はっきりと記憶があるものの方が少ないんじゃないだろうか。
社会見学に行く前日に朝礼台から落ちて怪我したとか、回してる最中の洗濯機に指を突っ込んだら洗濯物が指に絡まって泣き喚いたとか、暑くて氷を噛んでたら喉につまったとか、そういう記憶はある。
それはきっと、痛みや苦しさと連動しているからだろう。
痛みや苦しみを伴わない物事の記憶は余り残っていない。それは単に忘れているだけなのか、それともそういう体験自体が無いのか·····考えないことにしている。
END
「遠い日の記憶」
7/17/2024, 11:46:37 AM