『過ぎた日を想う』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
過ぎた日を想う
過ぎ去った悪いことは全部忘れてしまえって言われたことがあるの。
考えてしまう=後悔してしまうのは絶対に悪いって言い切るまでじゃない。
悲しい気分に浸りたい、なんか落ち込んでる、
って時は過去を振り返るのも悪くない。
こころの空間と向き合う大事なじかん
作品No.189【2024/10/06 テーマ:過ぎた日を想う】
過ぎた日を想えば
根本的に変わっていない
自分に気付いて
またひとつ
自分に嫌気がさしていく
過ぎた日を思うことはあまりない。
過ぎた日が自分を創っている事は確かだと感じるし、自分の人生にとって重要だと思うけど、今の自分にとってそれは重要なことだろうか。
しかし今の自分がこう考えていることは、過去の自分が創ってきた思想だと考えると、過去を振り返ることは自分にとって重要かもしれないと今日のテーマで思ったことだ。
例えば高校生時代は自分の人生で1番楽しかった時間だが、その時の自分を今振り返ると、未熟だと感じることは多い。
今この考えを持っていることも、数年後に「この時はこういうことを考えていたんだ」と振り返って、懐かしい気持ちになる事も、とても面白いことだと思う。
鉢植えから抜け出して
心もとない根っこの足で歩くような
そんな日々が数年間続いた。
行動の結果はすべて自分自身に降り注いだ。
すがるのは幸せの意味すら深く考えなかった過去の日。
そして、自分の罪を憎み、他者の不親切を反芻した。
そんなことを繰り返しても、世界はどうにもならかった。
今までは運命だったものに自分から近づいてみた。
私の足は心は少しずつ太くなった。
そして、今日やっと自分がどうあるべきかの答えに
最も近づいた気がする。
#過ぎた日を想う
過ぎた日を想う
(本稿を下書きとして保管)
2024.10.6 藍
文化祭君と抜け出し
おそろいの缶バッジ
今は引き出しの中
「過ぎた日を想う」
幼児向け番組65周年
全国大きな子どもも踊る♪
「過ぎた日を想う」その2
この皺も眉間の傷も
吾にしか語れぬビンテージ・一点物です
「過ぎた日を想う」その3
コロナ禍に漬けた梅酒をロックでやる
昔の私に乾杯したい
「過ぎた日を想う」その4
いま何時
23:55
後5分たったら
今日は昨日になります
「過ぎた日を想う」その5
今日もお疲れ様でした。
過ぎた日を思う____
復縁したいなんて1ミリも思わない。
ただ、あれだけ人を愛せた日々を思い出してしまう。
:過ぎた日を想う
不思議なもので、過去を振り返れば幸福よりも惨めな自分に目が向く。苦い後味と重い影が、付き纏う。
私の好きなボカロPさんの曲のひとつに、〝戻れない苦しみを後悔と呼ぶなら〟って歌詞があって。初めて聴いた時、捉えきれずにいた心中の靄が、ぴたり、形にはまった気がした。
過ぎた日を想う
あれから、もう14年が過ぎた
なのに私は、あれから一度も、世界を、空を、海を、山を、ええとそれから…
とにかく"外"を、目にしていない
見れなくなってしまった …というか見たくないのだ
あれは、今でも鮮明に覚えている
まるで数分前の出来事のように。
これからも、私の中で、古傷として残っていくのだろうか
あ゙ぁ、つらいなぁ、
もういっそのこと、命を野放しにしてしまおうか…
自分が子育てを始めて知った「マルトリートメント」
知った今思えば、
心理的マルトリと性的マルトリのデパートだった祖母。
高校を卒業して家を出るまで続いたあれやこれやを
死ぬ前のごめんなさいたった一言で済ませて許されようとしている姿はとても滑稽だった。
許される訳がないのに。
地獄に落ちていることを切に願う。
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思春期にやられたお風呂のドアガチャは
今思い出しても意味が分からないし恐怖でしかない。
過ぎた日を想う
2XXX/10/6(曇り)
今日は海沿いの街跡を訪れた。
かつては観光地として賑わう温泉街だったようだが、今では他の場所と同じように、無彩色の砂に覆われた廃墟と化していた。
何か売り物になりそうな“ガラクタ”が落ちていないかと散策していると、道端に珍しいものが横たわっているのを発見して俺は口笛を吹いた。
表面の砂を払い落として縦に起こす。それは錆びたジュークボックスだった。『20世紀の遺物図鑑』でもLv.4の貴重なお宝である。しかも状態がかなり良い。Z星系の好事家たちに高く売れることだろう。
早速母艦に運ぶためにドローンを呼ぼうとした。そのとき、後ろから誰かが俺の肩にそっと手を乗せた。
ぞわりと、鳥肌が立つ。
——最近の若い子は知らないだろうけど。
声は中年の男のものだが、振り向いても誰もいないことを俺は知っている。今までも、こういうことはたまにあったからだ。
——どうやって使うか分かる?
返事をしてはいけない。ゆっくりと目を閉じて、ただやり過ごすまで。これは経験則というやつだ。
——自動販売機とおんなじ。コインを入れて、好きなのを選べばいいの。
——……うっそ、現金持ってない?
——えー、じゃあ特別に貸してあげるね。ほら、100万円!
その言葉を最後に、背後の気配がふっと消えた。俺は気付かぬうちに止めていた息を吐き出した。特に悪いものではなかったようだが、なぜだか言いようのない不快感が残った。
そいつが故郷の親父に少し似ていたからかもしれない。自分の若い頃の楽しみを、今の若者にも押し付けたがるやつはいつの時代にもいるらしい。
いつまでも自分が楽しかった時代にはいられない。過ぎた日は戻ってこないし、誰もそこに連れて行くことはできないのに。
苛立ちまぎれに煙草を咥えたところで、俺はふと思い出してポケットの中を探った。
……あった、『昭和45年』の100円玉。一応Lv.2の遺物だが、衝動的にそれをジュークボックスのコイン投入口と思しき場所に入れてみた。硬貨が中に落ちる音が響く。
俺は少しだけ何かを期待して待った。
しばらく待った。
だが、結局何も起こらなかった。
リボンを解く。包装紙を剥がす。
箱を開ける。
ひらがなとカタカナと簡単な漢字で彩られたビビットカラーのキャラクター図鑑と、まんまるでぴかぴかの、きゅるんとしたキャラクターのぬいぐるみが、箱の中にあった。
一緒にカードが添えられている。
筆ペンで、読みやすいように一字一字くっきりと間を開けて、よれよれなメッセージが書かれている。
「おたんじょうび、おめでとう ばあばより」
確かに今日は、私の誕生日だった。
制服のリボンを外しながら、じっとカードを読んだ。
キャラクターのぬいぐるみを抱き上げる。
小さい頃はこのキャラクターが大好きだった。
もう過ぎた日だけど。
ぬいぐるみを箱の中に戻して、包装紙ごと、ゆっくり丁重に、プレゼントをずらす。
下から現れた机の表面に、スクールバッグを放り出す。
明日は確か、古典の小テストがあった。
きちんと勉強しておかないと。
スクールバックの中からスマホを取り出して、電源をつけながら、制服を着替える。
あのキャラクターが好きだったのは、今から何年前のことだろう。
確か、あのキャラクターに出会ったのは、あのコンテンツが始まってすぐの頃だったから……なんて考えながら部屋着を着て、スクールバックから単語帳と筆箱を取り出す。
もう私も高校2年生だ。
誕生日だからと、遊んでもいられない。
でも、そういうことを、おばあちゃんはもう知らない。
おばあちゃんの言動が怪しくなってきたのは、ちょうど二年前くらいのことだった。
ご飯を食べたことを忘れたり、牛乳を出しっぱなしのまま、牛乳を買いに行ったり…。
異常に気づいたお母さんが、おばあちゃんを病院に連れて行って…そこからはなんだか実感を伴わなかった。
おばあちゃんは、日が経つごとに過去へ帰っていった。
大好きだったおじいちゃんのお葬式の前の日に戻った。
近所の親友が、老人ホームに入る前の日に戻った。
おじいちゃんの足が悪化して、立てなくなった日に戻った。
そんなおばあちゃんを見ながら、お母さんが、誰に聞かせるともなく、ポツリといった。
「おばあちゃん、おじいちゃんが亡くなってから、いつも過ぎた日を想ってばかりだったもの。想い過ぎて、あの日に戻っちゃったのね」
おばあちゃんは、私たちにとっての、過ぎた日の中にいた。
過ぎた日から、おばあちゃんはいつも私たちに話しかけてきた。
おばあちゃんの過ぎた日の中では、私は入学したての小学生くらいのはずだ。だから、プレゼントで、こんなものを贈ってきてくれたのだ。
そこまで考えた時、私の頭に、小さな痛みと共に閃いた過ぎたあの日が思い出された。
私は、高校二年生。
だから、あの日のように、貰ったプレゼントに屈託なく、生意気に文句は言えない。
おばあちゃんが一生懸命、用意してくれたプレゼントに「もういらない!」なんて言えない。
あの過ぎ去った日の中で、悲しそうな、寂しそうな顔をして、小さくなったおばあちゃんの顔を覚えていたから。
おばあちゃんが覚えていなくても、私が覚えているから。
あの日、私は好きなキャラクターを「子どもっぽい!」と、友達に揶揄われた帰りだった。
おばあちゃんに、あんなことを吐き捨てて、プレゼントを放ったあの日のことは、ずっと私の心のどこかに引っかかっている。
おばあちゃんの哀しげな顔が、胸を刺す。
今日のプレゼントは、あの日のプレゼント。
入院中のおばあちゃんが用意して、お母さんが持って帰ってきてくれた、あの過ぎた日に受け取り損ねた、プレゼント。
過ぎた日を過ごすおばあちゃんは、私に“過ぎた日を想う”プレゼントを用意してくれたんだ。
それとは知らずに。
体がびくり、と一瞬で固まってしまった。
ゴーゴンに睨まれた時ってこういう感じなのだろう。
私は、プレゼントから視線を離せなかった。
足を動かせなかった。
おばあちゃん…。
涙も流せなかった。
私の中で嵐のように荒れ狂う気持ちを、必死に押さえ込んで、吹き荒れる感情を必死に宥めるだけで、精一杯だった。
おばあちゃん……、ありがとう。
ぼろり、と口から漏れ出た。
おばあちゃんの手書きのメッセージカードがぼやけて見える。
キャラクター図鑑の厚みが、ずっしりと視界に重い。
部屋は静かだ。
お母さんは、おばあちゃんのお見舞いに行っているから。
私は動けなかった。
カチカチに凝り固まってしまった私の肌が、熱い何かが目頭から滑り落ちるのを感じた。
家はしん、と静まり返っていた。
ぬいぐるみのまんまるな瞳だけが、過ぎた日を想う私の涙を、じっと見届けていた。
過ぎた日を想う
「なぁ、あの頃の俺たちはさ。とにかく周りに合わせようとして、必死だったよな」
私は首だけを振り返り、後ろから抱きしめる彼のことを見上げる。彼はふはっと笑い抱きしめる力を強めるので、私はそのまま身体を彼に預けた。
あの頃というと、きっと彼は高校生である10年前のことを指しているのだろう。
「俺は高校デビューで今まで喋った事もない陽キャグループに入ってて、虐められないようにひたすらにこにこ…にこにこ……」
更に抱きしめる力が強くなる。声のトーンが落ち、顔は見えないがその時の情景を思い出してきっと彼は苦虫を噛み潰したような顔をしているはず。
「流行りのバンド曲なんて興味無いのに、ファッションにも興味無いのに必死に勉強しちゃってさ。」
「そんな時、お前に出会った。」
「お前はお前で慣れない学級委員長なんて役柄ついて、皆から『いいんちょー!』なんて慕われてたけど。」
「……慕われてたかな。」
私が発言をするとうん。と短い返事をして抱きしめる力を強める。私は苦しくなり顔を歪めるが、彼は気付いていない。発言は許可されていない様だ。
「でも、お前の学級委員長が嘘で良かった。」
「お前も俺と一緒なんだなーって……。お前も必死だったんだって。」
ふと、身体の束縛が解け苦しさから開放される。代わりに両手を絡めるように繋がれた。彼はすりすり私の手の撫でる。
「だから今、幸せ。こうやってもっとお前と一緒にいられることが。」
「お前も、一緒だろ?」
彼の言葉に私は一瞬の間を置かずに頷いた。
再びふはと笑う彼は私の返答に満足したようで「夕飯、作ってくるな」とキッチンへ向かっていった。
危なかった。今、彼は、私の首へと手が伸びかけていた。あの問いに一瞬でも間があったら。彼の言う“嘘”をついていたら。私は絞め殺されていただろう。
「10年前……か。」
手首にかけられた手錠の鎖がじゃらりと音を立てる。
もしあの時、彼と出会っていなかったら。
もしあの時、彼と友人にならなければ。
「なんて、過ぎた日だよね」
久しぶりに思い出した。
中3の頃転校してきてちょっとだけ隣の席だった君のことを思い出した。
とにかく裏表がなくて、いつも無邪気な笑顔で笑いかけてくれて、自分に真剣で、でも繊細なところがあるから学校がつらいって泣いてたときもあったよね。
わたしは強くもないし優しくもなかったけど
毎日辛いって泣いて、でも明日を頑張ろうとする君を見てるとなぜかはじめて、この子守りたいっておもったんだ。
あれから2年。わたしの方も色々あって毎日
泣いていた君の気持ちがちょっとわかるようになりました。
落ち着いて少し将来のことを考える余裕が出てきた今、久しぶりに君のことを思い出しました。
君に言われて嬉しかったことを思い出しました。
正確に言うと人伝に聞いた話だけど、きみ、
友達に「◯◯(わたしの名前)ってなに言っても褒めてくれるんだ〜!」ってこぼしてたらしいね。
とっても嬉しかったよ。
最近自分を守ることに一生懸命で、他人に敵意を持ったり、嫉妬したり、やさしくできてなかった。
こんな私を頼って甘えてくれた君のことを思い出すと人に優しくいたいなと思う。
誰かがつらい時に、寄りかかれる大樹のような人になりたいなと思う。
久々に私の記憶に現れてくれてありがとね。
ご飯しっかり食べるんだよ。
いい感じの芝生を見つけると、7歳の私が座りに走る。18歳の私は立っている。
歩道の小高いブロックで、10歳の私がバランスを取る。
18歳の私は道の右側を歩く。
知らない道の知らない神社、15歳の私が願い事をする。
18歳の私は通り過ぎる。
うっすら寒い夕闇に、18歳の私が目を留めて、
私は身体の在処を思い出す。
あのとき、重ねたカラダの感覚が
忘れられない。
車のシートを倒して、誰にも見つからないように
ふたつ。
今は、あの人はそばにいない。
短い時を、いつまでも忘れられないぼくは、
あの人と、過ぎた日を想う。
お題:過ぎた日を想う
「拝啓 変わりなくお元気ですか」
別れてからあと少しで1年という先日、私はあなたの暮らす街を訪れました
あなたと歩いた道、立ち寄ったゲームセンター、夕飯を食べたお店
車窓から見える景色の中、あの時と変わらない場所がそこにはありました
懐かしくて、1箇所1箇所写真を撮りました
誰に見せるわけでもなく
あなたには、おそらく会いませんでした
会っていたとしても、私たちはお互いをお互いだと気づかなかったでしょう
気づいても、気づかぬふりをしたでしょう
1年は、それくらい長い時間なのです
お元気ですか
私は元気です
どうか、思い出の地の知らないところで、いつまでも幸せに
好きとか
目が合わないかなとか
名前呼んでとか
好きとか
そう言うんじゃないんだけど
けど
すごく一生懸命だった
体の中も
頭の中も
指先も
触られたかった髪の毛も
お風呂上がりの良い香りも
いろいろ試したほっぺたも
全てが全部で
あの人でいっぱいだった
やっぱり今でもだい好きだった
嵐みたいなひとだった
過ぎた日を想う
過ぎた日を思う
流されて来たね
って言えば
とりとめもない日々を
自主性もなく
過ごして来たみたいで
歩んで来たね
って言えば
明らかな目標を
感じるのかも
しれないけれど
懐古
沢山増えすぎたら
ワタシがワタシになれる
とっておきの物から
引っ張り出して
今に重ねるのよ
思い出をフィルムに焼きつけても、
味わった頃には戻れない。
あの感覚も、あの瞬間も、
あの日だけ。あの時だけ。
【過ぎた日は想う】