踊りませんか?』の作文集

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踊りませんか?』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

10/4/2024, 12:51:08 PM

月明かりが差し込む。
時刻は草木も眠る午前2時。
私の時間はここから始まるの。


大きな音は出してはいけないから、足音も鳴らないように気を配る。
un,deux,trois
un,deux,trois
1人ダンスのステップを踏む。今は人目を忍んでしか踊れないけど、いつか私をエスコートしてくれる人と一緒に踊ることを夢見てーーーー。









私は所謂、地方を治める男爵のひとり娘。
貴族階級では下も下。領地運営に多くの経費を割いているため私達家族は質素な生活をしている。
領民は私達領主一家に好意的で、よく働く人ばかりのため領民の生活は豊かな方だと思う。


私の父は貴族然としているのとが苦手らしく、日々領民と混じっていろいろな仕事をしている。
雑談の中であれが困ってる、これが壊れてるなど聞けばすぐさま修理や改善の手配をするような領民思いな人だ。
母は家の事を進んで行う人で運営会議や外交のみならず、屋敷の維持管理などの掃除まで行うのだ。
母が掃除に参加するのもあり、家の使用人は少数精鋭で多くない。
単に地方なため働きに来てくれる人がほとんどいないっていうのもあるかもしれないが…。


そんなふたりのもとで幼少期を過ごしてきた私は、領民の仕事の手伝いも屋敷の掃除も楽しく行う淑女とは異なる貴族令嬢へ育った。
勉強はそこそこに、淑女教育は最低限のマナーさえあれば問題ないわと家庭教師泣かせな子だった。




そんな私でも舞踏会への憧れはあった。
舞踏会なんて王族から招待されない限り出席しない我が家だけど、いつの時代も女の子として1度は運命の人と舞踏会で踊ることを夢見ることはあるわけで。
領民の子供らと話すときに、年頃の女の子がいるときは必ず舞踏会への憧れの話が上がるのだ。









夜更けに1人、練習するのには訳があった。
淑女教育は放り出してるため、ダンスがからきしなのだ。
ダンスが難しすぎてステップや首の角度など細かいことを覚えながら動くのが私にはどうも合わず放り出す要因なのであった。
苦手でも憧れはあるわけで。
こうして時間を作っては練習をしているのだ。

「いつか、こんな私でも一緒に踊ってくれる人が現れたらいいなあ…」







そんな日々を過ごしていた中、社交シーズンに入った。
社交シーズン開幕を宣言する舞踏会が開催されると、王家より招待を承った我が家は慌しく準備をし参加する運びとなった。

開幕を宣言する舞踏会は初めて社交界へ参加する貴族令嬢のデビュタントを兼ねている。
私はここで社交界デビューするのだ。


緊張で動悸が激しい。足が竦む。ミスは許されない。
舞踏会参加が決まってから今日までの毎日はあっという間に過ぎていった気がする。
気がついたら会場へ入場待機しており、気がついたら開幕宣言を国王陛下がしていた。

私、ミスをせず入場できたってことでいいのよね??
緊張で入場前後の記憶がまっさらだ。
地方貴族の私は、王都に交流のある同年代の貴族がいないため開始早々壁の花になっていた。


『これなら、領民と話ししたり仕事したりしてたほうが楽しいかも…』
ポツリと1人、人々を眺めてると領民とワイワイしてるときのことが浮かんできて早く帰りたいなと思えてきた。

もちろんそれができないことはわかってる。
貴族にとっては社交は立派な仕事の1つだからだ。
父も母も他貴族と話術の応戦をしているなか、娘の私のわがままで退席するわけには行かない。


「中庭にでも行こうかしら…」

中庭は立入禁止とお触れがなかったなら、散策することは可能なはずだ。
私はそっと会場を出て中庭へと進む。
道中、案内役のメイドや見張りをしている騎士があちこちにいた。
そのうちの1人に中庭への道を聞き、中庭を目指す。


「ここなら静かで落ち着くわ。」


中庭に着き、キレイに整えられている薔薇を眺める。
人気はなく、月明かりに照らされてる薔薇はとてもきれいだった。


「…ちょっと踊ろうかしら、もし失敗しても誰もいないし恥ずかしくないわよね。
まだ時間もあるだろうし、やろう」


デビュタントした令嬢は、ダンスホールで1番に踊る慣習があることは知っている。
ただそこで失敗したらデビュタントでダンスを失敗した令嬢とレッテルが貼られるのは確実だろう。
流石にそれは避けたい。


un,deux,trois
un,deux,trois…


いくらテンポについて行けるようになっても、ステップを間違えないようになっても、姿勢がキープできても、所詮1人練習。
パートナーのステップがどう動くかわからないので、相手の足を踏んでしまうかもしれない。
そんな不安はどんなに練習しても拭えなかった。


「はぁ…不安って練習しても拭えないのね…」

思わず心配が溢れる。
くすっと笑い声が聞こえる。
誰かに聞かれた!?
声がした方へ勢い良く振り向く。


そこにはきれいな顔立ちをした同年代と思われる男の子がいた。
正装をしてるためどこかの貴族令息だとは思うが、なにぶん貴族には疎いので誰かわからない。

どう反応すればいいか固まっていると向こうから声をかけられた。


「覗き見するつもりはなかったんだ。失礼した。
ダンスタイム前に夜風に当たりたくて人気がないところを探して歩いてたら、1人踊ってるきみを見かけてね。
つい見入ってしまったんだ」


丁寧に謝罪をいただくも、1人見られた恥ずかしさでそれどころではなかった。

「いや、誰もいないと思ってたので…お恥ずかしい…
今見たこと忘れていただければと存じます」


最低限のマナーじゃだめだと痛感した。
きっと謝罪を受けたときの返事の仕方とかあるのだろうけど、私は知識として持ち合わせてない。
家庭教師は、言葉の言い回し一つで今後の人生を大きく左右するなんて大袈裟なって思ってたけど外の世界では必要でした先生すみません。


慌てる私を見て、また男の子はくすりと笑う。
早くこの場から立ち去りたい!!
相手の方が上位貴族の場合、私からアクションを起こすのは失礼に当たったはず!
どうすればいいかぐるぐる悩んでると、男の子が口を開く。


「ここは公式な場ではないから、ここにいる間は楽にしてくれて構わないよ。
私が不躾に令嬢が1人でいるところを覗いてしまったんだしね」


発言から上位貴族であることが伺えた。
建前で楽にしてって言われたのかわからず戸惑う。



「うーん…いきなり楽にしてって言われても難しいよね。私の配慮不足だごめんね。
お詫びにはならないかもしれないし、デビュタント前の令嬢に提案するには失礼かもしれないがよければ私が練習のお相手をしても?」


意外な提案がとんできてどう答えていいか逡巡する。


「え、と…
魅力的な提案ではあるのですが、私と練習とはいえ踊ることであなた様の婚約者様の気分を害しませんか…??」


男の子は目をぱちくりさせ面くらった表情をする。
え?貴族って幼い頃から婚約者がいることがほとんどって教わったけど違った??もしかして失言!?
反応に慌ててると男の子は大きく笑う。


「あはは!面白いこと言うね!
大丈夫だから気にしないで!
ほら、嫌じゃなけば私の手を取って?」


差し伸べられた手を躊躇いがちに取り、男の子のリードで練習をする。
un,deux,trois
un,deux,trois…

「1人で練習するくらいだから、ダンスにとても苦手意識があるのかと思っていたが中々上手じゃないか」


男の子の感想に嬉しくなる。

「ほんとですか?
私、ダンスの練習時間より領民と仕事をするほうが好きで全然練習してなくて…さすがに人前で見れるくらいには踊れなきゃと思って1人で練習してたんです。」


「へぇー1人で?言われなきゃわからないくらい上手だから自信持っていいと思うよ」


初めて踊った人にこんなに褒められてとても嬉しく、きっと大丈夫と何処かで思えるようになってきた。


「初めて人と踊って、そんなふうに褒めてもらえるなんて思ってなかったです。ありがとうございます。」


踊ってるあいだ、顔をまともに見ることはできなかった。
ダンスのマナーとしては良くないと思うが、きれいな顔立ちを近距離で見る耐性は私には備わってなかった。


「あ、そろそろダンスタイムですよね。
私の練習にお付き合い頂きありがとうございました。
きっとこのあとのダンスも問題なく踊れそうな気がします!
名前も顔も存じ上げない失礼をお許しください。」

お礼も謝罪もそこそこに私は逃げるように会場へは足早に戻る。
不敬だと言われてもおかしくないだろうが、私の精一杯がこれだった。










なんとか開始前に会場へ戻り、姿が見えないことを心配していた父母に中庭で涼んでいたとだけ伝え国王陛下のお言葉を待つ。

「皆のもの、楽しんでいただけてるだろうか。
今宵がデビュタントの令嬢たちよ、このあとのダンスデビューに向け日々練習を重ねてきた努力をここで見せてもらう事となる。
このあとのダンスは一生の出来事になるであろうから楽しんでくれ。

デビュタントの令嬢たちよ、ダンスホールへ」




国王陛下の言葉でデビュタントする私を含む令嬢たちが緊張を含みながらダンスホールへ進み出る。
私のパートナーは父。知り合いの同年代貴族は居ないし、親戚にパートナーを務められる男性がいなかったから。


周囲が少しざわつく。
そうよね。父親がパートナーってなくはないけど珍しいわよね。と思いながらエスコートしに来る父を待つ。
周囲が次々にエスコートされながらダンスホールの中央へ進む中、なかなか来ない父。

不安になり見回すとまっすぐ私に向かってくる人影を見つけた。
だが、父と背格好が異なる。あの方は誰ーーー?


《あの方は王太子殿下では…》
《本日は出席されないと伺っていたのですが…》
《あの方のデビュタントのエスコートをされるのかしら…》
《てことは婚約者…?》

ざわつきの中でいくつか聞こえた声。
王太子殿下って言ってた…???


私へ向かってきてた方は私の前で立ち止まると片膝をつき手を差し伸べる。

「不躾な申し出をお許しください。
今宵のあなたをエスコートする栄誉を私めに賜らせていただけないでしょうか?」


周囲のざわつきが大きくなる。
私でもわかる。この手を取ればもっとざわつきが大きくなる。
戸惑う私に彼はいたずらをするように笑いながら小声で言う。


「私を知らないというのも新鮮だった。
それに先程の時間は私にとって楽しいひと時だった。
あなたが許すなら楽しい時間をまた私に過ごさせてほしい。

ご令嬢、私の手をお取りいただけないでしょうか?」



ゆっくり手を差し伸べる。
夢なのではないかと思いながら。
手が重なった時、彼の体温を感じる。
これは夢ではないんだ。
瞬間、ブワッと湧き上がる感情。
私今、物語のお姫様みたい。
運命の人と舞踏会で踊るってこんな感じなのかな。




「さあ、踊りませんか?」






【踊りませんか?】

10/4/2024, 12:50:45 PM

踊りませんか?


(本稿を下書きとして保管)


2024.10.4 藍

10/4/2024, 12:48:58 PM

踊りませんか?その命尽きるまで
あなたと二人騙し合い、欺き合いながら

10/4/2024, 12:48:51 PM

【書く練習】
[イヤなこと]
 
 通じない人って怖い
 
 イヤな人でもすぐに合わせてしまう
 イヤな相手なのに
 そんな自分が一番イヤだ
 
 怖いからつい相手に追従してしまう
 そうすることで安心さえしてしまう
 おべっかだって言えるだろう
 
 いったい何に怯えているのだろう
 自分がいまだに理解できない

10/4/2024, 12:48:18 PM

ただ道を歩いているだけでも素敵な音に出会えることがある。
魂のこもった音、楽しげな音、忙しそうな音、悲しげな音、たくさんの刺激を持った音だ。


コンクリートジャングル都会の喧騒の中でも出会えるものがある。


私は作曲家。







小さな小さな、みんなが見逃してしまうような刺激を音に乗せて楽譜の上で踊るのだ。

10/4/2024, 12:46:28 PM

#踊りませんか?

ネットとは、姿の見えない仮面舞踏会

嘘のレッテルを貼り
嘘の関係が生まれる

「本当」は部屋の隅にでも隠して

私はこれが好きなんです。
私はこれが趣味なんです。
私はこれが得意なんです。

そういうことを綴るだけで、
自分のことを理解してもらえたって思ってしまうような

その「本当」でさえも創った『嘘』かもしれないのに

なぜか異常な依存性
なぜか絶えない承認欲求

顔を見て言えないようなことでも、
言いやすくなってしまうから
それはきっと、殺人罪

魅惑の煙に包まれて、人々はみな辿り着く
ここは危険な仮面舞踏会
そろそろ一曲、どうですか?

10/4/2024, 12:46:01 PM

私が思うに

世界がこうなると決まってしまった以上

もはや誰の責任でもありません

でも私は有り難いことに

こうやってこの場に立ち

皆様にメッセージを送れる立場にありますので

最期にお伝えしたいことがあります

人類は長い期間を経て

この地球の責任を授かる立場にまで発展いたしました

簡単に申し上げると

それは争いの歴史でもあり

憎しみの連鎖でもあったように思います

誰かが幸せを得るために

誰かを傷つけ

我々は傷だらけになりながら

教わった幸せを求められ

必死に藻掻いてきた

いつか世界の皆が

笑える日が来ることを夢みて

だが、それはついに叶わなかったかのように思います

始めに申し述べましたが

世界がこうなると決まってしまった以上

もはや誰の責任でもありません

でも、それは

つまり、今夜は

今夜だけは

その夢が叶う

明日、夜明けを迎える頃

空から流れてきたデカい隕石が地球にぶつかる、とか

はあ?

だから、なんだってんだ

だから、どうした

どうってことないやろ

私達が長い時を経て

築いたものは

そんなに脆く崩れるものだったのかよ

私達が夢みた世界は

今夜、この時だからこそ成し得るものだと思います

手を繋ごう

音楽をかけよう

好きな歌を空高く

響かせるのだ

そう

今夜は

今夜だけは

世界中のみんなで手を取り合い

地球の隅まで音楽を響かせ

好きな歌を

爆音で

空高く掲げて

だから、一緒に踊りませんか



そして時間が来た

空を裂いて赤い陽を見上げる



          『踊りませんか?』

10/4/2024, 12:44:45 PM

踊りませんか?
私はそう声をかけられた。

ある日私はダンスパーティーに招待され、
行くことにしたのだ。
そこまで踊れる方ではないのだが、興味
本意で行くと言ってしまった。
中はとても広く、踊るのに十分な大きさだ。
後々知ったのだが、パーティーは招待
されていなくても途中参加可能だったらしい。
一通り前置きが終わり、いよいよダンスの時間
が来た。
ダンスは男女1人ずつのペアになり、踊る。
その事に気づいた時にはもう遅かった。
私は一人余ってしまったのだ。
このパーティーは最初から男女1人ずつで
でるパーティーだったらしい。
招待状をよく読んどくべきだった...と後悔した。
私だけ一人、唖然としていると、一人の男性
が声を声をかけてくれた。
え、私?そう答えると男性は頷く。
一緒に踊ってくれるのだそうだ。
その男性はとてもかっこよく男らしいと
思い、お誘いに乗ってしまった。
そこからはあまり良く覚えていない。
でも一つだけ鮮明にわかることがある。
現在その男性が私の夫であり、うちやまで
ある事を。
今では老け込んだ夫を見るたびに後悔している。

10/4/2024, 12:44:00 PM

今も昔も、人数合わせで呼ばれる人は多く
そのうちの一人が現状の私で、
まあまあ大きめの舞踏会に呼ばれたんだけど
私、ブスだし、スタイルも良くない
そうただの人数合わせ。
呼んできた人はとうに、素敵な人と踊っていて
私はと言うと案の定、誰からも声をかけられず
1人静かにワインを嗜んでいた。
ふと肩を触れられ、振り向くと
どこかで見たことのあるような顔が目の前にいた。
"君、来ていたんだね。久しぶりに会えて嬉しいよ"と。
ああ、こいつは、私の二個下の
私がまだ小さい時によく遊んでいた彼だ。
"君がおめかししている所を見れるなんて、光栄だ"
"いきなり消えてしまって、とても悲しかったんだ、"
"また会えた、この縁を無駄にはしたくなくてね。"
"良ければ、今宵はボクと踊ってくれませんか?"
温もりに私はそっと手を重ねた

10/4/2024, 12:43:21 PM

この学校には1つ有名な怪談がある。毎年行われる文化祭の時にソレは現れる。ソレは、クライマックスのフォークダンスを1人で眺めていると声をかけてくる。「踊りませんか?」と。それもその人の好みの姿で。自分好みの相手が目の前で踊ろうと提案してくる。そんな存在がいるわけないと頭の片隅で思ってはいても、この誘惑に抗うことはなかなか難しい。しかし、1度頷いてしまったが最後、二度と踊りを止めることができなくなってしまう。最初は何ら問題ない。自分にとっての理想の相手と楽しく踊れるのだ。これ以上ないくらい幸せな体験だろう。しかし、曲が終わると違和感に気づくことになる。ソレは手を話してくれないのだ。そして自分の足も止まろうとしてくれない。そのまま次の曲、さらに次の曲とノンストップで踊り続けることになる。
そして、全てが終わった時、周囲も違和感に気がつくことになる。そこには1人で踊り続けている奇妙な存在がいるからだ。しかし干渉しようにもどうすることも出来ない。そして踊っていた人はそのまま踊っていくうちに段々と生気を失っていきついには命を落としてしまう。
そんなに危険ならフォークダンスを無くせばいいと考えるかもしれない。しかし、1度無くした年には大きな事故が起こって何人かの生徒が大怪我をしてしまった。だから無くすこともできず続けているのだ。代わりに一つだけ良いことがある。死なないためとはいえペアを組んで踊る男女が多く、そこからカップルが成立することが多々ある事だ。いわゆる吊り橋効果というやつである。それでもそう上手くいかない人もいるわけで…毎年踊る相手すらいない幾人かの男子たちは涙を飲むことになる。
そんな私はどうなのかって?私は生きるのに疲れてしまった、それが答えだ。

10/4/2024, 12:41:48 PM

今日は舞踏会がある日…

あまり賑やかな場所は好みじゃないのだけれど…
招待状が来たから、気にはなるので行くことにした。

いつも近くにいるメイドさんと執事さん達に頼んで、どのドレスが良いか一緒に選んでもらった。
フワフワのレースの付いた空色のドレスに、真珠の付いた白いヒール。

舞踏会当日になって会場へ着いた。
綺麗な女性達が多くてちょっと自信無くなってきた…
いよいよ舞踏会が開幕して、透き通るような美しい音楽に乗せて踊り始めた。
だけど私だけお相手が居ない…
「ど、どうしよう…」
そうアタフタしていた時……

「私と踊りませんか?」
そう、声のした方を見ると、
爽やかな男性が礼儀良く手を差し伸べた。

「はい!踊りましょう!」
そう、私も手を取り美しく舞い上がった。

まだまだ舞踏会は終わらない…

10/4/2024, 12:38:54 PM

「踊りませんか?」

君にそう声をかけたあのダンスパーティーの夜

そこで出会ってから共に生活を送り続け、月日が経つのはやかった。

年老いた後にこんなにもまた君が恋しくなる日がくるなんて。

「君と出会った記念日がまたやってきたよ」

あの日の懐かしい曲と共に、目を瞑って君を感じる。

暖かい手、優美な香り、そして愛おしい声。

全ての幻想をまとって踊る。踊る。

君の元へ行ったら、また一緒に踊ってくれますか?

10/4/2024, 12:37:47 PM

ダンスに向き合っている貴方が、
    私には何より素敵に映りました。 

    私は貴方のように上手ではないし、
    踊りに直向きな想いもないけれど、
    今夜だけ、私と踊ってくださいませんか。

    去りゆく貴方と過ごす最後の夜は、
    いつもより少しだけ、
    特別なものにしたいのです。

10/4/2024, 12:32:25 PM

踊りませんか?

踊りませんか?
壁の花にならないで
僕がお相手しましょう

踊ったことがない?
踊りは自由です
何も心配ありません

恥ずかしい?
そんなことはない
楽しむ心が大切です

さあ、僕の手を取って
一緒に踊りましょう

10/4/2024, 12:31:53 PM

「こういうのはあまり得意じゃないんだが…」
そう言いながらも軽くリズムに揺れている。
「リズムがわかるなら大丈夫だよ」とパートナーが手を伸ばしてくる。
(しょうがない、覚悟を決めるか)
「じゃぁ、少し一緒に踊りませんか?」
とその手を取る。
「こっちから誘ったのに今のは、ちょっとおかしいかな。…まぁカッコよかったけど」
リズムとパートナーの手に引かれ踊り続ける。
(踊りませんか?)

10/4/2024, 12:30:55 PM

「踊りませんか?」
よく晴れた公園の昼下がり。
ベンチに座っていると隣の彼女は思い付いたと言いたげに右手を胸に当てて、左手を差し出す。
「普通は夜に言わない」
中々踊る気にならないので、得意げに鼻を鳴らすその顔を見つめながら問う。
俗に言うムードが無いのだ。
「明るくなきゃ意味ないんだよ」
やれやれとわざとらしく答えられた。
雰囲気なんて求めたのが間違いかもしれない。
立ち上がる気も無くなったので座り直すと、ジャリと地面とローファーの擦れる音が聞こえた。
「なんで?」
ロマンチストも言われるだろうが、星空に照らされて踊るのが最適解だと考えている。
その為、昼間である事に価値を見出せなかった。
「そりゃもう、君の顔を見つめられるから」
なるほど、これはロマンチストだ。
そう思った私は手を取って立ち上がる。

10/4/2024, 12:30:31 PM

空に広がる満天の星空。
そびえ立つお城を見守る満月のお月様。
お城で光り輝くシャンデリア。
王子様が私に言う。
「僕と一緒に踊りませんか?」
私の招待状はいつ届くのでしょうか。

10/4/2024, 12:29:21 PM

踊りませんか?
というテーマで、くすっと笑ってしまった。
最近、80年代ディスコで検索をしてた自分がいる。
楽しかったなー、踊ったなーなんて。
昔のディスコ名を検索しても見つからなかったところもある、私の記憶違いなのか。
チークタイムも好きだった笑笑
踊りませんか?と声をかけて下さる人がいたり。
未だに一人だけ印象深い人がいる。
すごく自然で背丈が違和感なく踊れて気分がよかったなー笑
顔なんて何一つ思い出さないけれど、うっすらとシルエット的に覚えてる。
青春時代のなんか大人ぶってた思い出が蘇ってまたなにか検索してみましょう。

10/4/2024, 12:28:52 PM

踊りませんか?


美しいシャンデリアのしたで
彼に手を取られ、私のドレスは美しく揺れる

ニコリと笑う彼に
私の目は奪われるばかりだった

「また、踊りましょう」

12時の鐘が鳴り、私は家へ戻ることを彼に告げる
可愛いなんて、言われること…なかったし、ね

私、今顔赤いだろう…な


かぼちゃの馬車に乗り
私はお城を後にした

10/4/2024, 12:26:58 PM

「あんたのジンセイってまるでゴミグズね。」

ある朝俺のセフレが言った。
「俺とヤッてるお前が言うのかよ。」

確かに俺はそう言った。

なにがなんだかよくわからないが、
天井をふと見上げて目を離せなくなるようなそんな感覚に陥った。

でもタバコの匂いがして見るのをやめた。

「タバコはキライだ。早死するぞ。」

ベランダを見ながらそう言った。

「いいのよ、それに副流煙の方が体に悪いらしいし。」


なんだかあべこべな気がした。


「それじゃあ吸ってない俺が早死するじゃねえか。」

「そうね、。」
「ゴミクズが死んでも誰も悲しまないわよ。」


相変わらず酷いやつだった。
そういえば玄関のサボテンは元気だろうか、
なんて能天気に考えたけど、もうめんどくさくて
二度寝することにした。






「骨ぐらいは拾ってあげるわよ。」

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