『誰よりも、ずっと』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
海の見える街に住む。
猫と暮らす。
たまにふらりと旅に出る。
そんな、自分なりの幸せを考えるのが得意です。
「誰よりも、ずっと」
誰よりも、ずっと
牛丼の話を書いている。
だって牛丼が好きだから。
気が付いたら牛丼のことを書いていて、自分にこんな感情があったのかと苦笑いする。
でも書いていて楽しいから書く。
これからも、きっと。
誰よりも、ずっと
実際に誰よりも、なんて言える人は世界中に一人だけになっちゃうからあくまでそれくらいの心意気ということだな。
このお題は誰よりも努力した的なニュアンスでとらえてたけどもしかして誰よりもずっと君のことが好きだった的なニュアンスなのだろうか。
まぁどうとらえるかもお題の楽しみということで。というかどっちの意味でも俺には縁のないお題なんだよな。
誰よりも努力したことはないし誰よりも好きな人もいない。虚無。それが俺だ。
人生は暗闇でただ死だけが救いだ。すべてが苦痛で辛くてたまらない。生きるのが嫌でしかたない。
それでも生きなければならないのが人生の辛いところだ。生きることに努力が必要なのが底辺の辛いところだな。
誰よりも貴方のことをずっと見てた…
貴方の近くに誰よりもいれてたって思ってた
それなのに貴方は気づいてくれなかった
貴方から見た私はずっと幼馴染のまま
きっとそれ以上には私はいけない
だからもう終わりにしようと思うんだ……
誰よりもずっとあなたを見てた私に
"さようなら"
私は新しい恋に生きていこうと思います…
「誰よりも愛してるよ」
「ずっと一緒だよ」
「永遠を誓うよ」
そんな言葉を言う人が気持ち悪い
そんな言葉を信じる人が可哀想
そんな言葉を信じれない私は
愛を道具にする
今日も人を騙して自分を偽る
いつか離れてしまっても
誰よりも、ずっと
あなたを信じ愛すと誓ってみせるから。
空は青く、心は重く、一日が始まる。
楽しいことなんて、きっと今日も起こらない。
何となく気分が悪いし、昨夜の頭痛も少し残ってる。
それでも、当たり前のように今日が始まる。
幸せそうに笑い合う人達。
あの空間に自分がいた記憶はない。
生まれた世界が違うのか、まったく別の人種なんだろうか。
ぼっちの昼食や会話のない休み時間。
私は誰よりも、ずっと無意味な時間を生きてる。
今日という一日が当たり前のように始まる。
空は青く澄み渡り、人々は幸せそうに笑い合っている。
どんな風に今日一日を過ごすか、それを決める自由がある。
無意味な時間でもいい、今日を生きることが出来る。
生まれた世界が違えば、人種が異なるだけで存在さえ否定される。
世界から弾かれ、不衛生な環境に置かれ、自分達の言葉は通じない。
きっと今日も不自由で、差別された時間を過ごすのだろう。
それでも彼らは、起こるはずのない楽しみを、自分達の心ひとつで作り出す。
彼らは誰よりも、ずっと幸せで意味のある人生を送っているのかもしれない。
離したくないならそう誓えばいい、なんて身も蓋ないことをうっかり口にしそうになる。そんなこと、できたら今頃とっくにしていただろう。できないからこの人も不安なのだ。抱き込んだまま動かないその背中に手を触れる。たった一人のためにこんなふうに思い悩んで、随分と生真面目なことだ。思われる側として何か一つ、報いた方がいいのだろう。耳元に顔を寄せる。せめてこの次が確かにあるように、こちらから誓いを立てた。
(題:誰よりも、ずっと)
【誰よりも、ずっと】
「ああもう!」
大声を出すと、隣の部屋に迷惑だから出せないけれども、気分としたら叫びたかった。帰宅後早々に、ジャケットと鞄をクッションに叩きつけ、座り込む。膝を抱えて座ると、段々目元に水分が増えてくる。
自信はあった。
昔から憧れていた仕事のコンテスト。人一倍、誰よりもずっとずっと、勉強して自分なりに応用して、個性もそこそこ出して。
選ばれたのは他の人で。
(私よりも、他にも同じようなのあるし個性もないあっちが選ばれるの?何で?)
(自分がやってきた努力の時間は無駄だったの?)
(ただ単に、才能がないだけ?)
頭の中、ぐるぐるしてくる。涙が止まらない。
(よし)
どれだけ泣いたか分からない。でも、座っていたら尻が痛い。だから。
「一人カラオケでも行くか」
そして、隣の部屋を気にせず叫んでくるのだ。
そして、もう一度頑張ってみるのだ。
誰よりも、ずっと。
誰よりもずっと君の事を心配しているし、思っている。大丈夫。君は一人ではない。
目を開けば、
そこにいるはずだった『誰か』。
大切な、
何よりも大切だったその『誰か』は、
もうそこには居なかった。
思い出そうとすればするほど、
『誰か』の影は遠く離れていく。
貴方が、離れていく。
名前も顔も覚えていない大切な貴方が、
私のそばに戻ってきてくれる。
それだけでいい。
あの頃の様に、そばにいてくれるのなら、
それで十分だ。
貴方が還ってくるのを待ち望んでいる。
誰よりもずっと、この先も。
『誰よりも、ずっと』
誰もよりも、ずっとあなたの手を握っていた。小さいこの手が少しずつ大きくなるを感じて、手を離しても元気に走り出すあなたの後ろ姿を見つめて。
いつまで私はあなたの手を握っていられるだろう。いつまで、あなたの後ろ姿を見てられるのだろう。でも、誰よりもずっとあなたの幸せを願っている。
詩乃
傷を癒すみたいに控えめな愛し方をしてきてしまったせいできみといっしょに幸せになる想像ができずにいる
教科書に書かれた「ままならない」という表現をみて、今の自分にピッタリだと思った。そうまさに、ままならない状況が続いている「澤村、聞いてる?」「あ、あぁ、すまん」心ここに在らず、気にしているのは目の端に映る幼馴染の姿、見たことのない男子生徒と何やら話をしている「いや、どうなのかな、わかんないけど」会話の端が聞こえ、困っている様子が伺える「そこをなんとか!」「う、うーん、私そういうの苦手で」「なんの話だ」「っ、大地!」思わず間に入るも相手の男はさっきまでの笑顔は何処へやら、引き攣った頬が痙攣気味だ「俺が話し、聞こうか」「い、いや、すみません!出直します!」一目散に廊下を去っていく男に悪態をつく「出直さなくていいっつーの」「大地、顔こわいって」「助けてやったのにその言い方か?」「それは…どうもありがとう、とっても助かりました」「素直でよろしい」これまでは無意識に彼女の頭をぽん、と撫でていたのが、最近は自分がズル賢いと思うくらいには計算してやっている「なんだか急に2年生から声かけること増えたんだよね」「西谷とか田中あたりに言っておくよ」「いやいや、大丈夫!この間も縁下くんが気にして声かけてくれて、助かったんだ」伏兵は味方にあり、と言ったところか「そうか、縁下が」強かな奴め「大地が幼馴染でよかった〜」当の本人は無邪気に愛想を振り撒く達人だ。このセリフも何百回と聞いてきた、もはや傷つきもしない「俺はそろそろ幼馴染、飽きてきたけどな」「飽きるとかある…?」「はぁ…お前ってさ、本当にこういう時気が利かないよな」それはいいよ、そのままで、なんて今言うつもりもないけれど「まあ、気にしなさんな」最後は俺が全部掻っ攫うから。
誰よりも、ずっと
メイコさん あの生き方か 素晴らしい
ありがとう 八代亜紀さん あの笑顔
ご冥福をお祈りします
空より
『誰よりも、ずっと』
誰よりも、ずっと、考えている。
言葉の意味と、響きと、リズムと、ビジュアルを。
すべてを同時に満たすとき、初めて文章は成立する。
そんなことはなくて、どれかしらを大事にして、その代わりに他のものは少し見捨てられる。
それで良くて、むしろ、だからこそ、言葉にその人の癖というものが見えるのだ。
愛に飢えてるし
渇いてるし
満たされない
愛されたい
愛がほしい
愛がほしかっただけ
変わらない
ずっと
『誰よりも、ずっと』
村の西側にある竹林のさらに奥。
そこには美しい鬼が棲むという。
かつて、災いから逃れるためにこの近辺の村では人柱が立てられた。災いをよく防ぐ血の流れが生まれてからはその一族を村の外れへ追いやり人では亡きもの、神への捧げものとして扱った。
時には災いを降ろしてほしいと祈るものもあるという。
鬼には文字通り血を分けた兄がいる。
誰よりもずっと、それはそれは大事にしているのだそうだ。
僕はヒーローを生まれてこの方誰よりもずっと愛している。
それはこれからも変わることはないだろう。
誰よりも、ずっと
何かを極めるのは、実に難しい。
研究者はその最たるものではなかろうか。
人間関係では、夫婦もこの類いだと思う。
友人やビジネス関係とは違って、ケースによっては直ちに切ることはできない婚姻関係。
誰かひとりと添い遂げようとする人々を、心から尊敬するばかりである。