空は青く、心は重く、一日が始まる。
楽しいことなんて、きっと今日も起こらない。
何となく気分が悪いし、昨夜の頭痛も少し残ってる。
それでも、当たり前のように今日が始まる。
幸せそうに笑い合う人達。
あの空間に自分がいた記憶はない。
生まれた世界が違うのか、まったく別の人種なんだろうか。
ぼっちの昼食や会話のない休み時間。
私は誰よりも、ずっと無意味な時間を生きてる。
今日という一日が当たり前のように始まる。
空は青く澄み渡り、人々は幸せそうに笑い合っている。
どんな風に今日一日を過ごすか、それを決める自由がある。
無意味な時間でもいい、今日を生きることが出来る。
生まれた世界が違えば、人種が異なるだけで存在さえ否定される。
世界から弾かれ、不衛生な環境に置かれ、自分達の言葉は通じない。
きっと今日も不自由で、差別された時間を過ごすのだろう。
それでも彼らは、起こるはずのない楽しみを、自分達の心ひとつで作り出す。
彼らは誰よりも、ずっと幸せで意味のある人生を送っているのかもしれない。
4/10/2024, 2:05:51 AM