『誰よりも、ずっと』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
誰よりも ずっと
あなたを 愛しているから
ここで いつまでも
待っています
何者かになりたかった。
それが無理だと分かるまでに、30年かかったよ。
私は、私。それでよかったんだろう。
それがいいと、君が言った。
今は、ただ、君の“世界で一番”になりたい。
【誰よりも、ずっと】
私はあのアイドルを
誰よりも、ずっと前から好きだった。
…と思う人がたくさんいるから、
こうしてスターになったんだよな。
誰よりも、ずっと
誰よりも、ずっと君のことを愛してる。
俺のことどれくらい大切?
俺は感情とか分かんないから言葉にしてよ
………こんなんでもお前のことは愛してるんだよ
誰よりも、ずっと
確信があった。
幼馴染の結華は、近いうちにあたしの手の届かない遠いところに行ってしまうって。
彼女は大衆が見放さないような才能を持っていたから。
美しい目、人を惹きつける言葉選びと、繊細な動きを見せる手先と頭の中。
そのような状況を未来は明るいと呼ぶけれど、まさにその通りで、彼女の足元は既にスポットライトで照らされるように光源を保っていた。
もう少しで、きっと偉い人に探し出されて、その手を取って行ってしまう。
それをあたしは止めることはできない。
だって馬鹿だもん。
「あーあ、あたしも頭が良かったらな!」
―誰よりも、ずっと―
テスト返却のとき、
自分の答案を覗き見てきた男子に
学年トップの成績であることを公開されて
微かに不服そうな顔をする彼女の姿があった
彼女は、周りの人、いや、クラスメイトの殆どに
頭がいい、優等生だ、さすが天才だね、など、
たくさんの褒め言葉を向けられていた
ありがとう、とか、そうでもないよ、なんて
優しい微笑みを浮かべて対応していたが、
“天才”と評されたときだけは、
あまりいい顔をしていなかった
いつもクラスではあまり目立たない君
でも誰にでも優しい笑みを浮かべて接し、
分け隔てなく人と関わっている
きっと、学校で彼女が不満を漏らすのを
聞いたことや、辛そうな顔を浮かべるのを
見たことがある人は、いないだろう
でも、僕は知っている
彼女が、人からは見えないところで
誰よりも、ずっと努力を重ねていることを
その、職員室全体に知れ渡る程の
彼女の聡明さ故、教師陣からの期待も
ものすごく厚いだろうにもかかわらず
一切の弱音を吐いていない彼女のことだ
きっと僕らでは計り知れない程の苦労、
それに匹敵するくらいの努力をしているはずだ
天才とは、一般的に、“生まれつき”備わっている、
きわめてすぐれた“才能”、またはその持ち主の
ことを表す言葉だ
全く勉強せずの結果なのであれば、それは、
天才、と表すのが相応しいだろう
でも違う
彼女は生まれつきの才能ではない
所謂、自分自身の努力の賜物だ
だから天才、という言葉で片付けるのは
存外であり、彼女としてもあまり嬉しいことでは
ないのだろう
僕たちが知らなくてはいけないこと
誰よりもずっと優しいあの人の沢山の傷跡
誰よりもずっと明るいあの人の深い闇
誰よりもずっと前向きなあの人の途方もない不安
僕たちが知らなくてはいけないことは
それでもあの人は
誰よりもずっと
優しく、明るく、前向きであるということ
僕が一番そばにいた。
迷子のような顔をして道端に転がっていたのを招き入れたのは僕だ。
しかし君は曲がらない性根と礼儀正しい所作を見せ、なんだか殿上人が遊びに来たらうっかり高級車から落ちちゃったというような、そういう印象を抱かせた。
その面影は今も尚いっそう。でもきっとそれは僕だけが感じる幻視だろう。
煌びやかに、まばゆいステージに立つ君を高貴な人と見るにはずいぶんと俗っぽい。チャラチャラとした服装も、ギラギラ射るようなパフォーマンスも、君が地に足を付けて一歩一歩進んだ成果だった。
努力で手に入れたケガレを捨てて、僕だけの美しい、人ならざるほどの何かに戻ってみて──。
「なァんて、ね」
そうしてあの小さな箱庭で一緒にいようなんて言えないので、僕は今日も君の隣に立つ。
この努力家で美しく、低俗に趣味が悪く、されどもやはりかっこ良い人間の隣を手放すのもそれなりに惜しかった。
誰よりも、ずっと愛してる。
愛がわからない。愛ってどこにあるんだー。
誰よりも、ずっと勉強してる。
正直なところ、勉強なんて授業以外でやったことない。
誰よりも、ずっと喋ってる。
話すの苦手だし、話すのも疲れるよ。
誰よりも、ずっと寝ている。
こないだ寝なさすぎて病院送りにされたばっかなんだ。
誰よりも、ずっと呑んでいる。
アルコールアレルギー発症したからもう飲めない...。
誰よりも、ずっと病んでいる。
そこまで病んでない気はする。そう思おう!
誰よりも、ずっと恨んでる。
末代まで呪ってる途中で忘れる、多分。
ただの飽きっぽい人だった。
お題: 誰よりも、ずっと
後悔していることがある。
それはとても些細なことで、覚えておこうとしなければすぐに忘れ去ってしまえるようなこと。
だからこそ、ここに記録しておこうと思う。
途中までそれは、自分の手の中に確かにあった。
あとはそのまま送り出せばよかったのだ。
それなのに、何かが腑に落ちなくて、考え込んでしまった。
先にも述べたが本当に些細なことだった。
気晴らしに他のことに意識を向けた途端、手の中から零れ落ちてしまうほどの、僅かな執着だった。
あのまま、不格好でも、送り出してしまえばよかった。
それなのに気付いたときには、全てが真っ白になっていた。
そして、新たなお題を見て息を呑む。
「これからも、ずっと」のあとが「誰よりも、ずっと」だなんて。
こんなお題、二部作にしたらどれだけ楽しかっただろうか。
不格好なままでも送り出していれば、ここで納得できる形に出来たかもしれない。
そんなことを考えても何も変わらないのに、そればかりを悔やむ。
だからせめて、もう後悔をしないように、こんなしょうもない後悔を送り出す。
「誰よりも、ずっと」
誰よりも、ずっと
願っています
届かなくても
誰よりも、ずっと
自分を苦しめている
人よ
そのくせ
自分以外の人の事
誰よりも、ずっと
慈しんでる
人よ
そんな人
だからこそ
好きでいるのです
誰よりも、ずっと
誰よりも、ずっと大切に思っていた、君。
これは、どんな奇跡なんだろうな。
朝起きると、いつもそう思う。
君と一緒になってから、
もう半年は経ったって言うのにね。
君の目が覚めるまで隣にいて、
君の寝顔を眺めているのが日課になったのも、
半年前からのことだ。
まさか、君と一緒にこうして居られるだなんて。
神様は居たんだな。
窓から差し込む朝日に照らされて光る
君の髪を手で梳きながら、そんな事を考えていると、
君の瞼が開いて。
太陽の光が当たると赤色に見える、
君の明るい茶色の瞳が姿を現した。
その瞳が私を映して、柔らかく目尻を下げて。
私は、1日の中で1番、この瞬間が好きだ。
私は君と目を合わせて、
この幸せな気持ちを、精一杯表情に乗せて。
「おはよう、--。」
こうして今日も、私達の1日が始まるんだ。
『Happiest morning.』
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みなさん、お久しぶりです。
私のことを覚えておいででしょうか?
初めましての方も、
読んでいただいてありがとうございます!☺️🌸
1日1日ちょっとだけでも何かを上げ続けようかなと思っていたんですが、1番書きたいものが書けないなら書かない方がマシか、と思い書かないことにしていました😇
やるべきことなんですが、
やり始めはしたんですが、まだ終わっていなくて。
明日勝負があるんですが、それで終わればいいな…と思っています。頑張らなきゃ…。
対策をしなければならないのにTwitterでこの文を書いていたので、こちらにも久しぶりにupしました笑
勝負が終わった後は忙しくなると思うので、
やっぱり前のように一日一文上げるのは厳しいと思いますが、また落ち着いたらここでも文を上げられたら良いなぁ、と思います…。
明日、頑張れるようにこれから頑張るので、
応援していてください!。・°(°^ω^°)°・。
もし良かったら、
これからもよろしくお願いします☺️🌸✨
いつか"ヒーロー"に成りたいと想った
君が好きな憧れのヒーローに成りたいと
"成れない者はない"
いつからか誰かの言葉は
僕に強く心に響いていた
短歌
うららかに
暮れる春の日
舞う桜
眼差し重ね
寄り添うふたり
『いつまでも、ずっと』
『誰よりも、ずっと』
誰よりもずっと理解して、
いつまでもずっとそばにいてくれる存在
それは、こころの中にいるエンジェル
またの名を もう一人の自分
※この作品は、例えとして宗教を扱っています。決して何かの宗教に入信してほしいわけでも、作者が何かの宗教に入れ込んでいるわけでもありません。
※お題無視してます。
私の宗教は終わった。
新しい教祖様を見つけなくちゃ。(この場合は崇拝対象かもしれない)
あなたが千手観音だったなら、腕の1本くらい私のために使ってくれたって良かった。でも私が救われなかったということは、あなたの宗教は意味を為していない。千本の腕は、救いを求める者を全て救わなければならないのに、あなたの手からこぼれ落ちた私がいる。救済者失格。
『誰よりも、ずっと』
君を想って生きてみせるから
どうか、
愛の言葉で呪って
呪って刻み付けて
傷が疼くほど呪って
呪って忘れさせないで
永遠の愛を乞い願う君のために
それに縋ってでも叶えるから
誰よりも、ずっと
自分のことを振り返ると、
誰かに勝っていたいと思う瞬間と誰にも勝てやしないと思う瞬間がどちらも存在している
私としては圧倒的に後者のが多いのだが、
どこでついたのかわからない自信感があり、
生きていくうえでそこまで深くは悩まなかった
それは良いことでも悪いことでもある
自分が何かするとき、
強い自分と弱い自分がいる
どちらもちゃんと私なのだ
だからこそ、いっぱい間違えてしまう
自己肯定感とか、承認欲求などは控えめに、
私を愛してくれるひとをいつまでも大事にしたいと思う
もちろん、まずは自分が自分を愛してあげたい。
というか、そもそも結構好きなんですけどね…
「バイバイ、またね」
そんな言葉が飛び交い、みんなそれぞれの方向へ歩いて行く。同じ場所で楽しい時間を過ごしたから、もっと泣いたりするかと思ったけど、卒業式はあっさりしたものだった。
「おい」
背後から肩を叩かれ振り向くと
「何だよ」
そこにいたのは1番仲が良かった親友で。
「このまま、何も言わなくていいのか?」
「何が?」
「何がって、あいつにだよ。ずっと好きだったんだろ?」
「そうだけど…」
「ならさ…」
親友は俺の両肩をガシッと掴み
「後悔すんな」
真剣な顔で言う。
「でも…」
「あいつを想ったまま、次にいけるような奴じゃないだろ、オマエは」
「………」
「今を逃したら、次に会えるのはいつかわかんねえぞ」
「…わかった」
親友に檄を飛ばされ
「誰よりも、ずっと好きでした」
と告げるため、彼女の元に向かうのだった。
1つ前のお題「これからも、ずっと」です。
「喜んでくれるかな」
定時で退社し、花束とケーキを買い足取り軽く家へ向かう。今日は初めての結婚記念日。日頃の感謝を込めて、サプライズでプレゼント。
「ただいま」
玄関を開けると
「おかえりなさい」
エプロンを着けたキミが出迎えてくれる。
「はい、これ」
背中に隠していた花束を差し出すと
「すごくキレイ。ありがとう」
俺に抱きついてくる。
「ケーキも買ってきたんだ」
「嬉しい。今日は結婚記念日だもんね。私もいつもより頑張ってご飯を作ったよ」
結婚記念日だからお祝いしよう。と、約束をしたわけじゃないのに、キミも同じ気持ちでいてくれたことが嬉しい。
「ありがとう。何回目か数えられないくらい、結婚記念日をお祝いしよう。これからも、ずっと隣にいてください」
「はい」
微笑み合った俺たちは、誓い合うようにキスしたのだった。