阿ヶ野川ゆうすけ

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「踊りませんか?」

君にそう声をかけたあのダンスパーティーの夜

そこで出会ってから共に生活を送り続け、月日が経つのはやかった。

年老いた後にこんなにもまた君が恋しくなる日がくるなんて。

「君と出会った記念日がまたやってきたよ」

あの日の懐かしい曲と共に、目を瞑って君を感じる。

暖かい手、優美な香り、そして愛おしい声。

全ての幻想をまとって踊る。踊る。

君の元へ行ったら、また一緒に踊ってくれますか?





10/4/2024, 12:38:54 PM