『遠い日の記憶』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
「遠い日の記憶」
今思い返しても
あなたが幸せだったのか
わかりません。
あなたの事だけは
今思い返しても涙が勝手にでてきます。
大人になってから
やっとあなたの気持ちが
わかったような気がしますが
1人で逝ってしまったあなたに
もう問うことは叶いません。
今なら力になれるのに。
今なら守ってあげられるのに。
叶うなら、もう頑張らなくて良いよと
あなたを抱きしめたい。
今じゃ
楽しかった思い出は
ほとんど思い出せないや
なんでだろう
嫌な思い出だけは残るの
はっきりと記憶があるものの方が少ないんじゃないだろうか。
社会見学に行く前日に朝礼台から落ちて怪我したとか、回してる最中の洗濯機に指を突っ込んだら洗濯物が指に絡まって泣き喚いたとか、暑くて氷を噛んでたら喉につまったとか、そういう記憶はある。
それはきっと、痛みや苦しさと連動しているからだろう。
痛みや苦しみを伴わない物事の記憶は余り残っていない。それは単に忘れているだけなのか、それともそういう体験自体が無いのか·····考えないことにしている。
END
「遠い日の記憶」
『遠い日の記憶』💚
あなたとはじめて
会ったのは5年前。
はじめは
話しかけるのすら
難しくて、
必死に会話を探してた。
あなたに会わなければ。
あなたと話さなければ。
今の心地よい関係は
なかったんだろうな。
25.遠い日の記憶
あの日のことを思い出す
わたしのふるさとは燃えている
ひとのこころは殺されて
からだが宙に浮いている
道に転がる得体の知れない黒い塊
炎に吸い込まれた我らの魂
銃声がすべてを飲み込んだ
やつらがはは、と啼いていた
こどもがわぁ、と泣いていた
ひつじがめぇ、と鳴いていた
遠い日の記憶
忘れたなら、忘れたままでいてください。
でももし、ふとした瞬間思い出したら、駆け足で戻ってきてください。
そこに私が居なくても、きっと思い出だけはそこにあるから。
日々家
【遠い日の記憶】
小さい頃
君はいつも僕と同じことをして
遊んでくれた
同じ高校にも入った。
なのに君が、近い存在だったお前が、
いつの日からか
遠い存在になっているような気がした。
『キキーッ!!!』
車の大きなブレーキ音が聞こえたかと思い聞こえてきた方を振り返る。
その車は俺の右側から此方へ突っ込んできた。
(あ、これ死んだな)
そう思うと、急に時が止まったように世界が変わった。頭の中に流れ込んでくるのはあの遠い日の記憶たち。保育園の記憶から、小学生、中学生、大変だった高校生の記憶がフラッシュバックする。
頭の中に鮮明に映るのは、俺が所属しているアイドルグループのメンバー。高校生で暗い世界に居た俺を、救ってくれた2人。仲間のアイドル達も浮かび上がる。
(……また、迷惑かけちまう)
時の止まった景色が再度色を増してくる。そして、俺は初めて車に轢かれた。頭に強い衝撃が走る。
(ファンの笑顔をもっと見ていたかった……)
俺は諦めたように目を閉じた。
遠い日の記憶を辿る。
過去を遡る道順はいつも大体決まってる。
私の思考の轍があるのだ。
未来に思いを馳せる時も。道順はいつも大体同じ。
過去 現在 未来と轍にはまって抜け出せない。
もう一度辿ってみよう。遠い日の記憶を。
違う道順で。
そうすれば、現在の世界は違って見えるだろうか。
そして、未来は違う方向へ向かえるのだろうか。
『 遠い日の記憶 』
小学生の頃仲良かった子がいた。
その子とは、ほぼ毎日一緒いた。
交換ノートをしたり、絵を描いたり
好きな漫画の話で盛り上がったり
色んなことをして遊んだ。
小学3年生を修了する頃、
その子は引っ越すことになった。
スマホを持っていなかった私は
その子と連絡先を交換することなく
別れてしまった。
それから6年ほど経つが、
今でも時々あの子のことを思い出してしまう。
あの子は今何してるのかな。元気かな。
またいつか会いたいな。
あの日、君に好きだと言われたこと。
「今でも思ってないかな」なんて
都合が良すぎるよね_
【遠い日の記憶】
もう居ない貴方を思い浮かべて寝れない夜を何日過ごしたことだろうか。数年前に私を置いていってしまったその人は最期まで私を好いてくれていた。入院すると聞いて「少し体調を崩しただけだから」と言っていたのに、
大嘘つきじゃないか。
今の私には恋人がいるけれど、相手に失礼だから未練は無いけれど、それでも私は貴方に生きていて欲しかった
恋人関係でなくなってもどこかで生きていて欲しかった
私の手元に残ったのは彼の遺品と遠い日の記憶だけ。
沢山連絡した痕跡も、スマホが壊れた時に全て消えてしまった。
この世は生きていて欲しい人から居なくなってしまう
居なくなってしまったから、記憶だけでも私の中にあり続けてほしい
私が死ぬ時まで
もう思い出せないくらい前の記憶
5年前かなと思ってたことが15年前だった
年を取った
わたしの側で泣いていた男の子は
艶のあるさらさらな黒髪に
透き通った海のような青い瞳だった
どうやら近所の子供たちに
揶揄われていたらしい
当時のわたしはお世辞にも
おしとやかとは言えない
所謂 じゃじゃ馬と呼ばれていた
娘だった
いけないこと よくないこと
悪いことが許せなかったので
泣いている男の子に駆け寄り
近所の子供たちを追い払った
もう怖くないよ と声をかけると
男の子は また泣き出してしまって
心底焦ったっけ
今思うとあれはきっと
安堵の涙だったのだろうけれど
男の子とはそれきりだったけれど
何十年経った今でも
町外れのけもの道を通るたびに
思い出す
わたしと同じくらいだろうけれど
元気にしているだろうか
もうそんなことは
すっかり忘れてしまったかな
【遠い日の記憶】
遠い日の記憶
小学生の頃は放課後に友達と自転車に乗って公園で遊んでいた。
遊ぶことばかり考えていた。
あの頃が一番、充実していたのかもしれない。
考えたところでもう、あの頃には戻れないけど。
床屋さんの前にある、あの、青と赤と白のぐるぐる。
小さい頃、あれを見るとつい観察していた。
あの昇っていくシマシマは、どこから出て、どこにしまわれていくのだろう。
仕組みが分かっても、見ると、つい、ニヤリ。
【遠い昔の記憶】
さとり「お燐、お空。こいしを連れて逃げなさい…。………………………………………………。」
これがさとり様と話す最後の言葉だった。最後はなんていったっけ?
現在、「古明地こいし」が幻想郷中に指名手配され、追われている。
猫燐「お空、あんたはこいし様を連れて隠れて。早く!」
次々と私の家族が消えてゆく。
こいし「ごめんね。私のせいで、みんなが…。ここからは私一人で行く。」
空(うつほ)「でも、それは。」
こいし「これ以上家族に迷惑かけたくないの。ごめんね…。」
ついに一人になった。雨が降ってきた。泣き目に蜂とはこういうことを指すのか。あれ?私はどこにいたんだっけ?今はどこなんだっけ?記憶が遠のいてく。行かないで。行かないで。
空「私は誰?いったい何をしていたの?」
空(そら)はだんだん暗くなった。私の感情と共に。
空「私は人間?羽があるから鳥なのかな?」
この世界はどんなところなんだろう。私の持っている知識なんて手で数えられるぽどしかない。
空「視界が…歪んで見える…のは…気の…せ…い。」
私は足から崩れるように倒れた。
目が覚めた。見知らぬ天井。起き上がって周りをみても知らない物だらけ。
海星「お目覚めみたいだね。」
空「貴方は誰?」
海星「この街の商人さ。君が倒れてたから、一大事だと思って寝かせただけの一般人です。」
私は慌てて立ち上がり、お礼を言おうとした。しかし、思うように足が動かず。お尻から倒れてしまった。
海星「いいよいいよ。無理しなくて。君が居たいだけここに居な。」
空「あ、ありがとうございます。」
海星「うん、じゃぁ僕は今から仕事があるから、何かあったら呼んでね。」
その男は、玄関の方に向かった。足をみてみると、包帯が巻かれてあった。少しめくってみると、相当深い傷ができていた。何があってこうなったのか、全く見覚えがなかった。
ここでの生活を続けて数年がたった。度々、佐々木さんの仕事の手伝いをして、時には、一人で出かけるようにした。今日は佐々木さんと外をふらついていた。
海星「君から誘うなんて珍しい。なにかあったのか?」
空「いえ、何も。ただ、そういう気分だっただけです。」
海星「優惟(ゆい)も色々とあるんだな。」
「優惟」。私が自分の名前を忘れたから、佐々木さんがつけてくれた名前だ。
空「いろいろと言っても、何も思い出せてないですけどね。」
一人で散歩する理由は、自分の記憶を取り戻すためである。しかし、それを続けても未だ成果を上げられてない。
海星「ほら、あの木を見て!あれは1年間ずっと枯れない木なんだよ。」
空「へ〜。そうなんですね。」
初めて見た。しかし、あれはなんだろう。木の下になにかが落ちている。私は近くまで行き、それを手に取った。
空「指名手配の古明地こいし?」
海星「ああ。それね。まだ捕まってないらしいよ。怖いね。何をしたかは知らないけど。」
引っかかる。何かが私の脳内で突っかかるように…。あ、
「
さとり「3人とも、必ず3人で帰ってきて。」
」
空「さとり…様。」
海星「どうした?」
空「思い出した。思い出しました。佐々木さん!」
海星「そうか。それは良かった。」
空「私、行かないといけないところがあります。」
海星「わかった。ほとぼりがさめたら帰っておいで。」
空「はい。この数年間ありがとうございました。」
私は急いで地霊殿に向かった。遠い昔の記憶。これがなかったら、私はきっと…
end
在りし日は地べたがとても近くって
小さな蟻も大きく見えた
/お題「遠い日の記憶」より
かなり昔に観たテレビ番組で、この世のすべての事象は、アカシックレコードという場所に記録されているという話があった。
いわばクラウドストレージのような感じで、誰でもアクセスができるらしい。まあ関西風に言えば、知らんけど。
ちょっとオカルトな概念だけれど、忘れてしまった遠い過去がどこかに埋もれているなら探してみたい。自分の、そしてあの人の、誰も知らない記憶。
#遠い日の記憶
【遠い日の記憶】
後部座席から見る景色。
窓を開け手を出し空気を掴む。
飽きたら顔を出す。
注意され戻す。
揺られながらあと何分で着くか考える。
あの暇な空間が好きだった。
学校なんか明日から行かなくていいような
別の世界に連れて行ってくれるような気持ちになるから。
もうそんな気持ちにはなれない。
現実を知ってしまった。