしく手紙を持って縁側に向かったのが十数分前の出来事だ。
祖母に言われるがまま、沓脱石に立てられた一本のわずかな蝋燭の火に手紙を焚べていく。じりじりと紙が焼ける臭いする。緩やかな一本の線を描いて登っていく煙をじっと見つめている祖母の横顔はひどく穏やかだ。
会話もなく作業のようにただひたすら焚べて、ようやく最後の一通が灰となり一瞬で風に溶けていった。煙で乾いた目をこすっていると、真新しい封筒が一通祖母の手によって焚べられたのが見えた。
「それ新しいやつじゃん」
「あの人、ああ見えて心配性でしょう。だから近況を送ってあげないと」
目を細めて笑う祖母を見てようやく、手紙を燃やすと言う行為が寂しがり屋の祖父のために行われていたことに気づいた。
立ち上る煙が文字となり、祖父のもとへ届くように。
【遠くの空へ】
遠くの空へ
「空」が好きです。
広い広い大きな空。
一生かけても果てまで届かないのなら、
めいっぱい飛んでもぶつからないね。
「遠くの空へ」
カズマくんもあの空を見上げているのかな
遠くの空に見える星よりも
近くの石ころでも大切にしたい
お題:遠くの空へ
教室の窓からぶん投げた紙飛行機。
少し雑に折られたそれには私のストレスとモヤモヤが乗せられている。
落ちるな。
私の気分が落ちている今、せめてお前だけはどこか遠くの空まで飛んでいけ。
そうして私のストレスとモヤモヤを空の彼方へと放ってくれ。
落ちるな。
学校という狭い場所から出られない私のために、どうかお前はたくさんの景色を見てくれ。
私の分身。遠くの空までその身を運べ。
昨日はメールしてきたけど無視したら怒った??
役に立たなくてごめんなさいって送ったけど見ない
3ヶ月メールをしてた、口ではやめるとか嫌いとか言ってたけど
本当はメールが来ないと寂しい気持ち
まだ好きなのかなぁ?
でも貴方はもう嫌いになったでしょね
私は性格が悪いように見えるそうだけど心はすぐしょんぼりする
何回もメールを見てしまう
これでも来なかったら諦めます。
ほんとにごめんね
貴方の気持ちに答えれなくて。
ごめんねごめんなさい
許してね
#10遠くの空へ
空を飛んでみたい
幼い頃に描いた夢は今でも心の中にある
空を飛ぶってどんな気持ちなのだろう
きっと風が気持ちいいだろうな
景色はどんな感じに見えるのだろう
下に降りる時はジェットコースターに乗っているみたいに体がふわっとするんだろうな
たまには子供の頃に戻ってこういう想像をするのも悪くないな