『過ぎ去った日々』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
透き通った水
銀の羽根
さっき見た夢は
旅の幻
悲惨な日々を
美化するように
社会人になった今気づく。あの頃、大人たちが言ってきた「今だけだからね」という言葉を。
そんな風に楽しめるのは、とか甘えられるのは、とかことある事に「今だけ」と言われてきた。ただその頃の私はそんな言葉右から左だった。
友達としょーもないことでいざこざが起きたり、文化祭の決め事で男子と揉めたり、体育の持久走が嫌だとか補習がだるいだとかそんなありきたりな日常が今、どれほど青春だったかと思い知らされる。
会社では上司や先輩に怒られ、社内の女性関係も面倒くさく、朝から早起きして満員電車で出勤、帰宅する。
あの頃の好きな人がいたあの淡い感情や友達と授業をサボったときのあのハラハラが当時はすごく楽しくて新鮮だった。
社会人として2年目になり、後輩もでき始め教えたことを何ヶ月経っても覚えないことにイライラしたり動きが遅くて急かすようになったりと自分も段々とあー嫌な先輩になっているなとは薄々感じる。
だけど、社会ではそれが当たり前。
ピリピリした環境ならそれに合わせてもっと自分の出来をよくしなければならない。
"ホワイト企業"というのは残業代が発生するとか上司が優しいとかではなく、少し環境が整備されているグレーより少し明るいライトな企業だということも知った。
パソコンの扱いが覚えきれてない新人は先輩から気に入られないし、噂話に付き合わない女性社員は知らぬ間に距離を置かれている。
学校で購買に誰が行くのかをジャンケンしていたあの時間がよほど幸せだったんだと噛み締める。
過去を掘り返しすぎてもよくないから、私はいつもあまり考えないようにする。
ただ、過ぎ去った日々を思い出したとき、これは美化しているのではなく今が劣化しているんだとしみじみ感じる。
"過ぎ去った日々"
二度と戻らない
手放してしまえば、きっと後悔する
自らが成長するチャンスを、逃すのか?
そんなどこか的外れなことを言われた
ちゃんと理解している。諦めた自分は敗者であり愚鈍で役立たずなどうしようもないやつであること
けれども私は、その選択が間違いだったとは思わない
続けていたらどうなっていたか
もしかしたら私は世界中の誰よりも成長したかもしれない
けれど、もしかしたら我慢出来ずに人を殺しているかもしれない
我慢して我慢して、自らの心を壊して潰して蓋をして固めて奈落の奥底に放り投げて笑顔でいられるほど
大人になることができなかった私の落ち度。
痛いほど理解している。
それが出来ればどんなに楽だったか
一寸先は闇。その闇が私はどうしようもなく恐ろしい
恐ろしい、恐ろし過ぎて堪らない。
怖いものなど、見たくはないから
私は今日も、後ろを向いて歩いている。
あぁトモダチコレクションたのしかったなぁ
がんばって両親が離婚しない世界線リセマラしたなぁ
過ぎ去った日々は
もう帰って来ないんだな…
時間は止まらない
私は私のままで居たいし、楽しいことをしたいだけ
それだけなのに
嫌なことが嫌なだけなのに
どうしてこんなことになっているの?
過ぎ去った日々には、嬉しかったこと、楽しかったこと、逃げ出してしまったことや思い出したくないこと、あの子にしか見せなかった僕の泣き顔や、誰にも言えなかった悲しみ、そんなのが全部詰まっているんだ。
これから迎える日々たちは、僕に何を見せてくれるのだろう。何を与えて、何を奪って行くのだろう。
最期の最期に人は、人生の出来事を走馬灯のように思い出すという。
僕は、やっぱり、ありがとうで終わりたいと思う。
【過ぎ去った日々】
あの日に戻りたいと思うことはいけないことでしょうか。
楽しかったことを全てメモに残しておくのは重いですか。
好きだと思ったことを残しておくことは気持ち悪いですか。
時間が止まればいいのにと思うことはおかしいことでしょうか。
ずっと君と過去を生きたい。
楽しかった過去を生きたい。
不安になる今も
何が起こるか分からない未来も
怖くて仕方がない。
楽しかった過去だけを君と生きていたい。
そう思うことはいけない事なのかな。
『パッシング』
通り抜けていく 街を 国を 境を 呼吸のように
球体のように ときに無邪気で愛らしい それでいて
秘めたる狂気も感じる いつのまにか 山超えて
全てはもう戻れない物語
→忌まわしいもの
過ぎ去った日々は
私の人生を彩る養分にはなってくれず
影法師のように私の後ろにくっついて
付かず離れず、嫌な顔で私を嘲笑い
独裁者のように忘却を許さず
責め立て、脳裏に過去を叩きつける
そうか、あれら過去は呪物なのだな
呪いのように、生きる意味を枯らす
テーマ; 過ぎ去った日々
過ぎ去った日々
いまを生きてる以上
いまより前はすべて過ぎ去った日々となる
過ぎ去った日々は美化される
未来は苦しい日々かもしれない
明日が来るのはつらいかもしれない
でもそれも
かならず過ぎ去った日々になる
だから
未来は美しい
いまを
生きられることに感謝
過ぎ去った日々は取り戻せないから
僕達は羽ばたいて行くんだろう。
戻らない悔しみと悲しみを握りしめて
いつだって悩んでるときは
自分じゃなくて誰かの為で
いつだって優しくありたい時は
大切な人のための時で
いつだって悲しい時は
背負い込んできた僕達で
諦めかけて足を止めてしまうけれど
きっとまだゴールなんてしていなくて
まだまだ羽ばたいている途中だから
大丈夫
きっと大丈夫
それでも挫けそうな時は
僕達の周りには助けてくれる人がいるから
そういう人を大切に
未来を生きていこう
✝
旅館に客が来る、女将が対応する。
女将「お帰りなさいませ」
客「あぁ」
女将「当旅館では1階にて天然の温泉などご利用できますゆえ、ぜひお疲れを癒していただくのがよろしいかと」
客「カップラーメン。」
女将「え?」
客「カップラーメンある?」
女将「カップラーメン...ですか。当旅館ではそういったものは取り扱ってございません...」
客「取り扱ってない。そうですか、でもね女将さん。こういう時ってたとえここに置いてなくても、ササッと買いに行かせて、笑顔で提供するのが、本当の"おもてなし"ってやつなんじゃないのかい?僕はね、そういう気持ちよさがあるって評判だったから、ここに来たんだよ。このままじゃあ、ここの評判を落とす結果になるよ、女将さん。」
女将「左様でございますか...では少々お待ちください」
女将、なにやら部下に耳打ちをする
女将「ただいま買いに行かせておりますゆえ、お客様は突き当たりを左に曲がった"ござぼりの部屋"へお進み下さい」
客「ござぼり?」
女将「くつろげるスペースということです」
客「はぁ...あのね、変な名前付けない方がいいと思いますよ。僕はいいけど、今の若者にはウケないと思うね。」
客、"ござぼりの部屋"へ
しばらくして
女将「お待たせいたしました。カップラーメンでございます。」
客「おっそいよ。待たせすぎ。気をつけてねー?」
女将「失礼いたしました」
客「あれ、ナニコレ、お湯入ってないじゃん」
女将「お客様には出来たてを食べていただきたく、今からお湯をお注ぎいたします。」
客「チッ。んだよ、いまから3分も待たなきゃいけないの?どんだけ待たさせるの、嫌なんだけど」
女将「(お湯を注ぎながら)でしたらお客様、3分間退屈しないように、余興をさせて頂いてもよろしいでしょうか」
客「おぉ!いいね、そういうのそういうの、おもてなしっていいねぇやっぱり」
女将、指パッチン
襖が全て開く、そこは広すぎるスペース。そこは襖で壁ができていたからこそ部屋であったが、すべてが開くと四辺を囲む壁が見えない程広い大きなひと部屋となった。
客、驚いている
女将「鬼ごっこです。さぁ、私を捕まえないと食べられませんよ!」
そう言って女将はカップラーメンを持って走り出す。呆気にとられている客をよそに、女将は走り出す。思いのほか走るのが速いので、客は焦って走り出す。
大人の心は邪。純粋な子ども心を思い出せ。
「帰ってきてよ。」
ある年の9月1日。珍しく家でベロベロになるまで酒を飲んだ。普段は付き合いでしか飲まないのに、その日は違った。度数の高い酒をとにかくカゴに突っ込んで素早くレジを済ませて、玄関を開けた瞬間から深夜まで飲んで飲んで飲みまくった。
「〇〇ちゃん。」
虚空へと呟いたのは好きだった子の名前。Xを開いて同学年で唯一わたしだけが繋がっていたその子のプロフィールに飛ぶ。お揃いのヘッダーを隠すようにスクロールをして、見つけた最後のポストは8月28日。大量の薬の写真が添付されていて、文末には【ま、いなくなるからいっか。】。1番寄り添える立場だったのに、1番傍にいたのに。気が付けば頬を涙が伝う。
写真フォルダにはその子専用のアルバムを作っていた。その子には彼氏がいたけれど、密かに想いを寄せていたから。ふたりで一緒にテーマパークに行った時の写真、カフェ巡りをしたときのプリクラ。再現したくても二度とできない。
あれから数年、未だお骨は彼女の実家にあるらしい。故にお墓参りにも行けておらず、毎年月命日と命日に窓の外を見つめ空へ祈ることしかできていない。彼女と過ごした尊い日々はとうに過ぎ去っていて、そこへ戻ることは叶わない。
そう、過去は過去でしかない。どれだけ愛しく思い続けても、それがこちらへ微笑むことは、無い。
[過ぎ去った日々]
初めて会った日。初めて一緒に寝た日。初めて座った日。初めて言葉を話した日。初めて立った日。初めて歩いた日。初めて靴を履いた日。
今だって、初めての日々を繰り返している。過ぎ去った日々の思い出は、遠いのに鮮明だ。色褪せることなく心に残る。
過去の初めてを懐かしんで、大事に抱えて、新しい初めてに、未来に進む。
過ぎ去った日々は心の灯火になり、暖かく支えてくれる。
だから、新しい未来の日々に進める。
過ぎ去った日々
たまに見る、高校生が織りなすアニメ…何もかもが、きらきらして羨ましい…
多分、そう言う日々を過ごした筈なのに…覚えているのは、勉強に追われていたこと、つまらないと嘆いた日々…
過ぎた日々は、断片しか記憶になくて…切取られた部分だけが繋がり、違う記憶に書き換えられている気がしている…
過ぎ去った日々は、二度と戻らないと分かっているけれど、また戻りたいと思ってしまう…
過去に戻りたいかと問われた。
だから私は答えた。
「そんなものに、1ミリたりとも興味はないね」
だって、過去に戻ったところで、
今も痛むこの傷も、私の犯した過ちも、
何一つ和らぐわけではないのだから。
【過ぎ去った日々】
「過ぎ去った日々」
忘れたいことほど
覚えているのは
同じことが起きた時
傷つかないための
脳の防御機能らしい
だから無理に忘れなくていい
日が暮れて
建ち並ぶ
日常の光は
川面に揺れる
夜桜への誘い
握り飯と苺
交わす言葉に
静かに笑う
共犯関係
互いに何かに
許しを乞いながら
土手を歩く
彼女の今は知らない
私の今も彼女は知らない
苺が好きな彼女のことは
忘れない
今はまだ
#165「過ぎ去った日々」
過ぎ去った日々は
かき集めても
もう戻らないけど、
いい時を過ごしたっていうのは
写真や思い出で
いつでも戻ってきた。
この時こうだった、
あの時ああだった。
日々を振り返ることで
その出来事があったのが
まるで昨日の事のように
ワープしたように話せる。
思い出は写真、
写真は思い出。
私はどんな些細なことでも
写真に収めるのが大好きだ。
「今」を保存できている気がして
撮るのが楽しい。
ずっと過ぎてゆくばかりの
「今」は毎秒違っていて、
写真を撮った瞬間と
撮り終わった瞬間すら
全然違くて、
戻れないけど戻れる。
"Good Midnight!"
楽しかった思い出を思い出せて
話すことができるのに、
楽しかったはずなのに、
話している「今」が
どこか切ないのは
どうしてだろう。
"過ぎ去った日々"
家計簿に挟んで溜めたレシートが
痺れ切らして井戸端会議