「あんたのジンセイってまるでゴミグズね。」
ある朝俺のセフレが言った。
「俺とヤッてるお前が言うのかよ。」
確かに俺はそう言った。
なにがなんだかよくわからないが、
天井をふと見上げて目を離せなくなるようなそんな感覚に陥った。
でもタバコの匂いがして見るのをやめた。
「タバコはキライだ。早死するぞ。」
ベランダを見ながらそう言った。
「いいのよ、それに副流煙の方が体に悪いらしいし。」
なんだかあべこべな気がした。
「それじゃあ吸ってない俺が早死するじゃねえか。」
「そうね、。」
「ゴミクズが死んでも誰も悲しまないわよ。」
相変わらず酷いやつだった。
そういえば玄関のサボテンは元気だろうか、
なんて能天気に考えたけど、もうめんどくさくて
二度寝することにした。
「骨ぐらいは拾ってあげるわよ。」
10/4/2024, 12:26:58 PM